2025年6月28日、鹿島アントラーズはホームであるカシマスタジアムへファジアーノ岡山を迎え、2025年J1第22節を戦いました。
リーグ後半戦開始から鹿島は勝てていません。
ホーム広島戦は辛うじてドロー。
アウェイ町田戦は自分達の緩みもあり敗戦。
ここで悪い流れを断ち切りたい。
4月に連敗を止めたのはアウェイ岡山戦でした。
簡単な相手ではないけど今回もリスタートしたい。
しかし・・・
世の中、なかなか上手くいきません。
これが2018年以降タイトルを獲れていないチームの問題なのでしょうか?
悔しいというか、あってはならない敗戦となった2025年J1第22節(ホーム)鹿島VS 岡山戦の記録です。
- 2025年J1第22節(ホーム)鹿島VS 岡山戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2025年J1第22節(ホーム)鹿島VS 岡山戦の試合内容と感想
- 2025年J1第22節(ホーム)鹿島VS 岡山戦を観て感じたこと
- まとめ
2025年J1第22節(ホーム)鹿島VS 岡山戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 1-2 岡山
前半18分 鈴木 優磨
後半5分 江坂 任
後半14分 神谷 優太
スターティングと交代メンバー
GK1 早川 友基
DF3 キム テヒョン
7 小川 諒也⇒後半23分28 溝口 修平
22 濃野 公人⇒後半23分14 樋口 雄太
55 植田 直通
MF6 三竿 健斗⇒後半32分10 柴崎 岳
20 舩橋 佑⇒後半36分17 ターレス
25 小池 龍太
77 チャブリッチ⇒後半32分27 松村 優太
FW9 レオ セアラ
40 鈴木 優磨
どうやら今の鬼木監督の中では、ボランチの軸として外せないのは90分走れる選手であることみたいだ。
その場合、三竿と樋口になるが、相方を考えると三竿が優先されるのだろう。
それにしてもなぁ・・・。
悔しい敗戦だよ。。。
2025年J1第22節(ホーム)鹿島VS 岡山戦の動画ハイライト
前半は本当に良かった。チームとして連動して攻守への切り替えが行われていた。
優磨の先制点は、もしかしたら今年のチームとしてのベストゴールかもしれない。
後半も悪い訳ではなかった、ただ、やられてはいけない所を開けた時に、仕留められてしまった印象ではある。
最後のターレスのシュートは、サッカー人生に影響を及ぼす結果かもしれない。
本当に残念である。
2025年J1第22節(ホーム)鹿島VS 岡山戦の試合内容と感想
日が経つにつれ悔しさがこみあげてくる。
選手や監督、コーチはもっと悔しい思いをしているだろうか?
前半総括:圧倒した試合内容と一抹の不安と
前節町田戦の敗戦の痛手を引きずらないか心配していたが、選手達の動きにはその影響はまったくありませんでした。
小池がSHで当たりだったからか、鹿島の攻守のバランス、ボールの収まり、散らされ、などなど、前節にこのパフォーマンスなら町田に勝てたよ~と嘆きたくなるくらいの良い出来でした。
優磨の先制点などは、きっと今シーズンのゴールとしてはベスト(個人ではなくチームとして)だと思う。
その後も鹿島が試合を支配し続けるが、追加点は入らない。
結局、1点のみでハーフタイムを迎えることになった。
そのときふと頭をよぎったのは、ホームの無敗記録を止められた京都戦だった。。。
後半総括:そろそろ若手には結果を求めたい
後半の入りが悪かった訳ではないし、失点シーンは油断して居た訳でもない。
しかし、それまでほぼノーチャンスだった岡山に、ちょっとミラクルに点を獲られてしまうと、勝てていないチームの焦りが出てしまった感じがする。
実際、何度かチャンスは作り出していたが、こういう時には普段なら決まるはずのシュートがなかなか決まらない。微妙な力加減が影響するのだろうか?
ジリジリと時間は過ぎていきタイムアップを迎えてしまった。
舩橋も溝口も松村も、他の若手達もよくやっていると思う。
出場すれば確実に成長を感じさせている。
だが・・・
そろそろ、頑張ってる、とか、悪くない、ではなくて、チームを勝たせた!という結果を出して欲しいと思う。
アシストやゴールという結果をベテランや中堅を駒にする形で!
それが出ない限り、鹿島が突き抜けるのは難しい。
そう感じさせる後半45分でした。
試合終了:物申す集団へ!
サッカーに関することで、勝つために必要なら、若手だろうとベテランだろうと、互いに思うことを言葉にすればよいと思う。
それは試合中だろうと、練習中だろうと、終了後だろうと・・・。
それは鹿島らしさの一つだから。
2025年J1第22節(ホーム)鹿島VS 岡山戦を観て感じたこと
岡山戦を観戦していて感じたことを2つ記しておきます。
- 何故に複数ゴールが生まれない
- タイトルを獲っていないということ
です。
何故に複数ゴールが生まれない
改めて感じるのは、試合内容で圧倒して相手ゴール前に何度も迫りながらも、1点しか獲れない前線の陣容ではないはず!なのに・・・です。
正直、こればかりは鬼木監督も歯痒さを通り越して、愕然としているように感じます。
最終ラインからのビルドアップにしろ、岡山戦での小池のプレー内容にしろ、前線の選手が得点を獲る為のプレー精度が春先よりも高まっているのに、最後のフィニッシュが決まらない。
しかも、レオセアラやチャッキー、さらには優磨のシュート技術は決して低くないにも関わらずだ。
では、何故に決まらないのか?
ここ最近の試合を見ていて感じるのは、相手の守備陣が、鹿島の攻撃パターンをある程度予測して対応しているようなのです。
言ってみれば、最後は「誰」に来るのか予想しやすいため、ギャンブルと言えばギャンブルだが、上記の3人の守備に人数を集めて寄せているため、得点力のある彼らとしても思うようなプレーが出来ていないように見受けられます。
その一方で、前半戦最後のガンバ戦のようにテヒョンからのロングフィードをレオセアラに出したプレーだったり、今回の岡山戦のように小池がサイドに出さずに敢えて縦に入れた優磨へのスルーパスなどは、相手DF陣からすれば予想外のプレーであり、複数人で囲んだり激しく寄せることが出来ない結果、レオや優磨のシュートセンスが活かせる状態が生まれて得点に繋がったように思います。
なので、得点力が上がらないことの解決策の一つとしては、単調ではない「ゴールに繋がる」パスを出すことであり、岡山戦で投入された柴崎はソレを期待されていたように思います。
もう一つの解決策としては、若手のゴールです。
濃野、松村、荒木、舩橋、それに樋口(中堅かな)は、「打たないだろう」または「まあ入らないだろう」的な半分舐められたような守備対応をされています。
そんな扱いを受けている彼らが、貪欲にゴールを狙うようになれば、相手も彼らに人と意識を割かなくてはいけなくなり、結果として鹿島の誇る3人衆への守りが手薄になる訳であり・・・。
つまるところ、師岡の存在が大きかったな~と思うし、夏の補強はその目線で獲得を狙っているように感じるこの頃です。
タイトルを獲っていないということ
先に述べた若手の台頭が必要と言う話ですが、これは若手だけの問題ではなく、今の鹿島の中堅やベテランにも問題があると感じます。
なぜなら、鹿島が戴冠したのは、国内タイトルでは2016年シーズンのリーグと天皇杯、海外タイトルでは2018年のACLが最後になります。
それゆえ、リーグ優勝経験者は、柴崎、植田、優磨、三竿(出場機会は少ない)と4名しかおらず、ACLを加えて安西が増えるだけです。
この人数では、かつて毎年のように何かしらのタイトルを獲り続けていた鹿島が醸し出していたチームの空気感を維持するのは難しいのでしょう。
また、本来であればチームを引っ張る中心的な存在になってほしい樋口、荒木、松村、舩橋といった選手は「タイトルを獲る」喜びを知りません。
敢えて厳しく言うならば、熾烈なタイトル争いをした経験も、準優勝で悔しい思いをしたことすらないのです。
それが彼らの日々の練習や試合での振る舞いに影響しているように感じるのです。
(怠慢とか手を抜いていると意味ではなく)
連覇中の神戸や近年タイトルを獲り続けている川崎Fの若手のプレーと鹿島の若手の違いは、能力と言うよりも、戴冠した経験(または争った経験)であり、その経験が、チーム内での練習において「今度は自分が主力」として「タイトルを手にしたい」と言う思いに繋がり、上を突き上げる原動力になるはずです。
そして、突き上げられた中堅やベテランは「まだ早い」と実力で若手を抑えるべくより高みを目指してトレーニングするはずです。
こうしたチーム内での熾烈な争いの積み重ねが、夏場以降の重要な時期に「結果」として現れているように思うのです。
だからこそ、何としても今年はタイトルを獲って欲しいですし、そのためには、川崎Fや横浜FMで優勝経験のある知念や小池の存在が重要になってくると思っています。
まとめ
このままズルズルと後退していくのか、なにくそと襲い掛かる相手を弾き返すのか?
最後までタイトル争いを演じるには、次の川崎F戦とその次の柏戦は、何が何でも連勝したい!
今年の鹿島は夏にへばらないな・・・
そうライバル達に感じさせる結果を出して欲しい!
そのためには、スタジアムに行って応援しないと・・・な。
頑張れ鹿島アントラーズ!
背中は僕らが支えるから!!
最後まで共に戦い抜こう!!!
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