2017年8月5日、鹿島スタジアムにてJ1第20節鹿島VS仙台の試合が行われました。
夏の夜に霧が発生することは知られていたが、かつてないほどの酷い霧に襲われた鹿島スタジアム。テレビでは逆サイドの様子は全く見えないし、スタジアムでも対面の様子は見えなかったそうです。
劣悪なコンディション、度重なる中断、集中を維持するのに困難な試合でしたが、鹿島は見事解消し勝ち点3を積み上げることに成功しました。
鹿島VS仙台戦を振り返ります。
鹿島VS仙台戦のスターティングと試合結果
鹿島 2-0 仙台
45+3分 土居 聖真
90+2分 鈴木 優磨
スターティングメンバー
GK 21 曽ヶ端 準
DF 3 昌子 源
5 植田 直通
22 西 大伍
24 伊東 幸敏
MF 13 中村 充孝→後半38分 山本 脩斗
20 三竿 健斗
25 遠藤 康→後半31分 安部 裕葵
40 小笠原 満男
FW 8 土居 聖真→後半24分 鈴木 優磨
33 金崎 夢生
ネット上の予想通り、オール日本人メンバーとなりました。
しかも交代選手も全て日本人でした。
神戸戦、川崎F戦でレオ・シルバとレアンドロを連戦で使うための布石なのでしょう。
第20節終了時のJ1順位表
第20節終了時の順位表です。
依然として消化試合数が1試合多いとはいえ、セレッソが首位に立っています。
ずっと頭の上に居座られて気分が悪いです。
早く振り払って欲しいモノです。
2位と3位の間が勝ち点5となり、少し差が付いてきました。
それでも、連敗すればあっという間に団子状態の中に放り込まれてしまいます。
なのでここから先は、負けない戦いが必要になって来ると思います。
鹿島VS仙台戦を振り返ります
試合の内容を簡単に振り返って見ます。
前半、霧が出るまで鹿島の選手の重さが目立つ
開始早々感じたのは、選手の動きが重たい!
という印象でした。
コンディションの所為なのか、疲れが抜けていないのか判りませんが、小笠原にしても遠藤にしても動きに「キレ」が感じられませんでした。
動けてはいるけど、瞬間的なスイッチが入らない。
そんな感じでした。
そのため、ボール支配率は鹿島が圧倒しているのに「持たされている感」が強く「効果的な攻め」が出来なかったように思います。
前半、霧が出てから正直良く判らない
前半28分、鹿島名物の濃霧が酷くなりカラーボールが投入されました。
しかし、カラーボールになってからも、正直、逆サイドでどんなプレーが行われているのか良く見えませんでした。
なので・・・振り返りようがありません。
前半終了間際、土居の4ヶ月ぶりゴール!
中村から絶妙なスルーパスが出て、受けた土居が冷静にゴール左へ蹴りこみました。
4月の大宮戦以来の土居の得点でした。
ですが、久々の得点なのに、濃霧でイマイチ良く見えません。
まあ、土居らしいと言えば土居らしいです。
後半、酷くなる霧に試合が良く見えない
後半も予定通り始まりましたが、濃霧はますます酷くなりサッパリ見えません。
そして、後半15分過ぎ、ついに審判が試合を止めました。
約10分間の中断の後に再開されましたが、ネット観戦者やスタジアムの観客にとっては逆サイドが全く見えない状況が続きました。
後半終了間際、鈴木の2戦連発で突き放す
1点差でかつ最悪なコンディション・・・
何度かあった決定的も外したりGKに阻まれたり・・・
嫌な空気が漂っていましたが、それを途中出場の鈴木が振り払ってくれました。
金崎からロビング気味のパスをゴール前で受けると、冷静に流し込みました!
鈴木らしいゴールだったと思います。
鹿島VS仙台戦の動画ハイライト
霧が酷くで見ていても良く判らないシーンが多いのは残念ですが、土居と鈴木のゴールシーンはちゃんと楽しめます!
昨日のハイライト、ロングバージョンをYouTube公式チャンネルにアップしました!こちらもぜひご覧ください!#antlers #kashimahttps://t.co/5s5OFsqxEr
— 鹿島アントラーズ 公式 (@atlrs_official) 2017年8月6日
試合前に注目した鹿島の5選手
試合前に鹿島VS仙台戦で注目する鹿島の5選手をピックアップしました。
彼らが試合でどんな活躍を見せたのか答え合わせをします。
土居!4ヶ月ぶりの1発!!
ようやく!
ようやく待望の一発が生まれましたね!!
長かったですね。
Jリーグのイケメンランキングで栄冠を勝ち取ったので、その御礼弾なのでしょうか?
何にせよ、ペドロが戻るまで土居の活躍は絶対に必要です。
三竿(弟)!どこまで成長するの!!
大岩監督になってからの成長速度が本当に凄いです。
故障中の永木を追いやる勢いですね。
あとは、何か1つオンリーワンとなる武器が身につけば最高ですね。
ミドルシュートとか、スルーパスとか、クロスでもいいし、対人での圧倒的な強さなど、何か三竿の代名詞といえば「これ!」みたいな物が身につけば、本当に日本代表も手の届く位置にあると思います。
伊東!クロスからのゴールが見たかったけど・・・
昨日の試合でも何度か効果的に飛び出しクロスを上げていました・・・。
が、あのコンディションではクロスを出すのは難しいですね。
しかも逆サイドに前半は、殆ど姿が見えなかったですしね。
次回に期待します。
昌子!甲府戦の失態は一掃されてました
ありえない様なミスとプレーを連発した甲府戦から1週間。ちゃんと立て直してきましたね。
90分通して、無難にプレーをしていたと思います。
ハッキリ見えない時もあったのですが、多分、大きなミスも無かったと思います。
神戸と川崎Fの2試合、昌子のプレーが勝敗を左右します。
期待しています。
優磨!2戦連発おめでとう!!
甲府戦に続いて仙台戦でも途中出場でのゴール見事でした。
安部が良い意味で刺激になっているのでしょうね。
ただ、あの得点シーンは安部に感謝すべきです。
結構乱暴なパスを必死に安部が金崎に繋ぎ、股避け状態になっているにも関わらず安部がゴール前に走りこんでくれたお陰で、優磨への相手のプレッシャーが分散したのだと思います。
でも、ゴールを決めれば良いんです!
時節もよろしく頼みます!!
試合前に行ったデータ検証の答え合わせ
試合前に鹿島が仙台戦に勝つために留意すべき点を、攻撃面と守備面の双方から検証しました。
その答え合わせをしてみます。
攻撃はショートパスとクロスが鍵と書いたが・・・
まあ、正解したように思います。
1点目は中村からのパス。
2点目は安部→金崎→鈴木へのパス交換から生まれました。
クロスからも何度かチャンスを作りましたが得点には至りませんでしたが、効果的な攻撃は行われていたと思います。
守備はセットプレーとクロスで隙を見せないことと書いたが・・・
当たった様な、外れたような・・・。
どちらにせよ仙台のシュートは僅かに1本です。
効果的なクロスを上げさせないようにボール保持者へ寄せたのでしょうし、DF陣が最後の部分で身体を張って打たせなかったと言う事でしょう。
鹿島の今後について
第20節まで終わりました。
残り14試合です!
鹿島とセレッソが頭1つ抜けた感じはしますが、まだまだ油断は出来ません。
今週は中3日の水曜に神戸戦、中3日の日曜に川崎F戦が控えています。
この2試合を連勝すれば、セレッソとの試合数は同じとなり首位に立ちます。
なんとか首位に立って、8月末のセレッソ戦を迎えたいものです。
- 8月9日アウェイで神戸戦
- 8月13日アウェイで川崎F戦
- 8月19日ホームで清水戦
- 8月26日アウェイでセレッソ大阪戦
- 8月30日アウェイ(ルヴァンカップ準々決勝 第1戦)仙台戦
- 9月3日ホーム(ルヴァンカップ準々決勝 第2戦)仙台戦
くそ暑い日々が続く中で、中3日での3連戦は身体には本当に酷だと思います。
無理して体調を崩したり、または集中力を切らして怪我をすることないように、十分注意して練習に望んでください。
それから、まもなくスンテさんも戻ってくるようですね。
ですが、昨日のソガさんを見ていると、どちらを使うべきか悩ましいですね。
まずは水曜の神戸戦!
金を使えば勝てるのではないことを、
キッチリと教えてやりましょう!!
行くぞ、アントラーズ!!
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