2019年4月14日、鹿島アントラーズはFC東京のホームに乗り込み、2019年J1リーグ第7節を戦いました。
リーグ第6節の名古屋戦、そして先日のACL第3節・韓国の慶南戦、2試合続けて劇的な逆転勝利を収めたため、雰囲気は上々!
イケイケのムードでリーグ首位に立つFC東京のホームに乗り込みました。
しかしながら・・・、胸すく逆転勝利というのは、裏返せば失点しているから逆転という言葉が生まれる訳です。
実際、今期のリーグ戦で無失点を記録したのは、退場者が出て10人になった湘南戦だけであり、守備にかなりの不安を抱えていました。
それでも、攻撃陣の奮起に期待して苦手意識の高い相手の一戦に挑みましたが・・・。
久々に、観戦しながら無言になるほどの完敗となった、2019年J1第7節(アウェイ)・鹿島VS FC東京戦を振り返ります。
- 2019年J1第7節(アウェイ)・鹿島VS FC東京戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2019年J1第7節終了時の順位表
- 鹿島VS FC東京戦の試合内容
- 鹿島VS FC東京戦を観て感じたこと
- 鹿島の今後について
- まとめ
2019年J1第7節(アウェイ)・鹿島VS FC東京戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 1-3 FC東京
前半5分:永井 謙佑
前半16分:ディエゴ オリヴェイラ
前半29分:ディエゴ オリヴェイラ
後半10分:レオ シルバ
スターティングと交代メンバー
GK 21 曽ヶ端 準
DF 22 安西 幸輝
23 小田 逸稀 →前半46分 20 三竿 健斗
28 町田 浩樹
39 犬飼 智也
MF 4 レオ シルバ
6 永木 亮太
8 土居 聖真
11 レアンドロ →後半0分 10安部 裕葵
FW 15 伊藤 翔
18 セルジーニョ →後半26分19 山口 一真
2019年J1第7節終了時の順位表
前節と順位は変わらず6位。
ただし、上位陣との差は開きました。
6月上旬まで続く連戦中に、守備の建て直しは出来るのだろうか?
今こそ、CB出身の監督に、その力を発揮して欲しいのですが・・・。
鹿島VS FC東京戦の試合内容
各社こぞって鹿島の守備崩壊を報じています。
でも、サポーター側からすると、ようやく露見したか・・・という感じである。
前半開始、おかしい。
TVの画面を通しても、緊張感がないことが伝わってきました。
あぶないなぁ、大丈夫かなぁ・・・と思っていたらあっという間に失点しました。
前半4分、ゴール前に走りこむ永井を、町田はただボーッと見ているだけ。
ドーンとヘディングされて敢え無く失点・・・。
レオが激怒するのも仕方ない。
前線の勢いはある。ただし、勢いに任せているというか丁寧さが足りない。
また、カットされた時の意識の切り替え、守備陣の戻りが遅い。
画面を観ながら、何をチンタラ戻ってるんだと呟いていたら・・・
前半16分、29分、立て続けにカウンターを喰らって失点。
攻めている時のリスク管理と言うか、意識の切り替えがあまりに緩すぎる。
3失点後、更なる失点は止った。
ただし、改善されたのではなく、単に東京から緊張感が失われていただけ。
依然としてカバーリングは遅く、判断は遅く、動きにキレはなく、ナイナイ尽くしの状態は続いていました。
これが改善されたのは、前半終了間際でした。
前半46分、精彩を欠く小田を下げて三竿を投入。
これでようやく、守備に芯が生まれた。
後半開始、守備が安定すれば、今年の前線には勢いがある。東京のゴール前に迫るシーンが増えました。
後半10分、レオシルバの見事なミドルが決まり1点返す。
これでレオは3戦連発!
惜しむらくは・・・
後半13分の三竿のミドル
後半19分の至近距離からの伊藤のシュート
このどちらかが決まっていれば、直近の試合で見せたような逆転劇を演じた可能性は十分にあったと思います。
しかし、この日はGKのファインセーブ(1本は顔だけど)で鹿島の反撃の目は詰まれた。
その後、交代出場した山口のシュートも林のファインセーブに遭う等、追撃弾は決まらず、そのままタイムアップ。
屈辱の3失点完敗。
今後に不安を残す結果となってしまった。
2019年J1第7節(アウェイ)・鹿島VS FC東京戦のハイライト
ゴール前であれほどドフリーになるシーンは鹿島の試合で見た記憶がない。
いや・・・プロの試合ではなかなかお目にかからない失態だと言える。
シュートはGKの正面に飛んだので、出来れば弾いて欲しかったという意見もあるが、ソガを攻めるのは酷だと思います。
鹿島VS FC東京戦を観て感じたこと
一番強く感じたのは「気の緩みをどうにかしろよ!」でした。
他にもいくつか・・・。
リーグを獲る気があるなら夏の移籍で動く必要がある!
シーズン前にCBの補強を失敗した時点で、今年の守備陣は苦しくなることは判っていました。
それでも、こんなに早くボロボロに崩壊するとは・・・。
町田と犬飼は完全に気の緩みでしょう。
ちょっとスタメンで出場できるようになった途端に気を抜きやがって!
最低です!!
とにかく、正CBが犬飼、スンヒョン、町田、ブエノ、関川・・・。
彼らだけでリーグを制覇するのは無理があるのではないでしょうか?
1人、叱咤できるベテランが必要だと思います。
もっとも、来てくれるかどうかは定かではありませんが・・・。
内田と曽ヶ端の役目は重要である
もしも、今期の守備陣は若手だけで構成するのであれば、内田と曽ヶ端の役割はとても重要になると思います。
内田は、少なくともベンチには居なければいけません。
曽ヶ端は、レオが怒る前に若い奴らを叱咤しなくてはいけません。
正直今は、両者共にその最低限のラインに達していません。
それにも関わらず、若い守備陣だけで1年やり続けるという事は・・・リーグ戦は諦めるということでしょうか?
若さの武器である勢いに嵌れば、カップ戦は獲れるかも知れません。
ですが、コンスタントに堅守を維持し続けることが出来なければ、リーグを奪還することはかなり難しいと思います。
レアンドロの使い方を考えて欲しい
彼は、決して守備をサボっている訳ではないと思います。
ただ、上手くはないし、あまり献身的ではない。
そんな彼の持ち味(攻撃・推進力)を最大限に活かすには、ポジションと選手の組合せを、監督・コーチ・スタッフは早急に確立するしかないと思います。
今のままでは、最大の魅力が最大の欠点になってしまっています。
鹿島の今後について
6月上旬の中断まであと10試合(リーグ7試合、ACL3試合)。
今回、FC東京に完敗しましたが、まだ勝ち点差は6です。
回復不能なほどに離された訳ではありません。
ただし!
あくまでも守備の改善が出来れば!!
という条件付です。
連戦を勝ち抜くには、絶対に堅守の復活が必要だと思います。
■鹿島アントラーズの今後の試合予定
- J1第8節 4/20(土) 15:00 ホーム VS 仙台
- ACLGS第4節 4/24(水)ホーム VS 慶南(韓国)
- J1第9節 4/28(日) 13:00 アウェイ VS 横浜FM
- J1第10節 5/3(祝) 15:00 ホーム VS 清水
- ACLGS第5節 5/8(水)アウェイ VS ジョホール(マレーシア)
- J1第11節 5/12(日) 14:00 アウェイ VS 神戸
- J1第12節 5/18(土) 15:00 ホーム VS 松本
- ACLGS第6節 5/22(水)ホーム VS山東魯能(中国)
- J1第13節 5/26(日) 14:00 アウェイ VS 鳥栖
- J1第14節 6/1(土) 19:00 アウェイ VS G大阪
※代表WEEKとなり約2週間の中断
負傷離脱中の伊東、山本、鈴木、そして内田!
さらに、スンテの復帰を願います。
今の鹿島には、経験豊富なベテラン勢と鹿島の申し子と言える鈴木の存在が必要だと思います。
まとめ
次の試合はホーム・仙台戦です。
FC東京戦で見せた醜態を払拭するには、ホームで勝つことです!
1-0でも構わない。
勝つことで、若いチームは力強く歩んでいけると思います。
21冠目を手にするために
チームの総合力の底上げのために
良いゲームを目指すのではなく
常に勝利に拘ろう、アントラーズ!
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