2019年6月30日、鹿島アントラーズは聖地・カシマスタジアムにサンフレッチェ広島を迎え、2019年J1リーグ第17節を戦いました。
6月に入ってからは、代表戦やACLラウンド16などがあり、リーグ戦は僅か3試合しかありませんでした。
それでも、対広島に限ると、6月だけで3試合目。
1戦目のACL第1戦はホームで勝利、2戦目のACL第2戦はアウェイで敗戦。ただしアウェイゴールの関係で鹿島がベスト8進出。
3戦目のリーグ戦はホームでドロー・・・。
しかも終了間際に失点してドロー・・・。
痛すぎる引分です。
今回の引分は優勝が遠のいたと感じさせました。
2019年J1第17節・鹿島VS サンフレッチェ広島戦の記録を残しておきます。
- 2019年J1第17節・鹿島VS サンフレッチェ広島戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2019年J1第17節終了時点の順位表(暫定)
- 鹿島VS サンフレッチェ広島戦の試合内容と感想
- 鹿島の今後について
- まとめ
2019年J1第17節・鹿島VS サンフレッチェ広島戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 2-2 サンフレッチェ広島
前半1分:レアンドロ
前半27分:柏 好文
後半29分:町田 浩樹
後半49分:柏 好文
スターティングと交代メンバー
GK 1 クォン スンテ
DF 6 永木 亮太
26 小池 裕太 →後半32分 27ブエノ
28 町田 浩樹
39 犬飼 智也
MF 4 レオ シルバ
11 レアンドロ
19 山口 一真 →後半11分 25遠藤 康
20 三竿 健斗
FW 8 土居 聖真 →後半40分 18セルジーニョ
15 伊藤 翔
セレッソ戦に続いてリーグ戦出場となった小池。
多くの人が、不安と期待を抱いて彼のプレーを見守っていましたが・・・
及第点でした。本当に良く戦っていました。
ただし、同じく左サイドで先発した山口は期待はずれに終わりました。
それにしても・・・
これだけ怪我人が続出してメンバーが揃わないのでは、監督の能力が良いのか悪いのかすら判断出来ません。
大岩監督が気の毒です。
2019年J1第17節・鹿島VS サンフレッチェ広島戦のハイライト
決められるチャンスに決めれないとこうなる典型です。
しかしなぁ・・・
最後の最後に柏がノーマークにしてはイカンですよ。
2019年J1第17節終了時点の順位表(暫定)
ACL組みの鹿島、広島、浦和、川崎Fの4チームは16試合消化です。
16試合を終えて5位!
1試合少ないとは言え、首位のFC東京と勝ち点差8です。
う~ん、厳しい。
鹿島VS サンフレッチェ広島戦の試合内容と感想
まず試合内容について・・・
試合開始、ここ数試合、左の2列目で活躍していた白崎が怪我で離脱。今期、左SBでスタメンを確保しつつあった安西も怪我で離脱。よって、2列目の左は山口、左SBには小池という何とも不安の残る布陣で試合を開始した。
前半1分、奇襲成功。
レアンドロのシュートが相手に当たってゴールに吸い込まれ鹿島が先制。
若鹿達が戦いやすくなった。
前半序盤、山口と小池の関係に、当たり前だが連動は感じられない。それでも、小池のプレーは良い。やはり、技術が高いと感じる。
前半中盤、序盤を耐え切った広島が押し戻し始める。
前半27分、柏に上手く流し込まれて失点。
前半28分、伊藤がチャンスをモノに出来ず。SHOWタイム不発。
前半終盤、一進一退が続く。
ようやく、山口と小池に連携が見られるようになる。
後半開始、鹿島が再び奇襲を掛けるも攻めきれず。
後半序盤、一進一退が続く。
鹿島が先に動く。山口を下げて遠藤を投入。レアンドロを左にして遠藤を右に配置して、左からの攻めに蓋をしようとする。
後半15分、あわやのシーンで小池が見事な戻りを見せる。
後半29分、FKのこぼれ球を拾った小池が思い切り良くミドルを放つと、ゴール前に張っていた町田を僅かに掠めてゴール!鹿島が追加点!!
小池のJ初得点!
・・・と思ったら、公式では町田の得点に変更になっていました。
後半32分、小池→ブエノ。CBの町田を左SBへ移してブエノをCBへ。
これが当たりでもあり、失点の原因にもなり・・・。
後半終盤、鹿島は引きすぎず、途中投入されたセルジーニョやレアンドロを中心にゴールに迫るも追加点を奪えず。
一方、ブエノがモンスターのようにピッチを駆け回り、ボールを刈る、人を刈る、相手の勢いを刈る!
広島は途中投入したパトリックを中心にして鹿島ゴールに迫るが、ブエノ鬼神を超えられない。
鹿島の勝利目前・・・
スローインをパトリックと競り合ったレオがあっさりと負け、ゴール前に持ち込まれると右サイドで柏がフリー・・・
必死に三竿がブロックに飛び込むも万事休す。
左SBへ移動していた町田が中央寄りに位置しており、サイドには誰もいない。
完全に油断でしょう。危機察知して指示を出す選手がいないのが今の鹿島の現状。
終了直前、同点に追いつかれる。
試合終了、勿体無い。なんて言葉で片付けられない、ダメージの大きい引分です。
続いて、気になった点をピックアップします。
セレッソ戦と別人のような小池!
セレッソ戦後の記事では、上手いけど、熱さや気迫を感じられない。中村との違いも無く使われないのも納得・・・。と書きました。
それでも、SBに怪我人続出で出場の機会が巡ってきたので、なんとか良さを出して欲しいと思って観ていました。
いい!
前回とは別人のような動きの良さです。
同じくこの日の試合で2列目にスタメンに入った山口とはなかなか連携が取れずに苦労している印象でしたが、それはどちらかと言えば山口の問題かも・・・。
小池は攻守に渡って印象に残るプレーを数多くしていました。
これは安西もウカウカしていられませんよ!
左の2列目が白崎やレアンドロであれば、もっと小池の良さが出たかも知れません。
水曜の天皇杯では連続して出場することを期待します。
今日の活躍が本物であることを願います。
このままでは消えてしまうよ山口
凄く好きなタイプの選手なんです。
気持ちを前面に出して、戦う選手は本当に好きです。
ただ・・・
結果が出ていません。
その所為か、最近は彼の思い切りの良さも影を潜めているような気がします。
元々、守備に難があるのは素人目にも判るほどですが、攻撃面では欠点を補うくらいの気迫がありました。
でも、その強引さが影を潜めてからどうにもしっくりきません。
このままでは、出場の機会がドンドン減ってしまうよ。
来年、鹿島のユニフォームを着ているか判らないよ。
悩みを吹っ切って無心でゴールへ突き進んで欲しいです。
この怪我人の多さは異常です!
本当にどうなっているのだ?
確かにこの数年、鹿島の試合数は異常に多い。
選手に疲労が蓄積しているのは判らなくもない。
だが・・・
今期加入した白崎や伊藤翔が怪我を繰り返すのは何故?
鈴木が一度もピッチに戻れないのは何故?
内田も軽症といいながら戻れないのは何故?
復帰したばかりの山本や中村が再び怪我で離脱するのは何故?
疑問だらけのコンディション管理です。
昨日の試合は本当に重要な一戦でした。
優勝するにはどうしても勝ち点3が必要な試合でした。
しかし・・・
左サイドの2人は2年目の山口と、経験不足の小池(春先にレンタル加入)です。
コパ帰りの安部は前日の練習で怪我をした様子。
また、CBはスンヒョンが離脱して犬飼と町田のコンビ。
右SBはいまや定着したように見えますが本職がボランチの永木です。
さすがにこの布陣で戦った結果、勝ちきれないのは監督の所為だ!
と言うのは酷だと思います。
チームとしてコンディション管理の面はどうなっているのだろう?
本当に止む終えない運の悪さで離脱しているのか?
シーズン半ばを過ぎますが、主力がこれだけ働けないチームでは優勝は厳しいように感じてなりません。
鹿島の今後について
広島との勝負の3連戦は1勝1敗1分に終わりました。
近年の両者の力関係の通りの結果となりました。
上位の背が遠のく1分になりました。
■鹿島アントラーズの今後の試合予定
- 天皇杯2回戦7/3(水) 19:00 ホーム VS 北陸大
- J1第18節 7/6(土) 19:00 ホーム VS 磐田
- J1第19節 7/13(土) 19:00 アウェイ VS 仙台
- J1第20節 7/20(土) 18:30 ホーム VS 鳥栖
- J1第16節 7/31(水) 19:30 アウェイ VS 浦和
※第16節の浦和戦は鹿島も浦和もACLラウンド16に進出したため延期となった。
明後日の天皇杯は若手主体で臨んで欲しい。
小池、山口、平戸、関川、名古、金森は最後のチャンスと思って戦って欲しい。
最近はスンテの日本語もかなり上達して、日本語で叱咤している様子を見受けられますので、敢えてソガさんにせず、スンテ固定で後方から叱咤させることで、若手主体のチームでも十分に戦えると思います・・・。
まとめ
今年はリーグを獲って欲しい。
ACL連覇ももちろん狙って欲しいが、なによりもリーグを獲って欲しい。
賞金を手にして、この先数年のチーム作りに活かして欲しい。
シーズン当初から願い続けているのだが、リーグタイトルがちょっと遠のいた印象です。
昨年に続き今年も野戦病院状態のアントラーズ。
フルメンバーで戦える日はいつになるのだろうか?
選手層は、十分に優勝を狙える潜在力があるはずなのだが・・・。
怪我人の復帰
怪我人を防ぐ
そこにチームの力を注いで欲しい
戦う力を、揃えてくれ!
頑張れ、アントラーズ!!
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