3月半ばであるが、寒冷前線の南下に伴って氷雨が降り注ぐ聖地にて、ACLの第3戦が行われました。
テレビに何度も雨合羽を着たサポーターが映し出されていました。
顔色は白く、頬が紅潮したサポーターの方達に敬意を表します。
私は、仕事の所為にしてテレビでしか観戦していません。
軟弱者の私ですが、観戦していて気になった点をまとめます。
スターティングメンバーと試合結果
鹿島 3 ― 0 ブリスベン・ロアー
スターティングメンバー
GK 21 曽ヶ端 準
DF 24 伊東 幸敏 →後半23分 西 大伍
5 植田 直通
3 昌子 源
16 山本 脩斗
MF 25 遠藤 康 →後半39分 中村 充孝
6 永木 亮太 →後半17分 小笠原 満男
4 レオ シルバ
8 土居 聖真
FW 33 金崎 夢生
9 鈴木 優磨
結果だけ見れば3―0の快勝ですが、
植田の押し込みゴールが生まれるまでは非常に重苦しい試合展開でした。
試合を観戦していて感じたこと、
ベンチ入りメンバーと交代メンバーのこと、
気になる選手のこと、
などをまとめてみます。
う~ん、点が入らんなぁ・・・。
確かに昨日の試合は3点取ってはいるけども、
しっかりと崩したと言えるのは 伊東→鈴木の得点だけに思います。
植田のゴールは、ドサクサと言うか、押し込みと言うか、審判によってはキーパーチャージを取られてもおかしくないプレーでした。
遠藤のシュートは見事でしたが、Jリーグでの再現はどうでしょう?
各チーム、遠藤ポイントをあんなにポッカリと開けることは無いと思います。
どこからでも、
いつでも、
点が入りそうなメンバーなのですが、
実際にはなかなか得点に繋がらない点について考えてみます。
金崎のケチャップはいつ爆発するのよ!
ACL開幕の蔚山戦以降、沈黙を続けるエース。
試合を観ている限り、調子が悪いとは思えません。
コンディションも悪いようには見えません。
でも、入らない。
入ってもおかしくないシチュエーションは多々あるのですが、入らない。
これはもう我慢しか無いのでしょうか?
そう思っていたのですが。
昨日の遠藤の得点への流れに、金崎得点への糸口が見えたように思います。
中盤でボールをキープした彼は、右サイドを駆け上がる遠藤にパスを出します。
この広い視野は彼の武器の1つです。
そして、パスを出した後、サボることなくしっかりとゴール前に詰めていました。
このようなプレーを繰り返すことで、間違いない、マークが剥がれる瞬間が生まれると思います。
今は、どのチームもガチガチに金崎をマークしていますが、プレーの幅が広がれば、その分フリーになることもあるでしょう。
あとは、もう暫く点が入らなくても、イラつかないでね!
時々、むうさん顔が怖いから・・・。
得点した後の、ジャンプしながら右手を振るポーズを早く見たいです。
CBの得点が記録されたのは喜ばしいが・・・
正直、今の鹿島のCKにはあまり得点の匂いがしない。
それは一重に、CBによる、CKを『ドーン!』とゴールに打ち込むシーンが、ここ最近ご無沙汰だからと思います。
あ、2015年のナビスコ決勝でソッコがドーンとやってましたね。
この試合は本当に良かった。
3点目のカイオの得点なんか、今見ると涙がでちゃうだよ・・・。
ナビスコの話はともかく、鹿島の歴代のCBはCKで相手に脅威を与えてきました。
その脅威だけが、今の昌子さんと植田さんには不足していると思います。
- 彼らの闘うハートは十分です
- 技術的には昌子はOK!植田さんはもう少し・・・
この彼らが、得点のオーラを纏い始めれば、鹿島の黄金時代は間違いなくやってくると思います。
それゆえ、継続して彼らにはは得点を重ねて欲しいです。
レオ・シルバがフィットしてきたのは好材料
昨日の鈴木の得点も、元々は中盤でレオがキープしたボールを右サイドの伊東へ出したのが基点になっています。
開幕前のタイ遠征や宮崎で行ったカップ戦、それから浦和とのゼロックスの頃までは度々見られました、レオさんの『どこまでも食いつくディフェンス』は、最近影を潜めているように思います。
バランスを取りつつ、卓抜した技術でボールをキープし、広い視野で隙を見つけてパスを出すようになったと思います。
彼がこれを継続することで、間違いなく鹿島の攻撃は一皮剥けると信じています!
メンバー選考と交代メンバーと・・・
昨夜から今日にかけて、ネット上(鹿島サポーター達の掲示板)では色んな意見が出ています。
ベンチメンバーに対する意見、交代メンバーに関する意見、色々な考えや意見が出ていて、読んでいてとても面白いです。
ただ、何人かの人が書いていました、
『サポーターとして、一生懸命やっている選手を否定するのはおかしい!』
という意見には100%同意します。
なので、私も『選手の批判目線』ではない視点で書いておきます。
どうしたレアンドロ???
掲示板等を見ていると、レアンドロに期待しているサポーターが多いことがわかります。
そりゃ期待しますよね。
元とは言え、セレソンにまで選ばれた男ですからね。
なので、昨日はメンバー外になっていて残念な気持ちになった人が多いと思います。
本当に心配ですね。怪我なのかな?
甲府戦の時、アップしている様子では普通でしたが・・・、気になります。
最後に出たのは、負けたムアントン戦ですよね。
彼がチームにフィットしてくれると、
チームとしても1ステージ上がれると思うので、信じて待つことにします。
金森さん!今は雌伏の時ですよ!!
掲示板で話題の中心になっていた金森さん。
私も、メンバーに彼が入っていたので、3―0になった時に期待しました。
ですが、あの時のメンバーは、確か以下の様だったと思います。
金崎 鈴木
土居 小笠原 レオ 遠藤
山本 昌子 植田 西
ソガさん
このメンバーで金森を出すには・・・
鈴木か金崎を外すしかないので、この試合の出場は無さそうだな、と覚悟しました。
むしろ、レオを下げて欲しいと願っていました。
いい加減、ちょっと休ませないと・・・。
疲労骨折とかしたらマジで泣きますよ。
中村をレオと交代しても良かったんじゃない?
と私は思いました。
むしろ、永木は休養十分なので、永木と小笠原の交代ではなく、
レオと小笠原、または中村にしても良かったと思います。
あれ?金森さんの話からズレてしまった・・・。
長いシーズン、絶対に金森にもチャンスは来ますよ!
ちょっと交代が固定化していないか?
やっぱり、FC東京とムアントン戦の負けが響いているのかな?
特に、ムアントン戦に先発で出ていたメンバーを考えれば、負けは本当に痛かった。
三竿、レアンドロ、赤崎がスタメンに名を連ねていましたから。
タラレバですが、あの試合、PK決めて勝っていれば、赤崎の所属チームも赤のママだったように思うのです。
(もちろん、ガンバに移ったからには、頑張って欲しい!
ヤナギコーチへの恩返しの意味でも!!)
現実は、リーグ開幕戦、ACLと連敗したことで、手堅く戦う方針にシフトチェンジしてしまったように思います。
確かに負けは許されないチームで、今年の編成は優勝を前提としたメンバーを揃えているので、『試合で育てる』のは出来ないのだと思います。
それでも、使わないと育たないし、化けないと思います。
良い例が伊東です。
西の怪我・・・と言う理由でしたが、伊東はCWC後の天皇杯での経験が着実に実になっていると思います。
急速に成長している彼を見れば、試合に出なければ『良い素材』のままで終わってしまうと思います。
それと、昨日の後半のメンバー見ていて思いました。
『アレ?柴崎の変わりにレオが入っただけ?昨年と変化ないじゃん!』
2017年版のアントラーズが、早く見れることを期待しています!
試合を観ていて気になる選手
昨日の試合を観ていて、非常に気になる選手がいました。
たぶん、多くの方が同じ感想だと思います。
永木さん、どうしたのよ?
永木さん、肩の力抜いてよ!
2016年、湘南から移籍した当初はなかなか試合に出れませんでしたが、
セカンドシーズンに入ると頭角を現して代表にも選出され、
年末のCWCや天皇杯のプレーではチームの中心となている彼を観て、
もはや永木は鹿島にとって無くてはならない選手になったと考えてました。
小笠原も、ようやく肩の荷をおろせるかな・・・と。
しかし、今年に入ってからの永木さん、何か変です。
空回りしているような気がします。
レオ・シルバにはレオの特徴があり、
小笠原には小笠原にしか出来ないプレーがあります。
そして、永木には永木にしか出来ないプレーがあると思います。
レオや小笠原と張り合っても仕方ないよ、永木さん。
永木さんのプレーを今まで通りすればいいんじゃない?
試合に使うか使わないかは、最終的には監督が決めることですが、
昨年、ちゃんとチャンス貰って、スタメン獲ったじゃない。
誰かよりも上にならないと~と力を入れすぎず、
自分自身のプレーに専念したらどうでしょうか?
アントラーズの今後の予定
3月18日(土曜)は決戦です。
(・・・私、いつも負けられないと言ってるな・・・。)
でも、本当に負けてはいけない一戦です!
清水って、鹿島が唯一負け越しているチームです。
ちなみに、他に鹿島が負け越しているチームは2つあります。(対戦10試合以上)
- 1つは、最近戦うチャンスがない川崎(ヴェルディの方)
- もう1つは、二度と戦うチャンスがない横浜(フリューゲルス)
(横浜Fとは厳密には五分です)
詳細は、下記サイトを参照してください。
そろそろ、清水には借りを返してもらいましょうよ!
清水戦が終わると、代表戦が控えているので、2週間の小休止になります。
チームの戦術を練り直し、連携を深めるためチャンスです。
小休止前の1試合、何としてでも勝ちましょう!
勝て!
勝つんだ、アントラーズ!!