2019年7月6日、鹿島アントラーズは聖地・カシマスタジアムにジュビロ磐田を迎え、2019年J1リーグ第18節を戦いました。
前節、終了間際まで手にしていた勝利を、ラスト数十秒をこらえきれずに失点し、勝点2を失ってしまった鹿島アントラーズ。
失意のチームやサポーターに追い打ちを掛けるように、相次いで主力選手の移籍報道がネットを賑わせる中で迎えた、ライバル磐田との一戦です。
鹿島が鹿島で居続けるために、絶対に負けられない一戦。
記念すべき、J1で500勝を達成した、2019年J1第18節・鹿島VS ジュビロ磐田戦の記録を残しておきます。
2019年J1第18節・鹿島VS ジュビロ磐田戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 2-0 ジュビロ磐田
前半29分:オウンゴール
前半40分:小池 裕太
スターティングと交代メンバー
GK 1 クォン スンテ
DF 6 永木 亮太 →後半9分 16山本 脩斗
26 小池 裕太
28 町田 浩樹 →後半47分 27ブエノ
39 犬飼 智也
MF 4 レオ シルバ
11 レアンドロ →後半29分 10安部 裕葵
20 三竿 健斗
41 白崎 凌兵
FW 8 土居 聖真
18 セルジーニョ
渦中の人、安部はベンチスタート。
安西と鈴木は怪我でベンチ外(スタンドには居た)。
心配された白崎はスタメンで姿を見せてくれたのは朗報でした。
ただ、前半に相手の山田に思いっきりローキックを食らわされた影響なのか、永木が後半早々に交替したのが気になります。
2019年J1第18節・鹿島VS ジュビロ磐田戦のハイライト
鹿島は勝った。
2-0で勝った。
しかし・・・
実はシュート数は僅かに3!
しかも枠内は1!
(2点取ってるの枠内1だが、1点はオウンゴールなので計算は合う)
サッカーと言うのは本当に不思議なスポーツです。
2019年J1第18節終了時点の順位表(暫定)
ACL組みの鹿島、広島、浦和、川崎Fの4チームは17試合です。
17試合を終えて4位!
首位のFC東京と勝ち点差は8のままです。
1試合少ないとは言え、簡単ではない差です。
鹿島VS ジュビロ磐田戦の試合内容と感想
まず試合内容について・・・
試合開始前、7月なのに気温21度!
雨に濡れた身体には堪える天候にも関わらず、17000人以上の観衆が聖地に集った。
チームの行く末が心配で集まってきた気持ち半分
チームを巣立っていく家族へエールを送る気持ち半分
気温は寒いけど、スタジアムは熱気に包まれていた。
試合開始、試合前に心配したとおり、監督交代、かつ直前の天皇杯で快勝したジュビロが勢いにのって鹿島ゴールに迫る。
試合前半から中盤、鹿島、殆ど、何も出来ない。
磐田が面白いように鹿島の攻撃を絡め取って波状攻撃をしかけてくる。
山田、ロドリゲス、中山、松本などを捕まえることが出来ない。
前半29分、土居が左サイド深くで得たFKを小池がキッカーを務める。得意の左足から放たれた鋭いクロスをレアンドロがニアで後ろへ逸らすと、新里に当たってゴールへ。
オウンゴールだが、これは事故みたいなものだ。
それにしても、鹿島は始めてのチャンスで、シュート0本で先制した。
鹿島先制後、磐田優勢なのは変わらず。
鹿島はまともにチャンスは作れない。
前半40分、左サイドで小池と白崎がパス交換。小池が抜け出す。
ゴール前に誰も走りこんでは居なかったが、小池は強引に左足を振りぬく。
相手GKの予測外のキックは、左右に揺れながらゴール右隅へ!
ついに、小池がJ初得点を上げる!
それにしても・・・鹿島はシュート2本で2点・・・。
前半終了、2-0で鹿島がリード。
圧倒的に攻めていた磐田からすれば、狐につままれたような気がしているだろう。
後半開始、磐田はアダイウトンを投入して2トップに。
前半の出来を考えると、厳しい45分になると思われた・・・。
後半序盤、磐田が何度か決定機を迎えるが決めきれない。
後半11分、右サイドで得たFKを小池が蹴ると永木と交代で入った山本がヘディングするもゴール右へ・・・。
これが鹿島の最後のシュート。トータル3本・・・。
後半17分、スンテがビッグセーブ!この時間帯に1点取られていたら危なかった!!
実は、磐田のビッグチャンスもこれが最後でした。
後半中盤から終盤、磐田が主導権を握りつつも、前半のように決定機までは到らず。
ただし、鹿島が盛り返している訳ではない。
試合終了、磐田サイドからしたら、「やってられん」という印象だろう。
新しいSBが誕生した夜
前節の広島戦での出来を引き続き披露してくれた小池の夜でした!
今期、左SBを主戦場にしていた安西は、昨年鹿島に加入し、スタメンや途中出場であちこちのポジションを経験する中で力を付けていきました。
頼りになるSBが誕生したと思ったのも束の間、先日の広島戦で負傷して離脱すると、なんと海外への移籍話が出てきて・・・。
ただでさえSB不足のチームから移籍してしまうなんて・・・
チームはどうなるのだと心配して駆けつけたサポーターを、小池はプレーで安心させることに成功した。
仮に、本当に仮にですが・・・、
安西が移籍したとしても、「鹿島にはまだ戦えるSBがいる」。
それが判っただけでも本当に良かった。
そして、改めてサポータも思った。
「雑音に惑わされず、チームのために戦っている選手を応援しよう」と。
勝つには勝ったが、これでいいのかシュート3本・・・
勝利後のインタビューで大岩監督がとても渋い表情をしていた。
記念すべき500勝なのに。
前人未到の500勝なのに。
喜ぶどころか、「ガッカリしている」くらい言いかねない表情でした。
良かった。
監督のこの言動を見て、変な話ですが「安心」したサポーターは多かったはず。
ただ、簡単に改善するような欠点でもないのが心配ですが・・・。
500勝のことや、安部のことや、色々と書きたいことがあるけど・・・
まだ何も決まっていないし・・・
なによりも、無理して参戦したら体調が悪化して前半でダウンしてしまい、多くのスタッフや周りの方に迷惑をかけてしまったので、今回の記事はここまでにします。
ご迷惑を掛けた皆様。
申し訳ありませんでした。
ありがとうございました。
鹿島の今後について
とにかく・・・
目の前の試合を1つ1つ、大切に戦い、勝利することに集中して欲しい。
■鹿島アントラーズの今後の試合予定
- J1第19節 7/13(土) 19:00 アウェイ VS 仙台
- J1第20節 7/20(土) 18:30 ホーム VS 鳥栖
- J1第16節 7/31(水) 19:30 アウェイ VS 浦和
※第16節の浦和戦は鹿島も浦和もACLラウンド16に進出したため延期となった。 - J1第21節 8/3(土) 19:00 アウェイ VS 湘南
- J1第22節 8/10(土) 18:30 ホーム VS 横浜FM
- 天皇杯3回戦 8/14(水)日時場所未定 VS栃木SC
- J1第23節 8/17(土) 19:00 アウェイ VS 大分
- J1第24節 8/23(金) 19:00 ホーム VS G大阪
- ACL準々決勝第1戦 8/28(水)時間未定 アウェイVS広州恒大
- J1第25節 9/1(日) 18:00 アウェイ VS 清水
※9/5にカシマスタジアムで代表戦あり。対戦国未定。
この過密日程で選手を出せるのか??? - ACL準々決勝第2戦 9/18(水)時間未定 ホームVS広州恒大
怪我人の状態はどうなのだろう?
たぶん、鈴木は単純な故障ではなかったのだろう。
移籍はどうなるのだろう?
ちゃんと補強は考えているのだろうか?
期待と不安が織り交ざる夏になりそうです。
まとめ
次の相手は仙台か・・・
海外移籍を決めたシュミットが、最後の試合になるので気合十分らしい。
そんなヤツを、いなすように、コロッとシュートを決めて欲しいです。
翔さん、やってくれないかなぁ・・・。
色々と不安ばかりです。
でも、こういう時期こそ心を1つにしよう。
One Family
これからも鹿島と共に!
↓オススメの鹿島アントラーズブログランキングはこちらへ!