2019年6月18日、鹿島アントラーズは聖地・カシマスタジアムにサンフレッチェ広島を迎えて2019年ACLラウンド16第1戦を戦いました。
相手は、同じJリーグに所属している広島。
広島とはACLの直後にリーグ戦が控えているので、短期間に3度戦うことになります。
ACL連覇、リーグ制覇のためには、難敵相手に3連勝が必要。
いまだ怪我人が戻らないチーム状況で不安はありましたが・・・
鹿島にとって鬼門であったACLラウンド16ですが、昨年、ACLを制覇したことで苦手意識は払拭されたようです。
狙い通りの無失点勝利を飾った、2019年ACLラウンド16第1戦、鹿島VS広島戦の記録を残しておきます。
2019年ACLラウンド16第1戦、鹿島VS広島戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 1-0 広島
前半24分:セルジーニョ
スターティングと交代メンバー
GK 1 クォン スンテ
DF 5 チョン スンヒョン
22 安西 幸輝 →後半28分 28町田 浩樹
39 犬飼 智也
MF4 レオ シルバ
6 永木 亮太
8 土居 聖真
18 セルジーニョ
20 三竿 健斗
25 遠藤 康 →後半35分 15伊藤 翔
41 白崎 凌兵 →後半45分19山口 一真
登録上は土居もセルジーニョもMFとなっていましたが、布陣としては彼らが2トップに位置する鹿島伝統の4-4-2で戦っていました。
途中交代で左SBに入った町田が思った以上に良いプレーをしたのが印象的ですが・・・
それ以前に、交代をした安西が気になります。
大丈夫かな?
本人は軽症だと言っているようですが・・・。
2019年ACLラウンド16第1戦、鹿島VS広島戦のハイライト
サッカーとは面白いもので、ハイライトで見ると広島が優勢だったように感じます。
でも、実際には殆ど効果的な攻撃はなく、鹿島が攻めさせたけど、好きにはさせなかった90分だったと思います。
でも、編集すると、広島優勢みたいに見えるのが面白い。
ま、確かに鹿島がビックチャンスを迎えたのは数えるほどしかないから、編集も難しいのでしょうがねぇ・・・。
2019年ACLラウンド16第1戦、鹿島VS広島戦の試合内容と感想
ホーム&アウェイの2戦の結果で次のラウンドへの勝ち抜けが決まりますので、まだ、何も手にしてはいません。
あくまでも、第1戦、ホームで最低限の1-0を達成しただけです。
前半序盤、久々の出場となる遠藤が気掛かりでしたが、動きは悪くない。
前半中盤、広島の方が出足は良い様に感じられる。
前半22分、左サイドからグラウンダーのクロスを入れられてドウグラスに合わされたこのシーンは確かに際どかったが、それ以外は殆ど広島の攻撃に怖さは感じられない。
クリアミスや不用意なファウルでPK献上等、ケアレスミスさえしなければ大丈夫そうだと感じていた。
遠藤と土居が素晴らしい。遠藤が悪い時のチームの流れをスタックさせるようなプレーは殆ど無いし、土居の悪い時のような消極的なプレーは少ない。
前半24分、何度も仕掛ける土居のクロスが相手にあたり、ゴール前にフワリと上がったのをACL男であるセルジーニョは見逃しませんでした。
頭で押し込み鹿島が先制!
ここまではプランどおりです。
前半終盤、広島の動き、その質、悪くは無いが、この日の鹿島の守備陣はかなり磐石。
とくに犬飼が素晴らしい。悪い時のバタバタした感じにならない。
後半開始、広島は単調な攻めを繰り返している。
面倒くさい相手ではあるが、やはり、あまり怖さはない。
後半中盤、安西が町田と交代した。
誰かと接触した様子はなかったし、特に足を引き摺る様子もないが、気になる。
また、パトリックが投入され、高さに警戒と思ったが・・・
あまり、パトリックに肉弾戦を挑ませるような戦術は取ってこない。
ある意味、助かる。
後半終盤、相手の中盤に位置する稲垣がこの日2枚目のイエローとなり退場。
次の試合は居ないので助かる。
後半最終盤、ちょっと、鹿島が引き過ぎな気もしたが・・・
なんとか守りきって1-0で勝利。
試合は、来週25日の第2戦に続く。
土居の意識がまた変わったか?
昨年、CWCでコテンパにやられたことが契機となったのか、今年のプレシーズンマッチではとても積極的な土居が見られた。
しかし、シーズンが始まると徐々にその積極性が姿を潜め、いつしか、見慣れた「間を繋ぐFW」に戻ってしまった。
FWなんだから点を取って欲しいし、取るべきだ。
ただ、鹿島の場合はFWに点を取る以外にも求めていることがある。
攻守に渡って献身的にプレーし、攻撃を繋ぐプレーをする。
ただし、単に繋ぐプレーではなく、チャンスへ繋ぐプレーであることが重要。
仕掛けないと、チャンスには繋がらない。
その姿勢が、リーグ第15節のセレッソ戦から戻った気がします。
実際、この試合の得点に繋がったシーンも、悪い時の土居には見られないプレーだったと思います。
スンテからのキックをセルジが落とし、そのボールをセンターサークル付近で拾った土居は、ゴールへ向って一直線にドリブルを開始します。
味方も、きっと広島の選手も、「え?どした??」となったのでしょう。
だからセルジ以外は後ろから上がってくる選手はいませんでした。
幸い、何かを感じて一生懸命ゴール前に走りこんだセルジが、上手いことねじ込んだから良かったけど・・・。誰も感じてなかったら勿体無いことになるところでした。
代表週間で帰国した柴崎や昌子が、クラブハウスに立ち寄り彼らと会ったことが刺激になったのだろうか?
それとも、白崎がスタメンの地位を掴みつつある事が彼を刺激したのだろうか?
良い傾向だと思います。
この姿勢を続けて欲しい。
そして真の覚醒を果たして欲しい。
鹿島の今後について
広島と連戦だし、天皇杯も始まるが、まだ日程的にはそれほど厳しくは無い。
ただし、怪我人さえ戻れば・・・だけど。
■鹿島アントラーズの今後の試合予定
※6月中旬~最大1ヶ月続くコパアメリカに安部が選出されています。
- ACLラウンド16第2戦 6/25(火) アウェイVS広島
※第1戦は鹿島がホームで1-0の勝利! - J1第17節 6/30(日) 18:30 ホーム VS 広島
※広島と3連戦ってのは辛いのぉ・・・。 - 天皇杯2回戦7/3(水) 19:00 ホーム VS 北陸大
- J1第18節 7/6(土) 19:00 ホーム VS 磐田
- J1第19節 7/13(土) 19:00 アウェイ VS 仙台
- J1第20節 7/20(土) 18:30 ホーム VS 鳥栖
- J1第16節 7/31(水) 19:30 アウェイ VS 浦和
※第16節の浦和戦は鹿島も浦和もACLラウンド16に進出したため延期となった。
まずはACLラウンド8へ駒を進めてください!
まとめ
広島との3連戦を3連勝すべく、全ての精力を注いで欲しい。
ACL第1戦は勝ちましたが、次の第2戦で敗れて次のラウンドへ進めなかったら何の意味もない。
また、ACLを勝ち上がってもリーグで負けてはやっぱり意味がない。
もちろん広島サイドも同じことを考えているでしょうが、この3連戦はとにかく「勝ち」を手にしないといけない。
ACLはラウンド8へ進むための「勝ち」
リーグは上位追撃のため勝点3を得る「勝ち」
怪我人が戻って全力で上位追撃を始めるまで
絶対に優勝を狙える位置にいてほしい
行け、アントラーズ!
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