lands_end’s blog

未破裂脳動脈瘤との闘いをコーギーに癒され暮らしています。鹿島アントラーズの応援と読書に人生の全てを掛けている40代の徒然日記です。

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Road to Russia ~ワールドカップ前、最後の親善試合・パラグアイ戦にて、鹿島の血が躍動す!!~



2018年6月12日、日本代表はロシアワールドカップ前の最後の親善試合に、合宿を行っていたオーストリアの地で臨みました。

国内で行ったガーナ戦、先日スイスで行ったスイス戦とは、ガラッとメンバーを変えてパラグアイ戦に挑みました。なんと、スイス戦からスタメンが10人も変更しました。
大事な大会前の最終戦というのは、普通、大会初戦でスタメン出場するメンバーが出ると思っていたので、驚きました。

メンバー選考でサプライズは無かったけど、大会初戦までの調整においてサプライズを起すとは、西野監督、なかなか読めない人ですね。
でも、西野監督が起してくれたサプライズのお陰で、鹿島サポーターの私は嬉しい思いをすることになりました。

各マスコミの予想メンバーに、昌子、植田、柴崎の名前が出ていたので期待はしていましたが、実際にスタメンが発表された時に彼ら3人の名前を見た瞬間の嬉しさは・・・たぶん、鹿島サポの人以外には判ってもらえないのだろうなぁ・・・。

昌子、植田、柴崎の、ディープレッドの血が流れる選手が出場した、日本VSパラグアイ戦を振り返ります。

 

親善試合 日本VSパラグアイの結果と出場メンバー

日本4-2パラグアイ
     前半32分オスカル ロメロ
後半6分乾 貴士
後半18分乾 貴士
後半32分オウンゴール
     後半45分リチャル オルティス
後半46分香川 真司

勝ったことを、手放しで喜べる相手ではありませんでしたが、今年に入って未勝利だった代表チームが、勝利してワールドカップに臨める事は、喜ばしいことです。

スターティングメンバーと交代メンバー
ついに、鹿島のCBコンビが同時に出場を果たした!

GK12 東口 順昭 →後半0分中村 航輔 
DF  2 植田 直通 
       3 昌子 源 
       6 遠藤 航→後半0分酒井 宏樹 
     21 酒井 高徳 
MF 7 柴崎 岳 
     10 香川 真司 
     14 乾 貴士→後半34分宇佐美 貴史
     16 山口 蛍 
FW 9 岡崎 慎司 →後半29分原口 元気
    13 武藤 嘉紀 →後半18分大迫 勇也


ガーナ戦は3-4-2-1、スイス戦は4-2-3-1、パラグアイ戦も4-2-3-1、3試合を見て感じるのは、4バックの方がチームに安定をもたらしていたと言うこと。
今のメンバーと能力で、3バックはリスクが高いと思う。
4バックか5バックがベターと思った。

 

日本VSパラグアイ戦の試合内容と感想

開始早々に感じたのは、パラグアイの緩さ
GK 1フスト ビジャール氏は、この日が引退試合だったそうです。
2010年南アフリカワールドカップ、決勝トーナメント1回戦、PK戦の末に日本のベスト8行きを阻んだのがパラグアイであり、その時のGKが彼でした。
そんなお祭りムードで試合に臨んだパラグアイなので、全てにおいて緩かった。

だからこそ、岡崎、香川、乾、武藤は、やりたいようにプレー出来ました。
本戦において、こんなに楽にプレーが出来る事は無いと思うべきでしょう。

また、柴崎が上手く位置取りをしていたとは言え、やっぱり、寄せが緩く、好きなようにプレー出来ていました。
お陰で、極めて精度の高い、ゴールの匂いがするパスが、次々と前線に送られました。

DF陣は、鹿島コンビの連携が機能し、危なげないプレーで無失点を続けていました。

しかし・・・
前半36分スローインのこぼれ球を決められてしまいます。

チームとしての守り方がしっかり浸透していないのが一番の原因だったと思います。
ですが、一番の原因は、世界では「あの程度のシュートは普通」と言うことを、経験値として足りていなかったのが原因だっと思いました。

この日も先制されましたが、なんとか守りきり0-1で前半を終了しました。

後半開始、パラグアイの緩さはさらに酷くなりました。
正直、あれだけ緩くされれば、乾や香川はやりたい放題です!

後半6分、18分乾が得点を重ねて逆転に成功します。
ここ2試合、悶々とした状況に苦しんだ選手たちにとっても、そしてサポーターにとっても、お先真っ暗な未来だったワールドカップに、一筋の光を射してくれました。

そして・・・
武藤→大迫へ交代します。
大迫、柴崎、昌子&植田・・・鹿島のホットラインが完成!
ワクワクは頂点に達しました。
もっとも、あとで冷静になったら、鹿島ではこの4人が同時にプレーしたことは無かったことを思い出しました。(リーグ戦では絶対になかったはず、カップ戦は不明)

後半30分、ビルドアップでミスして早めにクロスを入れられ、同点弾を喰らった・・・と思いましたが幸いオフサイドでした。でも、一発でやられました。

後半32分柴崎の絶妙なFKが相手のオウンゴールを誘いました。
いやらしい場所へ、いやらしい強さのFK・・・。

後半35分、ゴール前でドフリーとなった香川・・・しかし宇宙開発
おもわず解説がボソッと「はずすか、あれ・・・」って言ってましたね。
香川の両脇にいた宇佐美と原口が頭を抱えていたのも印象的でした。

後半42分、大迫がシュートを決め、絶叫しかかったら、オフサイドでした。
オフサイドかなぁ、あれ・・・。

後半45分、FKのこぼれ球が中央にこぼれます。ゴールまでは距離がありましたが、凄まじいミドルが日本のゴールを襲いました。今日も2失点・・・。悔しい。

後半46分、汚名返上。ようやく!本当にようやく香川がゴールを決めました。
外しすぎだろ、頼むよ・・・。

単純にサッカーを楽しむと言う意味で考えれば、4-2で面白い試合でした。
しかも、昌子と植田に加え、柴崎と大迫が同じピッチで見れるなんて・・・。
涙が何度もこぼれました。

 

親善試合、日本VSパラグアイ戦のハイライト

ハイライトを見返すと、やはりパラグアイの必死さは足りません。
その相手に2失点なので、手放しでは喜べません。

喜べませんが、それでも、無残に負けて悲しげな表情を浮かべる選手をこれ以上見たくなかったので、良かったと思います。

勝てる!
勝つチャンスはある!!
小さな自信でも、チームに勢いをつけると思いますので・・・・。

www.jiji.com

 

日本VSパラグアイ戦で感じた5点

日本とパラグアイの親善試合を見ていて、感じた点を5つ記しておきます。

 

鹿島のCBコンビは通用する!

繰り返しになってしまいますが、ついに代表で昌子と植田のコンビが同時に出場しました。

鹿島で長くコンビを組んできた二人。
2016年12月に日本で開催されたCWCにおいて、世界の強豪クラブを相手に善戦したチームを牽引した二人。
鹿島サポーターの多くが、代表で十分戦えると信じていた二人。

待ちに待ったコンビを観ることが出来ました。

正直、余りにも相手の真剣度が薄くて残念でした。
あの相手では、たとえ無失点に抑えきったとしても、監督の頭から吉田の存在を吹き飛ばすことは難しかったと思います。

それでも、監督の頭の片隅に、「選択肢の一つとして鹿島CBコンビは使える」と植えつけられたのは本当に良かったと思います。

それから、今年Jリーグを観ていて感じていた「植田の成長」が、自分の錯覚ではなく、間違いなく「成長している」と実感出来ました。

対人の強さでは、昌子を超えたように思います。
あとは、DFリーダーとして牽引出来るようになるかどうかですね。
チームでも昌子と組まない時に脆さを見せる時があります。
それさえなくなれば・・・。

あぁ、悩ましい。
活躍して欲しいけど、活躍したら海外からオファーが来てしまうかも知れない。
あぁ、悩ましい。

 

乗った時の香川の凄さを再確認!

パラグアイ戦の香川がノリノリでした。
まあ、あれだけプレッシャーが少なければ、彼のレベルなら当たり前なのでしょう。
でも、岡崎との位置取り、ファーストディフェンダーとしての位置取り、トップ下としての位置取り、ドルトムントで輝いていた頃の香川が居ました。

あとは、フィニッシュですね。
ゴール左に外したのも唖然としたけど、宇宙開発したシーンは、宇佐美と原口が頭抱えて崩れる仕草もあり、吉本の新喜劇ばりのシーンでしたよ。
本戦では、何度もチャンスはありませんよ。
だから、仕留められる時に、しっかりと仕留めてください!

 

岡崎の献身の凄さを再確認!

解説者も何度も何度も言っていましたが、本当に走り役に徹していましたね。
凄いです。

前から追い込み、そのまま追いかけ、香川と連動して追いつめ、岡崎の役目を果たす人は間違いなく必要だと思いました。

本番でも期待しています。
岡崎の走りが、日本に勇気とチャンスをもたらす気がします。

 

柴崎を見て、海外でプレーする価値を再確認!

鹿島でプレーしている時はずっと感じていました。
「力強さ」が加われば、鬼に金棒なのになぁ・・・と。

でも、3月のウクライナ戦で身体の大きさが変わった気がしました。
そして、パラグアイ戦をじっくり見て、確かに変わったと思いました。

変に筋肉が付いたわけではなく、体幹が強くなったと感じました。
鹿島でプレーしている時には中々身に付けなかったのに、やはり、パワーで優る選手が多い海外で戦うには、自然と身体をつよくする必要があったのでしょうね。

それに、パススピードと前への意識も強くなっている気がしました。
とにかく海外へ行けばいいとは思いませんが、目的を持って挑めば、間違いない変化がもたらされるのですね。

柴崎の今後が楽しみです。

 

都並の解説が面白い!

都並の解説は面白かったです。

話が的を得ているし、素人に判りやすい。
そして、選手を否定しないところも良かったです。

また、画面では観えない選手の動きを伝えてくれ、そして褒める解説は、聞いていて気持ちが良かったです。
岡崎の献身、香川との連動、乾と香川の位置、植田の強さ、昌子のコーチング、などなど、様々な選手のプレーに言及していました。

特に、乾が何故良かったのか?と宇佐美とのポジショニングの違いで話していたシーンは印象的でした。その際も、だから宇佐美はダメだ!ではなく、乾はスペインで苦労して会得したんだ!と頑張っている選手を褒める方法は、仕事でも使えそうな気がします。

セネガル戦は解説が都並のようなので、楽しみにしています。

 

日本代表の今後について

今夜、ロシアとサウジアラビアとの一戦で、ワールドカップの幕が上がります。
これから1ヶ月、寝不足の日々になりそうです。
でも、サッカー好きにとっては幸せな1ヶ月です。

我らが日本の登場は、6月19日火曜です。
●6月19日 21:00
日本VSコロンビア
強敵です。
下馬評は圧倒的にコロンビア有利ですが、サッカーは必ずしも強いチームが勝つとは限りません。

●6月25日 24:00
日本VSセネガル
アフリカ勢特有の身体能力にやられるか・・・
アフリカ勢特有のむらっけを起させて隙を突くか・・・
コロンビアから6日なので選手選考も気になります。

●6月28日 23:00
日本VSポーランド
かつて香川の同僚だったレバンドフキを止めるにはどうした良いのか?
しかも、セネガル戦から3日しかありません。
どういうメンバーで、どういう布陣で挑むのか、楽しみです。

我が鹿島から2名、鹿島の血を引いた選手が2名、4名もの選手が選出されていますので、出来れば彼らが出場して活躍して欲しいです。
でも、例え出場できなくても、日本を代表して戦う選手に敬意を表し、精一杯応援したいと思います。

頑張れ、ニッポン!

 

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