前節、川崎Fに大敗を喫した鹿島。
中3日で迎えたホーム神戸戦で、1つの決断を下しました。
伝統のスタイルとして用いてきた4-4-2ではなく、4-2-3-1で試合に臨みました。
攻撃の組み立てが出来ない。
チャンスを生み出せない。
点が入らない。
リズムが崩れて守備も崩れる。
チームに起きている悪循環を断ち切るため、敢えてシステムを臨んだ鹿島。
J1第10節 鹿島VS神戸戦を振り返ります。
鹿島VS神戸戦の結果とスターティング&交代メンバー
鹿島 1-1 神戸
前半34分三田 啓貴
後半10分鈴木 優磨
スターティングメンバーと交代メンバー
GK1 クォン スンテ
DF 2 内田 篤人 →後半37分永木 亮太
5 植田 直通
23 小田 逸稀
39 犬飼 智也
MF 4 レオ シルバ
8 土居 聖真→後半28分安西 幸輝
20 三竿 健斗
25 遠藤 康→後半33分西 大伍
FW9 鈴木 優磨
10 金崎 夢生
交代策については後で触れるとします。
自分的には、敢えて小田を使ったことは良かったと思います。
失敗しないDFなんていませんから。
2018年J1第10節終了時点での順位
前節よりも1つ順位が落ちて14位となりました。
降格圏は直ぐそこに・・・。
鹿島VS神戸戦の試合内容
前半開始、鹿島の動きがとてもスムーズである。
前半4分、得点がオフサイドの判定で取り消される。オフサイドかなぁ・・・。
前半序盤、システムを変えた鹿島に対応できず、神戸は後手に回る。
前半30分頃から、神戸が慣れたのか反撃に出る。
前半34分、やはり一流は違う。ポドルスキの完璧なパスから失点。
完璧すぎて幸い、ダメージは少ない。
前半総括、失点はしたが、鹿島がペースを握ったまま前半終了。
後半開始、試合の入りの悪さ対策をしたのか、テンションを上げて後半に入る鹿島。
後半10分、サイドを上がった内田のクロスをGKが処理しきれず、鈴木の前にこぼれます。頭で押し込み同点!
その後、レオシルバ劇場!(良い意味で!!)
鹿島の攻撃を牽引します。
更にその後、土居を安西、遠藤を西に変えて攻めますが・・・
今日も2点目が遠い鹿島。
最後の一手、内田を永木の交代は失敗となります。
バランスが崩れ、終了間際にピンチを招きます。
なんとか凌いで、1-1の引分け。
鹿島VS神戸戦の動画ハイライト
選手は本当に戦っていました。
最後まで戦っていました。
勝たせて欲しかった。
監督に仕事をして欲しかった。
鹿島VS神戸戦を観て感じたこと
試合を見て感じたことを、感じた選手についてまとめます。
書こうとすると色々とネタが沸いてい来るという事は、それなりに手応えのあった試合だったのだと思います。
鈴木の成長スピードがすごい!
得点はごっつぁんかも知れない。
でも、あの場所に居たことが評価されるべき。
それと、左サイドからの突破に、本当に自信を持っていることが判る。
あとは、開始早々に放ったようなミドルを打つことと、終了直前にドリブルでペナルティまで持込んだ際のプレーに注文付けたい。
あそこまで行ったら、強引にでもシュートを打とうよ。
PK奪取を意識しない方がいいと思う。
THIS IS レオ・シルバ
昨年、鹿島に加入してから、1年を経て、ようやくレオシルバが見れた。
ボール奪取
位置取り
パス
ドリブル
シュート
全てが秀逸だった。
惜しむらくは、シュートが枠に飛ばないことだ。
小田!負けるな、戦え!!
前節の大失態で縮こまる事無く、必死に戦う姿に好感を持てた。
何度もサイドを上がり、消極的にパスをせず、チャレンジしていた。
今はそれでいいよ。
あとは精度を上げてくれ。
ちなみに、失点シーンを小田の所為にする記事もあるが、私はそうは思わない。
猛然とポドルスキに植田が詰めたことで、小田は相手を2人相手にした。
さらに直ぐ横に内田がいたのに、完全にポドルスキに気を取られていた。
小田だけの所為ではありません!
一見、システム変更が良かったように見えたが・・・
システムを4-4-2から4-2-3-1に変えたことで、攻撃にリズムが生まれたように見えました。
ただ、本当にリズムが生まれたのか?
単に鹿島のシステム変更に神戸が途惑っただけなのか?
もう数試合、様子を見る必要はあると思います。
ただ、土居と鈴木がとてもプレーし易そうだったのは事実だと思います。
大岩監督のベンチワークと選手選びについて
システムを改変したことは良かったと思うのですが、その改変したシステムに合う選手交代だったのかは謎です。
土居の代わりに安西?
遠藤の変わりに西?
内田の変わりに永木?
う~ん、永木に無理をさせすぎでは?
それと、怪我から復帰したペドロをベンチに入れていましたが、なぜに使わない?
昨日のゲームこそ、活かせそうな内容だったと思います。
山口ではなく、ペドロにした理由は何?
何か迷いながら動いている気がしてなりません。
年俸6億は伊達ではない
鹿島の失点は、年俸6億の男の右足から生まれた。
強烈なシュートではない
技ありのシュートでもない
GKが飛び出せないギリギリの場所へ放り込んだパスから
植田が猛然と詰め寄る中で、シュートモーションと同じ足の振り上げから、正確にボールをコントロールする技術。
敵ながら凄かった。
それ以外でも、試合を通して彼のプレーは凄かった。
マークを剥がす動き
次に繋ぐための正確なトラップ
ワンタッチで繋ぐ技術
どれも秀逸だった。
基本を、正確にプレーしていた印象です。
まとめ
勝てる試合だったと思います。
監督の采配で、勝てた可能性は十分にあったと思います。
残念なことに、監督の采配はピンチを招きましたが・・・。
やはり、的確なアドバイスの出来るコーチを付けるべきではないでしょうか?
今後の鹿島の予定
- 【リーグ】第11節 4月28日(土)
アウェイ 横浜F・マリノス 19:00 - 【リーグ】第12節 5月2日(水)
ホーム 長崎 19:00 - 【リーグ】第13節 5月5日(土)
ホーム 浦和 17:00 - 【ACL】ラウンド16第1試合 5月9日(水)
未定 - 【ACL】ラウンド16第2試合 5月16日(水)
未定 - 【リーグ】第15節 5月20日(日)
ホーム 仙台 14:00
次はアウェイ・マリノス戦です。
早いもので11節です。
川崎戦で退場になった昌子が戻ってきます。
- 神戸戦で、攻撃にリズムが感じられたのはたまたまか?
- それとも、正解なのか?
注目したいと思います。
いずれにせよ、今は耐える時ですね。
でも、必ず秋には大輪を咲かせて欲しい!
行け、アントラーズ!
↓オススメの鹿島アントラーズブログランキングはこちらへ!