プレミアリーグ5年目のブライトン!
2021-22シーズンはスタートダッシュに成功し、上位が混戦模様だったこともあり、折り返しまでは、EL、ひょっとするとCL出場権争いに絡めるのではないか?
なんて期待しましたが、中盤を過ぎると失速してしまいました。
色々と理由はありますが、やっぱり、一番の理由は得点力不足です。
本当に、どうして点取り屋をお金掛けてでも獲得しないのか?
謎が深まったシーズン中盤でした。
ブライトンの2021-22年プレミアリーグの途中経過をまとめておきます。
- 2021-22プレミアリーグ終盤戦に向かうブライトン
- 2021-22年プレミア・ブライトンが33試合終了時点の順位表
- まとめ
2021-22プレミアリーグ終盤戦に向かうブライトン
先にも触れた通り、今シーズンのブライトンはスタートダッシュに成功しました。
8試合:4勝3分1敗:勝点15の4位!
もしかして、もしかして・・・
と思わせつつ、早くも失速します。
負けないけど、勝てない、そんな試合が続き・・・
次に勝利したのはなんと年末で、12試合ぶりの勝利でした。
それでも、シーズン折り返しの19試合目で・・・
19試合:6勝9分4敗:得20失20:勝点27の9位!
でした。
コロナの影響で、各チームの消化試合にバラツキがありましたが、折り返しの時点では、EL圏の5位はウェストハムで勝点34(20試合)、CL圏の4位はアーセナルで勝点35(20試合)であり、楽ではないが、追いつく可能性はありました。
だから・・・
3月までにどれだけ勝ち星を重ねられるかに注目したのですが・・・
残念ながら大失速してしまいました。
2月上旬までは喰らいついたが・・・
※第22~24節の試合内容と動画はこちらから
折り返し以降の4試合は踏ん張りました。
4試合:1勝3分
23試合:7勝12分4敗:得25失23:勝点33の9位!
EL圏の5位はマンUで勝点40(24試合)、CL圏の4位はウェストハムUで勝点41(25試合)であり、まだ、可能性を残していました。
しかも、4連続ドローのあとに、第25節では見事な勝利をしたから・・・。
第25節(2/12)アウェイ Watford戦
ブライトン2-0ワトフォード
下位に沈むワトフォード相手なので、試合開始からブライトンが攻勢をかけますが、なかなか得点に繋がりません。
不安が募るところでしたが、前半終了間際にランプティのクロスをモペーが技ありボレーで沈めて先制!
後半もブライトンペースですがやっぱり点が入りません。
クロスバーに当たるなど、あわやのピンチを招き、またしても不安が募る中、後半38分にウェブスターがこぼれ球にしぶとく詰めて追加点!
完勝と言えば完勝ですが・・・
チャンスの割には点が入りません。
そして失意の6連敗!
アウェイで勝ちきったことで、これから上位へ肉薄してくれ!
そう願ったのですが、まさか、まさかの6連敗!
今シーズン最大のピンチが訪れます。
6試合:6敗・・・
しかもその間の得点は僅かに1点!
降格圏を意識するほどの絶不調に陥いり・・・
29試合:7勝12分10敗:得26失36:勝点33の13位!
気付けば18位のワトフォードは勝点21(29試合)、19位のバーンリーは勝点20(27試合)・・・
勝点差は10以上ありましたが、また残り10試合近くあるため、まったく安心出来ない状況に陥ってしまいました。
第18節(2/15)アウェイ Manchester United戦
ブライトン0-2マンU
気負いすぎなのかブライトンにミスが目立ちました。
それでも前半のモデルのシュートが決まって先制してたら違った展開になったかもしれません。
ロナウドの決定力と、相変わらずの一瞬のスピードの速さに、恐れ入りました・・・と言うしかありません。
また、ダンクが決定機阻止によるレッドで退場が・・・この後の数試合に影を落とすことになりました。
第26節(2/19)ホーム Burnley戦
ブライトン0-3バーンリー
降格圏に沈むバーンリーに、序盤からペースを奪われてしまいます。
1失点目は見事に右サイドを崩され、2失点目はアンラッキー、3失点目はズルズル下がってスーパーショット・・・
バーンリーに12試合ぶりの勝利を献上することになりました。
開幕戦はバーンリーのホームで2-1で勝利したのですが、見事にやり返された感じでした。
第27節(2/26)ホーム Aston Villa戦
ブライトン0-2アストン・ヴィラ
ホームで連敗は避けて欲しいと願っていましたが・・・
1失点目は相手のゴールがポストに当たる不運に見舞われます。
それでもサンチェスがコウチーニョのFKを右手1本で止めるなど奮戦しますが、フュエルトマンが目測を誤って交わされて追加点を奪われて万事休す。アストンに4試合ぶりの勝利を献上することになりました。
それにしてもブライトンの攻撃は点が入る雰囲気がなかった。
両チーム合わせて9枚のイエローカードが出た激しい試合・・・ジェラード監督にやられた感じです。
第28節(3/5)アウェイ Newcastle United戦
ブライトン1-2ニューカッスル
冬の移籍市場でブライトンから移籍したバーンとの再会でしたが・・・
苦い結果となりました。
右サイドを破られて先制、その後に追いかけっこに敗れてさらに失点。
ブライトンはダンクが意地の一発を決めますが、不調の攻撃陣からはゴールは生まれませんでした。
第29節(3/12)ホーム Liverpool戦
ブライトン0-2リヴァプール
7連勝中のリヴァプール相手でしたが、今年は意外と相性が良いのか良い入りをしますが、DFの裏と言うか間をこの日も狙われて失点します。
それでも、必死に喰いついていきますが、ブライトンの攻撃陣は本当に不調!
点が入る匂いが本当にしませんでしあ。
残念ながら南野はベンチ外でした。
第16節(3/16)アウェイ Tottenham Hotspur戦
ブライトン0-2トテナム
コロナの影響で延期になったトテナム戦・・・よりによって絶不調の時に組まなくてもなぁ・・・。
この日もケアレスミスや信じられないミス、不運なプレーが数多くありましたが、よくぞ2失点で耐えた感じです。
それにしても、ベンタンクールからケインへのパスは、相手チームながら本当に惚れ惚れとします。
すげぇなぁ・・・。
何故にブライトンは低調になったのか?
そもそもチャンスを数多く作り出す割には、点が取れないチーム作りに問題があったとは思うが、6連敗という低調を招いたのは、冬の移籍市場ギリギリで成立したダン・バーンのニューカッスルへの移籍だったと思います。
最初は拒否したチームでしたが、推定1300万ポンド(約21億円)と言われる入札には、やはりウンと言うわな、そりゃあさ。
でもその結果、あまり守備の構築が得意とは思えないポッター監督が守備の立て直しをすることが出来ず、複数失点をするようになっては、元々、得点力のチームとしては厳しい結果になることは目に見えていました。
元々、ニューカッスルのユース上がりのバーンが、「行きたい」と願っていたので仕方ありませんが、もう少し手の打ちようは無かったのだろうか?
移籍を見越して、レンタルで選手を獲得しておくとかさぁ。
まぁ、198センチと言う長身で、走れて動けるSBなんて、そうそうお目にかかる代物ではないのですが・・・。
突如、蘇ったブライトン!
6連敗の内容が余りにも悪すぎて、日程を見ると強豪との試合が残っているため、正直、どこまで続くこの連敗・・・と落ち込んでいたのですが、突如、ブライトンは息を吹き返します。
第31節(4/2)ホーム Norwich City戦
ブライトン0-0ノリッジ
対戦前までで既に20敗、断トツで最下位のノリッジ相手に勝てなければ、このあとにアーセナルとトテナム戦が控えているので、泥沼の未勝利街道が続くと危惧していたら、選手にも余計な力が入ったのでしょうか?
攻めて、攻めて、打って、打って・・・
気付けば20本のシュート放ちましたが、枠内は僅かに4本!
モペーがPKを大宇宙開発したのを皮切りに、シュートがことごとく外れました。
唯一の収穫は、相手のシュート4本(枠内0)に抑えたこと・・・。
「攻撃は最大の防御なり」に立ち返ったことだったのかも知れません。
第32節(4/9)アウェイ Arsenal戦
ブライトン2-1アーセナル
強豪チームの中でも、ブライトンが苦手にしているチームの1つであるアーセナル戦で、しかもアウェイで、しかも7試合で僅かに1得点で・・・
どうやって勝つんだろうと悲嘆に暮れていました。
しかし・・・
今まで外しまくったドフリーのチャンスをトロサードが仕留めて先制!
さらに前半終了間際にCKから失点と思ったらVARの結果、数センチ単位でオフサイドで命拾い!
さらにさらに後半21分、カイセドの必死の折り返しをムウェプが見事に蹴りこんでブライトンが2点先行!!夢じゃないかしら!!!
その後、アーセナルの猛攻をクロスバーも味方にして必死に守りますが、スーパーなミドルを決められ1点差に!
そして迎えたアディショナルタイム、スーパーなヘッドをサンチェスがスーパーな反応で弾いて勝負あり!
ついに長い長いトンネルを脱出しました!!
第33節(4/16)アウェイ Tottenham Hotspur戦
ブライトン1-0トテナム
1か月前にホームで完敗した相手との再戦ですが、アーセナル戦で勝ちきったことで、ブライトンの選手達に再び勢いが生れていました。
連敗中は守備で精彩を欠いたこともあるベルトマンが決死のスライディングを見せるなど、守備でも気迫が漲っていました。
後半終盤には流れるようなパスワークを見せるなどトテナムゴールに迫るものの、どちらも決め手を欠いていてスコアレスドローかと思った89分・・・
ペナルティーエリア付近のこぼれ球を拾ったトロサードが切り込んでアウトサイドで流し込んでブライトンが先制!
そのまま勝ちきって2連勝!夢じゃないかしら!!
何がブライトンの息を吹き返させたのか?
正直・・・判らんです!
ただ言えるのは、ノリッジ戦は勝てなかったけど、攻めて攻めて、打って打って、自分たちがしてきたサッカーを思い出したことで、固くなっていた「何か」が崩れたのかもしれません。
今シーズンは、このスタイルを貫くしかありません!
プレミアリーグでの最高勝点をどこまで伸ばせるか!
今シーズンはプレミアリーグ5年目です。
1年目 15位/勝点40:9勝13分16敗 34得点54失点
2年目 17位/勝点36:9勝9分20敗 35得点60失点
3年目 15位/勝点41:9勝14分15敗 39得点54失点
4年目 16位/勝点41:9勝14分15敗 40得点 46失点
過去4年は勝点最大41で9勝が最高でした。
しかし、2021-22シーズンは32試合消化時点で・・・
5年目 10位/勝点40:9勝13分10敗 29得点37失点
- 勝点をどこまで伸ばせるか?
- 勝利数をどこまで伸ばせるか?
残り6戦、注目して観戦することにします!
2021-22年プレミア・ブライトンが33試合終了時点の順位表
諸事情で各チームの消化試合がバラバラです。
少ないチームで30、多いチームで33です。
ブライトンにはなんとか一桁順位でフィニッシュして欲しいです!
2021-22年ブライトンの残り6試合の相手チーム
強豪チームも残っています。
- 4月20日(水) 30節 アウェイ マンチェスター・C
★0-3で粉砕された・・・。 - 4月24日(日) 34節 ホーム サウサンプトン
- 4月30日(土) 35節 アウェイ ウォルヴァーハンプトン
- 5月7日(土) 36節 ホーム マンチェスター・U
- 5月15日(日) 37節 アウェイ リーズ
- 5月22日(日) 38節 ホーム ウエストハム
どいつもこいつも、厄介な相手が軒並み揃っています。
まとめ
今年はトコトン今のスタイルを貫いて、やり切って欲しいと思います。
やり切ることで、新しい事にチャレンジしないと、これ以上の成績は望めないと得心すれば、選手の補強が変わるのではないでしょうか?
そして、戦い方も変わるような気がします。
ポッター監督と歩んでいる道は全てが間違ってはいる訳ではありません。
失点数は上から7番目です。
でも得点は上から18番目です。
残りの戦いではは、今年のブライトンに何が足りなかったのかを見つける戦いにして欲しいです!
頑張れSeagulls!
夢を諦めるなブライトン!!
Go for it! The Seagulls!!
I'm rooting for the Brighton & Hove Albion from Japan!!
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