鹿島の魂そのものであるジーコが来日しました。
(チームからは延期の発表はないから、予定通り来日しているはず)
鹿島アントラーズテクニカルディレクターに就任との報が流れてから約2週間、この日をずっと待ちわびていました。
今の鹿島の難しい状態に陥っています。
とても、昨年最終節まで優勝を争ったチームとは思えません。
選手もスタッフもフロントも必死に戦っているけど、連綿と繋いできた鹿島のあり方を単にトレースするだけでは、未来が見えにくくなっているのが現状です。
そのような時期に、新路線に舵をきるのではなく、チームは原点回帰を選んだ。
それが、本当に嬉しい。
きっと、色んな意見があるとは思います。
ですが、自分がリーグ開幕以来、憧れ追い続けてきたアントラーズとは、ジーコが築いたアントラーズだから・・・。
ジーコ来日にあたり、最高の記事が発表されてましたので、紹介記事にしてみます。
ジーコが鹿島TD就任によせた熱いメッセージ
鹿島のテクニカルディレクター就任に寄せた、ジーコの熱いメッセージが発表された。
鹿島のサポーターにはもちろん、サッカーに関わる全ての人に読んで欲しい。
鹿島愛だけで無く、多くの年月を過ごした日本サッカー界への愛が溢れている。
読めば読むほど感じます。本当に偉大な人です。
記事をあまり引用するのはダメかと思いますが、強く心に響いた箇所を抜粋しながら、感想をまとめます。
ジーコが再び鹿島に来る理由に涙が出る
・・・日本に行くことを決断した。鹿島にとって重要な時期、クラブの未来を決める大事な役割……それが私を納得させたのだ
この部分を読んで、やはり今の鹿島は、チームの行く末が問われている時期だったのだと実感しました。
このまま、地方の一クラブになってしまうのか?
日本だけではなく、世界にも名を知られるクラブになるのか?
重要な転換点なのだと思います。
ジーコが今の鹿島で一番気にしていること
多分、鹿島サポーターの全ての人が、ジーコのこの言葉に納得するはず。
・・・チームのブラジル人選手たちだ。とにかくケガが多く、そのため彼らが持てる力を存分にチームのために使えないでいる。
本当に何が問題なのだろうか?
と思うほど、助っ人が助っ人になっていない。
ペドロは能力が無い訳ではなかったけど鹿島のスタイルに合わなかった
レオの対人能力、ボール奪取能力は抜群だけど、チームを勝たせる選手として使いこなすことが出来ていない
レアンドロは抜群の能力があったが怪我に泣かされている
選手だけの問題では無いと思う。
選手の指導の仕方、チームへの落とし込み方、馴染ませ方、生活管理の仕方、そもそものスカウトの眼力(鹿島に合うのか?)、など様々な点で見直しが必要だと思う。
この夏、鹿島はジーコの推薦を元にしてセルージニョを獲得した。
まずは、彼が、怪我をせず、チームの勝利の為にプレー出来るように、必要な手段を講じないといけない。
ブラジル路線からの脱却
鹿島はチーム創設以来、ブラジルサッカーと常に向き合ってきた。
外国人選手は選手もコーチも監督もブラジル人。
(アジア枠で獲得の選手を除く)
戦術もブラジルの4-4-2スタイル。
頑なに1つの伝統を守り続けることで、他のチームには無い、鹿島らしさが生まれ、鹿島ならではの強みも生まれ、他のチームの追随を許さないだけの栄光を手にしてきた。
しかし今・・・
新たな挑戦が必要な時かも知れない。
誰もが心の中に抱き始めていたことを、ジーコ自らが言葉にしてくれた。
・・・私には、ブラジルだけでなく多くの優秀な外国人選手とコネクションがある。これは今後アントラーズにとって、もうひとつの大きなアドバンテージとなるはずである。
ワクワクする。
どんな改革が始まるのだろうか!
ジーコがまずは鹿島でやろうとしていること
先の段落で、ブラジル固定路線からの見直しに触れたが、鹿島の魂であるSIRITについては見直すつもりはないようだ。
むしろ、見直すのではなく、もう一度、原点に戻そうとしている。
・・・選手やコーチ、すべてのスタッフに至るまで、鹿島のユニホームを着るとはどういうことかを理解させることだ。アントラーズは常に勝利し、戦い続けるチームだ。このユニホームに袖を通す者はその伝統を守り、最後まで勝利を目指す義務がある。
ジーコ!
末席でいいから、サポーターも加えてください。
選手やコーチ、すべてのスタッフ、そしてサポータに到るまで・・・って。
僕らサポータは、鹿島のユニフォームを着てスタジアムへ行くことに誇りを感じているのだから!
ジーコの夢は半年では終わらない
この記事を読んでいて、一番驚いたのがこの点です。
え!マジで!!
ジーコが半永久的に鹿島に居る可能性があるの!!!
って思いました。
・・・すべてうまくいき、チーム側も望めば、2019年はまるまる1シーズン、日本に滞在したいと思っている
記事には2019年としか書かれていないが、自分の脳味噌では半永久的にと勝手に拡大解釈してしまいました。
でも、あながち単なる妄想とは言えないですよ。
だって、2020年には東京オリンピックがある。
鹿島の育成方針と実績を考えれば、複数の選手がオリンピックに呼ばれていてもおかしくはない。
だから、きっと、ジーコは2020年も鹿島にいるはずだ・・・。
なんにせよ、私はこのジーコの決意を読んでこう考えます。
ジーコが最終的に鹿島でしようとしていることは、鹿島アントラーズの改革、言うなれば、「第2章」を手掛けることではないだろうか?と。
ジーコの日本文化と日本サッカーへの深い愛
そもそも、ジーコが日本に来て、しかも日本でプレーをしてくれたこと自体が夢のようなことでしたが、ジーコが単にプレーするだけではなく、1つのチームを土台から作ることに参画し、実際に作り上げたことは、これはもう奇跡だと思うのです。
しかもジーコは、鹿島だけではなく、日本そのものを愛してくれた。
日本サッカーのために、いつも尽力してくれた。
日本代表監督では確かに結果が出なかった。
でも、日本のために誠心誠意最後まで尽くしてくれた。
今回の記事を読めば、ジーコの日本への深い愛情を感じます。
ジーコがどれだけ日本に滞在するのか現時点では不明ですが、ジーコの滞在は間違いなく、日本サッカーにも大きなインパクトを与えると思います。
・・・ 日本は私の人生で大きな部分を占めている。私からもう日本を取り去ることはできない。日本の人々はいつも私を愛してくれ、私に敬意を払ってくれる。それに応えるため、私は常にベストを尽くしてきたし、今後も尽くすことを約束する。
まとめ
引用しすぎだろうか・・・。
でも、どうしても、書きたかった。
ジーコの思いを読んで、紹介せずにはいられなかった。
そんな簡単に伝統も歴史も作られない。
時間が掛かることは判っている。
ジーコがいる間にすべてが達成出来るとか限らない。
でも、ジーコなら鹿島が鹿島であるための大切なマインドを、選手やコーチ、スタッフやサポータに植えつけていってくれるはず。
そう信じています。
いや~
しかし、今夜は興奮して寝れそうにありません。
今日この記事を読んで、私はあらためて、鹿島アントラーズのサポーターであることを誇りに思っています。
鹿島アントラーズを愛していて良かった。
これからも、
そしてこれからも、
SPIRIT OF ZICO!
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