2020年11月25日、鹿島アントラーズは聖地カシマスタジアムに柏レイソルを迎え、2020年J1リーグ第29節を戦います。
アントラーズは川崎戦の直前に、永戸のコロナへの感染が判明し、永戸と彼の濃厚接触者がベンチ外になるなど厳しいチーム編成を強いられて2試合を戦いましたが。
柏は柏でもっと大変なことでしょう。
選手とスタッフ合わせて10名以上の感染者が出たため、リーグ戦を2試合延期し、ルヴァン決勝も延期し、チーム活動を休止させました。
先週末、3週間ぶりにリーグ戦を行いましたが・・・。
やはり、コンディションは整っていないようでした。
同情はしますが、鹿島は鹿島で天皇杯出場、そしてACL出場権を手にするために、絶対に負けられません!
2020年J1第29節・鹿島VS 柏戦を前に思うことをまとめました。
2020年J1第29節・鹿島VS 柏戦の予想スターティングメンバー
1週間で3試合の連戦になるので、選手の入れ替えがポイントになる。
ザーゴは比較的うまくやり繰りしているので問題ないとは思いますが、怪我だけはないようにして欲しいです。
今節は、川崎戦からコロナ絡みで除外されているメンバーが戻ってくると思うので、その辺りも注目です。
上記事情を踏まえたVS 柏レイソル戦の予想スターティングラインナップ・・・。
2トップは、上田と土居。
土居がシュート意識をもう少し持ってくれれば、上田やエヴェのマークが緩くなると思うのですが。
2列目は、左にエヴェラウド、右にアラーノ
前節、アラーノは前半で交代させられているので、奮起して欲しい。
ボランチは、レオと三竿!
レオは恐らく90分は持たないと思うので、交代カードの切り方が鍵になるかと・・・。
SBは、左に杉岡、右に広瀬。
杉岡の出場が厳しければ山本でしょうが、体力的には厳しいかな。
右はザーゴの好みは小泉ではなく広瀬なのですね。
CBは、犬飼と奈良。
ここは敢えてこの2人で!町田や関川が戻ってきても、いまの安定しているDF陣を変える必要はないと思う。
でも、奈良を町田に変えたら、ザーゴの選考基準が少し見えるかな。関川だったらちょっと謎ですが。
GKは、沖。
どうか、どうか、スンテの想いを胸に刻んで闘って下さい!
対戦相手の「柏」について
現在のJリーグでは、鹿嶋市から近い場所にあるチームの1つです。
熱い戦いになることもあり、かつてはサポーターが事件を起こしたこともあって、良い想い出も悪い想い出もあるチームです。
それでも、ホームでは苦しんだイメージは余りなかったのですが・・・
2017年第33節のスコアレスドローのイメージが悪すぎです。
たぶん、一生引きずることになるのでしょうね。
柏レイソルと鹿島の今季の現状
10位/勝点41
12勝5分10敗
50得点40失点
(※27試合消化)
一方の鹿島は
4位/勝点52
16勝4分10敗
47得点39失点
(※30試合消化)
得失点を見れば、両チームの差はそれほどありません。
柏が未消化3試合分を勝利すると勝ち点9が上積みされ、計算上の勝点は50になる。
鹿島とは僅か勝点2差ということになります。
でもまあ、シーズン終盤まできたら、相手が10位とか、コンディションが整っていないとか関係ありません。
集中して、やるべきことをやり、必ず勝利するだけです!
鹿島アントラーズと柏の全戦績
これまで56試合対戦しています。
鹿島 29勝
柏 15勝
引分 12
鹿島の勝率51.8%
鹿島から見て103得点、74失点です。
トータルの勝利数は鹿島が圧倒していますが、勝率で見るとほぼイーブンです。
これは、負けはしていないけど、引分けが多いのが原因です。
直近約3年間の鹿島VS 柏の結果
2017年から過去約3年の両チームの対戦結果です。
ただし、2019年は柏はJ2で戦っていたので、実質約2年の対戦成績になります。
2017年、鹿島の対柏戦全2戦:1勝1分
先にも触れましたが、第33節のホームでのスコアレスドローが本当に痛かった。
試合直後の何とも言えない空気は二度と忘れないと思う。
(動画ハイライトあり)2017年7月2日 J1リーグ第17節
鹿島3-2 柏
(アウェイ試合)
植田を負傷で欠いて、CBは昌子と三竿で組みますが、試合中にスンテは負傷退場するなど2点ビハインドの苦しい展開になります。
しかし後半、エース金崎とペドロのシュートが炸裂し、最後は永木のFKが決まって逆転勝ちしました!
※(動画ハイライトあり)試合の記事はこちらから
(動画ハイライトあり)2017年11月26日 J1リーグ第33節
鹿島0-0 柏
(ホーム試合)
2位川崎に4差で迎えたラスト2試合でした。
勝てば文句なしの優勝でした。そのシーンを観るために、36,075人の観衆が駆け付けましたが、試合は重苦しい展開が続き、最後までゴールをこじ開けることが出来ずにスコアレスドローとなり、優勝はお預けになりました。
※下記のリンク先記事内にハイライト動画があります。
2018年、鹿島の対柏戦全2戦:2勝
2017年のホーム最終戦の恨みを、この年はホームで晴らしたものの・・・タイトルを失った悲しみはタイトルでしか癒せない。
ACLの決勝の間に行われた柏戦での小笠原の雄姿と若鹿達の姿を私は忘れません。
(動画ハイライトあり)2018年7月22日 J1リーグ第15節
鹿島6-2 柏
(ホーム)
鹿島得点者:前半11・41分鈴木 優磨、前半45分中村 充孝、後半14分土居 聖真
後半17・20分安部 裕葵
リーグ前半の波に乗れない時期、そしてワールドカップの中断を経て、チームの立て直しの成果を見せてくれた試合でした。
それでも、この試合に勝利してもまだ10位!でした。
※下記のリンク先記事内にハイライト動画があります。
(動画ハイライトあり)2018年11月6日 J1リーグ第32節
鹿島3-2 柏
(アウェイ試合)
鹿島得点者:前半6分金森 健志、前半27分町田 浩樹、後半16分:山口 一真
この年一番の「誰が出ても鹿島は鹿島」でした。小笠原の凄さを実感した試合です。
一真の逆転弾で出来たチームの輪に涙がこぼれました。
※下記のリンク先記事内にハイライト動画があります。
2020年、鹿島の対柏全1戦:1勝
J2から1年で舞い戻ってきた柏は、恐ろしい破壊力を携えていました。
オルンガ・・・
たぶん、彼の名前も一生忘れないだろうなぁ・・・。
(動画ハイライトあり)2020年8月29日 J1リーグ第8節
鹿島 3-2 柏
(アウェイ)
鹿島得点者:後半27分三竿 健斗、後半44・46分土居 聖真
この試合の前々節に内田が引退し、その魂を胸に戦ったFC東京戦では、アウェイで久々の勝利を収めました。しかし、この試合はオルンガにかき回されてビハインドとなり、内田の想いは僅か1試合で消えるのかと思いヤキモキしていたら・・・。
最後の最後に土居がやってくれた。
柏戦は劇的な試合展開が本当に多いです。
※下記のリンク先記事内にハイライト動画があります。
2017-20年の約3年間の全戦績
5戦して5勝!
勝利を積み重ねていこう!!
鹿島が柏に勝利する鍵
勝利する鍵は3つ!
- オルンガを抑え込むこと
- 江坂に自由を与えないこと
- セットプレーで点を獲ること
オルンガを抑え込むこと
得点ランキング独走中のオルンガを止めるのは至難の業だと思います。
前回の対戦でも2点献上しています。
それでも、経験値を活かして、今度は抑え込んで欲しい。
だって、オルンガクラスの選手を抑え込めないと、ACLやCWCではまともに戦えませんよ!
江坂に自由を与えないこと
オルンガにばかり目がいくが、実は江坂も凄い。
9得点8アシストと素晴らしい数字を残しています。
彼に対しては、鹿島のボランチがしっかりケア出来るかどうかがポイントになると思うのですがどうでしょうか?
ついでに左サイドの三丸も注意ですね。
良いクロスを上げているようなので。
セットプレーで点を獲ること
柏の失点パターンは実は特徴があります。
全失点の35%がセットプレーから、22.5%がクロスからになっています。
一方の鹿島の得点はセットプレーからは得点の17%、クロスは27.7%を占めています。
今年、点がなかなか入らないと言われているセットプレーで決めることが出来れば、優勢に試合を進められるはずです。
まとめ
2位に入って天皇杯に出場しタイトルを手にするチャンスがある限り、それを追い続けて欲しいです。
4連勝しても相手が踏ん張って追いつけなかったら、それはそれで仕方ない。
でも、やはり、国際大会に出ることでチームも選手も大きく成長するはずだから、ACL出場権は手にして欲しいです。
コロナに負けるな!
連戦に負けるな!
戦え、アントラーズ!!
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