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未破裂脳動脈瘤との闘いをコーギーに癒され暮らしています。鹿島アントラーズの応援と読書に人生の全てを掛けている40代の徒然日記です。

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未破裂脳動脈瘤と闘う ~入院8日目。隣にかなり迷惑な人がきた~



2015年春に見つかった未破裂脳動脈瘤を、2016年春に『開頭クリッピング手術』を受けて治療した私自身の闘病記録です。

前回の記事は、手術後の髭剃り(電動ひげそり)についてまとめました。使用出来るのか?振動が痛みを伴わないか?などなど・・・。

未破裂脳動脈瘤と闘う ~入院8日目。(術後7日目)挑戦!顔の髭剃り!!~ - lands_end’s blog

今回の記事は、迷惑なお隣さんについてまとめたいと思います。まあ、対策なんてものは無いに等しいですが、どんな事があってどんな事をしたのか・・・まとめてみます。
それから、大部屋のプライバシー問題にも再度触れます。

 

大部屋にはプライバシーなんて存在しない!

以前にも書きましたが病院の大部屋にはプライバシーは皆無である。

昨今の個人情報保護が叫ばれるご時勢の中で、病院ほど個人情報がダダ漏れの場所は無いと思います。

普通の通院でも待合室で名前をフルネームで呼ばれるし、注射の時等は個人を特定するために生年月日を言わされたりします。
まあ、現在の個人情報保護の在り方はちょっと過度な対応とも思うので、現在の病院の対応を全て非難するつもりはありません。

しかし!
大部屋内では多くの個人情報が晒されているので注意が必要です。
病気の内容や治療の状態、家族構成から家族の既往歴まで、周囲の人にダダ漏れです。

だって、看護師さん「声でかすぎ!」だから。

年配の人を相手にする事が多いからなのか、とにかく声がでかい!
周囲の方の知りたくない情報までドンドン耳に入ってきます。
つまり、自分の情報もドンドン他人の耳に入っていきます。

この点は覚悟が必要ですね。

 

生理現象の音と臭いについて

入院している人は必ずしも自力でトイレにいける人とは限りません。
動けない方はベッドの上で用を足すことになります。
生理現象だから仕方ありません。

ありませんが・・・食事中に隣でされると閉口します。
不幸中の幸いと言って良いのでしょうか、私は手術の後遺症で嗅覚障害になったので臭いに悩むことはありませんでした。ですが、付き添いの家族は臭いに耐えられず部屋の外に出て行きました。

そして忘れてはいけないのが、自分の生理現象も周囲に聞こえる(臭う)と言うことです。それを気にしすぎて便秘になる人もいるそうです。

これらの点は慣れるしかないそうです。

 

生理現象の臭い対策

家族はマスクを手元に用意していました。
そして、マスクの内側に薄く香料を塗っていました。
周囲で排泄の音がしたら、それをサッと着けていました。

効果は無いよりマシと言っていました。

 

同室になって欲しくない三大巨頭

さて、本題の困ったお隣さんについて話したいと思います。
自分自身、気付かぬところで他人に迷惑を掛けていたと思うので、人の事ばかり言うのは気が引けます。
ですが、生理現象(イビキとか屁など)での問題点以外は、こちらが我慢する義理は無いと思うので、まとめてみることにしました。

手術前の脳血管撮影検査と手術の入院合計日数は15日間でした。
その間、色んな人と同室になりました。
数えてみたら18人と同部屋になっていました。

彼らの中で「こういう人は勘弁して欲しい」というのが3タイプありましたので、それを羅列します。

 

声の大きい人

とにかく声が大きい人は勘弁して欲しい。
18人中3名が該当しました。

就寝中に必要があって看護師を呼ぶのは仕方ないです。
ですが、不必要に大きな声で話す必要は無いでしょうに・・・。

また、看護師や医師と治療方針について話している時も声が大きすぎるので、こちらが聞きたくないこと(傷の具合など)も聞こえてきてやっぱり嫌な気分になりました。

昼間にお見舞いの人が来て大声でしゃべっている時には、具合の悪いふりをしながら面談室へ言ってくれと頼みました。

 

馴れ馴れしい人

一般の社会でもいますが、異様に馴れ馴れしい人も困ります。
18名中2名が該当しました。

病院に友達を作りに来ているわけではないので、ズケズケと人の生活に入り込むのは止めて欲しいです。
こういう人は、ちょっとこちらが気を許すとあっという間に距離を縮めてくる傾向があると思います。
人のベッドエリアに入り込んで、ベッドに腰掛けてしゃべりだすとか・・・。

嫌なことは止めてくれ!
とハッキリ伝えると意外と素直に応じてくれました。

 

怒鳴り散らす人

最近、人がキレ易くなったと言われています。その点を看護師さんに聞くと本当に酷いレベルだそうです。
ただし誤解しないように!と言われたのですが、これは老人特有では無いそうです。
入院患者の年齢構成が、どうしても老人が多くなるため、老人患者がキレている印象が強くなるだけだそうです。
18名中3名が該当しました。

とにかく、必要以上に怒鳴る人や威嚇する人間は、早急に病院側へクレームを出すべきだと思います。
精神的な負担を強いられる我慢を患者がする必要は無いと思います。

 

隣に来たおかしな老人には閉口させられた

特に酷かった1名について触れてみます。
その老人は入院8日目に隣に来ました。

  • ナースコールを呼んで3分で来ないと怒鳴るし物を投げる。
  • 看護師が気に食わないと物を投げる。
  • 注意をすると「殺される」とどこかへ電話する。
  • 同室者が話していると「うるさい」と怒鳴る。
  • 入口の通行を譲る譲らないでスリッパを投げる。

思い出すと本当に腹立たしい人でした。

 

婦長に話して解決した

2日間耐えました。
ですがこれ以上耐えると病気が悪化すると思い婦長へ面談を申し込みました。
その場で「彼を動かすか、私を動かしてくれ」と申し入れると、即日、彼は個室へ収容されていました。

どうやら、上手に騒げば追加費用無しで個室や空きベッドがある部屋などに動けることを知っているクレーマー的な患者だったようです。
それを察知した病院側も、出来る限り大部屋で対処しようとしたようですが、これに付き合わされる私達は大迷惑です。

かなり強く婦長と病院側に抗議した結果・・・
最終日の精算の際に、「迷惑料」なる名目の特別割引が計上されていました。
※レンタルの寝巻きが唯になっていました。
わたくしもブラックリストに載ってしまったのか?ちょっと心配です。

 

携帯の動画撮影は役立ちます

いまどきの対策ですが、携帯での撮影はかなり有効でした。

  • 大部屋の中で怒鳴り散らしている声
  • 物を壁に投げている様子
  • 突如、人のベッドエリアのカーテンを開けて怒鳴る様子

上手い具合に撮影して見せることが出来たのも、病院側へのクレームをスムーズに受け入れて貰えたのだと思います。

ちなみに・・・
これら動画を撮影したり、病院側とやり合うのは、家族が中心となって行いました。

正直、私自身も極端な患者の存在にストレスを抱えていても、相手や病院にクレームを出したり交渉する元気(体力)が回復していませんでした。

こういう点でも、入院中には家族の協力が必要だと思います。


今回の記事は、手術前には考えもしなかった問題点でした。
ですが、こんな事もある!と知っていれば、少しは入院生活のイメージを作るのに役立つのかも知れないと思いまとめてみました。

 

次回は手術後2回目のCT撮影について記事を書きます。
この2回目のCTは造影剤を投与して撮影したので、色々と大変でした。

次回『未破裂脳動脈瘤と闘う ~入院8日目(術後7日目)。術後2回目のCT撮影は造影剤を投与した~』です。

 

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