2019年6月14日、世界最古の大陸選手権であり、南米でもっとも注目される祭典であるコパ・アメリカが開幕しました。
日本は、1999年以来の招待参加となります。
実は2011年大会にも参加が決まっていたが、3月に起きた東日本大震災の影響で辞退しています。その後に誘われた2015年大会も日程が合わずに辞退しています。
20年ぶりの南米選手権への参加。
フランスワールドカップに初出場して気合十分で挑んだものの、南米選手権で全く歯が立たなかった遠い記憶しかありません。
まあ、今となれば、あの惨敗の経験があったからこそ、サッカー関係者が一丸となって強化に取り組む切っ掛けとなり、2002年日韓大会で一定の結果を出せたのかも知れませんが。
2019年コパ・アメリカに出場するメンバーと日本の日程、そして、日本代表が目指すべき道をまとめておきます。
2019年6月開催のコパ・アメリカ出場用の日本代表メンバー
残念ながら、日本は招待国扱いのため、フルメンバーを招集する権利がありません。
その結果、ほぼU22代表という顔ぶれになりました。
(★印は初招集の選手)
【GK】
川島永嗣(36歳/88試合)(ストラスブール/フランス)
★小島亨介(22歳/初招集)(大分トリニータ)
★大迫敬介(19歳/初招集)(サンフレッチェ広島)
【DF】
植田直通(24歳/4試合)(セルクル・ブルージュ/ベルギー)
★板倉 滉(22歳/初招集)(フローニンヘン/オランダ)
★岩田智輝(22歳/初招集)(大分トリニータ)
★立田悠悟(20歳/初招集)(清水エスパルス)191センチ
★原 輝綺(20歳/初招集)(サガン鳥栖)
★杉岡大暉(20歳/初招集)(湘南ベルマーレ)
★菅 大輝(19歳/初招集)(北海道コンサドーレ札幌)
冨安健洋(20歳/12試合)(シント=トロイデン/ベルギー)188センチ
【MF】
柴崎 岳(27歳/36試合)(ヘタフェ/スペイン)
中島翔哉(24歳/10試合)(アル・ドゥハイル/カタール)
中山雄太(22歳/出場なし)(ズヴォレ/オランダ)
★三好康児(22歳/初招集)(横浜F・マリノス)
伊藤達哉(21歳/出場なし)(ハンブルク/ドイツ)
★松本泰志(19歳/初招集)(サンフレッチェ広島)
★渡辺皓太(20歳/初招集)(東京ヴェルディ)J2
★安部裕葵(20歳/初招集)(鹿島アントラーズ)
久保建英(18歳/1試合)(FC東京)
【FW】
岡崎慎司(33歳/116試合)(レスター/イングランド)
★前田大然(21歳/初招集)(松本山雅FC)
★上田綺世(20歳/初招集)(法政大)
30代は2人、25以上1人・・・凄いことになっています
今大会での初招集14人、未出場を加えれば16人が代表デビューなしです。
凄いな、マジで。
どんなサッカーになるんだろうか?
選出されたメンバーについて感じた点
コパ・アメリカ用に選手されたメンバーを見て感じたこと。
鹿島アントラーズのサポなので、贔屓目でのピックアップなのは許して・・・。
柴崎が小笠原になるチャンスかも知れない
昨年、鹿島の魂であった小笠原満男が引退した。
寡黙だけど、プレーと結果で選手を引っ張ってきた男だった。
そんな小笠原ですが、若い時からキャプテンだった訳ではない。
色んな経験を重ねて、あのようなオーラを漂わせる男になった。
このコパ・アメリカで、柴崎が果たさなくてはいけない役割は大きい。
若手を引っ張り
若手を束ね
勝利を目指し
自身も結果を出す
とてつもない責任を負わされているが、それを乗り越えた時、彼がいつか鹿島に戻り第2の満男となる日が来るかもしれない。
もの凄く、私はもの凄く、期待しています。
植田!A代表のCB争いに殴り込みだ!!
現時点では、富安に差をつけられていることは間違いない。
実際、代表の試合を見ていて思うが、富安の成長速度は凄まじい。
だからと言って、植田は無条件降伏するような男ではない。
困難であればあるほど、燃える男だということを、鹿島サポなら誰でも知っています。
富安と植田の2CBで、フィジカルに優れる南米勢を押さえ込めば、チームにとって勝利のチャンスが生まれるし、ひいては彼らにリアルA代表のCBの座が見えてくるはずだ。
植田、血を流せ、血を!
安部!鹿島の10番を南米に轟かせろ!!
昨年末のクラブワールドカップでは、一気に才能が開花するかと思うプレーをみせてくれ、鹿島の10番を背負った今年はどれほどの活躍をするかと期待していました。
しかし・・・
苦しんでいます。
何が悪いというよりも、色々と考えすぎなのでしょうかね。
チームの先輩であるレオシルバが貴方の事を語った記事ありました。
実績ある選手が手放しで褒めているのは凄いことです。
あとは、彼のアドバイスを実践するのみです。
期待しています。
追伸:けがするなよ!
上田!鹿島のDNAと岡崎の泥臭さを学び未来へ繋げてくれ!!
9年ぶりに大学生からA代表に招集されたとして話題になっていますが、そんなことで満足する貴方ではないはずです。
中学時代に鹿島の下部組織に属しながらもユースに昇格できなかった悔しさを糧に精進を続け、ついには鹿島への内定を勝ち取った根性を発揮して欲しい。
鹿島の勝利を追求する姿勢を、柴崎や植田から学びつつ、実績豊富な岡崎から、FWとしての心構えをしっかりと盗んできてください。
来年、鹿島でその成果を発揮してくれることを願います。
他にも、清水の191センチのCB立田とかマンCが青田買いした板倉とか、気になる選手は多々いますが、ピックアップするのは鹿島絡みの選手だけにしておきます。
日本代表のコパ・アメリカの日程
とりあえずはグループCの日程だけ記載しておきます。
- 6/18コパアメリカブラジル2019 VS チリ
- 6/20 コパアメリカブラジル2019 VS ウルグアイ
- 6/24 コパアメリカブラジル2019 VS エクアドル
★いずれも日本時間8時にキックオフ
終わりは10時頃です。
うん・・・
仕事・・・
休むしかない・・・な。
グループCで2位以内になれば決勝トーナメント進出。3位の場合には3グループ中2位までに入れば決勝トーナメント進出です。
ちなみに決勝は7月7日17時(日本時間は7月8日5時)です。
今回の若き日本代表が目指すところ
私が勝手に神と崇めているジーコが、今回の代表が目指すべきことを語った記事がありました。
そこには、常にタイトルを獲ることを意識しているジーコの言葉とは思えないような内容が掲載されていました。
ただ、読むと納得でした。
昨今、若き日本代表が国際大会で活躍するニュースが以前よりも良く聞くようになりました。先日のU20W杯や、U22のメンバーで挑んで決勝でブラジルに敗れたトゥーロン国際大会などは記憶に新しいと思います。
この流れを1つの結果に繋げるためにも、若い選手一人一人が、チャンスを無駄にしないことが大事なのかと思います。
数年後、いや数年では無理か・・・
ジーコ曰く、南米は数百年の歴史がある~、とのことなので、日本は頑張って数十年で、日本らしい戦い方を築けば良いのではないでしょうか?
しかしなぁ・・・
日本のサッカー界は、もっともっと、このジーコの経験値(知)を活用すべきだと思います。鹿島にとって宝ですが、日本サッカーにとっても、ジーコが日本に居るという事は掛け替えのない財産だと思うのですがねぇ・・・。
まとめ
今大会は、純粋に若き日本代表のチャンレジがどこまで通用するのか楽しむ大会になりそうです。
選手によっては、全くと言っていいほど歯が立たず、癒しきれない痛手を負い二度と立ち上がれなくなる選手がいるかもしれません。
それでも、数年後、10数年後の日本サッカー界にとって、きっと重要な大会になると思いますので、それを楽しみにしながら観戦します。
あとは、鹿島絡みの選手の応援!
とくに安部!!
大会を通じて貴重な何かを手にして、
リーグ後半戦に活かしてくれ!
それまで、鹿島は上位に喰らいついて待っているぞ!
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