lands_end’s blog

未破裂脳動脈瘤との闘いをコーギーに癒され暮らしています。鹿島アントラーズの応援と読書に人生の全てを掛けている40代の徒然日記です。

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ジーコと共に~岩政監督の描く図面共有の難しさと昌子の想い!~



1月4日スタートしたプレシーズンも最終盤となり、開幕まであと10日程になりました。

昨年オフは近年にないレベルで補強を行ったこともあり、プレシーズン前はサポーターの間でも今シーズンのアントラーズに関しては希望に満ちた話題がとても多かったのですが、怪我人が増えたことも要因ではあるが、恒例の宮崎キャンプにおいて連敗を重ねたことで、次第に今シーズンのアントラーズの行末に不安を感じる話題が多くなっていったのは残念でした。

このような不穏な状況下において、急遽、ホームのカシマスタジアムでヴェルディとのトレーニングマッチが開催されました。

小春日和(まさに言葉通りの陽気)の穏やかな晴天の下で、新ユニフォームのお披露目も兼ねて、ディープレッドに身を包んだ選手達が練習でピッチに現れると、集ったサポーターから軽いどよめきが沸き起こりました。

さらに、試合前の選手入場では万雷の拍手に包まれ・・・

あ~
シーズンが始まるなぁ~

と温かい気持ちに包まれていたのですが、試合開始後すぐに冷水を浴びせられました。

今の鹿島に関して不安に感じていることと、昌子がプレシーズンを振り返りつつ発してくれた言葉・・・

シーズン開始前のこの時期に感じていることをまとめておきます。

 

 

見えてこない攻撃の形・・・

先日、トレーニングマッチでの大敗もショックだけど、それ以上に、昨年終盤から続く得点力不足の改善が見られないことに不安を感じると言うブログを書きました。

だから、ヴェルディ戦でその不安が少しでも解消すれば良いのだけど・・・

と思いながら観戦したのですが、残念ながら、解消どころか泥沼に嵌っていくような感じを覚えたのは私だけは無かったと思います。

そこで、素人の自分があれこれ妄想しても仕方ないので、サッカー界で働いている友人に意見を聞いてみることにしました。

彼は、FIFA代理人の資格を海外で取得し、その後、バルセロナと東京の2か所を拠点として日本の若人の育成と売り込みを長年手掛けています。

そして、今年は、宮崎キャンプにも視察に行ってました(鹿島だけでなく、他のチームの視察もしていたもよう)。

ちなみに今回、話しをしていたら染野を狙っていると判り、全力で「今はやめて」とお願いすることになりました笑。マジで勘弁してよ~。

 

そんな彼に、ストレートで聞いてみました。

【昨年終盤から、岩政監督の思考している攻撃スタイルがイマイチ見えないのが不安だけど、お前さん目では見えることありますか?】

それに対する回答は以下のようなモノでした。

 

岩政監督と選手がイメージを共有出来るかが「鍵」

トレーニングマッチを観た際に、監督がピッチの選手に多くの言葉を投げかけていたそうですが、その言葉を聞く限り、監督の考えとピッチ上での選手の動きが嵌っていないように感じたそうです。

また、「監督やお前は鹿島の守備は悪くないと言うけど、その守備ですらもおそらく監督の思考する形では無いと思うとも言われたのは興味深い点でした。

彼が言うには、「植田や関川の個の部分で守れているだけ」だそうです。
(それでも十分に守れる選手が揃っているそうです)

ちなみに、関川はサポーターに叩かれる程に悪い選手ではないし、J1で十分に闘える選手であり、ポテンシャルは屈指の選手だ・・・とも言ってました。
(ただし今は植田や昌子とは比較にならないそうです)

それから、監督の思考を選手が十分に理解出来ず、チグハグな戦いを繰り返す様は、スペインの下部リーグでよく見る光景だそうです。

だから、安心しろとは言えないけど・・・と。

 

それでは・・・
監督の教え方が悪いのか?
それとも選手の力量が監督がやりたいサッカーに達していないのか?

と訪ねると、トレーニングマッチを観る限りだけど・・・
両方じゃないかな~

と言ってました。

新人コーチや監督が陥りがちな「言葉」過多も原因だろうし、受ける選手が十分に「イメージ」を共有出来ていないサッカーIQの停滞感に加え、何人かはフィジカルの面でも「達していない」と感じたとのこと。

もっとも、もしかするとコンディション調整中のためかも、フェアな目線では無いかも知れないとプロテクされました。

 

その後、私に気を使いながらも彼は・・・
「今年は忍耐じゃない」と。

 

上田が眩しすぎたよね

まあ、これはインタビューした訳では無いので確証はないけど・・・
未だにチームは上田ロスに陥ってるようにも感じた。

とも言われました。

上田の得点力はJでは比類ないモノで、それは今、海外で証明されつつあるのですが、彼が言うには「上田の身体能力と得点感覚は海外でもレア」らしく、そんな才能を間近で観た選手や監督が、彼の残像に惑わされているのではないか?

と言う意見は、これまた面白いモノでした。

新しい攻撃の仕組みを作ろうとしているのに、どこかで上田の残像が混じっていれば、実際にプレーする時に違和感を感じるのは当然です。

無意識に「サポーター」も上田の残像を重ねていないか?
と彼に聞かれ、そんな訳ないと思いつつ、即答できなかった自分がいました。

 

友人の発した何気ない言葉がショックで・・・

酒を飲みながら色んな話をする中で、それでもトレーニングマッチ3連敗はショックだよ~と言うと、「あの面子で守れと言う方が無理だろ」と言われました。

失点を重ねる時のチームは、最終ラインだけではなく、チームとして機能して無いと言われました。

ただ、それは判って送り出しているのだろうから、その点は気にしなくても良いと思うけどね~

と言った後に・・・

怒って鞭を入れるベテランがいないのは残念だね。

と言われました。

昔は、失点したり、敗戦を喫すると、中盤の底や最終ラインで「恐ろしい形相」をしている選手が何人も居たような気がするが、今回は見当たらなかったと。

やはり・・・
今のアントラーズは、失点を重ねたり、負けを重ねることに慣れや諦めが蔓延しているようであり、その点は心配なんだよなぁ~

と思っていたら、ちゃんと一人の選手が言葉を発してくれました。

 

昌子のマインドを皆に浸透させて

2020年、紆余曲折を経てフランスから日本に戻って来た昌子が、シーズンが始まってから始めたブログ「発源力」

その時々の昌子の考えや想いを知る事が出来る貴重な「発信物」であり、いつも興味深く読んでいるのですが、今回、順調とは言えないプレシーズンの結果を受けて記事が更新されました。

reibola.com

詳しくは記事をしっかりと読んで貰いたいのですが・・・

私が注目したのは「勝利への拘り」でした。

諸事情があったことは考慮しつつも、昌子はハッキリと「言葉」にしてました。

 

~だから負けていいのか、という部分

 

私は、この言葉を発してくれる人が、選手としてチームに居る限り、必ずアントラーズは強くなると信じています。

この思考を、移籍してくた選手や加入して間もない若人にしっかりと根付かせて欲しいと思います。

最後の1秒まで勝利を(タイトルを)諦めずに、必死に闘う選手の姿(しかも手にすることが多々あった)が素晴らしいから、アントラーズが好きになり、応援し続けているのですから!

 

まとめ

サッカー界で仕事を続けている友人に久しぶりに会い、本職(スカウト)ならではの目線でみたアントラーズの事を聞けたのは本当に貴重な体験でした。

物凄く貴重な情報を、居酒屋で酒を奢るだけで話してくれた彼に感謝です。

もっとも、ドップリとチームに浸かっているサポーターの意見を聞くのは面白いと言ってたので、彼は彼で得るものがあったのかも知れません・・・が。

 

シーズン開幕まであと10日ばかり・・・
遠いカシマの地を何度でも訪れるためには体調管理が必要だ!

(ヘソクリも溜めないと~)

 

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