昨年の9月から書き始めたこの『未破裂脳動脈瘤と闘うブログ』ですが、
始めて4ヶ月、なんとか脳動脈瘤発見から開頭クリッピング手術日の決定までを、29本の記事にまとめることが出来ました。
29本の記事のまとめサイトはこちらです。
未破裂脳動脈瘤と闘う ~発見から手術日決定までの目次~ - lands_end’s blog
今回からは、手術日が決まってから入院するまでの4ヶ月の日々について、書きたいと思います。
- どんな事を考えていたのか?
- どんな事をしていたのか?
- どんな準備をしていたのか?
その辺りをまとめてみることにします。
尚、今回の話は、40代・30代の方達にしか該当しないかも知れません。
使えない情報だったら申し訳ありません。
手術日決定後、最初にしたのは『夫婦会議』でした!
今回の話は、結構生々しい話になりそうです。
正直、書くかどうか悩んだのですが、トライしてみる事にしました。
子供を望むか望まないか
幸いなことに嫁さんは居ます。ですが、私達にはまだ子供は居ません。
嫁さんには普段から『子供が欲しいなぁ~』とは言われていたのですが、そのうちコウノトリさんが運んでくるだろうと暢気に考えていたら、あっという間に年月が流れてしまいました。
もう若くはない40代と30代の夫婦にとって、子供を持つなら早いに越したことはないので、毎月毎月のチャンスを逃す訳にはいきません。
ですが、数ヵ月後に手術を控えた身である自分達にとって、
『それが良い事なのかどうか』悩んでしまいました。
万が一が起きる可能性を再確認
病気でなくても、交通事故にあったり、最近はアブナイ人も居るので夜道で刺されたり、身の危険は誰でも等しく存在しています。
ですが、明らかに数ヵ月後に手術をする訳であり、
しかも、それが命のリスクのある手術である。
命までは失わなくても、後遺症が残ることもある訳です。
こう考えた時に、今まで認識しているつもりではありましたが、
改めて自分が受けようとしている手術のリスクをリアルに感じて、
『死にたくない』
そう強く思いました。
手術が無事に成功しても嫁さんに世話になることは必然
手術によるリスクがあると言っても、小さな合併症を含めても5%程度の確率です。
まして、死亡または重篤な後遺症が残る可能性は、1%以下の小さな可能性です。
なので、そんな事を気にしていたら何もする事が出来ないじゃない!
と言う人もいるでしょう。
その通りだと思います。
危険性を可能な限り小さくするために、時間を掛けて命を託す医師と病院を探したのですから。
しかし、何事も無く手術が終わったとしても、家族に大きな負担は掛かると思います。
先に記事にしましたが、脳血管撮影検査ですらも嫁さんに助けて貰ったのに、今度は頭を開ける手術です。
ゆえに間違いなく、退院まで迷惑を掛ける事になるはずです。(実際そうでした。)
そして、退院しても、すぐに手が離れるわけではないと思います。(実際そうでした。)
それを考えたら、1年は待ちましょう。という結論に至りました。
子作りを避けたのは正解だったか?
手術を終えてもうすぐ10ヶ月。
社会復帰して6ヶ月。
私達夫婦の結論は、良かったのだと思っています。
あの時に何も考えずに行動していて、その結果、せっかくコウノトリさんが幸せを運んできてくれたとしても、あの怒涛の日々に、『嫁さんが妊娠と介護を両立』させられた気がしません。と本人が言ってますので。
まあ、出来たら出来たで何とかしたとは思いますが、自分達が納得のいく形で、日々を過ごせなかった可能性が高いと思っています。
病気の時こそ、一度に多くの事は出来ませんから、一歩一歩だと実感しました。
次回は『未破裂脳動脈瘤と闘う ~お金の問題。高額療養費制度について~』です。
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