2021年7月11日、鹿島アントラーズは柏レイソルのホームに乗り込み、2021年J1リーグ第22節を戦いました。
3日前の天皇杯3回戦で、栃木を相手に終盤まで攻めあぐねていたことを危惧していましたが、まさか、ここまで「個人任せ」の攻撃になっているとは思いませんでした。
チームとしての戦術も、戦略も感じられない戦いでは、見違えるような連動性を見せる柏を相手に苦戦するのは必然でした。
前半のチャンスをモノに出来ず、敢え無く敗戦・・・。
ここ数年の勝利のリズムに乗れない鹿島を象徴するような試合内容でした。
2021年J1第22節(アウェイ)鹿島VS 柏戦の結果をまとめておきます。
- 2021年J1第22節(アウェイ)鹿島VS 柏戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2021年J1第22節(アウェイ)鹿島VS 柏戦の試合内容と感想
- 2021年J1第22節終了時点の順位表
- 今後の鹿島について
- まとめ
2021年J1第22節(アウェイ)鹿島VS 柏戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 1-2 柏
後半8分クリスティアーノ
後半12分ペドロ ハウル
後半44分犬飼 智也
試合前の記事でクリスティアーノには気を付けてと書いたのに・・・。
好き勝手されて、点まで取られて・・・。
もう!
スターティングと交代メンバー
GK 31 沖 悠哉
DF 14 永戸 勝也
23 林 尚輝
32 常本 佳吾 ⇒後半49分37 小泉 慶
39 犬飼 智也
MF 4 レオ シルバ ⇒後半0分20 三竿 健斗
7 ファン アラーノ ⇒後半15分17 アルトゥール カイキ
21 ディエゴ ピトゥカ
41 白崎 凌兵 ⇒後半15分11 和泉 竜司
FW 8 土居 聖真 ⇒後半30分27 松村 優太
9 エヴェラウド
チームとして噛み合わなかったのは、監督の選手選択のミスなのか?選手の能力が足りなかったのか?
判断が難しい・・・。
2021年J1第22節(アウェイ)鹿島VS 柏戦の動画ハイライト
殴り合いを挑んでみたら、相手の方が手数が多かった・・・
そんな感じでジリジリと押し込まれ、後半に失点すると今度は相手の亀戦法に正面から挑んでどうにも出来ず・・・。
2021年J1第22節(アウェイ)鹿島VS 柏戦の試合内容と感想
あれほど永戸のサイドを掻きまわされ、中央でポストが出来ないエヴェをそのままにしておいた・・・
監督の采配は謎だった。
前半総括:あるあるだが、土居が決めてればなぁ・・・。
開始から明らかに柏の方の助っ人の方が機能していた。
鹿島はポスト役を担うべきエヴェがボールを収めきれず、アラーノは明後日の方向へ走るように追い込まれ、レオは相変わらず球離れが良くなく、ピトゥカは出したいタイミングでパスを出せず・・・。
前半30分過ぎまではまともに攻撃が組み立てられない状況でした。
それでも・・・
前半34分と37分に土居が決定機を迎えますが、どちらも力なく相手GKに処理されてしまいました。
さらに39分にも白崎の仕掛けからチャンスを得ますが、アラーノの頭は僅かに届かず。
後半総括:1点獲るのが精一杯!
後半開始からレオ⇒三竿に変えますが、効果なし。
レオも機能していなかったけど、三竿ももっと機能せず。
後半15分に和泉とカイキを投入しますが、チームとして機能せず。
後半30分に土居⇒松村に変えますが、土居以上に埋没して姿が見えず。
後半44分、犬飼が意地のヘッドを決めますが・・・
なぜか同点弾の匂いも漂わずに時間が過ぎていきました。
試合終了:怒りではなく溜息しかでない敗戦!
面子は揃ってるのに・・・
能力のある選手は揃っているのに・・・
なぜ、チームとして連動したプレーが殆ど見られないのだろう?
どうした三竿・・・
本当にどうしたのだろうか?
先日の栃木戦でカイキがゴールを決めた後のような、溢れんばかりの笑顔はどこへいったのだ?
プレー中、ずっとニヤニヤしていろとは思いませんが、あんな悲壮感溢れた様子の選手がいるのは、負の連鎖を引き起こすだけです。
身体もどこか悪いのだろうか?
ドリブルしている時に蹴躓いたようになった姿を見たが、腎臓が悪くなると足先が上がらず絨毯とかに蹴躓ずくと聞いたことがあるのだが・・・治療の所為で身体の何処かに不調を抱えているのだろうか?
この際、数ヶ月サッカーを忘れさせ、心身共にリフレッシュさせてはどうだろうか?
エヴェラウドとアラーノについて
エヴェラウドはこんなにポストプレーが下手だったかな?
そう思う程にボールが収まらない。
こぼれるボールを柏の選手は狙っていて、拾われると鹿島の左サイドの後ろを狙われて何度も危ないシーンを作られていた。
エヴェは1.5列目かサイドの方が、本当は適正なのだろうか?
それからアラーノですが、天皇杯の栃木戦では機能しているように思えましたが、相手のプレッシャーが厳しくなると、見方も惑わすほどの神出鬼没&出たとこ勝負なプレーが多くなりました。
彼を活かすには、後半投入しかないのかも知れません。
少なくとも、2列目を白崎とアラーノ、和泉とアラーノはタイプが被りすぎるのでダメだと思います。
1点返した後のワクワク感の希薄さが心配!
相手の拙攻もあり 何とか2-0で凌いでいた後半に1点返したのであれば、例え残りが数分でももっとワクワクするはずなのに・・・
この日の鹿島の攻撃を90分近く見てきた後だと、まったく可能性を感じず、哀しさが募ったのは重症だと思います。
鹿島の勝負強さ、負けない強さ、それが、年々薄れていくのは本当に心配です。
相馬監督にとっても試練かな・・・
相馬監督の指向するサッカーは明らかに対策されていると思います。
どちらかのサイドにギュッと詰めてプレーをするスタイルは、別の意味ではポンと逆サイドの裏に出されたら無人のピッチが相手に広がっている訳で・・・
それをさせないためには、就任当初のようなワントップでトップ下に小泉を配置して、得点の匂いは余りしないが早い段階で潰すスタイルしかない。
でも、鳥栖戦で見事に掻い潜られ、負傷していた選手や調子を落としていた選手が戻ってくると、トップ下小泉を止めた。
それでも、基本のギュッとコンパクトなサッカーは継続中・・・。
素人が気付くのだから、サイドの裏を狙われますよ。
個人的に思うのは、相馬監督の「交代の手腕」はザーゴ監督よりも上手くはないと言うこと。
無策なのか?
タイミングが計れてないだけなのか?
無策だとしたら、監督は今季限りになりそうです。
2021年J1第22節終了時点の順位表
勝ち点32の8位です!
※諸事情で各チームの消化試合数がバラバラです。
今後の鹿島について
第21節を先に終えているので、かなり余裕のある日程になります。
7月はなんと2試合しかありません。
■鹿島アントラーズの今後の試合予定
- J1第2節7/24(土)19:00 アウェイ VS G大阪
※延期になっていた試合 - J1第23節 8/9(月) 19:00 アウェイ VS 湘南
- 天ラウンド16 8/11(水)VS V長崎 詳細未定
※たぶんアウェイでしょう。 - J1第24節 8/15(日) 18:30 ホーム VS 徳島
- J1第25節 8/21(土) 19:00 アウェイ VS 神戸
- J1第26節 8/25(水) 19:00 アウェイ VS 清水
- J1第27節 8/28(土) 19:00 アウェイ VS 横浜FM
※天=天皇杯
完全に長期中断ではなく、中途半端に約2週間程度ずつ空くのが、吉とでるか凶とでるのか・・・。
ここ最近のリーグ戦を観る限り、相馬監督が時間を掛けてチーム指導を続けても、大きく変化が現れそうな期待感が薄れているのが何とも言えません。
まとめ
先にも触れたが、三竿はサッカーから離れさせて、少なくとも1ヶ月程度はリフレッシュさせる必要性を感じるほど、彼の心身のコンディションは良くないと思います。
闘将として、プレーでも、言葉でも、仲間を叱咤出来る選手なので、彼の復活無くして鹿島の浮上は無いと思っています。
頑張れ三竿!
頑張れアントラーズ!
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