4月3日、ACL第5節が上海申花のホームで開催されました。
熱狂的な中国人サポーターに囲まれつつも、力の限り、鹿島を応援しているサポーターの方達が本当に頼もしかったです。
日本から遠征された方は本当にお疲れ様でした。
上海申花とは第1節にホームで戦い、1-1の引き分けに終わっています。
第4節までの鹿島の結果は、2勝2分の勝ち点8で首位。
この日の第5節の試合に引き分け以上の結果を出せば、グループリーグの勝ち抜けが決まります。
そうすれば、再来週に行われる第6節では、大胆にターンオーバー出来るので、何としてでも勝ち点を手にしたい重要な試合でした。
とはいえ、リーグ第5節の札幌戦から僅か3日のため、これからの連戦を考慮してスタメンを6人を入れ替えて試合に臨んだので、チームの総合力も問われる試合となりました。
ACL第5節、アウェイで行われた鹿島VS上海申花戦を振り返ります。
ACL第5節、鹿島VS上海申花戦の試合結果とメンバー
鹿島 2-2 上海申花
前半13分ジョバンニ モレノ(PK)
前半22分マオ ジエンチン
後半13分鈴木 優磨
後半18分レアンドロ
よく追いついた!
イマイチ、波に乗れないリーグ戦にも良い影響をもたらしてくれれば幸いです。
スターティングメンバーと交代メンバー
GK 21 曽ヶ端 準
DF 5 植田 直通
16 山本 脩斗
24 伊東 幸敏
39 犬飼 智也
MF 4 レオ シルバ
11 レアンドロ →後半47分 永木 亮太
14 金森 健志 →後半40分 安部 裕葵
40 小笠原 満男
FW 7 ペドロ ジュニオール →前半38分 金崎 夢生
9 鈴木 優磨
3日前に行われたリーグ第5節・札幌戦からスタメンを6人変えて試合に臨みました。
犬飼、金森、そしてペドロにはこの試合を一つの契機にして欲しいと願ってました。
ACL グループHの順位
勝ち点9で首位をキープ!
ここまで5試合戦って無敗な点は評価出来ると思います。
国際試合では、アウェイでいかに勝ち点を獲るかが重要だと思います。
もっとも、ホーム2試合が引き分けなのは困ったものですが・・・。
ACL第5節、試合内容の振り返り
テレビ観戦での試合感想になります。
正直、3日前の札幌戦があまりに酷い内容で、試合が始まる前はどんな結果になるのか不安が募るばかりでした。
それでも、大胆に選手を入れ替えたことが、低迷するチームへのカンフル剤となってくれると信じて、ユニフォームを着てテレビの前に座りました。
前半序盤、久々に生き生きとしているペドロを観た。
思い切り良くミドルも放っており、やはり彼のポテンシャルは高いと感じた。
前半13分、犬飼がペナルティ内で相手を倒してPKを献上。
少々厳しい判定だとは思いましたが、足を出してますから、アウェイなので仕方ないかと思いました。
前半22分、2失点目はCKでの守りが緩かった。
相手のそばに鈴木と山本が居たけど、身体を当てられなかったのが原因ですね。
前半総括、2失点はしたものの、崩されたわけではなく、悲観的になる必要はないと思いました。ただ、全体的に元気がなく、先の札幌戦のように試合を支配されているのは気になりました。
一方、攻撃に関しては、レアンドロが入ったことで、札幌戦のような何の可能性も感じないような酷い状態ではなかったので、後半にきっとチャンスはくると感じていました。
後半開始、前半とは見違えるように鹿島の選手の動きが盛んになった。
後半13分、鈴木が待望の得点。
ここまで良いプレーを続けていた優磨に神様は微笑みました。
レオのシュートのこぼれ球が絶好球となって優磨の前に!
早い段階で1点を返し、鹿島が押せ押せになります。
後半15分、Jリーグでは中々お目にかからない強烈なシュートをくらう。
コロンビア代表のグアリンがエリア外から強烈なシュートを放ちます。
低い弾道のままゴールへ一直線!
曽ヶ端が懸命に弾きます。
ワールドカップでも対戦するであろうグアリン、やはり要注意人物ですね。
後半18分、鈴木のパスをレアンドロがボレー!
GKを弾いてそのままゴールへ!
やはりシュートが枠内に飛ばすことは重要ですね。
後半総括、勝ち越せそうな雰囲気があったが、追加点が取れなかったのは反省点。
ただ、長いロスタイムを含め、きっちりと守りきったことは収穫でした。
鹿島VS上海申花のハイライト動画
優磨の得点のシーン、レアンドロの得点のシーン、久々の1試合複数得点です。
これで、上昇気流に乗ってくれれば!
鹿島VS上海申花戦を観て思ったこと
試合を見ていて感じた、良かった点(選手)と、気になった点(選手)をまとめます。
なるべく、前向きなコメントにします!
良かった点 鈴木優磨の成長が著しい!
プレシーズンマッチの頃から感じていたのだが、鈴木の成長が凄い。
いったい、何が彼をここまで変えさせたのだろう?
ギラギラした野性味を残しつつ、冷静にプレーをしている。
そして、意外と言ったら失礼だが、周囲を良く見ている。
今のプレーを続ければ、ロシアワールドカップは間に合わないかも知れませんが、ワールドカップ後の新監督の下では代表に選出されるかも知れない。
それくらい、今の彼には可能性を感じます。
良かった点 レアンドロの変わらぬクオリティに安堵
怪我から復帰したレアンドロの体型を見て、少々不安を感じていたのだが、その不安はこの試合で払拭されました。
足元の巧みさ、シュートの上手さ、視界の広さ、動きのキレ、連戦が始まる前に万全の状態で戻ってくれたことに感謝です。
気になった点 ペドロの怪我
このブログでも何度か取り上げたが、ペドロには能力はある。
ただ、今のチームでは彼が活かせていないだけだと実感した。
開幕から何度も何度もシュートを外していますが、裏返せば、それだけ得点の可能性が高い場所に居るからこそでもある。
この日の、上海戦の序盤に見せた強烈なシュートも見事でした。
彼の持ち味を活かしきれないのがもどかしいですね。
それにしても、怪我は大丈夫だろうか?
軽症であって欲しい。
せっかく、動きにリズムが出てきたのに、またしても負傷で離脱となると勿体無い。
気になった点 大岩監督の指導力と動きの遅さ
素人が偉そうに言うのも何ですが・・・
監督の攻撃に関する指導力について疑問を感じます。
昨今の金崎のポジションニングやプレーの在り方については金崎の独断なのか?監督の指示なのか?
昨日の金森がサイドにべったりと張り付いたプレーはチームとしての指示だとニュースに出ていましたが、べったりではなく臨機応変に動けと指示は出せないのでしょうか?
大岩監督の、守備の構築は流石と思わせます。
昨日だって、後半はしっかり修正されていました。しかし、攻撃に関してはどうも引き出しが少ないようです。
今期、大岩&柳沢体制で戦っていくのであれば、引き出しが豊富(経験値のある)で、監督にしっかり助言が出来るベテランコーチを加えたほうが良いのではないかと考えます。
そうすれば、選手交代の遅さの解消にも繋がるのではないでしょうか?
鹿島の今後の予定
ワールドカップ前の死の連戦は始まったばかりです。
ACLのグループステージ突破が決まったので、ワールドカップ中断前に更に2試合が追加となりました。
3月31日の札幌戦から、5月20日の仙台戦まで、約50日間で15試合です。
3~4日に1試合を戦い、勝ち点を積み上げていくためには、勝利が一番です。
今後の鹿島の予定
- 【リーグ】第6節 4月7日(土)
アウェイ 湘南ベルマーレ 19:00 - 【リーグ】第7節 4月11日(水)
アウェイ FC東京 19:00 - 【リーグ】第8節 4月14日(土)
ホーム 名古屋グランパス 14:00 - 【ACL】第6節 4月17日(火)
ホーム 水原三星ブルーウイングス 19:00 - 【リーグ】第9節 4月21日(土)
アウェイ 川崎フロンターレ 16:00 - 【リーグ】第10節 4月25日(水)
ホーム ヴィッセル神戸 19:00 - 【リーグ】第11節 4月28日(土)
アウェイ 横浜F・マリノス 19:00 - 【リーグ】第12節 5月2日(水)
ホーム 長崎 19:00 - 【リーグ】第13節 5月5日(土)
ホーム 浦和 17:00
チームは、今日、中国から帰国して、3日後のリーグ第6節・湘南戦に備えます。
上海戦で、昌子を休ませることが出来たのは良かったです。
三竿も復帰するでしょう。
ACLで掴んだ点を獲る気迫、後半に見せた戦う姿勢を切らさずに、湘南戦はキッチリと勝って欲しいです。
いまこそチーム一丸に!
勝つぞ、アントラーズ!!
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