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未破裂脳動脈瘤との闘いをコーギーに癒され暮らしています。鹿島アントラーズの応援と読書に人生の全てを掛けている40代の徒然日記です。

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未破裂脳動脈瘤と闘う ~術前に両親へ伝えたこと~



この記事は、2015年春に見つかった未破裂脳動脈瘤を、
2016年春に『開頭クリッピング手術』を受けて治療した闘病記録です。

今回の記事は、『開頭クリッピング手術』まで1ヶ月となり、
実家の両親の元へ、2つの事をお願いしに行った時のことをまとめてみました。

 

まえおき

まず始めに断っておきますが、今回の話はけっこう暗い話題です。
未破裂脳動脈瘤が見つかり、どうしたら良いのか不安を抱えている最中の方には、不向きな内容だと思います。

手術が決まり、手術前にやるべき事って何があるのかな?
と思っている人でしたら、もしかしたら役に立つかも知れません。

 

手術前の私の状況について

今回の話をするに当たっては、自分独りで実家を訪ねました。
内容が内容だったので、嫁さんを同伴して良いのか判らなかったので。

私のプロフィールはこんな感じです。

  • 首都圏在住、普通のサラリーマン。
  • 40代前半、既婚、子供なし
  • 妻は30代前半
  • 両親は高齢だけど健在
  • 兄弟は1人
  • ローンあり、死亡・高度障害時には返済免除あり

上記のような状況であった私が、両親に何をお願いしたのか?

それは、手術で万一の状態になった時の対応についてでした。

 

万一のケースとは何か?

はっきりと書いておきます。

  • 手術中、または術後に亡くなった時
  • 手術によって重度の後遺障害を負った時
    重度の後遺障害とは、働くことも不可能なレベルを想定しました。

上記2つのケースをイメージした時に、
手術前に自分がしておくべき事が2つ思い当たり両親を訪ねました。

 

子供は居ないからこそ、人生を建て直して欲しい

嫁さんはまだ30代前半です。子供は居ません。
なので、万一の時は、

  • いつまでも私の家族と一緒に居る必要はない
  • 自分自身の幸せをもう一度掴むために歩み始めて欲しい

そう考えました。

そこで、両親にお願いしたのは、
『適当な時期を見て、旧姓への復帰を促して欲しい』
そう伝えました。
そのために必要なのは、姻族関係終了届復氏届でした。

ちなみに、重度の後遺障害になって私自身で話せない時にも、
同じ事を伝えてくれと頼みました。

 

姻族関係終了届と復氏届

両親に話をする前に、自分でも色々と調べた時のメモをまとめておきます。

姻族関係終了届とは・・・配偶者の親族との縁を断つこと。
届出を出すことで、嫁さんは私の両親の扶養義務が無くなります。
※この義務が無くなる事は重要だと感じました。

復氏届とは・・・配偶者の戸籍から抜けて元の戸籍に戻ること。
つまり旧姓に戻ります。

尚、結婚前の戸籍に戻りたくない時には、分籍届を出すことで新しい戸籍が手に入るそうです。

それぞれ、参考にしたHPをリンクしておきます。

姻族関係終了届

復氏届

 

術後に後遺障害が残った時にも助けを依頼

30代以上になれば、住宅ローンを抱えている人も多いと思います。
普通はローンを組む時に団体信用保険を付帯していると思いますので、
契約者である自分が死亡、または高度障害を負った時には、ローンの支払いが免除されて、家族は助かるはずです。

しかし、高度障害認定されなかった時には非常に困ります。
仕事は出来ずに収入は無い。
しかしローンの支払いは残る。
という厳しい状況に追い込まれます。

以前、このブログでも取り上げた傷病手当金を申請する手もありますが、
支給されるのは1年6ヶ月間だけで、本来の給与の3分の2となります。

そして、1年7ヶ月目からは0円です。
傷病手当金の記事はこちらです。

未破裂脳動脈瘤と闘う~お金の問題。傷病手当金制度について~ - lands_end’s blog


術後、身体に障害が残り、働けなくなってしまった場合にも、両親の助けが必要になることを伝えました。

万一の場合には、

  • ローンが残る住まいを売却して借金返済に当てる。
  • 場合によっては、いくらか援助をして貰うかもしれない。
  • また、実家に住まわせて頂きたいこともあるだろう。

そうお願いしました。

 

両親の反応

自分としては、何度も頭の中でシュミレーションし、
何とか両親に理解して貰わなくてはならない!
と悲愴な覚悟を秘めて実家へ向かったのです。
ですが、話を聞いた両親はいたって冷静でした。

  • 出せる物は出すし、出せないものは出せない。
  • 家で同居は全く構わない。
  • 最悪のケースでの嫁さんへの伝言も引き受ける。

ただし!
手術前に必ず書面にして残しておいてくれ!

そう言われました。
心強いような、拍子抜けしたような、そんな気分だったことを覚えています。

 

まとめ

正直、今回の話は書くことに何か意味があるのか?
と悩みました。
同じ境遇の人が時間を掛けて読んで意味があるのか?
と考えたからです。

ですが、このブログは『未破裂脳動脈瘤と闘っている私の闘病記録』なので、
脳動脈瘤の発見から今に至るまでに考えたことや体験したことを
ありのままに書くほうが良いのではないか?と思い書く事にしました。

役に立つ、役に立たないを判断するのは自分ではなくて、
読んでくれる方が判断することだと思ったので・・・。

 

次回は今回の両親への話を踏まえ、妻に話したことです。

次回、『未破裂脳動脈瘤と闘う ~術前1ヶ月、嫁さんと話したこと~』

 

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