lands_end’s blog

未破裂脳動脈瘤との闘いをコーギーに癒され暮らしています。鹿島アントラーズの応援と読書に人生の全てを掛けている40代の徒然日記です。

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未破裂脳動脈瘤と闘う~おススメの脳神経外科がある病院を探す~



前回の記事では、病院探しの前に行った事前勉強について記しました。

その後、自分なりに、というか付け焼刃的な知識でしかないのですが、未破裂脳動脈瘤に対する最低限の知識を元にして、医師へ質問・相談をしてみる事にしました。

そのため、未破裂脳動脈瘤を扱っている病院を探すことになりました。

私の未破裂脳動脈瘤と闘うブログは、かなり主観的な内容です。
それは違う!という意見もあるかと思いますが、
実体験を綴っている日記として、お許しください。

 どうやって病院を探せば良いのか?

未破裂脳動脈瘤を取り扱っている病院を探すことになった訳だが、これがとっても難しかったです。
だって、普段、そんな事を意識して病院を探すことないでしょう?
そもそも、未破裂脳動脈瘤を取り扱ってるのは「何科」なのか?

私の病院探しは、そこからスタートとなりました。

 

脳神経外科と脳血管内治療部の存在

未破裂脳動脈瘤を取り扱っている病院・科は「脳神経外科」でした。

それを、とにかく、しらみつぶしに探してみようと思い、未破裂脳動脈瘤に関係する病院がいくつあるかリストアアップしてみましたところ・・・
日本全国で、2015年6月当時の調べですが、2985病院!!
多過ぎだよ・・・、こっからどうやって絞り込むの???

東京だけでも300以上。神奈川県でも200弱・・・。

しかも、コイル塞栓術を手術の主流に据えている病院には、
「脳神経外科」とは別に、「脳血管内治療部」と言うセクションが置かれており、
その「脳血管内治療」のセクションを含めると、数は桁違いに膨れるわけで・・・。

それらを、一つ一つホームページを見て、口コミサイトを読んでいたら、
気付いたら年を越してしまうと思い、ローラー作戦は断念しました。

 

そこで次に考えたのが、自前の勉強で身に付けた、
2つの手術方法(開頭クリッピング術とコイル塞栓術)の実績が多い病院から探す!
という方法でした。

その数値を纏めているサイトがきっとあるはずと思ったら、
やっぱりありました!インターネットって本当に凄いものですね。

当時、利用してたサイトを以下にリンクしておきます。

caloo.jp

www.senmon-i.com

 

サイトで首都圏で実績が高い病院をリストアップして、
その病院のHPや口コミを読み、
自分なりに、訪問したいん病院ランキングを纏めていきました。

 

その作業をしている時に、ふと気付いたのです。
まてよ?

「評判が良くなる原因って、病院か?それとも医師によるのか?」

 

 

評判・実績が高い病院では、必ず名医が執刀している

これって、気付けば何と言う事はないのですが、意外と盲点でした。

つまり、病院の手術実績が高い病院が、必ずしも名病院とは言えない。

未破裂脳動脈瘤の手術実績が高いのは、医師の技量に拠るわけです。
そのため、名医が移動してしまえば、それまで!となる事が十分にあるし、
名医が居た時のクオリティを確実に維持できるとは限らないと言うことです。

もちろん、名医が居た時に築き上げた、実績と経験が無くなる訳ではないですし、
名医の元で学んだ弟子達の技量は、確実に、他所よりは高いレベルになっています。
また、医師たち以外の看護チームの経験も、他とは比べ物になりません。
そのため、単純に評価が悪くなるわけではない。

しかし、名医はもう居ないことに注意すべきだと思いました。

 

一方、名医が移動した新しい病院が、即時、良い病院になるわけではありません。
これは、実際に手術を受けた後だから判ることなのかも知れませんが、
名医は最初から最後まで全ての手術を行う訳ではありません。
肝となる部分、例えばクリッピング手術だったら、クリップを掛ける時は行うけど、
それまでの開頭や、閉頭などは、サポートの医師達が行っている訳です。

つまり、手術の結果は名医一人の腕に掛かっているのではなく、
サポートを行う医師(弟子達)の技量と、意思疎通も重要な要素だと言う事です。

さらに、麻酔医の腕も重要です。
タイミングよく麻酔を掛け、術後のしかるべき時に目が覚めるようにするのも、
技量の問われるところです。

そして、何よりも大切なのは、看護師や看護体制の経験値です。
手術中のサポートとして大事なのは当たり前ですが、
術後の看護体制も、名医と共に築き上げてきた経験値が活かされる訳であって、
一朝一夕に築かれるものではないからです。

名医を探すのに使ったサイトはこちらです。

doctor110.com

医師が選んだスーパードクター(脳外科、心臓外科編): スパルタスロンへの遥かなる道

↑個人の方のHPだと思います。

 

最終的に、病院をチョイスする選択手順は以下のようになってました。

  • サイト等で未破裂脳動脈瘤の手術実績が高い病院を探す
  • その病院の執刀を行っているメインの先生が誰か探る
  • 名執刀医が、既に移動していないか確認する
  • 名執刀医が移動した先の病院の体制を確認する。
  • 脳神経外科によらず、病院そのものの体制や評判も探る。

上記の内容を意識しながら、訪れる病院をピックアップしていきました。

 

また、当時、評判の良い病院を探すのに「本」も利用しましたので紹介しておきます。

 

日経ムック 日経実力病院調査2016-2017年版

日経ムック 日経実力病院調査2016-2017年版

 
手術数でわかる いい病院2014 (週刊朝日MOOK)

手術数でわかる いい病院2014 (週刊朝日MOOK)

 
日経実力病院調査 2014年版 (日経ムック)

日経実力病院調査 2014年版 (日経ムック)

 

 ↑日経実力病院調査の2014年度版は、脳動脈瘤がピックアップされていたので、
古いけど購入しました。

 

遠方の病院を選択肢に入れるか?

病院をチョイスする選択方法は確立できたのですが、一つ悩んだことがあります。
それは、「自分の住いから遠い場所にある病院」です。
私の住いは神奈川ですが、悩んだ末に大阪と北海道の2箇所の病院へ行きました。

 

行った上での結論ですが、
「自分の住いから遠い場所にある病院」を選択するのは、社会人にはオススメ出来ない選択だと思います。
なぜなら、
手術前に手術する病院には何度か通わなくてはいけないし、
手術後も経過観察の為に何度か通わなくてはいけません。

そして、何より看病してくれる家族の負担も大きくなります。


よって、遠方の病院は、病院探しから外すべきだと考えます。

ただし、地方に住んでいた場合には、まったく異なる考えになるかもしれません。

 

次回の記事では、受診した病院をリストアップした後に、
躓いたことをまとめたいと思います。

 

次回『未破裂脳動脈瘤と闘う ~敷居の高い大学病院~』

 

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