2018年5月5日のこどもの日、鹿島はホームに、かつて鹿島に栄光をもたらした名将・オリヴェイラ率いる浦和を迎えました。
GW、真っ只中の一戦。
互いを意識し合うライバル同士の一戦。
リーグ序盤でなく、約三分の一を消化した第13節。
本来なら、もっと、もっと、注目を受けて良いはずの一戦。
しかし、2018年シーズンは両チームともに本調子からは程遠く、まことに不本意な順位でこの試合に挑むことになりました。
2018年J1第13節 鹿島VS 浦和戦を振り返ります。
鹿島VS 浦和戦の試合結果とスターティング&交代メンバー
鹿島 1-0 浦和
前半25分金崎 夢生(PK)
PKに至る一連の流れは完璧でした。
確かに、浦和の選手は抗議していたように、浦和側からすればPKは厳しい判定だと思います。
でも、あれをファウルと言われなかったら、何がファウルだよとも思います。
もっとも、この日の西川は当たっていたので、永木がファウルされずに打っても止められた可能性があるので、ファウルしたのが間違いだったのでしょうね。
スターティングと交代メンバー
GK 21 曽ヶ端 準
DF 3 昌子 源
5 植田 直通
22 西 大伍
32 安西 幸輝
MF 4 レオ シルバ→後半43分小笠原 満男
6 永木 亮太
20 三竿 健斗
25 遠藤 康→後半27分ペドロ ジュニオール
FW 8 土居 聖真→後半17分鈴木 優磨
10 金崎 夢生
前節からは内田が西に交代。小笠原がレオに交代。中村が永木に交代。そして鈴木が土居に交代となりました。
連戦を考慮して、選手を入れ替えたように思います。
土居が怪我から戻ってきて、再び4-2-3-1となったようだが、試合を観ている感じでは4-3-3にも思えました。
左SHの永木が面白い選択だったと思います。
2018年J1第13節終了時点での順位
現在8位!
まだまだ物足りない順位だし、混戦の今年はあっという間に順位が入れ替わります。
中断前のリーグ戦はあと1試合。
しっかり勝っておきたいですね。
鹿島VS 浦和戦の試合内容
試合開始、暑かった日差しが傾き、涼しくなった夕方にキックオフ。
前半序盤、鹿島、浦和共に出足よく戦う。攻守の入れ替えが速い。好試合になる予感。
レオシルバが良い。期待できそうだ。
前半25分、土居からのパスをペナルティ内で受けた永木がファウルを貰いPKゲット!
金崎がきっちりと左隅に決めて先制。ムーちゃんは2試合連続ゴール。
得点後、鹿島は今までの反省を活かし、丁寧かつアグレッシブに守備をする。
前半36分、昌子の凡ミスからあわや失点と言うシーン。曽ヶ端が救う。
前半総括、序盤は激しい攻防が続き、鹿島が先制後は浦和が攻撃のギアを一段上げる。
しかし、鹿島のブロックを崩せないまま前半終了。
後半序盤、前半に続いて浦和の攻勢が続く。
このまま受身一方では危険な香りがする。監督に動いて欲しいのだが・・・。
後半17分、必死に守りきった後で土居を鈴木に交代する。
依然として浦和ペース、危ないシーンを何度も作られるが、この日の曽ヶ端は当たりだった!
後半の後半、攻める浦和、守る鹿島。後半30分にはペドロを入れるが相変わらず足元が安定しないため効果的なカウンターにならない。
耐え続けた末、試合終了。
鹿島は、今期初の連勝を飾る。
見応えのある良いゲームでした。
鹿島VS 浦和戦の動画ハイライト
やはりサッカーには気持ちが大事である。
試合を観ていて感じたのでは、両チーム共に中位でくすぶるチームではない。
上位で優勝争いをしなくてはいけない。
試合を観て感じたこと
浦和戦を観て感じたことをまとめます。
サッカーは本当に気持ちが影響する
もの凄い強い気持ちをチームから感じられた。
試合に勝つだけでなく、局面局面のプレーで個人も勝つという気持ち。
だから、セカンドボールへの出足は早かったし、危険な箇所には次から次へと赤い壁が立ちはだかっていた。
その上、鹿島らしさも出ていた。
攻められていても平然と受け流し1-0で勝ってしまう。
俺達はやれる!
そんな自信の現れだったように思いました。
昌子が心配だ
どこか痛めているのだろうか?
時々、上手いDFをする。
しかし・・・
スピードもない
迫力も無い
ミスが多い
集中力が足りない
全てにおいて物足りない
この状態で代表に選ばれるだろうか?
コンディションが悪いのであれば、悪化させないようにして欲しい。
永木の活かし方が見つかったかも!
レアンドロの長期離脱が確定的な今、左SHを誰にするのか悩ましいところでした。
土居を配置したり、中村を配置したりしたが、いずれもパッとしませんでした。
この日は永木が左SHへ。
まだ、たった1試合ですが、光が見えたようにも思いました。
彼の守備力、技術力、センス、前に飛び出すタイミング、嵌るような気がします。
今後に期待です。
金崎の凄さと危うさ
10番を背負っているからこそ、チームを勝たせないといけないし、点を獲らなくてはいけない。
負ければ批判の矢面に立たされ、時にブーイングや非難を受ける。
それでも、彼は常に全力でサッカーに向き合っている。
誰よりも熱く
誰よりも激しく
誰よりも動き
ゴールを狙い
勝利に飢えている
本当に凄い選手だと思う。
唯一つ、気になる点は、持ちすぎる時があること。
シンプルに叩いて周囲を使えば、自分も前に出てゴールを狙える位置に動けるのに、自分で全てを何とかしようとする時がある。
もっと、シンプルにワンツーとか決めだしたら・・・
さらに凄い選手になる予感がした浦和戦でした。
まとめ
ワールドカップによりリーグ中断まで、あと3試合です。
長かった連戦も終盤ですが、鹿島にはこのあと大きな壁が立ちはだかっており、ゴールはまだ見えません。
鹿島にとって鬼門のACLラウンド16が始まる。
相手は強敵・上海上港です。
ですが、初戦のホーム、絶対に勝ちましょう。
絶対にアウェイゴールは献上しないように戦いましょう!
今後の鹿島の予定
- 【ACL】ラウンド16第1試合 5月9日(水)
ホーム 19:00 - 【ACL】ラウンド16第2試合 5月16日(水)
アウェイ 20:00 上海上港 - 【リーグ】第15節 5月20日(日)
ホーム 仙台 14:00
中3日のため、また選手を入れ替えるのでしょう。
内田は怪我などでなければ出るはずです。
ただ、レオの状態が気になります。
大きな怪我で無いと良いのですが・・・。
いずれにせよ、次のACLは、
遠藤、金崎、小笠原、そして内田の状態が、試合の結果に関わってくると思います。
ACL制覇に向けて、超えなくてはいけないラウンド16
今季初の連勝を達成した勢いをもって、
勝て、アントラーズ!
↓オススメの鹿島アントラーズブログランキングはこちらへ!