テレビの解説でも言っていましたが、普通の年なら、昼はどんなに暑くても、夜なれば鹿島スタジアムは風が吹いてそれなりに涼しくなることが多かった。
ですが、第19節が開催された2018年8月1日の夜は無風で、異常なまでの高温多湿にスタジアムは包まれ、立っているだけで汗が流れた。と人々は口にしている。
そんな気候の中で、選手は必死に戦っていた。
与えられたタスクをこなすため、必死に戦っていた。
しかし・・・
猛暑が続く中、15日間で5試合も戦ってきた選手の身体からは、既にキレが失われているように感じました。
なぜ、大岩監督は選手を鬼固定しているのだろうか?
不思議を通り越して、怒りしか感じない。
2018年J1第19節・鹿島VS FC東京戦を振り返ります。
- 2018年J1第19節・鹿島VS FC東京戦の試合結果とスターティングメンバー
- 鹿島VS FC東京戦の試合内容
- 鹿島VS FC東京戦を観て感じたこと
- フロントはジーコに何を期待しているのだろう?
- 鹿島の今後について
- まとめ
2018年J1第19節・鹿島VS FC東京戦の試合結果とスターティングメンバー
鹿島 1-2 FC東京
前半13分安西 幸輝
前半19分富樫 敬真
後半32分リンス
鹿島のスターティングメンバーと交代メンバー
GK 1 クォン スンテ
DF 22 西 大伍
28 町田 浩樹
32 安西 幸輝
39 犬飼 智也
MF 4 レオ シルバ
13 中村 充孝 →後半16分 6 永木 亮太
20 三竿 健斗
30 安部 裕葵 →後半30分 14金森 健志
FW 8 土居 聖真 →後半44分 36田中 稔也
9 鈴木 優磨
メンバーを決めるのは監督であり、それは、監督の最高・最大の特権だと思う。
だからこそ、結果に対して監督の責任は重くなる訳でもある。
大岩監督は、そのあたり、どう感じているのか?
選んだ選手のパフォーマンスが悪かったと思っているのか?
誰がどう見ても、2トップの2人、安部と中村、三竿の動きには限界を感じたはず。
彼らの身体からは、汗ではなくて、体液が出ている感じたった。
むごすぎる。
2018年J1第19節終了時点(6チームは18試合)での順位
後半戦。復調を感じていた攻撃陣も沈黙。
再び、泥沼の残留争いに近づいてしまった。
現在9位。
7勝7敗5分
25得点24失点 得失点差1
マジでなんとかしないと、本当に拙い気がします。
鹿島VS FC東京戦の試合内容
負けた試合の後は、本当に気力が沸いてこない。
今までは、負けると怒りと悔しさで「色々と思い」が沸いてきたが、段々と負けることに慣れを感じてきているのが怖い。
試合開始、どちらのチームも身体が重い。
鹿島より1日休みでアドバンテージのあるFC東京も、キレはない。
試合序盤、両チーム共に動きが鈍いが、鹿島はより酷い。
それでも、休養十分のレオシルバと安部、安西の左サイドはまだ動けている。
前半13分、安西が技ありの一発をかまして鹿島が先制。
GKの位置を見て、ミドルをサイドネットに叩き込んだ!
前半19分、サイドでパスを受けた室屋がダイレクトで中央に折り返し、富樫に決められてしまう。鹿島失点。
同点後、FC東京のペースで試合は進む。
右サイドの室屋、中央のオリベイラと富樫、2列目から飛び込む東など、動きの質で鹿島を圧倒していた。
前半終了、鹿島は必死に耐えて、なんとか同点で折り返した。
後半開始、前半と同じくFC東京ペースで試合は進む。
後半10分頃から、FC東京にも疲れが見え始め、鹿島も押し返し始める。ただし、シュートまで到るのは僅か。一進一退の攻防が続く。
後半30分、両監督が動く。
東京の長谷川監督は2トップを一気に2枚替え。
鹿島の大岩監督は安部を金森に変え、土居を2列目に下げる。
後半32分、犬飼のミスから鹿島失点。逆転される。
逆転後、鹿島必死の反撃。
後半38分、CKにペナルティ中央で合わせた金森のシュートはGK正面。
アディショナルタイム、クリアを拾った永木がミドルを放つもGKがファインセーブ。
まさに力尽きた感じで、鹿島、痛恨の敗戦。
鹿島VS FC東京戦の動画ハイライト
1失点目は室屋をフリーにしすぎ。大岩監督の目の前なのに何も言わないのか?
2失点目は犬飼のミス。フォローのしようがない。
終了直後の、三竿の疲れきった顔が忘れられない。
気持ちが切れてないと良いのですが・・・。
鹿島VS FC東京戦を観て感じたこと
前半戦の頃の、全てが上手く行かない状態に戻ってしまった。
組み立てが出来ない
チャンスを作れない
点が取れない
寄せが甘い
相手を潰せない
点を取られる
簡単に改善できるレベルではないと思った。
犬飼、このままではCBとして成長しないよ!
ミスはすると思う。
経験の無さから生じるミスは仕方ない。
例えば、前半1分、浮き球のパスの目測を誤り、ディエゴオリヴェイラにパスが渡ってしまったシーンなどは、経験の無さだと思う。単に下手とは思わない。
でも、2失点目のシーンは経験の無さだけとは言えない。
あのシーン、飛び込んだけど上手く足に合わなかったのは経験の無さかも知れない。
でも、その後、拙いと思ったらファウルでもいいから止めろよ。
ファウルを推奨はしないけど、気迫は大事だと思う。
身体張ってでも、何としてでも止める!
たぶん、あそこでファウルしたらカードが出るだろう。
赤かもしれない。
でも、失点したら全てが終わりだよ。
もっと、絶対にヤラセナイという気持ちを出して欲しい。
フロントは大岩監督に何を期待しているのだろう?
どう考えても、このままで良いとは思えない。
仮に、来季のためにチームを熟成させるために任せているというのであれば、サポーターにも言って欲しい。
もっとも、大岩監督の使う選手、交代選手の馬鹿みたいな固定の仕方を見ると、若手を育てるつもりとは思えないが・・・。
リーグ再開後5試合のスタメン選手
7/18VS磐田→7/22VS柏→7/25VSセレッソ→7/28VSガンバ→8/1VS東京
GKスンテ→固定 →固定 →固定 →固定
DF西 →固定 →固定 →内田 →西
町田 →昌子 →固定 →町田 →固定
安西 →固定 →固定 →固定 →固定
犬飼 →固定 →固定 →固定 →固定
MF永木 →固定 →レオ →永木 →レオ
三竿 →固定 →固定 →固定 →固定
遠藤 →中村 →固定 →固定 →固定
安部 →固定 →固定 →固定 →固定
FW土居 →固定 →固定 →固定 →固定
鈴木 →固定 →固定 →固定 →固定
試合開始前にメンバーを見たとき、FC東京戦で良い試合をするとは思えなかった。
だって、明らかにガンバ戦でガス欠状態だった攻撃陣の体力が、中3日で完全に戻るはずがない。
それなのに、攻撃のカードしてベンチに入れたのは実績の無い金森だけ。
これ以上怪我人が出たら、監督は訴えられるレベルだと思いますがねぇ。
フロントはジーコに何を期待しているのだろう?
私はジーコが好きだ。
崇拝している。
でも・・・
ジーコに出来る事だって限度がある。
神様といわれているけど限度はある。
チーム内に居れば、全てが解決する訳ではない。
だからこそ、気になる。
フロントは、ジーコに何を期待しているのだろう?
選手のプレーの質や気持ちのあり様は、鹿島が培ってきたイズムから逸脱しているようには思えない。
むしろ、その選手たちをオーガナイズする立場の人間達の方が、力量不足なのではないだろうか?
フロントは、ジーコが来ることで、選手より指導者への「何か」をもたらしてくれる事を期待しているのだろうか?
明日、8月3日、ジーコが来日する。
暑いので、くれぐれも体調には気を付けて欲しい。
鹿島の今後について
次の清水戦まで踏ん張れば、ホンの少し休みが取れる。
磐田戦から清水戦まで19日間で6試合という日程をどう乗り切るのか?
昨年から見ている大岩監督の采配にとても不安を感じていたのですが、どうやら、予想していた最悪の状況になっている。
このまま行くと、選手の身体に重大な影響が出そうで、心配でなりません。
今後の鹿島の地獄日程
まあ、鹿島だけでなく、他のチームも大変は大変でしょうが・・・。
- 【リーグ】第20節 8月5日(日)
ホーム 清水エスパルス 18:30 - 【リーグ】第21節 8月11日(土・祝)
アウェイ 名古屋グランパス 18:00 - 【リーグ】第22節 8月15日(水)
アウェイ V・ファーレン長崎 19:00 - 【リーグ】第23節 8月19日(日)
ホーム 横浜F・マリノス 18:30 - 【リーグ】第24節 8月24日(金)
ホーム ジュビロ磐田 19:00 - 【ACL】準々決勝 8月28日(火)
ホーム 天津権健 19:00 - 【リーグ】第25節 9月1日(土)
アウェイ サンフレッチェ広島 19:00
※このあと、日本代表WEEKとなりますがルヴァンはあります! - 【ルヴァン】準々決勝第1戦 9月5日(水)
ホーム 川崎F 19:00 - 【ルヴァン】準々決勝第2戦 9月9日(日)
アウェイ 川崎F 19:00
※リーグ再開 - 【リーグ】第26節 9月14日(金)
ホーム 湘南 19:00 - 【ACL】準々決勝 9月18日(火)
アウェイ 天津権健 19:30 - 【リーグ】第27節 9月23日(日)
アウェイ 札幌 19:00 - 【天皇杯】4回戦 9月26日(水)
ホーム 未定 19:00 - 【リーグ】第28節 9月29日(土)
アウェイ 神戸 16:00
鹿島の9月後半の日程はどうにかならないの?
9月14日に行われる第26節の湘南戦からは地獄以上の日程です。
ホーム湘南戦→中3日アウェイ中国でACL→中4日アウェイ札幌でリーグ戦→中2日ホームにて天皇杯→中2日アウェイ神戸にてリーグ戦・・・
16日間で5試合。しかも中国往復あり・・・。
レアンドロはまだ復帰していないだろうから、新加入のセルジーニョやスンヒョン選手がどれだけチームに溶け込んでいるのかが鍵になりそうだ。
まとめ
次の清水戦までは再び中3日です。
ホームでの連戦なのは少し助かるが、その程度のアドバンテージでは立ち直れないほどのダメージが、鈴木や土居、三竿の身体には蓄積しているように思う。
大岩監督よ!
鹿島のフロントよ!
冷静に、冷静に、足元を見詰め直してください。
選手は他にもいるよ!
新しく加入する選手を、上手く鹿島の血に染めつつ・・・
勝利を目指すチームを作り上げてください!
予定通りなら、TD就任後のジーコ初御前試合になるはず。
行け、アントラーズ!
負けるな、アントラーズ!!
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