2022年2月26日、鹿島アントラーズはカシマスタジアムに川崎フロンターレを迎え、2022年J1リーグ第2節を戦いました。
鹿島は開幕戦に攻撃陣が躍動しガンバ相手に3-1と快勝、しかも予定されていたルヴァン予選が中止となり、中6日の万全な状態でフロンターレを迎えました。
一方のフロンターレは、開幕戦こそ1-0で勝利するも、前倒しになっているマリノス戦で2-4の敗戦。中2日でこの試合に臨みました・・・。
結果は、キックオフから浮足だっていた鹿島が自滅。
気付いたときには「どうにもならず」でした。
2022年J1第2節(ホーム)鹿島VS 川崎F戦の試合結果をまとめておきます。
- 2022年J1第2節(ホーム)鹿島VS 川崎F戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2022年J1第2節(ホーム)鹿島VS 川崎F戦の試合内容と感想
- 2022年J1第2節終了後の順位表
- 今後の鹿島について
- まとめ
2022年J1第2節(ホーム)鹿島VS 川崎F戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 0-2 川崎F
前半2分 知念 慶
前半17分 佐々木 旭
相性が・・・
と言うよりも、何故に川崎が相手の時に不運な失点が多いのか。。。
スターティングと交代メンバー
GK1クォン スンテ
DF2安西 幸輝
5関川 郁万⇒後半0分 6三竿 健斗
20キム ミンテ
32常本 佳吾⇒後半21分 22 広瀬 陸斗
MF8土居 聖真⇒後半0分 35 中村 亮太朗
10荒木 遼太郎⇒後半32分 19 染野 唯月
14樋口 雄太
21ディエゴ ピトゥカ
FW18上田 綺世⇒後半21分 9 エヴェラウド
40鈴木 優磨
関川のプレーはミスをしてからは酷かった。
ミスで浮足立ったのか?
脳震盪の疑いで満足な調整出来なかったのが原因か?
この試合に限って言えば、5番が重すぎたようです。
やっちまったなら、CKやFKで取り返す強さを持つんだ!
2022年J1第2節(ホーム)鹿島VS 川崎F戦の動画ハイライト
関川のチョンボから1失点、ミンテが競り負け安西がマークを振り切られ2失点。前半のうちにこのような形で失点を重ねてはどうにもなりません。
その上、元鹿島の山村に能力の高さを見せつけられて、敢え無く敗戦。
2022年J1第2節(ホーム)鹿島VS 川崎F戦の試合内容と感想
マリノスに負けたことで、鬼木監督や川崎の選手達の方が、勝利への執着心が強かったと言うことなのでしょう。
そして、開幕戦での鹿島の守備の不安定さを考えると、前から激しくプレッシャー掛ければきっとボロが出ると踏んで、そういう戦い方を徹底させたように思います。
もっとも、あれほどのボロは想定外だったでしょうが・・・。
前半総括:こういう試合もあるけど、まさかこの大一番で・・・
開始早々、川崎の圧力は厳しいな・・・とは思いましたが、関川のまさかの相手FWへのパスによる失点で、全てのプランが崩れました。
久しぶりの川崎戦勝利に向けて、気合を入れつつもどこかに不安を抱えながらプレーしていた選手達、そして同じく勝利する姿を観たいと期待と不安を抱えながら応援していたサポーター達、双方がお先真っ暗な雰囲気に包まれた結果、真っ赤に染めたスタジアムが関川には逆にプレッシャーになってしまい、その怯えはミンテや他の選手にも伝播していき、ついには何一つ上手くいかず、ただただ焦りだけが募り・・・。
先のガンバ戦で30本以上のシュートを放った攻撃陣を活かすことも出来ぬまま、45分が過ぎました。
後半総括:入らない時は何をしても入らない
4-4-2から4-3-3に変更すると、ようやく中盤の勝負が五分になり、その結果、セカンドボールが拾えるようになったことで、鹿島の攻撃にも勢いが出てきます。
特に、右サイドに開いた樋口と2列目の真ん中で鹿島デビューを果たした中村が効果的で、何度も川崎のペナルティまで攻め寄せますが、樋口のシュートがクロスバーに弾かれ、岩政コーチも膝から崩れ落ちました。
その後、川崎が布陣を変えて対処してきてからは、決定機を作ることは出来ぬまま後半45分が過ぎていきました。
試合終了:いったい、何が悪いのだろう?
本調子ではないガンバ相手の勝利に酔いすぎたのか?
点が入りそうな雰囲気が後半最初の15分程度しかないのでは、今の川崎から勝利の可能性を見出すことは出来なかった。
破壊力抜群の攻撃陣を活かすも殺すも安定した守備が必須!
開幕前から何度かこのブログで書いてきましたが、今の鹿島の最終ラインには安定感がありません。
なにも代表クラスを揃えないといけない訳ではありませんが・・・
昨シーズン、CBの主力としてプレーした2人が揃って移籍したのに手当が薄すぎた結果だと思います。関川に背負わせすぎな気がします。
関川とミンテの2人は個々のポテンシャルを見れば決して悪くありません。
ですが、この2人が組んでいる時の守備のリズム、ラインコントロール、周囲の選手への指示出しが本当に良くありません。
我慢して使えばいずれ熟成される・・・
という類のモノではないように感じます。
なぜなら、2人のプレースタイルや動き方が似通っており、対面して1対1なら脅威からも知れませんが、組織としては対処しやすいのではないかと思います。
川崎戦では、後半にミンテと三竿の組み合わせになりましたが、明らかに三竿と組んで使われている時のミンテの方が、守備のリズムや安定感は良かったです。
(1列前も布陣が変わっている影響もあるとは思いますが・・・)
とにかく、この今の鹿島の守備の問題点を、CB出身の岩政コーチがどのようにして修正してくるのか気になります。
試合中の岩政コーチの激の大半は守備陣に向けられていましたが、試合中に修正出来ることは限られていると思います。
次節の試合でのスタメン選びに注目したいです。
今日の試合で良かったと思えること・・・
イライラと悲しみの募る敗戦日は飲んで過ごし笑
改めて完敗した川崎戦で良かった点を探すことにしてみました。
流れを変えた采配は見事だった
まずは、実質的にはプロでの指導歴がゼロの岩政コーチが、劣勢だったチームを見事なまでに選手交代と布陣変更で立て直したのは凄かったと思う。
土居を外す・・・決断は、今までのOBがなかなか出来なかった事です。
それだけのトライをして、見事に流れを引き寄せただけに、樋口のシュートがクロスバーを叩いたときに、膝から崩れ落ちたのも良く分かります。
私達もある意味、あの瞬間に敗戦を覚悟しました。
レネ監督が来るまでのあと数試合で、岩政コーチがどれだけの経験値を積んでくれるのか・・・数年後、もしかしたら10数年後に大きく花開くかも。
中村のプレーに驚き
樋口は相手を背負わず、スペースがあれば本当に素晴らしいボールの持ち運びとパス出しが出来る選手だと言うことがガンバ戦で判り、ピトゥカの相棒に良い選手だと思っていましたが・・・まさか甲府から獲得した中村が、これほどアンカーの位置に見事に嵌るとは思わなかったです。
シーズン前の練習試合のハイライトを観た時は、顔と話し方に似合わずプレーは堂々としているなぁ~とは思っていましたが、まさか前半にあのような醜態をさらした試合で起用されるとは思いませんでした。
ところが、彼のプレーは守備に入るタイミングと強度は十分でしたし、危険な場所を予測する察知力も素晴らしく、ボールを奪取してからのパスの選択とそのスピードとも素晴らしいものがありました。
彼の起用を決断した岩政コーチも見事だったのかも知れません。
関川は高い勉強料を払った・・・
本当に、今もあのシーンを思い返すと「なんでよ~」と叫びたくなる。
だけど、その後しばらくの間、鈴木が肩を抱いて話し続けていた姿は印象的で、忘れられない光景でした。
しかしねぇキャプテン、本当は貴方の仕事ではないのかい?
加入時からポテンシャルはあると言われ続けてきたが、むらのあるプレーでなかなかレギュラーに定着出来ませんでしたが、昨シーズン終盤、犬飼が怪我で離脱した際に町田と組んで開花しました。
ラスト5試合の鉄壁ラインは本当に素晴らしく、関川にとっても、チームにとっても、そしてサポーターにとっても、町田の移籍は本当に痛かったです。
やってしまったことはとんでもない事で、取り返しがつかないけど・・・
「あれでタイトルを失った」と言われるのか
「あれがあって今タイトルがある」と言えるのか
今シーズンの関川のプレーに注目したいと思う。
あと・・・良かったところ・・・
エヴェラウドに復活の兆しアリ!
ですかねぇ。
それにしても勝てないなぁ・・・
- 相性が悪いとか
- 不運だとか
- 相手の連携が上手いとか
- 鹿島のことを研究されているとか
色んな理由を今までは考えていましたが、この日の試合を観ていて、さらに勝てない理由が判らなくなりました。
強いて言うならば、選手や首脳陣、サポーターの変な力の入れすぎ・・・
なのかもしれません。
勝ちたい、勝ちたい、でも勝てるかなぁ・・・と言う妙な熱波に、この日は関川がやられてしまったように思います。
正直、この流れはしばらくは続きそうで、嫌になります。
2022年J1第2節終了後の順位表
4チームは既に3試合を終了しています。
波乱の多い今年のJ1・・・抜け出したいものです。
今後の鹿島について
とりあえずGWまでの日程を書き出してみると・・・
- 3月2日(水)19時 ル第2節(ホーム)VSセレッソ
- 3月6日(日)15時 第3節(ホーム)VS柏
- 3月11日(金)19時 第4節(アウェイ)VS神戸
- 3月15日(火)19時 ル第1節(アウェイ)VS大分
- 3月19日(土)15時 第5節(ホーム)VS湘南
- 3月26日(日)15時 ル第3節(ホーム)VS G大阪
- 4月2日(土)16時 第6節(ホーム)VS清水
- 4月6日(水)19時 第7節(アウェイ)VS福岡
- 4月10日(日)15時 第8節(ホーム)VS横浜FM
- 4月13日(水)19時 ル第4節(アウェイ)VS C大阪
- 4月17日(日)15時 第9節(ホーム)VS名古屋
- 4月23日(土)15時 ル第5節(ホーム)VS大分
- 4月29日(金祝)16時 第10節(アウェイ)VS C大阪
- 5月3日(火祝)15時 第11節(ホーム)VS磐田
- 5月7日(土)14時 第12節(アウェイ)VS広島
※ル=Jリーグカップ
今年はワールドカップが年末に控えているので仕方ありませんが凄まじい連戦が続くようです。
今はとにかく、先の事を勘定しすぎず、目の前の試合を1つ1つ勝利していくことで、秋には笑顔を咲かせて欲しいです。
まとめ
ガンバ戦の結果と、川崎の現状を踏まえ、勝利を渇望しすぎた分、その反動が大きくてしばらく席を立てませんでした。
私の幸福感は、アントラーズの勝利に左右されるということを、改めて実感しました。
選手を信じて
岩政コーチを信じて
サポーター仲間と共に応援していきます。
頑張れアントラーズ!
スタジアムを笑顔で満たせ!!
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