2025年4月3日、鹿島アントラーズはサンフレッチェ広島のホームに乗り込み、2025年J1第8節を戦いました。
前節、ホームにおいて王者ヴィッセル神戸を破り、その勢いに乗って難敵を破り首位を堅持しようと、意気揚々とアウェイへ乗り込んだ鹿島アントラーズ。
前半序盤は、ヴィッセル戦の流れを継続する形で悪くない滑り出しでした。
しかし、競り合いの中でチャッキーが負傷。
その後、不運も重なり失点。
さらに、チャッキーが脳震盪の疑いで交代。
替わって入った師岡がこの日は精彩を欠いており・・・。
チームも選手交代をしながら策を打ちますが、最後まで広島の守備陣を崩せず、開幕戦以来の0-1敗戦となりました。
負けたのは本当に無念ですが・・・
チャッキーの様子が気になります。とにかく無事で居てください。
2025年J1第8節(アウェイ)鹿島VS広島戦の記録です。
- 2025年J1第8節(アウェイ)鹿島VS広島戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2025年J1第8節(アウェイ)鹿島VS広島戦の試合内容と感想
- 2025年J1第8節(アウェイ)鹿島VS広島戦を観戦して感じたこと
- まとめ
2025年J1第8節(アウェイ)鹿島VS広島戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 0-1 広島
前半22分 前田 直輝
スターティングと交代メンバー
GK1 早川 友基
DF2 安西 幸輝 ⇒後半43分27 松村 優太
5 関川 郁万
22 濃野 公人 ⇒後半33分11 田川 亨介
55 植田 直通
MF14 樋口 雄太 ⇒後半33分6 三竿 健斗
20 舩橋 佑 ⇒後半17分10 柴崎 岳
25 小池 龍太
77 チャブリッチ ⇒前半35分19 師岡 柊生
FW 9 レオ セアラ ⇒後半43分71 荒木 遼太郎
40 鈴木 優磨
完勝だった神戸戦のスタメンを弄らずに挑んだが、残念ながらこの日は裏目に出てしまったようである。
怪我と言う不運もあったが。。。
2025年J1第8節(アウェイ)鹿島VS広島戦の動画ハイライト
ハイライトを見る限り、やはり、勝てるチャンスはありました。
ただ、フルタイムでは鹿島のチャンス以上に広島のチャンスは多く、しかも、最後までDFラインが乱れることはなかったので、完敗と言えば完敗です。
1点入れば、随分と違ったとは思うのですがねぇ。
2025年J1第8節(アウェイ)鹿島VS広島戦の試合内容と感想
神戸戦での勝利を活かすためにも、何としても広島を叩いておきたい。
誰もがそう思いながら広島の地に乗り込みましたが・・・。
前半総括:入りが良すぎたのかも・・・
開始序盤の10分くらいまでは、鹿島は自分達の良さを出せていました。
セットプレーでもチャンスを作り、チャッキーの裏抜けあり、CBの硬さアリ、神戸戦の時間が続いているような感じで、誰もが「いける」という感触があったはずです。
だからきっと、負傷したチャッキーも自分が交代して流れを渡したくないと考え、無理してプレーしまったのだろうか?
でも、明らかに精彩を欠いているチャッキーの姿を見て、ベンチもピッチ内でも左サイドをどうする?とあれこれ考えていたはずであり・・・
その隙を突かれるような形で左サイドのスローインから失点してしまったのは本当に残念でなりません。
もっとも、失点自体は不運ではありましたが、そもそもスローインからあそこまで深く抉られてクロスをあげさせてはいけません。
失点後、移籍直後の前田はノリノリで手がつけられなくなったし、チャッキーはやはプレーが難しく交代したし、替わって入った師岡はこの日は調子が上がらず、鹿島は序盤の良き流れを引き戻せないままハーフタイムへ突入となりました。
後半総括:荒木の姿に期待が膨らむ
ハーフタイムで流れを変えてくれるかと期待したが、広島の方が上手であり、鹿島の勢いをいなすようなプレーとファウル。
柴崎を投入するも、既に前線も中盤もヘロヘロであり柴崎のパスが生かせない。
時間の経過とともに鹿島の得点の匂いが萎んでいき、今日は完全に万事休す・・・
そう諦めかけた最終盤。
帰って来た漢が鹿島サポーターの心に火をつけてくれました。
あれほどまでに、全身から「怒」を発しながらプレーする荒木は初めて見たような気がします。
何かが変わるかも・・・
そう思わせてくれた彼の姿が、敗戦の中でも、今後への光明になりました。
試合終了:相手が上手だった
負け惜しみではなく、広島がとても強かったとは思いません。
だた、試合巧者であり、全てにおいて一枚上手でした。
そんな相手を上回るには、マインドとハードワークだけでは難しいかな・・・と。
2025年J1第8節(アウェイ)鹿島VS広島戦を観戦して感じたこと
開幕戦の湘南戦、先日のルヴァン栃木C戦、そして第8節の広島戦。
3バックで、かつ、鹿島にボールを持たせるチームに、苦戦を強いられています。
間違いなく、今後の対戦相手はこのデータを利用してくるはず。
鬼木監督、どう戦うのだろうか?
予測の範疇を超えるプレーが必要
広島戦を観ていて感じたのは、僅か数か月だけど、昨シーズンとは比べ物にならないほどに、攻撃がしっかりとオーガナイズされていたことです。
流れるようなパスワークあり、サイドの裏を狙ったパスあり、サイドチェンジあり。
変な言い方になるが「上手くなった」と感じました。
一方で感じたのは、広島からすると守りやすいのだろうな?です。
神戸戦の後で鹿島の選手達が口を揃えて言っていた「結局は大迫だから・・・」は、裏を返せば神戸の攻撃に対処しやすかったと言う事である訳です。
きっと広島もここまでの鹿島の攻撃を研究し、ある程度予測を立てて試合に挑んでおり、そしてこの日の鹿島の攻撃はその準備された中に納まってしまったのでしょう。
つまり、熟成したチームを慌てさせ、リズムを狂わすには、相手の予測の範疇を超えないといけないのだと思います。
この日、広島の選手が唯一慌てたシーンは後半11分の濃野の単騎突入だと思います。
パス出すよね?マイナス出すよね?レオ、優磨、抑えとこ・・・
そんな広島守備陣の予測と準備を吹き飛ばす単騎突入。
あれ以降、濃野への対応には微妙にだけど「迷い」を感じられました。
そう考えるとこの試合で必要だったのは、ボランチとして急成長を遂げつつある「舩橋」ではなく、オンリーワンのパスを出せる「柴崎」であり、前半に交代で投入するのはハードワークが代名詞になりつつある「師岡」ではなく、単騎突入の技術を持つ「荒木」だったのではないか?
そんな風に感じました。
後出しじゃんけんな意見だけど・・・。
連戦をどう乗り切るか・・・
2025年アントラーズの序盤の進撃を支えているのは2人だと思っています。
1人は小池。
もう1人は安西。
どちらも今や欠かすことの出来ない選手です。
一方で、どちらのプレーも「超」ハードワークが売りでもあるので、やはり疲れが溜まると彼らのプレーに陰りが生まれ、そこから綻びが生じてしまうようにも思いました。
広島戦では、小池の真骨頂だと思っている、姿を見せるだけで相手2人の動きを制するプレーが、たぶん、頭の中のイメージと実際の動きにズレが生じ、中盤を支配しきれていないと感じました。
安西も、疲労が重なりファウルすら出来ない状態になっている様子で、見ていてとても心配になりました。
この先、ルヴァンや天皇杯を順調に勝ち進んでいけば、シーズン終盤には連戦が増えてきます。
それゆえ、この日の広島戦から中3日でホーム京都戦、そして中2日でルヴァンのアウェイ山口戦、さらに中2日でアウェイC大阪戦・・・
けが人も出て選手のやりくりが難しいとは思いますが、続く3試合を現状の選手層でどう戦い、そして勝ちを掴むのか?
鬼木監督の手腕に期待します。
まとめ
序盤の最初の山と感じていた3連戦が終わった。
浦和に引分け、神戸に勝利、広島には敗戦。
1勝1分1敗。
鬼木監督も選手達も本気で3連勝を狙っていたと思う。
しかし、結果は勝点では4しか積み上げられなかった。
難敵相手に、新たなことにチャレンジしつつ、勝点を掴んでいることは評価されるべき点だが、最後にてっぺんに立つためには「まだまだ」なのだろう。
だから選手達はシーズン中ではあるけども、日々のトレーニングで「練度」を上げていくのでしょう。それは、とてつもなく大変な作業だと思う。
だからサポーターとしては、少しでも、現地で応援したい。
選手の背中を後押ししたい。
頑張れアントラーズ!
背中を支えに行くからね!!
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