2022年12月6日0時、2022カタールワールドカップ決勝トーナメント1回戦、日本代表VSクロアチア代表が行われました。
ドイツとスペインを破り、グループリーグを1位通過した日本。
2002年、2010年、2018年と3度挑んで跳ね返されたベスト8への壁を、今度こそ超えられると信じて挑んだサムライブルーは・・・
120分の激闘の果てに、PK戦で燃え尽きました。
3日前、強豪スペインを下して歓喜した選手達が、肩を落とし、ピッチに崩れ落ち、泣く姿・・・
サッカーって、時に残酷な仕打ちをするものです。
寒さに凍える列島に、涙を加えた、2022年カタールW杯決勝トーナメント1回戦、日本代表VSクロアチア代表の試合結果をまとめておきます。
2022年カタールW杯決勝T1回戦、日本代表VSクロアチア代表の試合結果
日本代表1-1クロアチア代表
前半43分前田 大然
後半10分ペリシッチ
スターティングメンバー
GK12権田 修一
DF 3谷口 彰悟
5長友 佑都⇒後半19分9三笘 薫
16冨安 健洋
22吉田 麻也
MF6遠藤 航
8堂安 律⇒後半42分10南野 拓実
13守田 英正⇒延後0分17田中 碧
14伊東 純也
15鎌田 大地⇒後半30分19酒井 宏樹
FW25前田 大然 ⇒後半19分18浅野 拓磨
もう1枚カードは使えた。
残っていたのは山根、伊藤、柴崎、相馬、町野、上田・・・
ハイライト動画はこちらから
https://www.fifa.com/fifaplus/ja/watch/1GDkd31HiYzuDbA66VZgjT
FIFAの公式サイトより
日本代表VSクロアチア代表の試合内容と感想
死の組Eを首位で通過し、選手達の高揚感は最高潮に達しようとしていた。
また、今大会のクロアチアは、予選3試合ではモロッコに0-0、カナダに4-1、ベルギーに0-0と、派手な強さは無く、チャンスにも思えた。
ただし、守備の固さは健在で、前回大会で準優勝している経験値は不気味だった。
試合開始 低調に見えるクロアチアだからこそ本気も感じる
試合序盤は、クロアチアは不調なのかと感じるほど、勢いを感じさせない。
ただ、中盤での細かいパス回しと、瞬間的にスピードを上げるところは、流石と感じるし、自分達のサッカーを徹底して行う姿に本気度も感じた。
ツキはある・・・
富安が奪われて大ピンチを招くなど、序盤にクロアチアは決定機を何度か得るが、ことごとくシュートミスや日本の堅守に阻まれる。
ツキはあると感じた。
殴り合いではなく、斬り合い
日本は、再三、両サイドから攻めあがり、相手ゴール前にグラウンダーのクロスを入れるが合わせきれず。
クロアチアもまた、再三、サイドからクロスを入れてミスマッチを利用しようとする。
観ていて感じたのは、殴り合いと言うよりは、鋭い刀での斬り合い。
頑張る人は報われる!
W杯でも、チームを助けるスプリントを繰り返し、いつか自分の所にも絶好のボールがくると言っていた前田が、CKの流れから先制!
必死に頑張る人は報われるのだ!
2点目を獲りに勝負せず
この日のクロアチアを観ていると、後半頭から鎌田に替えて三笘を投入し、一気に2点目を狙っても良かったと思うが・・・
延長を意識したのかメンバー交代はなかった。
解説の小野も気を付けてといったクロスで
前半から何度かキッカーへの寄せが甘く、注意を促していたのだが、ピッチには届かずに失点してしまった。
もう少し、修正出来なかったのかと思うと残念な失点だった。
打ち合いも決まらず
遠藤、モドリッチ、ペリシッチとペナルティライン付近からのミドルは、互いのGKやDF陣の踏ん張りで得点には繋がらず。
度重なるクロアチアの猛攻に耐えつつ、日本も時に反撃をしながら、延長へ・・・
三笘のシュートは防がれ、クロアチアの最終攻撃は不発
延長はジリジリとする時間が過ぎていった。
失点したくない気持ちから、どうしても重心が後ろになり、攻撃を仕掛けられない時間が続く。
延長の日本の見せ場は、三笘がドリブルで駆け上がりミドルを放ったシーン。
相手のGKのファインセーブで得点ならず。
一方のクロアチアは終了間際。
ゴール前でチャンスを掴むも、シュートは枠の外へ。
運命のPK戦
1人目の失敗で、日本の選手は完全に雰囲気に飲まれてしまった。
クロアチアのGKやキッカーの、無表情に、底知れぬ「経験の差」を感じた。
試合終了
本当に、本当に、本当にお疲れ様でした。
クロアチア戦の感想
ロシア大会のベルギー戦での敗戦以上に、ダメージの大きな敗戦だ。
あれこれ敗因を述べても仕方ないので、思いついたことを列挙しておく。
- 明らかに不調の鎌田を引っ張り続けたのはなぜ?
- 2点目を奪いに行く姿勢を先に出せなかったのはなぜ?
- 延長でカードを1枚残したのはなぜ?
特に、延長ではPK戦にしないで、失点覚悟で攻撃的に変えても良かったのではないかと思いました。
気になったとある選手のコメント
1つの記事が何かを訴えてきました。
元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏が、延長戦が始まる際に出したコメントです。
「後半になって輝きが失われている。この延長戦を乗り越えるためには、ゲームプランを変えなければいけないと思うよ」
「日本はレベルを上げないと。後半は輝きを失った」ファーディナンドが指摘(GOAL) - Yahoo!ニュース
試合の状況に応じて、臨機応変に布陣や戦い方を、監督も選手も変えられるようになることが、ベスト8への壁を破る最後の関門なのかも知れないと感じたコメントでした。
試合が終わって数時間たち・・・
胸に去来するのはこの言葉です。
頂はいつも遠くに・・・
「頂はいつも遠くに 鹿島アントラーズの30年」発売のお知らせ | 鹿島アントラーズ オフィシャルサイト
苦しみの分だけ、栄冠があることを信じて、前へ!
まとめ
今大会も素敵な夢は見させてもらいました。
サッカーの楽しさ、素晴らしさも知ることができました。
吉田キャプテン!
間違いなく、多くの子供がサッカーに興奮したはずだよ。
でも・・・
悔しいなぁ~
日本代表の皆さん
本当に
お疲れさまでした!
そして
ありがとうございました!!
夢の果てはまだ見えず!!!
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