2025年7月31日、鹿島アントラーズに新たな栄光がもたらされました。
第49回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会で優勝
ユース年代の栄冠ではありますが、クラブが文字通り一丸となって育成に力を注いで手に入れたタイトルであることは、決勝をスタンドで見届けた面子が示しています。
トップチームはここ暫くタイトルから遠ざかっていますが、再び、タイトルを根こそぎ取れるような常勝軍団としてJリーグを席巻する日が近いことを予感させます。
それに・・・
弟たちのこの姿を見たら、優磨は絶対に発奮するはず!
意外にも初優勝
Jリーグでもっともタイトルを手にしているチームではあるが、49回を数える日本クラブユースサッカー選手権では優勝したことが無かったのは知りませんでした。
色々と理由はあるのでしょうが、基本的には契約した選手本人だけが直面する地理的な問題が、ユースの場合にはユース選手の学業面に加え、彼らの家族とその生活にまで大きく関わってくるため、トップチームとは比較にならないほどの地理的ハンデが圧し掛かったのでしょう。
そのハンデを乗り越えるために、指導面、設備面、精神面、戦力面など、様々な観点から並々ならぬ力(財)を注ぎ込み、「優勝」という結果に辿り着いたことは素晴らしいし、これぞ「小泉社長」の「ビジネス面」での「真骨頂」でしょう。
ただ・・・
その根底にはやはりジーコの薫陶が響いていることを、忘れないためにまとめておこうと思います。
永続的なクラブの成長には育成が重要
日本でサッカーに関わる人なら誰もが、ジーコが鹿島に施してきたこと、ジーコが日本サッカーのために尽力してきたこと、これを知らない人はいない。
それくらい、今の鹿島はジーコが心血を注いで作り上げたものである。
しかし、ジーコがJリーグ創設期からトップチームだけではなく、アカデミーの育成を重要視していたことはあまり知られていません。
そのジーコの想いが行動となってクラブを動かし始めるのは、2018年夏の「16年ぶりの鹿島への復帰」でした。
ジーコを招聘した一つの目的は直ぐに結果が出ました。
クラブの悲願であった「アジアタイトル制覇」という形で!
でも、もう一つの狙いであった「育成年代の強化」は簡単ではありませんでした。
なぜなら、ジーコは以前からクラブに対してアカデミーの育成が重要であることを伝えていたのですが、それが疎かになっていたからです。
言葉では「がっかりしている」と和らげていましたが・・・。
間違いなく、怒っていたし、自分が動くしかないと決断させたのでしょう。
ジーコと共に育成強化のリスタート!
最初に形として世間に公開されたのは2019年の夏でした。
半年掛けて完成したアカデミーハウスのお披露目式を、ジーコ自身がその内部を公開する形で映像として残っています。
残念ながら鹿島サポーター以外への認知は殆ど上がらず、知る人ぞ知る・・・ですが、
ジーコがどれだけアカデミーへの注力を重要視しているのかが判る内容だと私は思っています。
冒頭2分程度のジーコのインタビューは必見(必読)かな。。。
コロナとクラウドファンディング
2020年、鹿島もコロナの影響を受け、大きなダメージを受けました。
2025年の今から振り返ると、まだたったの5年しか経っていないことに驚きます。
クラウドファンディング自体はコロナ以前から存在したし、資金集めの一つの手段として使われていましたが、たぶん、コロナを契機に一気に認知度が上がったように思います。
鹿島もまた、クラウドファンディングとふるさと納税を活用して、受けた損害の補填を行ったのが2020年のことでした。
FREAKSやスタジアムに協賛したした人の名前が載るのは魅力的でした。
初年度のクラウドファンディングの成功を切っ掛けにして、2024年まで5年連続で実施されるのですが、興味深いのは2回目と3回目の順番です。
2回目はアカデミーのグラウンド整備のため、そして3回目はトップチームのクラブハウスのために使われており、トップチームよりも先に下部組織への投資を行っている辺りに、アントラーズがアカデミーの充実に並々ならぬ力を注いでいることが判るような気がします。
アカデミーサポートの創設
インパクトのある育成をするためには「それなり」の「額」を投入する必要があり、その実現のために鹿島が始めたのはファンによるサポート体制の充実でした。
2023年から刷新された会員制度の中に「アカデミー」のカテゴリーも加えたのは大きな試みだったと思います。
ただ・・・
アカデミーへの支援を~と呼び掛けてもそう簡単な話ではないが、そういう時に鹿島が抜ける「宝刀」を持っているのは大きいと思う。
ジーコがここまで力を込めて言うのなら・・・
と思い支援に踏み切ったサポーターは少ないはずです。
小笠原がアカデミーの育成に関わっていること
最後に鹿島のアカデミー育成が大きな成果をあげつつ理由として、ジーコ意外にも「一人の男」の存在は欠かせないと思う。
当時、この記事を読んだ時にはそれほど大きな印象は残らなかったのですが、今回のユースの優勝と言う結果受けて改めてこの記事を読み返したら、この優勝は「必然」だったのだな・・・と感じました。
さらに、KASHIMA ANTLERS YEAR BOOK 2020内の「ジーコテクニカルディレクター(TD)と小笠原満男テクニカルアドバイザー(TA)」の記事を読むと、その想いは核心に変わりました。
ジーコは、鹿島が勝者であり続けるための「手」を打ち続けているのであり、小笠原と言うOBをアカデミーの育成に重要なポジションに据えているのも、きっと「考え」あってのことなのでしょう。
私には数年後のアントラーズの姿がハッキリと見えます。
「Jリーグの中でも異質の強さ」を放つ姿が!
まとめ
ユースの戴冠は間違いなくトップチームに刺激を与えるはずです。
特に若い世代へのインパクトは大きいはず。
舩橋、溝口、津久井、徳田などの直系への影響も大きいし、年代が近い荒木、松村、濃野、師岡達への影響も大きいはず。
(津久井選手はユース出身ではなく、昌平高校から2023年に加入していました。指摘して頂いた方、ありがとうございました。)
ユースがタイトルを掲げるシーンを見て、選手も首脳陣もさらにはサポーターも、心に思ったことは同じはずです。
鹿島アントラーズがリーグタイトルを掲げる姿を見たい!
カシマスタジアムで
シーズン終わりには共に笑おう!

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