2024年8月7日、鹿島アントラーズはホームであるカシマスタジアムにサガン鳥栖を迎え、2024年J1第25節を戦いました。
24節のリーグ戦から18日ぶりの試合。
ブライトンとの親善試合からだと14日ぶりの試合。
近年・・・
中断明けの試合では「モヤモヤ」が残る試合展開が多かったですし、中断期間中に新戦力の獲得でチーム力の底上げニュースもなく、さらに、ここまでチームを支えてきた「ボランチ念」が累積で出場停止ということもあり、個人的には不安を感じながらのリーグ戦再開の観戦となりました。
ところが結果は、色々と不安を抱いていたサポーター達の悩みを吹き飛ばす試合展開を演じて快勝し、上々のリーグ戦再スタートを果たしてくれました。
2024年J1第25節(ホーム)鹿島VS 鳥栖戦の記録を残しておきます。
- 2024年J1第25節(ホーム)鹿島VS 鳥栖戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2024年J1第25節(ホーム)鹿島VS 鳥栖戦の試合内容と感想
- 2024年J1第25節(ホーム)鹿島VS 鳥栖戦を観戦して感じたこと
- アントラーズの次の試合はアウェイ・磐田戦!
- ようやく加入の報せが・・・
- まとめ
2024年J1第25節(ホーム)鹿島VS 鳥栖戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 3-0 サガン鳥栖
前半18分 濃野 公人
後半8分 仲間 隼斗
後半34分 安西 幸輝
スターティングと交代メンバー
GK1 早川 友基
DF2 安西 幸輝
5 関川 郁万
32 濃野 公人⇒後半45分16 須貝 英大
55 植田 直通
MF6 三竿 健斗
10 柴崎 岳⇒後半33分14 樋口 雄太
30 名古 新太郎 ⇒後半42分4 ライコ
33 仲間 隼斗⇒後半33分15 藤井 智也
36 師岡 柊生⇒後半42分77 パレジ
FW40 鈴木 優磨
スタメンが全員日本人になった。
2016年の終盤を思わせるようだ。
雰囲気も結果も似てきた。
あとは、最後にしっかりと果実を掴むところも同じになれば・・・。
2024年J1第25節(ホーム)鹿島VS 鳥栖戦の動画ハイライト
鳥栖戦の3点は、どこれもこれも見事。
甲乙つけがたいです。
何度でも見れる、何杯でも飲める。
それにしても・・・
濃野は何者なんだ?
ルーキーイヤーで7得点。SBなのに・・・。
2024年J1第25節(ホーム)鹿島VS 鳥栖戦の試合内容と感想
鳥栖のホームで手痛い目にあったし、2022年にはホームで大逆転!と思ったら土壇場でまさかのドローに持ち込まれたり、そもそも、2017年V逸の最大の原因はアウェイ鳥栖戦での敗戦だ!と個人的には思っているので、リーグ戦再開の最初の相手としては実に嫌な相手だと思い、試合開始をドキドキしながら迎えました。
前半総括:追加点、決めようよ!
試合開始・・・
懸念していた中断ボケのような感じは一切なく、とても良い試合の入り。
知念がいないけど、柴崎と三竿のボランチはしっかりとチームに安定感をもたらしてくれていた。
そして、柴崎のデュエルW勝利の果てに、最強FWならぬSB濃野が、ズドンとサイドネットにぶち込んで先制!
その後も鹿島は攻勢を強め、再三に渡って鳥栖ゴールに迫ります。
しかし・・・決まらない。
やはり2週間程度の中断期間ではそうそうこの悪癖は治らないのか・・・。
不安を感じながらハーフタイムへ突入しました。
後半総括:早川復活が最大の補強かな
追加点が入らずに不安を抱いていましたが、開始早々に決めてくれました。
ちなみに鹿島の2点目は実に印象的でした。
守備で絡めとったボールを慌てて前線に送らず、ワンテンポおいて前線へ。
上手く展開できないと、再度、ワンテンポ取るために三竿へ戻し・・・
ダイレクトでファーの鈴木へ!
鈴木が競るのを見た、名古、師岡、仲間の3人はそれぞれの嗅覚でゴール前に入り込み・・・仲間が頭でドンと決めて鹿島が2点目!
ところが、ようやく取れた追加点に油断した訳ではないと思いますが、2連続でピンチを迎えます。
が・・・
最近数試合、今一つピリッとしていなかった早川が「守護神」としてシッカリと鹿島のゴールを守ってくれました。
これが本当に大きかった!
試合を決めるトドメの一撃は、最近、出場すればするほどに躍動感が増していく藤井が演出しました。
得意の縦突破から、課題のマイナスクロスを見事に安西の脚元に届け、安西がダイレクトで決めてホーム通算1000ゴール目となるメモリアルゴールで突き放しに成功。
最後は、パレジやライコといった助っ人陣をチームに組み込むことを実戦でトライする余裕までありました。
試合終了:見事なリスタート!
最高のリスタートとなり、本当に良かった。
試合内容も、得点シーンも、全てが良かったけど・・・個人的には無失点だったことが何よりも良かったと感じました。
ここからは、どれだけ、不用意な失点を減らすことが出来るかどうかが、勝利の鍵を握ると思うので。
2024年J1第25節(ホーム)鹿島VS 鳥栖戦を観戦して感じたこと
チャッキーの離脱は痛いけど、優磨かCBのどちらかが長期離脱さえしなければ、今のチームなら十分に首位を捕まえることが出来るとは思っていましたが、中断期間にかなり連動性が熟成されていて、その想いがより一層強くなりました。
そんなチームの中でも、特に目を引いたのが・・・
濃野、お前さん、来年も鹿島にいるよね?
7点目!
SBが7点目!!
ルーキーが7点目!!!
どこまで記録を伸ばすのだろうか?
あとはクロスでアシストを得られるようになるとか、守備の時に時々振り切られることが減れば、J屈指のSBに1年目にして到達しそうな気がします。
そうなると・・・
来年もいるのかどうか、気になるなぁ。
藤井、あと一息で新たな境地を開拓できるのでは?
投入直後、樋口との見事なパス交換から縦に抜け出し、課題だった縦突破後のクロスをちゃんと安西に届け3点目を演出しました。
ゴール直後の「ポポ監督」の笑顔が最高。
きっと、やろうとしている(やらせたい)ことが「完璧」に出来たのでしょう。
あとは、解説の人も言ってましたが、縦へ縦へ縦へ~だけでなく、スピードを一気に殺してカットインからシュートを放てるようになれば、藤井の存在はチームの中で替えが効かない選手になると思います。
期待しているよ!
樋口、やっぱりボランチがしっくり来るのかな?
この日の樋口はボランチで輝きを放っていました。
危険そうなエリアへ顔を出し、ボールをカットするセンスの良さ。
ボールを受けやすい場所へ動き、ボールを受けたら巧みに散らす技術。
2列目を追い越してゴール前に顔を出す、動き出しの良さ。
相手が古巣で勝手知ったる相手だからか?
それとも相方が守備的かつ経験豊富な三竿だからか?
佐野や知念、柴崎と組むよりも、樋口の良さが出ていた気がします。
監督はボランチの組合せに悩むだろうなぁ。
ライコ、ついにベールを脱いだか?
ポポ監督が獲得を欲した選手との触れ込みだったので、どんな選手かと期待していたのですが、加入当初は日本サッカーに慣れていなかったのか微妙な感じでした。
その後、直ぐに怪我で離脱してしまい、いったいどんな選手なのか見極めることも出来ぬままでしたが、先日のブライトン戦で久々に出場を果たすと、評価に変化が!
点差が開いていたとは言え、球際を激しくしっかりと守りきる姿に、きっと多くのサポーターが「これはもしかして?」と感じたはず。
そして迎えた鳥栖戦。
途中投入されたのはまさかのトップ下!
マジか・・・と思っていたら、足元の技術が高い!
パスが上手い。
ポポ監督が要求したのもさもありなん。
もしかしたら終盤戦に向けてコンディションが上がれば、奪還の鍵を握る選手になるのかも知れないと感じました。
アントラーズの次の試合はアウェイ・磐田戦!
磐田は第25節の新潟戦で終盤に追いついて引き分けていますが、得点源のジャーメインはイエローを貰って次節は累積で出場停止。さらにマテウスも一発退場を喰らっており次節は出場出来ません。
鹿島としては追い風が吹いているようですが・・・。
相手は磐田です。
きっと、鹿島戦では通常とは違うテンションで戦いに挑んで来るでしょうから、油断禁物です。
また、磐田戦のアウェイと言えば、涙にくれた2017年のあの悔しい試合の想い出が蘇ってきます。
次節の会場はエコパなので、2017年の最終節とは場所は違いますが、忌まわしい記憶を塗り替えるためには、アウェイできっちり勝ち、最後に、タイトルを獲って笑うしかないと思っています。
ようやく加入の報せが・・・
記事を書いていたら、チームから加入のお知らせが流れてきた。
ここ数日、噂になっていた田川選手が正式に加入とのこと。
サイズもあるし、足もあるし、チームとしては師岡に競わせるつもりなのかなぁ?
それと、セットプレーに強いのが特徴で、顔もいかついということは・・・
2024年版漢祭りはさらに迫力が増しそうだなぁ。
まとめ
いつも不安定さを露呈するリーグ戦再開、さらに難敵のイメージが強い鳥栖・・・。
見事に不安を一蹴してくれたチームに感謝です。
本当に、3点共に見事な得点でした。
守備も、早川が安定感を取り戻してくれました。
残り13試合。
1つ、1つ、勝利を得るために、サポーターとして出来ることやらないと!
そんな気持ちを強くさせてくれた鳥栖戦でした。
頑張ろう鹿島!
最後に皆で笑おう!!
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