lands_end’s blog

未破裂脳動脈瘤との闘いをコーギーに癒され暮らしています。鹿島アントラーズの応援と読書に人生の全てを掛けている40代の徒然日記です。

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未破裂脳動脈瘤と闘う ~脳血管撮影検査を受けてください~



未破裂脳動脈瘤が見つかってから約7ヶ月、色々と悩んだり試行錯誤した末に、
私は開頭クリッピング手術を受ける病院を決めました。

あとは、覚悟を決めて手術台に上がり、医師にサクッと手術をしてもらい、年内には悩まされている問題をスッキリさせたい。
そう思っていたのですが、実はここからが結構大変でした。
でも、ここから先のことは、事前に入手出来る情報があまりに少なかった。
なので、思い出せる限り、あの時に困ったなぁ・・・、
と思っていたことを書き残しておこうと思います。

 

手術を受ける病院を決めても終わりではない

今となれば、何でその点を考えてなかったのか不思議なのですが、
私は、未破裂脳動脈瘤が見つかってから手術を受ける病院を決めるまでの間、
『病院を決める=ゴール』という感覚でした。
もちろん、病院を決めたら、色々と手続きがあるなぁ・・・。程度は考えてましたが、手術のために複雑な検査があるなんて、深く考えていませんでした。

 

手術を受けるための準備が必要

主治医となる先生を決め、『よろしくお願いします』
と言ってから、初めて先生に言われて判明したことを箇条書きにします。

  • 脳動脈瘤の形状や位置を確認するために脳血管撮影検査を行います。
  • その検査は私が受ける病院では2泊3日の入院となります。
  • 検査の結果が判明したら手術日が決まります。
  • 手術日はおそらく半年先になります。
  • 手術の1ヶ月前にMRI及び血液検査を行います。

もう、頭の中は真っ白でした!

え?先生、何の話ですか?と。
入院して検査?
上手くいっても手術は半年待ち?

とにかく、パニックになりながら、受けなくてはいけない最初の検査について確認しました。

 

脳血管撮影検査を受けてください

なぜ、脳血管撮影検査が必要なのか?
という問いに対する回答は、以下の通りでした。

実際の手術の前に、脳動脈瘤の形状や向き、周囲の血管などの様子を確認し、頭のどの位置を開頭し、どのように脳動脈瘤にアプローチして、クリップを掛けるか。
それを安全かつスムーズに行うためには、絶対に必要な検査なのです。
また、今までの手術の実績が悪くないのは、きちんとこの検査に基づいて対策を考えているからです。

そう言われたら、受けるしかないですよね。

 

え?入院するの?

脳血管撮影検査を受けてくださいと言われて一番驚いた点は、2泊3日の入院が必須と言われたことです。
後に色々と調べたところ、病院によっては1泊2日の所もあるようでした。
ただ、私の選んだ病院は2泊3日でした。

手術前に検査があることは、ある程度の把握はしてました。
なぜなら、脳動脈瘤コイル塞栓手術を専門にやっている医師を訪ねると、必ず次のように言われましたから。

『あなたの瘤の形状でもコイルは出来ますよ。ただし、手術前に詳細な検査を実施する必要がありますが。』

私が検査を?と言うと、

どの手術法にしても、手術前に詳細な検査をしますよ。

と言われていたので、検査があることは何となく判っていました。

しかし!
入院までする検査とは思いもしませんでした!
しかも2泊3日ですよ!!

私の頭に浮かんでいたのは以下のような点でした。

  • 仕事の調整しなくては!

とにかく、入院といわれて一番戸惑ったのはその点でした。

 

え?命のリスクもあるの?

脳血管撮影検査について詳細な説明を受けていたら、更に恐るべきことが判明しました。

脳血管撮影検査には、かなりのリスクがあるのです。

重篤な後遺障害が起きたり、死亡することも、ゼロとは言えない!
もちろん、1%未満の限りない可能性であり、健康な身体であれば、まずその恐れは殆どないと言われました。

ですが、血管内にカテーテルを入れて検査するため、血管が脂肪などで汚れていて、それをカテーテルで削ぎ取ってしまうと、血栓の原因となることもあると言われ・・・

私は、毎年、会社で行っている健康診断の事が頭をよぎりました。
30代後半からは毎年、食べ過ぎ・飲み過ぎ・太り過ぎを注意されるようになっていて、コレステロール等も注意されていました。
病院に行く程ではありませんが、気をつけなさいと・・・。

まあ、たいていの30代後半は同じ状況だと思いますが、
それでも、『血管が綺麗ですか?』と聞かれて、
自信を持って『綺麗です!』と答えられない自分がいました。

 

先生が空いている日と設備が開いている日を確認した結果、
脳血管撮影検査の期日は1ヵ月後となりました。

そして、脳血管撮影検査の下準備のために、その場で大量に採血をされました。
血液を調べ、カテーテルを入れても大丈夫か調べるためだそうです。
私、実は注射がとても嫌いなのです。健康診断もいつも覚悟を決めて行ってるのです。
ですが、この日はその覚悟をする暇もなく・・・半泣き状態でした。

 

病院を決めてから判明したスケジュール

上記のように、病院を決めただけで話しはすんなりと進みませんでした。

  1. 脳血管撮影検査の準備のために採血
  2. 脳血管撮影検査は1ヶ月後
  3. 脳血管撮影検査入院は2泊3日
  4. 脳血管撮影検査後に手術日が決まる
  5. 手術日は早くて半年先だろう
  6. 手術1ヶ月前にも検査あり

またしても、色々と調べたり、準備しなくてはいけないことが出てきました。

それでも、病院を決めてから脳血管撮影検査を受けるまでの1ヶ月は、本当に早かったです。仕事も一旦ケリをつけなくてはならず、忙しい日々でした。

脳血管撮影検査を受けるまでにしたことや、実際に検査を受けた時のことは、次回以降の記事にまとめます。

 

次回『未破裂脳動脈瘤と闘う ~実際に脳血管撮影検査を受けてみた~』です。

 

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