2018年8月5日、聖地カシマスタジアムにて、2018年J1第20節・鹿島VS 清水戦が行われます。
昨日(8月3日)、今夏にテクニカル・ディレクターに就任したジーコが来日した。
職務上、試合中にベンチに入ることはない模様ですが、明日の試合はホームですし、特別な事情が無い限りは間違いなくスタジアムに来ているはずである。
来日して僅か数日ではありますが、ジーコがどんな言葉を選手やスタッフに掛けたのか、試合前にどんな言葉を掛けたのか、注目しつつ試合を観戦したいと思います。
2018年J1第20節・鹿島VS 清水戦を前に思うことをまとめます。
鹿島VS FC清水戦の予想スターティングメンバー
現時点で負傷欠場が濃厚な選手は、
レアンドロ。6月に手術して全治4ヶ月と発表されていたので、復帰は10月頃か?
昌子。セレッソ戦で捻挫。全治3週間。復帰は8月中旬頃か?
以上を踏まえたVS FC東京戦の予想スターティングラインナップです。
2トップは、土居と山口でチャレンジ!
ガンバ戦、FC東京戦と2試合続けて、鈴木の状態は最悪でした。
間違い無く、連戦の疲労が溜まっている。
怪我防止と本調子を取り戻させるためにも、休みを与えた方が絶対に良いと思います。
2列目は、左に安部、右に遠藤。
安部は連戦が続くけど、若いし、ほぼ毎試合交代しているので、この清水戦までは踏ん張って欲しい。
遠藤は怪我の状態が良ければ出て欲しい。
中村は柏戦のみの真夏の打ち上げ花火状態だったようです。
疲労もしているので、遠藤が出れないなら、思い切って田中をスタメン起用してはどうでしょうか?
ボランチは、小笠原と永木。
鹿島が鹿島らしさを取り戻すため、小笠原に託してもいいのでは?
SBは、左に安西、右に西です。
山本の情報が全く無いので、たぶん清水戦では無理なのかと・・・。
安西が壊れる前に、復帰してターンオーバーさせて欲しいのですが。
CBは、町田とスンヒョン。
犬飼は連戦の疲れなのか、前節でミスを連発していたので、ここは1回休み。
町田の経験不足は不安ですが、スンヒョン188、町田187の大きな壁で挑むのもありかと思います。
GKは、スンテ!
スンヒョンをしっかりコントロールしてやってください。
対戦相手の「清水」について
清水とは今季の開幕戦で対戦しています。
思えば、あの試合が今の鹿島の状態を暗示していたとも言えるなぁ・・・。
2018年第1節、アウェイでの鹿島VS清水戦
鹿島0-0清水
レオシルバが相手を寄り倒してPKを献上するも、スンテが防いで0-0でなんとか引き分けに持ち込んだ試合でした。
試合を観終えた時、暗鬱たる気持ちになったことを思い出しました。
その理由は2つ。
1つは、2017シーズンの柏・磐田に続き、2018年開幕の清水と3試合連続で0-0であり、
何一つ、昨年優勝を逃した失敗(攻撃の工夫がない)が活かされていないと感じたこと。
2つは、大岩監督の交代策に進化が感じられなかったことです。2017年に繰り返した、西を終盤2列目に上げる策に味を占めたのか、清水戦ではSBの安西を左SB、左SH、右SBと転々とさせていました。
あの時は、まだまだこれから!
と思っていましたが、心のどこかに抱えていた不安が、こんな形で的中するのは避けてほしかったです。
最近の清水の状態
昨年の清水は最後の最後に残留を決めており、決して調子が良いシーズンではありませんでした。
今シーズンは、前広島監督のヨンソン監督を迎え、補強もしていましたが、前半戦は勝ったり負けたりと勢いは感じられませんでした。
しかし・・・
中断期間中にドウグラスを獲得して前線に厚みを増した清水は、中断後はリーグ3戦全勝です。
16節・セレッソ戦を3-0、17節・ガンバ戦を2-1、19節・鳥栖戦を1-0。
さらに台風の影響で18節が順延となったので、鹿島が15日間で5試合戦っているのに、清水は3試合しか戦っていません。
前節から今節までの休養は、両チーム共に中3日と同じですが、明らかに疲弊の蓄積度合いは鹿島の方が酷いと思います。
2018年の順位(清水は18試合消化、鹿島は19試合)
清水 8位 8勝7敗3分 得点25 失点22
鹿島 9位 7勝7敗5分 得点25 失点24
負けるわけにはいかない。
改善された清水の守備をどう崩すか?
主将まで勤めたCBの犬飼を鹿島に引き抜かれながら、清水の守備は昨年よりも大きく改善しています。
昨年の失点は54。今季は18試合で22。
失点が減った理由は主に次の2点です。
- セットプレーからの失点が14→3。
- クロスからの失点が10→5。
ソッコとフレイレが強力です。
ソッコ・・・鹿島戦では寝ててもいいだよ・・・。
攻撃に工夫が見られない鹿島が、清水の守備をどう崩すのか?
その点に注目して試合を観戦したいです。
ジーコが来れば全てが改善する訳ではないが・・・
先に述べたように、ジーコは試合中にベンチには入りません。
ですが、試合に臨む前のロッカールームには顔を出し、声を掛けているはずである。
ジーコが来たから・・・
ジーコが一声掛けたから・・・
チームが突然、劇的に強くなることはないだろう。
ただ、先日まで行われていたワールドカップの試合を観ていて多くの人が目の当たりにしたように、サッカーと言うスポーツは、もの凄くメンタルに左右されるスポーツである。
それゆえ、今の鹿島の選手達の落ち込んだモチベーションを引き上げ、疲労困憊気味の身体にSPIRITを注入して奮い立たせることは可能だと思う。
たった一言であっても、その一言がアントラーズの魂であるジーコの一言であれば、効果はきっとあると信じています。
今日の記事ではこの言葉が一番心に響きました。
・・・練習開始前に約9分間の演説。「また次に頑張ろうでは、気付けばキャリアが終わってしまう。今日頑張るんだ」
まとめ
目の前の試合をしっかりと戦おう。
無いものねだりをしても仕方ない。
補強を夢見ても試合には勝てない。
常に勝利を目指す鹿島の伝統を繋ぎつつ、
新たに加わった選手に鹿島の伝統を伝えつつ、
戦え、アントラーズ!!
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