2022年シーズン終了後の補強が、サポーターの期待値以上の結果となったこともあり、期待に満ちた2023年のプレシーズン始まりとなった。
それだけに、プレシーズン中に行われたトレーニングマッチがことごとく残念な結果となり、サポーターからはチームに対して叱咤激励を超えるような声が届いていたのでしょう。
その圧力に・・・
選手もコーチも監督も、打ち勝ちました。
実に鮮やかな勝利を収め、上々のスタートとなりました。
笑顔が溢れた2023年開幕節(アウェイ)鹿島VS 京都戦の記録です。
- 2023年開幕節(アウェイ)鹿島VS 京都戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2023年開幕節(アウェイ)鹿島VS 京都戦の試合内容と感想
- 京都戦で感じた4つのこと
- 次節はホーム開幕!相手は川崎F!!
- まとめ
2023年開幕節(アウェイ)鹿島VS 京都戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 2-0 京都
前半8分 ディエゴ ピトゥカ
前半34分 知念 慶
スターティングと交代メンバー
GK 29 早川 友基
DF2 安西 幸輝
5 関川 郁万
32 常本 佳吾
55 植田 直通
MF14 樋口 雄太⇒後半17分8 土居 聖真
15 藤井 智也⇒後半28分27 松村 優太
21 ディエゴ ピトゥカ
25 佐野 海舟
FW13 知念 慶⇒後半36分37 垣田 裕暉
40 鈴木 優磨⇒後半36分 カイキ
試合前に佐野はボランチで起用するはず・・・と予想したら、監督と同じ思考だったのは嬉しかった。プレシーズンを観る楽しみはこれにつきる。
藤井を右、樋口を左に配置したのも面白かった。
SBとの相性を考えてなのだろうか?
2023年開幕節(アウェイ)鹿島VS 京都戦の動画ハイライト
1点目、点を獲ったピトゥカが鹿島サイドへチームメイトを呼んで、セレブレーションしたのは良かった。
皆で「ひとつに」なるという事を最高の形で実現してくれた。
2023年開幕節(アウェイ)鹿島VS 京都戦の試合内容と感想
プレシーズンでは、良い形を作りながら点が入らず、次第に追い込まれていく展開を繰り返していたので、早い時間帯で、出来ればFWが先制することを期待していた。
前半総括:先制点は2人のFWがしっかりと絡んだ
早い時間帯での先制に成功したのは大きかった。
得点者はピトゥカだが、優磨の粘りで得たCKで、そのCKをファーで知念が中に折り返し、跳ね返されたボールをピトゥカがダイレクトで蹴りこんだ訳であり・・・
FWもかなり絡んだので良しとしよう。
願わくば、知念には2点目をキッチリと決めて欲しかった。
攻撃陣が乗ってるチームが相手だと、2-0と3-0は大きく違う。
後半総括:佐野+2CBは固い
前半から凄かったが、後半、相手にペースを握られた時間であっても、この3人が形成する守備網はかなり強固だった。
佐野が縦横無尽に走り回り、植田の指示の下でタスクが限定された関川の潰しは効果的だった。
ここに昌子とミンテが本調子になって加われば、競争が激化して良いと感じた。
試合終了:岩政監督の安堵の表情がよかった
色々と圧力かけてすいません。
でも、勝って欲しいから。
監督が試合前に言った通り、この日の1勝は、単なる1勝には終わらない気がします。
京都戦で感じた4つのこと
この日の試合を観戦して感じたことを4つまとめておきたい。
守備陣、無失点に抑えたのは大きい
知念、あそこまでタスクを課すのかぁ
佐野、あなたの存在がピトゥカを輝かす
優磨、個人的にはそれ好きだけど・・・
守備陣、無失点に抑えたのは大きい
最後の最後まで、耐えて無失点で勝利したのは本当に大きかった。
しかも、守備の支えとチームが期待した昌子とスンテがベンチにもいない状況において、現有戦力で守り切ったのは本当に素晴らしい。
同じ勝利でも、2-0と2-1では全く違うから。
植田の指差しの意図は・・・
後半41分、関川のキックが相手に当たってピンチとなった時、人数としては2対3でありかなり危険だった。この時、植田は猛然とゴールに向かって走りながら、左手を上げていた。
何度か見るうちに、どうやら早川に「出るな、我慢しろ」と伝えているのだと思いました(違うか?)。
若いGKへの指示が、チームを救ったと言える。
戻ってきてくれて本当にありがとうです。
ギリギリまでGKが飛び出さなかったから、相手もシュートを打つチャンスを掴めず、結果として2CBで凌いだのは素晴らしかった。
知念、左サイドで起用かぁ
これまたプレシーズンでは殆ど見ていない左サイドでの起用となった。
が・・・
見事に嵌っていたと思う。
さらに、前に張り続けるのではなく、左サイドの中盤(鹿島のゴールライン際まで戻ったこともあった)を主戦場にすることで、優磨の動きを多少なりとも限定したのは良かったと思います。
J1 第1節 京都 vs 鹿島 攻撃スタッツ - 知念 慶 | SPORTERIA
それと、知念にとっては当たり前なのでしょうが、止めて、蹴るの技術が高い点と、近くにいる味方を利用してワン・ツーで抜け出そうとする動きは、流石と感じました。
佐野、あなたの存在がピトゥカを輝かす
佐野は、J2屈指の潰し屋と言う触れ込みで加入したのに、プレシーズンでは一貫して左SBへコンバートされるような試され方をしていました。
会社の同僚は、岩政に「仕様書」を書いて送りつけてやると怒っていました。
そんなこともあり、公式戦ではボランチで起用されるのは無いかと思っていたら、見事に予想が当たりました。
ですが、予想以上だったのは佐野の守備力!
CBが暇になるくらいだし、もっとも凄いのは、ピトゥカが心置きなく攻撃に出ていける点だと思います。
ピトゥカが前を向いて攻撃のタクトを振り続けると、彼個人もそうだし、チームの得点も増えると期待します。
優磨、個人的にはそれ好きだけど・・・
ひどい野次が、試合前の練習中から浴びせられていたそうです。
そんな相手サポーターに対し、怒って罵声を浴びせるのではなく、チームを優位に立たせた上で、笑いながら仕草で返すやり方は「良い」と思う。
また、両手の中指を立てるサポーターに、「1対1ではなく2対0だよ~」と指サインで笑いながら返すのも気が利いていたと思う。
ただ・・・
ちと繰り返し過ぎたのかも知れない。
チームメイトにも、2度目は止めるなどして、優磨がカードを貰わない程度に収めて欲しかった。
長いシーズン、優磨が出場停止となる試合が「大一番」だったら、きっとこの日のことを悔むだろうから・・・。
次節はホーム開幕!相手は川崎F!!
ずっと勝てていない。
直近の勝利は、2018年9月に行われたルヴァン準々決勝第2戦で3-1で勝利した試合まで遡る。
しかし、リーグ戦ではなんと2015年8月のセカンドステージ第9節、等々力で3-1で勝利した試合まで遡る。
さらにさらに、鹿島スタジアムでの勝利は2014年11月に行われたリーグ第32節で2-1で勝利した試合まで遡る。
悔しいが・・・本当に勝てていないし、確かに差があるのは事実だ。
だが・・・
実力差通りの結果にならないのがサッカーだ。
なにやら、チケットの販売でトラブルがあったようで、小泉社長自ら販売に全力を注いでいる。
みなでスタジムに集い、川崎F戦後のカシマスタジアムに8年と3カ月ぶりに、「オブラディ♪」を響かせよう!
まとめ
プレシーズンでの芳しくない試合内容、そして選手や監督の冴えない表情を見ていて、正直言って、かなり不安でした。
でも、試合前に話をした知人が「案外、開幕はあっさりと勝つんじゃない?」「それがアントラーズでしょ」と言ってくれたので、信じていたら・・・。
最高のスタートを切ってくれた。
長いシーズンの1歩に過ぎないけど、大きな、大きな、一歩だ!
カシマスタジアムへ!
ディープレッドに染めよう!!
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