このブログは、2015年春に見つかった未破裂脳動脈瘤を、2016年春に『開頭クリッピング手術』を受けて治療した私自身の闘病記録です。
前回の記事は、私が受けた開頭クリッピング手術に掛かった最終費用を紹介しました。
未破裂脳動脈瘤と闘う ~私の受けた開頭クリッピング手術の費用~ - lands_end’s blog
今回の記事は、精算が終了して帰宅しようとした際のハプニングについてまとめます。
まあ、ハプニングと言うよりも、大チョンボです。
ところが、後日に診察で病院を訪れた際にこのハプニングの話をしたら、意外と同じような境遇に陥っている人がいるようです。
なので、もしかしたらこんな他愛ない話も誰かの役立つかも知れないと思い、紹介することにしました。
何気ない妻の一言で我に返る!
精算を済ませ、ロビーのベンチに座ってレシート等をバックにしまいました。
あぁ・・・あれから12日かぁ。
入院日もここに座って手続きを待っていたなぁ・・・。
と感慨に耽っていたら、横から嫁さんが声を掛けてきました。
「ねえ、電車に乗れる?」
それを聞いた私の頭はフリーズしました。
「は???電車???」
電車なんて乗れる訳ないじゃん!
退院したとはいえ、10分も歩けば息は絶え絶え、視界はグルグル、歩く気力は直ぐに尽きて座り込んでしまう状態です。
私の入院した病院から駅までは、僅か10分程度でしたが、一気に辿り着くのはたぶん不可能だと思いました。
あまりのチョンボに呆然として、私はロビーのベンチで固まっていました。
タクシーで帰宅することにしました
それでも、ゆっくりと歩けば最寄りの駅までは行けるかも知れないと思い、病院を出て歩き始めました。
しかし、すぐに自分の考えが甘かったことを知りました。
人の流れが速すぎてぶつかりそうで恐怖を感じる
車の動きは早すぎて見ているとクラクラする
数分で歩くのを断念して病院へ戻りました。
そして、タクシーで帰宅することにしました。
大きな病院のタクシー乗り場なので、待っている人が多くて待つのだろうと思いましたが、タクシーは数多く待っていて、待ち時間わずか数分で乗車出来ました。
退院する際の反省点など
もしも電車など交通機関で帰るのでしたら・・・
平日に退院する際は朝早い時間は避けた方が無難です。
ラッシュにもまれたら大変です。
土曜の退院にして家族や友人に車で来て貰うのが最良です。
骨折などの場合を除くと、退院時には体力を失っていてふらつくので電車などは避けた方が良いと思います。転倒してもおかしくない。
おまけ
後日、診察で病院を訪れた際に退院時の話を医師にしました。
そうしたら、隣に立っていた看護師が「あぁ、同じような話を聞きますよ~」と話し始めました。
「退院する準備や費用の事は皆さんしっかり考えていますが、肝心の帰宅手段は失念してしまうみたいですね」だそうです。
それを聞いた医師は、「じゃあ、これからは退院の話しをする時に最後に付け加えるとしよう!」と言って笑っていました。
私としては【自宅までタクシーで1万縁以上掛かったので】と「もっと早く気付いて先生~」と苦笑いするしかありませんでした。
こんな風に思わぬ失敗をして高い出費を払うことになりましたが、なんとか無事に家に辿り着くことが出来ました。
次回『未破裂脳動脈瘤と闘う ~無事に帰宅。そして最初にやったことは?~』です。