2019年11月30日、鹿島アントラーズは聖地カシマスタジアムにヴィッセル神戸を迎えて、2019年J1リーグ第33節を戦います。
今シーズンのホーム最終戦です。
31節、ホームで川崎に敗戦。
32節、アウェイで広島とスコアレスドロー。
終盤になってチームのバイオリズムは下降気味ですが、あと2節しかありません。
どうか戦う気持ちを振り絞って欲しい。
2019年J1第33節・鹿島VS ヴィッセル神戸戦を前に思うことをまとめました。
- 2019年J1第33節・鹿島VS ヴィッセル神戸戦の予想スターティングメンバー
- 対戦相手の「ヴィッセル神戸」について
- まとめ
2019年J1第33節・鹿島VS ヴィッセル神戸戦の予想スターティングメンバー
ようやく、主力メンバーが勢ぞろいすると思ったら・・・。
主力メンバー2人が出場停止になってしまった。
何というか、大一番でどうにもツキを掴めない監督です。
現時点での負傷情報及び欠場が濃厚(出場停止)な選手は、
小田、手術で今期は絶望。来年、待ってるよ!
三竿、出場停止。先の広島戦で途中出場してイエローを貰ってしまった。
ブエノ、出場停止。先の広島戦で主審の厳しすぎる判定でイエロー貰ってしまった。
上記事情を踏まえたVS ヴィッセル神戸戦の予想スターティングラインナップ・・・。
2トップは、土居と伊藤。
鹿島の勝利はこの2人のコンディション次第と言っても過言ではない。
川崎戦は悪くなかったけど、広島戦では良さを出せなかった。
2列目は、左に白崎、右にセルジーニョ。
窮屈そうにプレーする白崎が気になります。
ボランチは、レオと永木!
レオの悪い癖(持ち過ぎ)が出なければ、神戸の外国人選手に負けないはず。
SBは左に小池、右に内田。
前節の町田の出来を考えると、小池に思いっきりやらせてみたらどうか?
正直、ベストの状態とは思えない。出場したときに目に見える結果は出ていない。
でも・・・内田の経験値に期待します。
CBは犬飼とスンヒョン。
前節の試合終了時、膝から崩れ落ちたスンヒョンの姿が忘れられない。
あれくらい強い気持ちを、チーム全員が共有すれば、勝てる!
GKはスンテ。
前節終了時の言葉は鹿島ファミリー全員を奮い立たせてます。
「まだ終わってはいない」
僕らは、今こそ誰もが知るあのフレーズを口にするときです。
スラムダンク 第69話「WISH」より引用
対戦相手の「ヴィッセル神戸」について
色んな意味で話題豊富な、Jリーグの規格に収まらないチームになりつつあります。
ポドルスキが来た時も本当に驚きましたが、その後、イニエスタで仰天しました。
更に、ビジャを獲得し、日本代表でも活躍した酒井高徳も獲り、ビジャの引退報道が出るや新たな獲得の噂が後を絶ちません。
スペイン代表MFダビド・シルバ
元ドイツ代表FWマリオ・ゴメス
あ~あ・・・
人生、お金が全てではないけど、お金があれば様々な事にトライ出来るってことをみせつけてくれていますね。
ビジャは、やはり本物は違うなと感じさせてくれました。
年だし、それほど活躍できないだろう・・・と思っていてすいませんでした。
27試合出場で12ゴールを上げています。
環境が違えど、サッカーが違えど、獲れる人は獲る。
結局、日本人選手の多くが、海外で本当の意味で信頼を獲得できないのは、この「目に見える結果」を手に出来ないからではないでしょうか。
ヴィッセル神戸の今季の状態
10位/勝点41
12勝5分15敗
54得点57失点
我が鹿島が
3位/勝点60
17勝9分6敗
52得点27失点
鹿島が神戸に勝利するポイントは「守備」と「2点目」
気にすべきは神戸の得点力。
神戸は鹿島よりも点を獲っています。
中心にいるのは、ビジャと先日代表デビューした古橋で、2人で22得点!
古橋はアシストも8で、次点は西の7、イニエスタが6と続きます。
とにかく、歯車が噛み合えばあっという間に得点を量産しますが、一方で守備の歯車はなかなか合わないようです。
直近7試合の結果は以下の通り。
- 第32節H神戸1-0セレッソ
- 第31節A神戸0-3名古屋
- 第30節H神戸2-0仙台
- 天皇杯準々決勝H神戸1-0大分
- 第29節H神戸1-3F東京
- 第28節A神戸2-6広島
- 第27節A神戸2-1川崎F
4勝3敗で9得点13失点。
注目は4勝のうち3勝が無失点と言うことです。
嵌れば盤石だけど、一度ずれると修正できないようです。
ゆえに「気持ちよく守備をさせない」ことが鍵になりそうです。
攻撃面では、やはり鹿島の得点力が落ちていること。
直近2試合は無得点ですし、複数得点は9/25の天皇杯4回戦のマリノス戦4-1勝利まで遡ります。
ゆえに、鹿島が如何にして2点目を取るか?も勝利への鍵となりそうです。
鹿島アントラーズとヴィッセル神戸の全対戦戦績
これまで51試合対戦しています。
意外と対戦数が多いのにビックリしました。
鹿島 32勝
神戸 11勝
引分 8
鹿島から見て97得点、49失点です。
通算成績では鹿島が圧倒しています。
それでも、近年は苦戦のイメージが強いです。
直近3年間の鹿島の対ヴィッセル神戸戦の記録
2016年~18年の成績をまとめました。
直近3年の記録を見ると、苦戦のイメージが強い理由が判ります。
2016年鹿島VS神戸は4戦して2勝2敗
翌年、鹿島が何故にペドロを獲得したのか?が良く分かります。
神戸に居たときのペドロはマジで凄かった。
(動画ハイライトあり)2016年3月27日 ルヴァンカップグループステージ
鹿島1-4 神戸
(アウェイ)
鹿島得点者:後半39分山本
神戸に在籍していたペドロが悪魔的な活躍をした試合です。
1点目は中央からドーン。2点目は粘ってアシストを出す。3点目はCKからドーン。4点目はゴール前でスルーしてお膳立て。
この印象が強すぎて、鹿島に加入した時にはもの凄く期待したのですが・・・。
(動画ハイライトあり)2016年6月18日 J1リーグ1st第16節
鹿島2-1神戸
(アウェイ)
鹿島得点者:前半45分土居、後半5分遠藤
先制されますが、ポストなども味方につけて必死に守り、逆転して5連勝。ファーストステージ優勝へ王手を掛けた試合でした。
カイオの躍動が懐かしい。
(動画ハイライトあり)2016年11月3日 J1リーグ2nd第17節
鹿島0-1神戸
(ホーム)
この時もペドロにやられた。
ゴール前でソガさんを翻弄した足技・・・鹿島ではこんなプレーは見せてくれなかったような気がします。
まあ、これだけやられたら、獲得に動いてもおかしくないですね。
(動画ハイライトあり)2016年11月12日 天皇杯4回戦
鹿島2-1神戸
(アウェイ)
鹿島得点者:前半32分・後半10分ファブリシオ
移籍したカイオの代わりに獲得したファブリシオがようやく結果を出した試合です。
今にして思うと、2016年のセカンドシーズンは本当に調子が悪くでどん底でしたが、この試合が1つの契機となり、チャンピオンシップ制覇、CWC、天皇杯制覇に繋がったように思います。
2017年鹿島VS神戸は3戦して1勝1分1敗
この年の神戸戦3試合を見返すと、2017年の鹿島の状態の推移が良く分かります。
1戦目はどん底
2戦目は優勝へ突き進む中
3戦目は迷走を始めたころ
(動画ハイライトあり)2017年5月14日 J1リーグ第11節
鹿島1-2 神戸
(ホーム)
鹿島得点者:後半44分レアンドロ
期待と共に獲得した「鹿島のペドロ」は開始早々にチャンスを得ますが決めきれないと前半15分までに2失点。その後も危険なシーンが満載。
後半は必死に攻めるも疲労なのか、レオも遠藤も負傷交代。ポストにも嫌われ1点決めるのがやっとでした。
この敗戦で、11試合で早くも4敗目。どん底でした。
レアンドロの技術の高さ、2失点に絡んだけど初スタメンだった町田の可能性。
それを慰めとした試合でした。
2017年8月9日 J1リーグ第21節
鹿島2-1 神戸
(アウェイ)
鹿島得点者:後半21・41分金崎
先制されて苦しい試合でしたが、金崎の2ゴールで逆転勝ち。
試合後の金崎のコメントで泣きました。
「このピッチでどうしても勝たないといけない理由があったのでしっかり勝ててよかった」
神戸からのオファーを断った直後の試合で2得点を上げて鹿島を勝利に導いた。
鹿島に必要なのはこういう男です。
↓下記の記事内にハイライト動画があります
(動画ハイライトあり)2017年10月25日 天皇杯準々決勝
鹿島1-1神戸(PK4-5)神戸勝ち抜け
(アウェイ)
鹿島得点者:後半18分昌子
最後の最後、中村の不用意なプレーから同点に追いつかれ、延長戦では西のゴールを取り消され、PK戦で汚名挽回を図った中村はPKを止められ・・・。
後半、追加点が獲れなかったのも問題だけど、この頃から、悪い時の空気を変える手が打てないのは変わらないよ、大岩監督!
2018年鹿島VS神戸は2戦して1勝1分
評価が難しい年でした。
ホームではかなり苦戦して、乗り込んだアウェイでは近年稀にみる大勝でした。
(動画ハイライトあり)2018年4月25日 J1リーグ第10節
鹿島1-1 神戸
(ホーム)
鹿島得点者:後半10分鈴木
前節川崎に大敗してシステムを変えて試合に臨んだ
4-2-3-1だったように思う。
神戸が対応できずに鹿島ペースだったがポドルスキの絶妙ループパスから失点
なんとか追いつくものの、逆転まで出来ず。
監督の采配で変化を付けられたようにも思うのですが・・・。
↓下記のリンク先記事内にハイライト動画あり
(動画ハイライトあり)2018年9月29日 J1リーグ第28節
鹿島5-0 神戸
(アウェイ)
鹿島得点者:前半30分レオ、前半40分西、後半11分鈴木、後半30分セルジーニョ、後半46分金森
犬飼と町田のCBで無失点達成!
そして大量得点!金森は鹿島移籍して1年以上たって初ゴールでした。
近年稀にみる快勝劇でした。
↓下記のリンク先記事内にハイライト動画あり
2016-18年3年間の対ヴィッセル神戸戦の全戦績
9戦して4勝2分3敗!
直近3年だと、けっこう苦戦しています。
まあ、勝てない、または負けるときは鹿島が点を獲れない時ですね。
(動画ハイライトあり)2019年5月12日 J1リーグ第28節
鹿島1-0神戸
(ホーム)
鹿島の得点者:前半17分セルジーニョ
犬飼から安西、白崎が中のギャップに潜り込むとそこへパス。素早く前線へ浮き球のパスを出すとセルジが技ありのシュート。
こういうサイドに拘り過ぎないプレーをもっと出してもいいのになぁ・・・。
↓下記のリンク先記事内にハイライト動画あり
まとめ
本当に勝つしかありません。
勝つしかないんですよ!
タイトルとか、順位とか、天皇杯とか、来シーズンとか・・・
残り2節は気にしないで、目の前の試合で勝利することに集中してください。
ただひたすらに・・・
勝利を目指し、戦ってください。
勝利を手にして聖地に凱歌を!
行け、アントラーズ!!
↓オススメの鹿島アントラーズブログランキングはこちらへ!