日産スタジアムで行われたゼロックススーパーカップを観に行ってきたので、気持ちが冷めないうちに感想をまとめておこうと思います。
試合の経過や新加入選手のこと、観ていて感じた点を、勝手ながら自分目線でまとめています。ちなみに、スタジアムではバックスタンド側の1階、鹿島サイドで観ていました。
なお、鹿島のファンなので、鹿島目線でしか話しをしていません。レッズファンの方には誠にすいません。
試合結果とメンバー
試合結果 鹿島 3 - 2 浦和
鹿島のメンバー
GK 1 クォン スンテ
DF 3 昌子 源
5 植田 直通
15 三竿 雄斗 →後半37分 山本 脩斗
22 西 大伍
MF 4 レオ シルバ →後半24分 永木 亮太
8 土居 聖真
25 遠藤 康
40 小笠原 満男
FW 7 ペドロ ジュニオール
33 金崎 夢生 →後半20分 鈴木 優磨
スタメンを見た時に感じた3つの点。
- レアンドロを使わなかったのか・・・
- 鈴木よりペドロを選んだのか・・・
- 三竿がどれだけ計算出きるか判るな・・・
スンテとレオが使われることは、ほぼ決まりみたいな雰囲気でしたので、その点は予想通りでした。
前半45分
前半の立ち上がりは、静かな立ち上がりでした。
シーズン序盤なので、キレが悪いとか、コンディションが整っていない、と言うよりも、上から観ている限りは、単純にお互いのチームがスローテンポで試合に入った感じがしました。
鹿島優勢と感じた
浦和にFKを与えすぎてはいたと思いますが、鹿島ペースで試合は進んでいたように思います。新加入のペドロが、金崎と共に前線で動き回ることで、2列目の飛び出しやパスの選択肢が昨年よりも増えたように感じました。
- 金崎の狙いすましたミドル・・・
- 小笠原のミドル・・・
決めて欲しかったですね。
ただ、前半みただけでも、明らかに攻撃力は上がっていると感じました。
久々にサブイボが出るフリーキックを観れた
後半39分 遠藤のフリーキックが炸裂!
スタジアムで観ていて、思わず『ウォッ!』と変な声を上げるほど素敵なFKでした!
久々に完璧なFKを生で観た気がします。
家に帰ってからTVで改めて観ましたが、西川も全く悔しがらないところが、あのFKの凄さを物語っているように思いました。
後半45分
前半を2-0で終えて後半に入りました。
2-0は逆転が起きやすいと言われますが、今回の試合ではそんな臭いは感じられませんでした。
浦和に覇気を感じない
前半から感じてましたが、浦和に覇気を感じません。
もちろん、勝とうとしているのでしょうが、
攻撃や守りに、しつこさとかいやらしさを感じません。
一方の鹿島も、畳み掛けるチャンスを上手く作れず、時間だけが過ぎていきました。
浦和、一気に2人交代
浦和の監督って、一気に替えるの趣味なのかしら?
中盤の2枚を、そのまま長澤と関根に変えました。
この時点では、浦和の狙いは良く判りませんでした。
鈴木、登場
最近話題の鈴木さんが登場です。
私の予想に反し、ペドロや土居との交代ではなく、金崎との交代でした。
金崎、それほどコンディションが悪くは思えなかったので、今後の事を考えて交代したのでしょうか?
3-0にするチャンスを逃し、流れを失う
鈴木が入って直ぐ、鹿島は大きなビックチャンスを得ます。
右サイドに上がった西がクロスをゴール前に入れると、ほぼフリーで2人もゴール前に詰めていました。
土居と鈴木です。
まあ、間違いなく決めるべきシチュエーションです。
ですが、土居のヘディングはGKに難なく弾かれます。
前半も、土居はシュートをバーに当ててたし、決定力を何とかして欲しい!
立て続けに2失点!
興梠さんにまたしてもやられました。
ペナルティエリア内で小笠原が引っ掛けPK献上!
スンテもどうにも出来ない隅に蹴られて1失点。
失点後もフワッとした雰囲気で危ないな~と思っていたら、土居の中途半端なクリアを拾われ右サイドを抉られてセンタリング!
それまで、ほぼ何もさせてなかったズラタンがフリー!
マジカヨ!!
って思ったらシュートはポストに当たりゴール中央へ転がり・・・、
武藤に押し込まれて2失点目!
本当にあっという間でした。
誰が悪いと言うよりも、チームとして気が緩んでいたのではないかな?と思います。
鈴木、好調を維持!
自分の席はちょうどゴールライン上だったので、鈴木の動きは良く見えました。
遠藤の後ろをドタドタついて走っているなと思ったら、
次の瞬間には入れ替わって、
ちょん!と触ったらゴールが決まってました。
ゴール後にサポーター席に向かっていって、なにやらお腹を抱えていました。
その時は何をしているのかさっぱりでしたが、
ヒーローインタビューで『9番になったので見せていた~』と答えるのを聞いて、
周囲から『子供かよっ』って突っ込む声が上がってました。
しかし、頼りになる選手です。
とりあえず、今シーズンも勝ちでスタート出来ました!
3失点目は喫せずに、試合を終わらせました。
2-0、3-0で終わらせられた試合なので、観ている側も不満が残りました。
新加入選手について
今回の試合における、新加入選手の感想です。
レアンドロと金森はベンチには入ってましたが、出場はしませんでした。
レオ・シルバは別格
まあ、本当に良い選手が入ってくれたものだと思います。
昨日は鹿島も浦和も低調な選手が多い中で、一人別格だったな。と思います。
前とのコンビネーションが高まれば、かなり多くのチャンスを生み出せると感じさせるプレーが随所に見られました。
スプリントするペドロ・ジュニオール
常に前線で動き回り、スペースを作り、パスを引き出そうとしていました。
ハーフタイムに、前半のスプリント数トップ3が発表されましたが、断トツでペドロでした。
惜しむらくは、ゴール前で何故にあんな慌てるのか・・・と。
点が早く欲しい気持ちの現われなのでしょうが、落ち着いて決めて欲しいモノです。
クォン・スンテ
2失点はしましたが、2失点共にGKの責任は問えない失点だったと思います。
ルーズボールに対する飛び出しの早さは目立ってましたが、それ以外は可もなく不可もなくだったように思います。
FKやCKの際に、しっかり指示を飛ばしていましたし(何語かは謎?)、コミュニケーションがダメとは思えません。
彼の真価を問うには、もう数試合を観ないと判りませんね。
三竿 雄斗
ネットでの評価は甲乙分かれているようですが、私的には十分機能していたと思います。
確かに浦和の2失点目は彼のサイドをぶち抜かれましたが、あれはそもそも土居が悪い!
中途半端なクリアで相手に渡してしまい、そこから攻められたので。
気にある点としては、もう少し、昌子や小笠原・レオ、または土居と連携を上手く図らないと、上から観ていて『そのまま上がったら危険だよ~』と感じる場面がありました。ただ、べったり後ろに張付いてるSBには何の魅力もないので、上がるプレーが出来るだけ良いと思います。
経験を積んでいけば、今シーズンのうちに不動のSBになる可能性は十分に感じました。
試合を観ていて気になった2点
観戦していて気になった点があります。
レオ・シルバの位置
彼のポジションはボランチなのですが、かなりこの人動きます!
元々、対人に強いので、人に食いついていくのが身上なのでしょう。
ですが、
食いついてボールを奪えれば良いですが、
釣り出されてパスを回されたらかなり危険に感じました。
何度かレオが前に上がると、最終ラインと中盤との間にポッカリとスペースが生まれていました。
幸い、昨日の浦和にはそこを突かれませんでしたが、見ていてちょっと心配になりました。
石井さんの采配
昨日の試合も、
スタメンにレアンドロでなく遠藤を使って当たったし、
同点になってから投入した山本からのフィードが鈴木の決勝点になるなど、
采配が当たってるように思います。
ですが、昨日は勝ったとは言え、ちょっと気になるところがありました。
それは、
何故に浦和が先に2枚替えた時に、ちゃんと様子を観てから交代をしなかったのか?
という点です。
何だか、金崎の交代もレオの交代も、予定していて、そのままあまり考えずに変えたように感じられました。
浦和の交代で入った関根が、昨日は非常に良い出来でした。
明らかに、三竿は対応しきれてなかったと思います。
それなのに、失点するまでそのままというのはどうなのかな?
昨年のCWCや天皇杯を戦っている頃の采配は、もっと相手の芽をしっかりと摘む采配だったと思います。
その点が気になりました。
今後の鹿島の予定
とりあえず、幸先良く勝利で今シーズンはスタートしました。
ですが、ここから暫くはハードな日々が続きます。
- 2月21日 ACL 蔚山現代戦 鹿島
- 2月25日 Jリーグ FC東京戦 鹿島
- 2月28日ACL ムアントン戦 タイ
- 3月4日 Jリーグ 甲府戦 甲府
今日から2週間で4試合!
しかもタイへの遠征を含みます。
ムアントンの本拠地の気温は、平均30度以上!
幸い、今のタイは乾季なので湿度は高くないのですが、それでも鹿島~タイ~山梨・・・移動は辛いでしょうね。
体調の維持に十分注意して欲しいと思います。
次は、ホームのFC東京戦を観に行く予定です。
番外編 ユニフォームについて
触れるべきか、スルーすべきか、悩みました。
これだけは言えます。
浦和のイエローよりは良いと思います!
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