2022年10月5日、鹿島アントラーズはホームのカシマスタジアムにヴァンフォーレ甲府を迎え、2022年天皇杯準決勝を戦いました。
4日前のリーグ・FC東京戦を観戦しにスタジアムへ行ったのだが、その時、かつて見たことのないアントラーズのチグハグな戦いを目にし、この日を迎えるのがとても怖かったのですが・・・。
でも、自分が知っているアントラーズなら、こういう時にしぶとく、たくましく、決勝へ辿り着くとも思っていました。
しかし・・・
結果は無残な「敗退」で、今年も無冠でシーズン終了となった。
もらい泣きで、翌朝、目が腫れることになった2022年天皇杯準決勝・鹿島VS 甲府戦の記録を残しておきます。
2022年天皇杯準決勝・鹿島VS 甲府戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 0-1 甲府
前半37分 宮崎 純真
スターティングと交代メンバー
GK1クォン スンテ
DF2安西 幸輝
5関川 郁万
6三竿 健斗
22広瀬 陸斗⇒後半41分20 キム ミンテ
MF14樋口 雄太
21ディエゴ ピトゥカ
30名古 新太郎⇒33仲間 隼斗
8土居 聖真⇒後半39分9エヴェラウド
FW17アルトゥール カイキ⇒後半31分 27松村 優太
40鈴木 優磨
結果論ではあるが・・・
昨日のような天気と直近のFC東京戦での出来を考えると・・・。
土居では重量のあるエヴェラウド。
名古ではなく気迫重視で仲間かユーティリティーで和泉。
のような選択をした方が、良い結果になったかもなぁ。
2022年天皇杯準決勝・鹿島VS 甲府戦の動画ハイライト
私は見る気にはなれないが・・・
ハイライトを貼っておきます。
【試合ハイライト】サッカー天皇杯準決勝 ヴァンフォーレ甲府 vs. 鹿島アントラーズ | 動画 | サッカー天皇杯 | NHKスポーツ
2022年天皇杯準決勝・鹿島VS 甲府戦の試合内容と感想
4日前のリーグ戦で、私は30年応援し続けて、初めて「ボロボロ」のアントラーズを見ることになった。
一体何から手を付けていけばよいのか?
と思う位の有様だったけど、1つの勝利、1つの自信、1つのタイトル、それが最高の治療薬にもなると思い、甲府戦を必死に応援したのだが・・・。
前半総括:ねぇ、FC東京戦のあと話し合ったの?
FC東京戦でも何度もお目にかかった、自ら低い位置のSBへボールを預けて閉塞する姿を、この日も何度も見せつけられると、流石に「応援する気持ち」がキレそうになりましたよ。
さらに、繰り返される「迷い」と「ミス」に、「お~い、現地観戦者に金返せよ~」と叫んでしまいました。
トドメは、何度もみたCBが対応しきれず失点するシーンでは、もはや「うすら笑い」しか出ませんでした。
しかも、前半終了間際に彼らはDFラインで自信なさげにパスを交換していて・・・
観ていてとても悲しく、そして可哀そうになってしまった。
後半総括:単調な攻めでは崩しきれない
後半はエヴェラウドと仲間を投入し、前の迫力と圧力を増やし、セカンドボールを次々と拾っていきますが、最後のアイデアが無さすぎた。
解説の佐藤寿人も言ってたが、ボックス内に選手が居ないのに右から上げることに拘り過ぎていて・・・
ようやく監督が動いたと思ったら左で孤立している松村を「右」へ動かす指示で・・・。
時間は刻々と過ぎていき、フィジカル重視のはずのCBは相手のフィジカル強めのFWに太刀打ち出来ず時間をロスしていき・・・。
試合終了:チームの何かが壊れた
終了とともに最初に胸にこみ上げたのは「寂しさ」と「不安」と「期待」。
これだけ完膚なきまでに戦えない2試合を見れば、流石にフロントも考えるだろうと思ったからである。
でも・・・
その後、多くの人がSNSに掲載しているスンテの男泣きの写真を見て、私の涙腺は崩壊しました。
スンテの姿、挨拶に並んでいる選手の姿、サポーターに向き合う岩政監督の姿、色んな写真や映像を観て感じたのは・・・
「何か、ハッキリと壊れたな」
でした。
アントラーズへ想うこと
これほどまでに、シーズン当初に多くの人が感じ、SNS等でも発信していた危惧が、的中することもあまり無いと思う。
- CB足りてる?
- FW足りてる?
- 監督大丈夫?
- コーチ陣大丈夫?
どれもこれも、マイナスの予想が「ドーン」と当たってしまった。
素人とは言え、多くの人が人生掛けてサポーターしているから、アントラーズに対する感覚や嗅覚は決して馬鹿に出来ないのよ!
それを、フロントは気付いていのか、流したのか・・・。
結局・・・
数年遅れになるが、満さんがいった「建て替え」が必要になった。
いや、更地にまでなった気分だ。
ここまで綺麗に解体したなら、新しく作り直して欲しいが、どうかアントラーズのベースはブレ無いで欲しい。
- 勝利への飽くなき執念
- 細部への拘り
- 真剣勝負の練習
そして
- 献身・誠実・尊重
私はアントラーズが好きだから、これからも応援するし、スタジアムへ行く。
勝負事だから、勝つときもあれば、負けるときもある。それは仕方ない。
負けた時の帰宅の道中は、苦行に近いものがあるが、タイトルを獲るために戦っているチームの姿勢が揺るがない限り、なんとか耐えられる。
だから・・・
昨日の甲府戦のような「哀しい想い」は困る。遠く、カシマの地まで行く気力を根こそぎ奪ってしまうよ。
また、昨日のスンテのように、選手が一人で「哀しい男泣き」をするようなチームであって欲しくありません。
共に戦うんでしょ?
だったら、泣き、悔しがるのも、みんなでするんでしょ?
鹿島の今後について
静岡での2試合で、もう一度、アントラーズでユニフォームを着てサッカーをすることの意味と意義を、1人1人が胸に刻み、最終戦で「何か」をサポーターに感じさせて欲しいです。
- 10月8日(土)14時 第32節(アウェイ)VS磐田
- 10月29日(土)15時 第33節(アウェイ)VS清水
- 11月5日(土)14時 第34節(ホーム)VS G大阪
まとめ
あ~
辛いし、苦しい。
スンテの涙を思い返すたびに目が潤む。
能力的には全盛期を過ぎているとは思うが、彼のサッカーへの想いや姿勢は、建て替え中のチームには必要ではないだろうか?
心柱として。
甲府戦後、監督はサポーターに対して「一緒に作ろう、建て直そう」と話していた。
ならば、サポーターに出来ることはこれしかないと私は思います。
それは、スタジアム、またはテレビ等の前で精一杯アントラーズを応援し、不甲斐ない時には「声」を上げることだと思う。
節度を守った「声」を・・・ね。
サポーターも、献身・誠実・尊重だ!
選手達には
とことん悔しがって欲しい!
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