2021年6月3日、サッカー日本代表は中止になったジャマイカ戦の替わりに、オリンピックへ向けて招集されていたU24日本代表と試合を行いました。
日本サッカー協会100周年で初の対戦などと・・・
マスコミにはサッカーとは関係のないところで持ち上げられていましたが、別に私はそんなことには興味はありませんでした。
シンプルにどれくらいの差があるのか、また、鹿島在籍、または在籍したことのある選手が多く出場すると思われたので、テレビで観戦してみました。
その結果は・・・
色んな事が気になった90分でした。
日本代表VSU24日本代表戦の記録を残しておきます。
日本代表VSU24日本代表戦の結果とスターティングメンバー及び交代メンバー
日本 0-1 U24日本
前半2分 橋本 拳人
前半41分 鎌田 大地
後半7分 浅野 拓磨
スターティングメンバーと交代:日本代表
GK 23 シュミット ダニエル ⇒後半0分に交代
DF 2 植田 直通
3 室屋 成 ⇒後半35分に交代
5 長友 佑都 ⇒後半0分に交代
6 谷口 彰悟
MF 7 守田 英正 ⇒後半26分に交代
8 原口 元気 ⇒後半0分に交代
9 鎌田 大地 ⇒後半0分に交代
10 南野 拓実 ⇒後半0分に交代
13 橋本 拳人 ⇒後半17分に交代
FW 15 大迫 勇也 ⇒後半17分に交代
サブメンバー:日本代表
GK 1 川島 永嗣
12 権田 修一
24 中村 航輔 ⇒後半0分に投入
DF 4 昌子 源 ⇒後半26分に投入
16 小川 諒也 ⇒後半0分に投入
19 佐々木 翔
20 中谷 進之介
22 山根 視来 ⇒後半35分に投入
MF 11 古橋 亨梧 ⇒後半0分に投入
14 伊東 純也 ⇒後半0分に投入
17 坂元 達裕 ⇒後半17分に投入
21 川辺 駿 ⇒後半17分に投入
FW 18 浅野 拓磨 ⇒後半0分に投入
スターティングメンバーと交代:U24日本
GK 1 大迫 敬介 ⇒後半0分
DF 2 菅原 由勢
5 町田 浩樹
20 旗手 怜央 ⇒後半33分
27 橋岡 大樹
MF 3 中山 雄太 ⇒後半0分
4 板倉 滉 ⇒後半33分
8 三好 康児 ⇒後半28分
11 久保 建英 ⇒後半0分
21 遠藤 渓太 ⇒後半0分
FW 13 田川 亨介 ⇒後半12分
サブメンバー:U24日本
GK 12 沖 悠哉 ⇒後半0分
23 谷 晃生
24 鈴木 彩艶
DF 15 古賀 太陽 ⇒後半33分
16 冨安 健洋
19 酒井 宏樹(OA)
22 吉田 麻也(OA)
MF 6 遠藤 航(OA) ⇒後半33分
7 三笘 薫
10 堂安 律 ⇒後半28分
14 相馬 勇紀 ⇒後半0分
17 田中 碧 ⇒後半0分
FW 9 林 大地 ⇒後半12分
25 前田 大然 ⇒後半0分
26 上田 綺世
強化試合の位置づけなので、次々と選手が変わるのは仕方ない。
また、U24は中1日でU24ガーナ戦があるので、その試合を見据えたことは判る。
それでも・・・
同じサッカー協会の中で行う協会試合なら、どうしてもっと柔軟なプレー方式に出来なかったのか?
疑問が残りました。
日本代表VSU24日本代表戦の試合内容と感想
激しいプレーが序盤から見られましたが、完全に日本代表側のテンションが低いから起きただけで、怪我をしなくて良かったと思います。
日本代表のスイッチが入ると、90分に渡って日本代表が主導権を握り続けていました。
試合を見て感じて感じたことを列記しておきます。
森保監督の狙いはどこに?
先にも触れましたが、この試合はフィールド7人、GK1人の交代で行ったのですが、どうしてもっと柔軟な規定にしなかったのだろう?
U24の日程が密なのは判るけど、OAの選手を含む現状のベストメンバーで30分でもいいからプレーすべきだったのではないだろうか?
上田、三苫、堂安、遠藤、酒井、富安、吉田・・・
彼らを先発させて日本代表とガチンコ勝負してこそ、強化になったのではないか?
または、吉田や酒井、富安や遠藤がいてこその日本代表でもあるので、彼らが先発しない日本代表ではどうなのでしょうか?
試合後の監督の選手を非難するインタビューを聞いて、ちょっと不快に感じました。
どういう狙いで、この布陣とメンバーで戦ったのか判らないのに、非難だけしているのは理解できないと・・・。
アントラーズのDNAはこれからも続く!
日本代表側には大迫と昌子と上田、U24側には上田と町田と沖、さらには相馬、なんと両チーム合わせて7人もアントラーズのDNAを持つ選手が参加していました。
残念ながら、全員が同時にピッチに立つことはありませんでしたが、久々に日本代表の試合を観ていて楽しかったです。
沖と町田
町田は90分、沖は後半45分、招集されるだけではなく、プレーをする時間を得られたことは彼らの今後の糧になると思います。
しかし・・・
町田は奮闘していたけど、良くないときの町田でした。
先を見据えた一歩が出ない。
受け身のプレーが多く、代表レベルの選手が相手になると、後手後手に回るシーンが多かったように感じます。
植田や昌子から、少しでも何かを得てくれるといいのですが。
そして沖。
相変わらずキックの質は良かったですが、やはりサイズが・・・。
沖が本気で代表を狙うなら、身体のサイズがマイナスにならないストロングポイントを本気で見つけるしかありません。
良い選手なんです。
アカデミー出身だから、大成して欲しいです。
でも、今のままでは、世界に通用する選手になれるか疑問です。
植田と昌子の2人
植田はフル出場、昌子は久々の招集で後半26分から投入。
植田と昌子の2CBが・・・。
ちょっとウルウルしました。
それにしても、植田の成長が凄い。
一つ一つプレーの判断力と最初の一歩が早い!
縦に付けるパスが引っ掛かるところは植田らしかったけど・・・。
海外で揉まれているのは無駄にはなっていないようです。
そして昌子。
やはり怪我の影響があるのかな?
以前のスピード感溢れるプレーは影を潜めていましたが、経験値で相手の先に身体を入れていたように感じました。
大迫と上田
大迫は言うことなし。
とにかく怪我に気を付けて、活躍を祈っています。
上田は出場が無かったので何とも・・・。
相馬について
身体が締まったら益々動きに切れが増したな。
相変わらず楽しそうにプレーをしていて、観ていて楽しい選手です。
そして前線からの追廻も健在でした。
五輪代表メンバーに入ってほしい、いや居た方が良い選手だと思いました。
日本代表VSU24日本代表戦を観て懸念したこと
Jリーグの選手たちの「海外へ行きたい熱」が沸騰しないか心配しました。
海外に行けば必ず成長する訳でもなく、代表に呼ばれる訳ではないけど、海外に行くと飛躍的にプレーの質が向上する選手が多いのも事実だと感じました。
正直、浦和に居た頃の遠藤が、ここまでの選手に成長すると予想した人は居るのでしょうか?
植田が昌子よりも危機察知能力が伸びるなんて・・・。
伊東も早さだけではなく飛び出すタイミングに磨きがかかっている。
そして浅野の凄さ。
早いだけではありません。点を獲る術を身に着けています。
鹿島の松村やアラーノにとっては良き手本になるのではないでしょうか?
しかし、この現状を観ると、若手の海外志向がまた強まりそうです。
鹿島でいえば、上田、荒木などはそれほど長くチームには留まりそうもなく、心配が尽きません。
困ったものです。
まとめ
オリンピックを行うのかどうか?
それは判りませんが、地元でやるからには頂点を目指して欲しい。
富安と吉田の2CBがしっかり防波堤になってくれれば、上位進出夢ではないはずです。
そして、日本代表!
気が付けば、ワールドカップは来年です!!
早いな~
日本代表の選手もU24代表の選手も、目標に向かって突き進んで欲しい!
頑張れ日本代表!!
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