2018年4月17日、ACLグループHの第6節が、鹿島のホームで行われました。
前節の上海戦を引き分けて、グループステージ突破は決めていたものの、敗戦すればグループ2位となって、強豪の上海上港と対戦する可能性が高かった。
ゆえに、首脳陣は試合前から悩みが尽きなかったことは理解出来ます。
- 鹿島の伝統に乗っ取り、ベストメンバーで勝利を目指す
- メンバーを落としすぎず、主力を何人か休ませる程度で挑む
- 連戦中なので主力を完全に休養させて土曜の川崎F戦に備える
悩んだ結果、首脳陣は2でスタートした。
ところが、敗戦が濃厚になると、急に主力を投入しましたた。
その結果は・・・
首脳陣が無様な行動を曝け出したACL第6戦・水原三星戦を振り返ります。
ACL第6戦、鹿島VS水原三星戦の結果とスターティングメンバー
鹿島0-1水原三星戦
前半31分デヤン ダムヤノビッチ
名古屋戦の勝利で勢いに乗れるかと思ったら・・・
またしても、無得点試合に逆戻りしてしまった。
もはや、重症を通り越している。
治癒するのを座して待つのではなく、外科手術が必要に思うのだが・・・。
鹿島VS水原三星戦のスターティングメンバーと交代
GK 1 クォン スンテ
DF 3 昌子 源
15 三竿 雄斗
24 伊東 幸敏
39 犬飼 智也
MF 6 永木 亮太 →後半33分 金崎 夢生
13 中村 充孝 →後半17分 土居 聖真
20 三竿 健斗
FW 9 鈴木 優磨
14 金森 健志
19 山口 一真→後半38分 小笠原 満男
スンテが1人で気を吐いていました。
しかし、本当に交代メンバーの選択は謎です。
大岩監督は、どういうビジョンで試合に望んだのだろうか?
大岩監督は、どういうビジョンで交代をしたのだろう?
ACL グループHの順位
勝ち点9で首位から陥落。
2位でグループステージを通過となった。
ACLでは、リーグ戦での絶不調を影響させずに踏ん張ってきたのですが・・・。
ついに『攻撃できない病』が蔓延してきたようである。
ACL第6節、試合内容の振り返り
テレビ観戦での試合感想になります。
2日前の名古屋戦で見せた気迫、勝利への思い、それらをこの試合でも見せてくれることを願っていたのですが・・・。
終始、残念な内容でした。
前半序盤、即席のメンバー構成の割には、それなりに戦えていると思いました。
しかし、相手が対処出来るようになると、手足を引っ込めた亀状態に・・・。
前半総括、水原の状態は良くない。しかし、それ以上に鹿島の状態は悪い。
ミスの連発、消極的、ファウルの連続・・・。
彼らには気概はないのだろうか?
俺がレギュラーを獲ってやる!という気概は!
失点のシーンは、伊東のポジショニングに注文を付ける人はいますが、相手が一枚上手だったように思います。
見事にピンポイントで合わされてますからねぇ。
後半、エンジンが掛からぬまま時間だけが刻々と過ぎていきます。
終盤になってからレギュラークラスを次々と投入しても、エンスト状態は変わりませんでした。
後半総括、何度かチャンスを得ますが、この日も決定力不足に泣きました。
正直、この相手に得点出来なかったら、どうやって上を目指すのでしょうか?
こんなにも、見ていて寂しくなる試合は初めてかも知れません。
本当にチームがどうなるのか心配です。
ハイライト動画
シュートがことごとく浮いてます。
ヘディングは下手なのか?
ただ、足は疲れで押さえが利かないのか?
本当に選手のコンディションが悪いのが気になります。
鹿島VS水原三星戦を観て思ったこと
試合を見ていて、良かった点(選手)と、気になった点(選手)をまとめます。
どうしても、暗い話題になりがちです。
良かった点 昌子と三竿のやる気が失せていないこと!
彼ら2人は必死に戦っていた。
低調なチーム状態を打開しようと、必死に戦っていることは判りました。
出来れば、数多くあったセットプレーから得点したり、一発のパスで決定機を演出出来れば、彼らのレベルは一皮剥けたのでしょうが・・・。
その辺りが、彼らの今後の課題かも知れませんね。
まあ、何にせよ、彼らが居てくれることが、鹿島の未来への希望です。
気になった点 そろそろ鈴木の身体も悲鳴を上げるのでは?
空回り・・・と言う言葉は昨日の鈴木のためにあるような言葉だった。
必死に戦おうとしているのは判る。
点を獲りたい気持ちも伝わる。
でも、思うようにプレー出来ず、イライラを募らせ、プレーが雑になる。
原因は疲れだと思いました。
そりゃあ、ここまで1人戦い続けているからねぇ。
いくら若いといっても、リカバリーが必要なはず。
致命的な怪我をする前に、きちんとケアをして欲しいです。
気になった点 中村と土居はどうなりたいのかな?
湘南戦の解説で戸田が言ってました。
それぞれの特徴を活かさないと・・・
それぞれの特徴を活かす布陣で戦わないと・・・
名古屋戦の解説で秋田が言ってました。
土居は自分の強みを判っていない・・・
もちろん、大岩監督の責任もあるでしょう。
でも、それ以上に彼ら自身の問題だと私は思いました。
中村は、守備での緩さを繰り返すのは何故だろう?
彼の攻撃のセンスとアイデアは抜群だと思いますが、守備を意識しすぎてるのか、長所が影を潜め、苦手なことに注力した結果、短所が目立つようになっています。
土居も、秋田が言うように良さを出せていない。
ドリブルのセンスは抜群なのに、ペナルティエリア内での位置取りも良いのに、その良さを出せていません。ミスを恐れているのか?出し手がいないチームの状況を考慮してなのか?なぜか、パスを出すことに注力しているように思います。でも、前にではなく、横か後ろ・・・。
彼らの成長を期待して、補強を行わなかったのでしょうが、このままではその判断は失敗になりそうです。
鹿島だけがグループ突破と言われても、気持ちが高揚しない
日本から4チームが出場し、鹿島だけがグループステージを突破した!
ネットではそんな記事が散見されます。
鹿島サポーターなら、嬉しくなるはずです。
アントラーズの強さを誇り、笑顔が自然と出るはずです。
しかし・・・
ちっとも嬉しくないのは何故だろう?
むしろ、不安しか感じないのは何故だろう?
鹿島だけ罰ゲームをさせられている感じがするのは何故だろう?
私が思うに、理由は2つ。
1つは鹿島の現状を考えると、とてもACLで勝ち上がっていける状態ではないこと。
攻撃の形は作れない、怪我人が多過ぎる、選手の層が厚くない
ナイナイ尽くしの現状を憂いています。
もう1つは、サッカー協会の問題。
DAZNと契約を結んだ功績は確かに大きい。
でも、リーグ偏重が過ぎる賞金と日程は如何なものか?
そのくせ、出場チームにはアジアを獲れと要求する。
こんな言い方は良くないかも知れない。
でも、今の状況は「正直者が馬鹿を見る」のではないか?
昨日のセレッソなんて、余りに露骨ではないだろうか?
だからと言って、鹿島にも捨て試合をして良いとは思いません。
それをしたら鹿島じゃなくなくなるから。
でも、最後に優勝するために戦略的にメンバーを変えました!
と言うのはありかと思いますが・・・。
大岩監督にヘルプを!
再び、解任論でネット上が騒がしくなっています。
私は、解任・続投の前に、経験豊かなコーチを付けてあげる方が先ではないかと思い始めました。
なぜなら、マグレでは、昨年のような快進撃は出来ないからです。
大岩監督の問題は・・・
- 攻撃の引き出しの少なさ
- 勝負どころで決断出来ない甘さ
- 交代策の下手さ
- 勝負運のなさ
だと思います。
・・・まあ、これって監督の素質の問題と言われればそうですが、でも、昨年の快進撃を演じられるのも事実なので、解任前に最後の一手として優秀で勝負運のあるヘッドコーチを手配してみてはどうかと思います。
鹿島の今後の予定
3月31日の札幌戦から、5月20日の仙台戦まで続く大連戦。
約50日間で15試合を戦う日々も、昨日の試合で約半分まできました。
でも、まだまだ連戦は続きます。
まずは、怪我人が続出している状況を改善して欲しいです。
今後の鹿島の予定
- 【リーグ】第9節 4月21日(土)
アウェイ 川崎フロンターレ 16:00 - 【リーグ】第10節 4月25日(水)
ホーム ヴィッセル神戸 19:00 - 【リーグ】第11節 4月28日(土)
アウェイ 横浜F・マリノス 19:00 - 【リーグ】第12節 5月2日(水)
ホーム 長崎 19:00 - 【リーグ】第13節 5月5日(土)
ホーム 浦和 17:00 - 【ACL】ラウンド16第1試合 5月9日(水)
アウェイ 上海上港 時間未定 - 【ACL】ラウンド16第2試合 5月16日(水)
ホーム 上海上港 時間未定 - 【リーグ】第15節 5月20日(日)
ホーム 仙台 14:00
次の土曜、川崎F戦は戦争だと思って欲しい。
やるか、やられるか。
ここで川崎に好きなようにプレーされたら、チームは解体!
くらいの気持ちで臨んで欲しいです。
川崎に勝つぞ!
行け、アントラーズ!!
↓オススメの鹿島アントラーズブログランキングはこちらへ!