2020年7月18日、J1リーグ第5節が開催されました。
我が鹿島アントラーズは、昨年王者の横浜FMをホームに迎えて対戦いたしました。
今季公式戦6連敗中の我がアントラーズ、聖地カシマスタジアム名物の濃霧に包まれ、不安を感じながらの試合となりました。
結果は・・・
4得点上げて昨年王者に勝利し、今期初勝利を上げました。
試合後、スタジアムで観戦している人も、DAZNで応援した人も、脳内でオブラディを何度も何度も歌い、踊っていたはずです。
今シーズンの夜明けとなった、2020年J1第5節・鹿島VS横浜FM戦の結果をまとめておきます。
- 2020年J1第5節・鹿島VS横浜FM戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2020年J1第5節・鹿島VS横浜FM戦の動画ハイライト
- 2020年J1第5節終了時点の順位表
- 2020年J1第5節・鹿島VS横浜FM戦の試合内容と感想
- 2020年J1第5節・鹿島VS横浜FM戦を観て感じた3点
- 鹿島の今後について
- まとめ
2020年J1第5節・鹿島VS横浜FM戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 4-2 横浜FM
前半4分:上田 綺世
前半12分:マルコス ジュニオール
後半13分:上田 綺世
後半22分:エヴェラウド
後半25分:マルコス ジュニオール
後半37分:白崎 凌兵
スターティングと交代メンバー
GK1クォン スンテ
DF14永戸 勝也
22広瀬 陸斗
28町田 浩樹
39犬飼 智也
MF4レオ シルバ
7ファン アラーノ→後半26分8土居 聖真
20三竿 健斗→後半8分6 永木 亮太
25遠藤 康→後半26分41 白崎 凌兵
FW9エヴェラウド→後半35分11和泉 竜司
36上田 綺世→後半35分15伊藤 翔
いちおう布陣は4-4-2だけど
実質的には、上田のワントップでその下に遠藤、エヴェは左の2列目の扱いか。
柔軟に布陣を変える監督だな。
気になる点は・・・
内田がベンチにも入っていない。
怪我の情報はないから、監督は本当にベストでは無いと判断しているのか?
また、杉岡も入っていないのは意外だった。良い選手なのだが・・・。
2020年J1第5節・鹿島VS横浜FM戦の動画ハイライト
やっと、やっと、ハイライト動画を楽しめる。
幸せだ。
2020年J1第5節終了時点の順位表
我がアントラーズは最下位を脱出した。
だけど15位!
やはり最下位よりも悪い成績に感じるのは不思議だ。
川崎の得失点は驚異的だな。独走している。
なんとか、全チームで止めに掛からないと独走されそうだ。
鹿島は地道に追いかけよう。
2020年J1第5節・鹿島VS横浜FM戦の試合内容と感想
スタメン選び、布陣、ベンチメンバー選び、いずれもこの数年にはない驚きがある。
監督の経験値か?
相馬がコーチで入っている良さが出ているのか?
前半開始、上田と遠藤の2トップは驚き。上田はともかく遠藤はどうなのか?
前半4分、エヴェラウドが強引に左サイドを縦に突破してファーへクロスを上げると、走り込んでいた上田の下へ。冷静にゴールへ打ち込んで、鹿島が先制!
欲しかった得点が、アッサリと入った。
前半12分、横浜が同点に追いつく。敵ながら、思わず「すごい」と声が出てしまった。
流れるようなパスワークとはこのことか・・・。
前半25分、横浜のFKはクロスバーで難を逃れる。
前半給水タイム前後、一進一退が続き、どちらも決定機を迎えるが決めきれず。ただ、徐々に横浜ペースになりそうな雰囲気がある。
前半終盤、鹿島の相手DFの裏を突く攻撃、前から嵌める作戦、これらが功を奏し始める。立て続けに鹿島の遠藤と上田がチャンスを得るも、追加点を奪えない。
ハーフタイムでエジカルが交代する。これが大きかった。
基点になっていてなかなかボールを奪えない相手だったので。
後半6分、鹿島ペースの中で上田が決定機を迎えるがGKに止められる。
後半13分、鹿島に最高の形で追加点が生まれる。レオの視野と広瀬のダイレクトでのグラウンダークロス、上田のアウトサイドでの完璧なシュート。見事だった。
後半22分、待望のコンビプレーから3点目!遠藤から右のアラーノへ出して、アラーノはゴール前を横切るグラウンダーを通すと、大外から走り込んだエヴェが丁寧に蹴り込んだ。
後半25分、給水タイム直後にマルコスにスーパーゴールを決められる。ただ、寄せは甘かった気はする。
後半中盤、基本的には鹿島ペース。2点目を獲られても選手交代を上手く進めて主導権は握り続ける。
後半37分、交代で入った伊藤が鋭いチェイスをDFに行いパスがミスとなる。
拾った白崎はGKの位置を見てループを決めて鹿島4点目!
後半終盤、横浜が猛攻を仕掛ける。あわやのシーンを何度か迎えるが2点差なので冷静さを失わずに対処した。
試合終了、4-2で鹿島が今季初勝利を上げた。
2020年J1第5節・鹿島VS横浜FM戦を観て感じた3点
この日の試合を観て感じたのは次の3点です。
今日の勝利で全てが解決するとは思えない
今日の試合は快勝だった。
ただ、これまでの公式戦6連敗から完全に脱却して上昇気流に乗ったかと言うと、疑問が残ります。
終盤、解説の福田が言っていた「今日のマリノスは鹿島の良さを引き出してしまうチームだったのかな」と言うのが正解に感じます。
リーグ開幕当初から鹿島を見ている福田だからこそ、彼の言葉には一定の信頼を置けると思うのです。
福田は、鹿島が変わったとも、鹿島が酷いとも、まして、鹿島が進化したとも言いませんでした。
ただ、度々、「鹿島らしさ」という言葉を使っていたことが気になりました。
今年の鹿島は土台から作り直すと宣言しています。
改革を進めながらも福田の目線には「鹿島らしさ」がベースに感じられるという意味なのか、それとも改革を感じられずに「今までの鹿島らしさ」が続いているのか・・・。
後者だとすると、この先も苦しい戦いが続くような気がしました。
新外国人のエヴェラウドとアラーノについて
エヴェラウドとアラーノ。
今年から鹿島に加入した2人の評価は、ここまではそれほど高くはなかった。
結果が出てないのだから当たり前ですが、昨年までいたセルジーニョが結果を出していたので余計に低評価になりがちだった。
それでもエヴェラウドは、ここ数試合は左サイドで良い動きを見せていたので、結果が出るのは時間の問題と思っていたが、最高の結果を出してくれた。
ほぼ間違いなく、戦力として一年間計算できると思う。
一方、アラーノは評価が難しい。
前半終了間際のボール奪取から上田へ最高のパスを出したシーンや、エヴェラウドの得点シーンでランをさぼらずに後方からしている姿は高評価だ。
ただ、どうも決定率に難があるように思う。
シュートが「惜しい」ではなくて「あぁ」って感じなのだ。
もうしばらく、時間が必要だろうか?
ザーゴ監督への期待は高まる一方です
見事な選手の使い方だと思います。
前節でエヴェラウドを外す決断、レオをベンチに入れながら出さない決断。
今節で早々に三竿を下げる決断(三竿が意見していたようで気になる)、上田やエヴェラウドを引っ張りすぎずに替える決断。
布陣にしても、マリノスだから(多分)遠藤をトップ下で使う決断をしているのでしょうが、選手の最適解を探しつつ、かつ、34試合を見据えて戦っているように感じます。
たかが一勝ですが、けっこう大きな勝利だと思います。
1つだけ疑問を呈すると「町田」の処遇です。
正直に言えば、彼だけは「プレーの質」が一段低いように感じてなりません。
単純なキックミスもそうですが、終盤、ゴールライン際で相手に交わされた後、素早くプレーに戻らずスンテに激怒されているシーンなど、基本的な部分で粗が目立つ気がします。
ザーゴ監督がどんな理由で町田を固定しているのか?
気になります。
左利き&長身のポテンシャルを伸ばす為なのか、奈良の復活待ちなのか?
しばらく様子見です。
鹿島の今後について
ようやく1勝を上げたので、ここから反撃です。
■鹿島アントラーズの今後の試合予定
- J1第6節 7/22(水) 19:00 アウェイ VS 湘南
- J1第7節 7/26(日) 18:30 ホーム VS FC東京
- J1第8節 8/1(土) 19:00 アウェイ VS 大分
- J1第9節 8/8(土) 18:30 ホーム VS 鳥栖
- J1第10節 8/16(日) 18:30 ホーム VS 神戸
- J1第11節 8/19(水) 19:00 アウェイ VS 横浜FC
- J1第12節 8/23(日) 19:00 ホーム VS G大阪
- J1第13節 8/29(土) 19:00 アウェイ VS 柏
8月まで中断することなくリーグが継続されることを願います。
まとめ
試合後の選手の表情が本当に晴やかでした。
ようやく、胸のつかえが下りた感じでした。
エヴェラウドとレオとスンテの3人が話しているシーンが映りましたが、とても頼もしかったです。
ただ・・・何語で話していたのだろう?
次の相手はマリノスとは全く異なるサッカーをする湘南です。
しかも、ここ数年は相手のホームで煮え湯を飲まれています。
きっちり叩いて、鹿島のエンジン始動を印象付けて欲しいです。
戦おう!
勝とう!!
行け、アントラーズ!!!
↓オススメの鹿島アントラーズブログランキングはこちらへ!