lands_end’s blog

未破裂脳動脈瘤との闘いをコーギーに癒され暮らしています。鹿島アントラーズの応援と読書に人生の全てを掛けている40代の徒然日記です。

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ジーコと共に ~ありがとう、石井監督! 頼むぜ、大岩新監督!~



2017年5月31日 鹿島アントラーズから1つのニュースが発表されました。
石井監督との契約解除大岩コーチ監督就任

ここ最近のチームの停滞感を考えると、このニュースが流れる可能性は十分に感じていました。
そして・・・
この一報を受けて感じたのは・・・
「創成期のメンバーが去る寂しさ」
「タイトルを獲る事を至上命題にしている鹿島のブレなさ」
でした。
悲しくなりつつ、嬉しくなりつつ、複雑な一夜を過ごすことになりました。

石井監督の契約解除の報を受けて感じたことをまとめてみます。

 

2015年7月から始まった約2年の旅路

前任者のセレーゾから引き継ぐと、チームを6連勝へ導いて最高の船出となった。
石井監督は、チーム意識や練習方法を改革し、選手達に闘う気持ちを植えつけていきました。
生まれ変わったかのように勝ち星を重ねたチームは、8位に低迷した1STが嘘だったように勝ち進み、2NDは2位に躍進を遂げます。
しかし、1STでの不振が響き、年間順位は5位となりACLへの挑戦権は失うことになりました。

 

ナビスコを獲得し、3年ぶりにタイトルをチームへ

リーグでの勢いをそのままナビスコカップ(現Jリーグカップ)に持込んだチームは、決勝トーナメントを勝ち上がり、決勝の舞台・埼玉スタジアムに辿りつきます。

一発勝負の決勝ではガンバ大阪を3-0で退け、17冠目のタイトルを手にしました。
2012年にナビスコを獲って以来、3年ぶりの戴冠となりました。

3年間苦しみながら応援し続けたサポーターに歓喜をもたらしてくれた石井さんを、私たちは絶対に忘れないと思います。

 

2016年は石井政権の集大成

2016年は石井アントラーズの集大成の年となりました。
石井監督と選手達は、2つのタイトルと1つの準優勝を獲得します。

 

ファーストステージの制覇とセカンドステージの混乱

鹿島を上回る好調ぶりを見せた川崎フロンターレと浦和レッズにしぶとく食いついて戦い抜き、第16節で1位に立つとそのまま1ST優勝を勝ち取りました。

16試合で失点10。
誰もが2NDシーズンでも更なる躍進を期待していたのですが・・・
2NDの開幕戦であるガンバ戦で逆転負けを喫すると、ズルズルと体勢を立て直せないまま順位を落としていきました。

リーグ中盤では金崎との確執や監督の休養などがあり、
リーグ戦終盤は4連敗で終えるなど、1st優勝したチームとは思えない状態でリーグを終えることになりました。

しかし、1STでの貯金が活き、年間順位は3位で終えます。

 

7年ぶりのリーグ制覇

年間優勝チームを決めるチャンピオンシップに臨んだアントラーズは、準決勝で川崎フロンターレを破ります。

決勝戦、初戦はホームで0-1で敗れたものの、2戦目のアウェイは2-1で勝利します。
2戦合計2-2でしたが、アウェイゴールの差で優勝しました。
先日の広州戦の逆ですね。

7年ぶりにリーグ制覇を達成し、チームに18冠目をもたらしました。

 

クラブワールドカップ

初戦のオークランド・シティーFC戦は苦戦するものの、逆転で勝ちあがると準々決勝、準決勝と無失点で勝ちあがり、ついに決勝の舞台まで辿りつきます。

本気では無かったレアル・マドリードを、本気にさせる程の激動を繰り広げ、2-2で延長戦に持込みました。
しかし、延長戦、アントラーズの選手達には力が残されていませんでした。
惜しくも、2-4で敗れ準優勝となりました。

 

最優秀監督賞

リーグ、CWCの采配が評価され、年間最優秀監督に選ばれました。
賞に相応しい監督だったと思います。

 

天皇杯

クラブワールドカップの激闘の疲れを癒すまもなく、天皇杯が再開されました。

準々決勝の広島戦、準決勝の横浜戦を無失点で勝ち抜け、決勝の舞台へ辿りつきます。
国立が建設工事中のために、2016年度の天皇杯決勝は大阪の吹田スタジアムで開催されました。相手は川崎フロンターレ。チャンピオンシップでの借りを返すと襲い掛かる川崎を振り切り、延長戦の末2-1で破り優勝しました。

鹿島に19冠目のタイトルをもたらしました。

 

2017年は苦難の連続、立て直せない日々

2017年は悲願のACL制覇を目指し大型補強を行いました。

新潟からレオ・シルバ、神戸からペドロ、ブラジルから元セレソンのレアンドロを獲得し、更に韓国代表のGKスンテも獲得しました。
この状況を見て、シーズン開始前は多くの評論家が鹿島を優勝筆頭に選んでいました。

しかし、疲れが残るままに遠征した1月のタイでは、タイのチーム相手に敗戦を喫し、宮崎のキャンプ中に行ったプレシーズンマッチでは横浜FCに敗れるなど、不安を抱えたままシーズンに突入しました。

シーズン初戦、ゼロックスカップでは浦和に3-2で勝利し、「今年もいける」とサポーターを喜ばせたのも束の間、リーグ初戦ではFC東京に0-1で敗戦してしまいます。

その後、アウェイでは勝利するものの、ホームでは悉く敗戦し、波に乗れぬまま月日が過ぎて行きました。

GWの浦和との決戦(第10節)は1-0で勝利しますが、その後は神戸、川崎に連敗し、順位を暫定ながら7位まで落としてしまいます。

そして、ACLもグループステージを1位で勝ち抜けて臨んだ鬼門のラウンド16。
中国王者広州恒大との死闘の末、アウェイゴール数により敗退となってしまいます。

リーグ戦での低迷、ACLでの敗退。
この状況を変えるために、鹿島フロントは決断します。
「敢えて監督を交代する」と。

 

石井監督の采配について

本当に良い監督でした。

  • 選手との向き合い方
  • サポーターとの向かい方

今までにない監督でした

選手との距離感で悩み、金崎とぶつかり心労で辞任を考えた後に復帰してからは、凄味(多少)も加わったように感じていました。

ただし、昨日の記事でも書きましたが、石井監督の采配には幅が少なかったと思います。
勝っている試合に手を加え、確実に勝つ
これは本当に秀逸でした。
ですが・・・
上手く行かない時に手を加えてドローに持ち込む
この手の采配はあまり見られなかったと私は思います。

例えば、昨年の1STのリーグ戦は見事に嵌りました。
しかし、ナビスコは思うように結果を出せず、グループリーグで敗退します。
とても、同じ監督が指揮するチームとは思えませんでした

それでも、多くの喜びをサポーターにもたらしてくれた石井監督は、
間違いなく、鹿島の歴史に輝く名監督だと思います。

 

頼むよ、大岩監督!タイトル獲得のために!!

名古屋、磐田、そして鹿島と3チームを渡り歩いた大岩さん。
3チーム合計で492試合に出場した経験は、きっと活かせると思います。
そして2003~10年まで8年間在籍し、数々のタイトル獲得にも立ち会っています。
タイトルを獲る喜びも知っている監督です。

  • 鹿島だからこそ、この監督交代劇が行われたのだ!
  • 鹿島がタイトルを獲り続けるのは、この交代劇の姿勢があるからだ!

シーズン終了時にそう語られるようになるために、
選手と共に高みを目指してください。

 

あらためて・・・
石井さん、本当にありがとうございました。
お疲れ様でした。

 

大岩監督、そして選手の皆さん
目指せ、3冠!
行け、アントラーズ!!

 

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