2019年12月14日、サッカー日本代表は韓国において、2019年EAFF E-1サッカー選手権・第2戦の香港戦に挑みました。
初戦の中国戦は、手こずりながらも勝利を得るも、イマイチ、監督の狙いが掴み切れない試合となりました。
続き第2戦の相手は香港。中国、韓国と比べると明らかに力が落ちる相手に、どんなメンバー、どんな布陣で挑むのか注目して観戦していました。
EAFF E-1サッカー選手権・日本代表VS香港代表戦の記録を残しておきます。
EAFF E-1サッカー選手権・日本代表VS中国代表戦の結果とスターティングメンバー及び交代メンバー
日本 5-0 香港
前半8分:菅 大輝
前半14分:田川 亨介
前半26分:小川 航基
前半46分:小川 航基
後半13分:小川 航基
スターティングメンバー
GK23大迫 敬介
DF 2菅 大輝
3田中 駿汰
15渡辺 剛
21古賀 太陽
MF6大島 僚太
10仲川 輝人
16相馬 勇紀
17田中 碧⇒後半22分4畠中 槙之輔
FW11田川 亨介
20小川 航基⇒後半39分13上田 綺世
スタメン11人を総入れ替え。
しかも、代表初出場が8人(3バックの古賀太陽、田中駿汰、渡辺剛、ボランチの田中碧、右サイド相馬勇紀、前線の仲川輝人、田川亨介、小川航基)。
思い切った全員入替と初選出の大量投入は素晴らしい。
相手が相手ですが、中核になる選手を1・2名残して保険を掛けるよりも、気持ちよい布陣でした。
ただ、采配は相変わらず疑問。
中国戦も、香港戦も、何故に2人だけ?
交代する時間もどうして最終盤?
疑問は残りました。
EAFF E-1サッカー選手権・日本代表VS中国代表戦の試合内容と感想
先の中国戦では、中途半端なメンバー構成に疑問を感じましたが、第2戦の香港戦は完全に若手のサバイバルの場と割り切ったメンバー編成でした。
それはそれで、楽しめました。
前半序盤、香港の奇襲が失敗したことで、戦いの趨勢は決まった。
彼らの奇襲は日本の気を引き締める役になっただけでした。
前半総括、立て続けに香港ゴールに襲い掛かり、前半だけで4点を奪う。
相馬が活き活きお右サイドで躍動しているのが、なんとも歯痒い・・・。
後半序盤、香港は選手を変えて前線から必死に圧力を強める。
その結果、FKを得てチャンスを得るも、シュートはクロスバーを掠めて枠外へ。
後半総括、日本が手を抜いたというよりは、手数を掛け過ぎた感が強い。
もっと、個々の選手が仕掛けても良かったと思うが、安全第一のプレーは、得点差の開いたこの試合で優先すべきことだったのか?
日本勝利、力の差がある相手にしっかりと点を獲って勝ったが、後半は不満を感じるシーンもあった。
解説の闘莉王も時々、厳しい指摘(怒り?)を口にしていた。
香港戦は森保監督の意図は明確だった
中国戦のように、既に代表でプレー経験の選手を中途半端に混ぜるのではなく、思い切って若手のサバイバルにしたのは良かった。
ただ・・・
何故にこの選手をそこに配置するの?
と言う疑問はありましたが、まあ、何かあるんでしょうね、考えが。
それと、やはり気になるのはフル代表とオリンピック世代でシステムが違うのは良いのかということ。
フル代表は基本4バック、オリンピック世代は3バック・・・。
これが、フルとU16とかで監督も違うなら判らなくも無いですが、同じ監督が指揮している関係性の近いチームでシステムが違うのは、果たして一貫したチーム作りや評価に繋がるのかが謎です。
相馬は鹿島へのレンタルを延長してくれるのか?
この日の香港のレベルを差し引いても、相馬をもっと鹿島で観たいと思わせてくれるプレーだった。
タイミングを見て飛び出す動き
縦に仕掛ける姿勢
クロスの精度
最後まで落ちない体力
来季も鹿島でやって欲しいです!
大島は別格だった
鹿島サポの私としては、他チームの、しかも川崎の選手を褒めたくないけど・・・。
見ていて感じたのは、明らかにレベルが違うということ。
視野の広さ
パスの精度
この2つも凄かったけど、私的に一番感心したのは基本動作の正確さです。
トラップが上手い
トップスピードに乗っていようと、味方のパスがずれようと、次のプレーを自分がしやすい場所へ正確に置いていたように感じました。
怪我さえなければ、フル代表の中核、いや、間違いなく海外に一度は出ていたはず。
そう思うと、「無事之名馬」ってのは凄い格言だと改めて感じました。
大島を見るとやっぱり思うのは・・・
柴崎、鹿島に帰ってこないかなぁ・・・ということ。
今後の日本代表の日程
2019年度の日本代表の活動もいよいよ残り1試合。
勝てば優勝(引分けでもOKだが)ってのは、判りやすい状態です。
■2019年の日本代表のスケジュール
▲2019年12月18日(水)EAFF E-1 サッカー選手権 2019 決勝大会
日本代表VS韓国代表
19:30(日本時間)/釜山
まとめ
2年前のE1で日本は韓国に惨敗しています。
試合後、当時の監督であったハリルホジッチは「韓国が日本より強いことは試合前から分かっていた。相手とのレベルに差があったし、韓国の方が格上だった」と相手を称賛したコメントを残し、これが引き金となって翌年の解任劇に繋がった。
惨敗の記憶を拭いとるためにも
森保監督に同じ轍を踏ませないためにも
勝って、優勝して、一年の締めくくりにして欲しい。
大会の意義を問われることが多いE1ですが、それでもタイトルはタイトルです。
獲れるチャンスのあるタイトルは全て狙う。
それが鹿島スタイルです!
頑張れ上田!
頑張れ相馬!
アントラーズァミリーが応援しているぞ!
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