lands_end’s blog

未破裂脳動脈瘤との闘いをコーギーに癒され暮らしています。鹿島アントラーズの応援と読書に人生の全てを掛けている40代の徒然日記です。

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コーギーと暮らす!~加入して良かった動物保険~



チャチャを家族に迎える際に、嫁さんと二人で、加入するかどうか悩んだ動物保険。知り合いの先輩飼い主に助言を求めると『私たちは加入しなかったよ。不要じゃない?』とアドバイスを貰い、どうしたらいいのか最後の最後まで悩んだ結果、我が家では、最初の1年だけ動物保険に加入することにしました。

 今回の記事は、チャチャは我が家に来て直ぐに、アラカス(ニキビダニ)と涙腺症を連続して患ったので、

「動物保険に加入して良かったー」という感想をまとめたものです。

今回の記事が、動物保険に加入するかどうかで悩んでいる方の、決断材料の1つになれば幸いです。

ただし、この記事は、動物保険加入を全面的に薦めるわけではありませんので、ご理解ください。
(読み返すと、動物保険バンザイみたいになっていなくもないのですが・・・。)

今回の記事は結構長くなってしまったので、目次を付けておきます。

 

動物保険に加入ました。決め手となった理由は・・・

チャチャを家に迎える前に、ペットショップで移行期間があった話は前にしました。何回目かのチャチャとの対面の時に、店長さんから動物保険の話をされました。
「ちょっと、驚くとは思いますが~」と言われて差し出されたパンフレットを見て、本当に、本当に驚きました。
『え?何ですかこれは?』『3万、4万とか書いてあるぞ???』『盗難保険かな?』

「これって何の保険ですか?」
と訪ねると、彼はこう答えました。
「ワンちゃん用の医療保険です。」
もう、この時点で唖然でしたが、値段をよく見て更にビックリ!
『医療保険っていっても、なんだ?この値段は?』『何かのギャグか?』
と固まっている私を見て店長さんは、
「まずは、持ち帰って、次回の来店までの間にゆっくりと考えてみてください。」
と言われました。

 

なぜ、動物保険が存在するのだろうか?

次の来店時まで、色々とサイトで調べたり、先輩飼い主の助言を貰ったりして、ほぼ、最初は「加入しない」という決断をしていました。

それでも、幾つか知りたいこともあり、私の方から質問しました。

  • 「お話頂いた動物保険の値段だけど、高すぎませんか?」
  • 「本当に加入する意味ありますかね?」
  • 「概算で良いのだけど、1回の通院で幾ら位かかるの?」
  • 「どれ位の人が加入しているのですが?」
  • 「私たちの場合、どうするのか一番いいの?」

私の質問に対して、店長さんは単純にイエス・ノーで答えたり、または数字で単純に答えることはしませんでした。
その代わりに、『彼が動物保険の存在意義をどのように考えているのか?』という視点で、2つの話をしてくれました。

 

動物保険がビジネスとして存在する理由

店長さんの話。
「高いですよね。正直、私もそう思います。でも、動物には人間のような健康保険制度は無いのですよ。つまり、人間で言えば10割負担と言う訳です。」

「では、費用は幾らぐらいかかるのか?と気になると思うのですが、正直、幾らです!と明確に答えられないのが実情なのです。」

「確かに、経験上想定することは可能ですが、調子の悪い犬や猫が連れて来られたときに、その患犬にどんな治療を施し、幾ら請求するかは、病院(医師)次第で決まるのですよ。」

「例えば、愛犬が下痢をしたら血が混じっていて、飼い主が青くなって病院へ連れてきたケースで考えます。」

『診察だけで十分とするか』、『薬を出すか』、『注射や点滴を打つか』、という判断は、完全に医師任せとなるのです。」

「もちろん、人間の場合も医師任せと言えば、医師任せです。だけど、その治療方針の決定に際し、人間の場合には、医師と患者の間で話し合うことが可能ですよね。医師は患者の身体の状態をヒアリングすることが可能ですし、患者自身、自分が疑問・不安に感じている点を伝えることが出来ますよね。」

「その上で、医師は治療方針を決定している訳であって、完全に医師任せとは違うと思います。だけど、動物相手の場合は、治療方針決定へのプロセスに人間の時とは決定的に違う点があるのです。」

「ワンちゃんは話せないですよね?」

「だから、医師は培ってきた経験則を元に病状を判断するしかありませんし、患者(犬)とは話せないので、飼い主の話を聞く訳です。しかもかなり親馬鹿的なバイアスが掛かっている話をです。その結果、患者(犬)自身の希望よりも、どちらかと言うと飼い主を納得・安心させるために治療方針が決められる可能性があり訳です。」

「その結果、必要以上に手厚い治療になってしまいがちで、
治療に掛かる費用が高くなるのです。」

「このような現状があるために、動物用の医療保険が生まれたと言えます。」

正直、ここまで聞いただけで、私はかなり考えが変わっていました。
でも、次の話を聞いて、更に変わったと思います。

 

動物保険はさておき、本当に愛するペットの事を考えてますか?

「そんなの当たり前じゃん。何を言ってるの?」
と言われるかも知れません。
でも、店長の話を更に聞いていくと、正直、自身が持てなくなりました。

「赤ちゃんが生まれると、みんな、健康で健やかに育ってほしいと願いますよね。そして、ちょっとでも赤ちゃんに異変を感じたら、迷うことなく病院へ連れて行きますよね?」
「それから、ワンちゃん、ネコちゃんを飼っている人は、みんな、この子は私たちの大切な家族です!って言いますよね。」
「だったらどうして?調子が悪い時、ケガをした時、様子がおかしい時に、病院へ行くのを躊躇うことがあるのでしょうか?

「それは、治療費が高額になる。という事だけは、漠然と知っているからですよね?」
「でも、人間の家族だったら、病院へ連れて行きますよね?行けるように、10割負担にならないよう、普段から健康保険を気にし、医療保険に加入したりしますよね?人間だって何の保護もない丸裸では、出費が大変な事になりますから・・・」

「ワンちゃんやネコちゃんだって、当たり前ですが、病気になります。ケガもします。そんな時に、経験に基づいて、これは大丈夫だろう。と判断するのではなく、お金が高いから・・・と病院へ行くのを躊躇するのは、本当に家族の一員と言えるのでしょうか?」

「私が言いたいのは、だから動物保険に入れ!と言ってるのではありませんよ。」
「今回、チャチャちゃんを●●さんの家族の一員として迎え入れるのだから、●●さんたちに子供が一人出来るのと同じくらい、『自分達の時間とお金』を、使うべき時にしっかり使ってくださいね。という事なんです。」

もうね、この辺りでほぼ加入する気になってましたね。

その後、店長さんは一息ついて、話は私の質問への回答に戻りました。

 

お話頂いた動物保険の値段だけど、高すぎませんか?

「先に話したように、そもそもの基本となる健康保険がなく、原価が高いのが原因です。ちなみに、他社の保険も、似たり寄ったりです。」

・・・まあ、確かに他社も同じだったな。

 

加入する意味があるだろうか?

「十分に役立ちます。意味が無いわけありません。」
「それに、たとえ、病気や怪我をせずに保険を利用しなかった場合、それはチャチャちゃんにとって幸せなことなので、損をした!と思うことはちょっとおかしな発想ですよ。」

・・・面目ないと、心で謝罪しました。

 

動物病院1回の通院で幾ら位かかるの?

「さっきも言ったように、医師や病院次第なので、難しいところですが・・・。」
「例えば、酷い下痢や皮膚病になって、診察して注射を接種して薬を貰った場合、5,000~7,000円程度でしょう。診察だけだと1,500~2,000円程度でしょう。」
「皮膚病などでしたら、4~6回程度通院することになり、2~3回程度は注射を打つのでは無いでしょうか?」

・・・やはり、けっこうしますね。

 

どれ位の人が加入するのか?

日本では、犬猫合わせて加入率は5%程度です。犬だけ考えると10%以上あります。
「この数字が低いから、日本人はペットへの愛情が足りないという人や意見もありますが、私は単純にそうとは思いません。」

「大事なのは、いざという時へのしっかりとした覚悟があれば、別に必ずしも保険加入が必要とは思いません。」

「しかも、現在の動物保険は、人間の医療保険に比べると、まだまだ動物保険は不完全だと思うからです。」

・・・あれ、やっぱり加入する人は少ないのか?


ちなみに、この日家に帰ってネットで検索してみたら、こんなのありました!
ちょっと情報が古いのですが、参考にはなりました。
サイト内の5番目の質問が、ペット保険についてです。

www.dims.ne.jp

 

私たちの場合、どうするのか一番いいの?

「●●さんは、実質初めて犬を飼うわけですよね。チャチャちゃんが病気や不調になっても、どんな症状が現れるのか当たり前ですが知識はありませんよね。」
「その結果、最初の異変を見逃したり、もしくは放置してしまって、気付いたときには深刻な状況になっている事もありえます。」
「実際、生後1・2年までの子犬は、思わぬ病気や怪我に見舞われる事があります。慣れない飼い主が、抱っこで落とす事もあります。イザ!と言う時に、躊躇うこと無く病院へ行けるように、最初の1年だけ加入したらどうでしょうか?」

「確かに安い物ではないのですが・・・。」

・・・よし!チャチャ!!保険に入るから、気にせず家の外でも中でも暴れてくれ。でも、病気はしないでね。可哀相だからさ。

 

治療費補償割合が70%や50%など多種多様。どのプランがおすすめなの?

店長さんの熱い語りにすっかりやられ、加入することに決めたのですが、お店で渡されたパンフレットをよくよくみると、2つのプランがありました。

ちなみに、お店で推奨されたのは、アニコム損保です。

ペット保険の加入は「アニコム損害保険株式会社」

  • アニコムの治療費補償割合(保険会社負担の割合)は70%と50%です。

『ん?100%はないんかい?』
気になったので、これもネットで検索してみました・・・。

驚いたことに、動物保険にも一括見積サイトがあるんですね・・・と、ありました!

hoken.rakuten.co.jp

※上記のサイトで、犬種にコーギーがなかったので、柴犬で検索しました。

10社程の見積もりがズラッと出てきましたが、治療費補償割合が100%なのは1社だけでした。

プリズムコール® - 日本アニマル倶楽部です。

プリズムコール®


でも、ちょっと高い!

ペットショップで販売している保険商品(補償割合50%)の約1,5倍です。
100%と50%の補償の割合を考えれば、お得感はあるのですが、一括年払いで45,000円近い金額には躊躇してしまいました。

『お金じゃないでしょ?と店長に言われただろ!』
と突っ込まれそうですが、ここは真剣に考えるべきところですよね。
人間の保険だって、比較検討して、身の丈にあった保険にする訳ですからね!

ちなみに、70%は下記の計算をして検討から外しました。
1.年10回、1回5,000円の治療費
 50,000円X50%=自己負担25,000円。
2.年10回、1回5,000円の治療費
 50,000円X70%=自己負担15,000円。

★1と2の差額は10,000円!
★50%と70%の保険料の差額も約10,000円!

つまり、最低、年10回は診察・注射・薬をセットにした診療を受けないと、保険料の方が高くなる訳です。
いやいや、そんなに病気・ケガをさせないようにするよ・・・。

それにしても、プリズムコール® - 日本アニマル倶楽部の100%補償は捨てがたい。
そこで、アニコムと日本アニマルをもう少し比較検討してみました。

 

アニコム損保と日本アニマル倶楽部の選択の決め手は?

アニコム保険の契約内容(これが、人間の保険なみに細かい・・・)を読んでいると、『待機期間』なる文言がありました。
よく読むと、こう書いてありました。

初年度契約に限り、 保険契約の始期日から●●日間の「待機期間」があります。その期間は病気(ケガを除く)が保険の対象となりません。

   ※期間は保険会社によって異なります。

これは、デメリットだ!
だって、生後1年目・2年目は病気になる事があるから入るのに・・・

ショップ推薦のアニコムは約1ヶ月
日本アニマル倶楽部は約半月、

それぞれ上記期間が『待機期間』となっている。

これは、多少、高いけど、日本アニマル倶楽部で検討しようと思い、お店に行ってその事を伝えると・・・、なぜか、店長が慌てて謝罪を始めました・・・。

「●●さん、ごめんなさい。肝心な保険内容についてきちんと話してなかった!」
「お店で推奨しているこのプランは、子犬をこの店で貰ってくれる人専用のプランなんです。いわば、赤ちゃん専用プランです。」
「ですから、ネックとなる待機期間はありません。むしろ最初の1ヶ月は、治療費補償割合(保険会社負担の割合)は100%に設定しているのです。」


はじめて、店長に突っ込みましたよ!
「オイッ!それはとても肝心なとこだよ。お陰で色々と調べちゃったじゃん!!」
まあ、チャチャ用に燻製セットをプレゼントしてくれたので、許したけどね。

それに、私も比較でミスをしていました。

保険の一括比較が便利だったものだから、ネット上の検索結果で比較していたのです。でも、お店で販売している商品にはその商品用に定められた規定があります。
なので、それが記載されたパンフレットで比較しなくてはいけないに、ネット上の商品で比較していたのです。

まあ、何はともあれ、こうして、動物保険への加入が決まった次第です。

 

1ヶ月目の治療費補償割合100%の凄さを体験!

最初にも書きましたが、我が家のチャチャ、家に来てすぐに連続で病気を発症しました。

  • 最初に発症したのはアラカス(ニキビダニ)を発症。
    記事にもまとめています。 

    www.road-to-landsend.net

     

  • 次に鼻涙管狭窄(鼻涙管閉塞)になりました。
    この病気の詳細については、次回、まとめたいと思います。

とにかく、チャチャが我が家に来て1ヶ月は忙しい日々でした。

  1. 1週間目、アラカス(ニキビダニ)を発症。
  2. 2週間目、チャチャの病院通いは始まりました。
  3. 3週間目、鼻涙管狭窄の疑いありとなり、ニキビダニの注射を打ちつつ、鼻涙管の治療も合わせて行うようになりました。
  4. 4週間目、3度目のニキビダニの注射。鼻涙管狭窄の状況もチェック。
  5. 5週間目、治療費補償割合100%が使える最終日も病院へ行きました。
    この時点では、ニキビダニはほぼ治っていたので、鼻涙管狭窄用の薬をしこたま出してもらいました。

こんな感じで、治療費補償割合100%をフルに活用しました。

ちなみに、治療費補償割合100%なのですが、ちょっと不便なこともありました。
加入後直ぐには保険証が発行されていないので、後で自分で保険会社に請求となっていた点です。
保険会社に電話を入れると、必要な書類や送信用の封筒が送られてきたので、5週目の診療が終了してから、保管しておいた領収書をベタベタと貼り付けて、送付しました。

 

保険会社へ申請後、約1ヶ月で振り込まれました。

申請後、約1ヵ月程度で保険会社から入金のお知らせメールがありました。
約18,000円を口座に振り込みます・・・と。

「あれー?ちょっと引かれてるぞ???」
気になって、保険会社に電話してみますと、その謎は解決しました。

 

治療費補償割合100%でも保険適用外は適用外!

まあ、考えてみれば当たり前ですよね。

話しはそれますけど、これだけ世間では少子化対策を!とか騒いでるのに、妊娠中に産婦人科を受診すると自費ですものね。
本当に、「この点を変えるだけでも、出生率がグンと上がるのでは?」と素人は思うのですが、何とかならんのかぁ・・・。

話を元に戻しますが、ワンちゃんの保険も、妊娠と同じように『病気や怪我でない事象』『予防接種や予防的措置』は、保険の適用外になってしまいます。

つまり、アラカスの治療時に、医師から勧められて購入したシャンプー
「ビルバデックアデルミル」は、美容扱いで保険適用外になったみたいです。 

ビルバック (Virbac) 犬猫用 アデルミルシャンプー 200ml

ビルバック (Virbac) 犬猫用 アデルミルシャンプー 200ml

 

 

 

動物保険で保険の適用外扱いになっているものは?

簡単に言うと、予防接種や予防の為の薬、または予防の為の手術が適用外になります。

  • 混合ワクチンの接種も適用外
  • 狂犬病予防ワクチンの接種も適用外
  • ノミやダニの予防接種や予防薬も適用外
  • 去勢、及び不妊手術も適用外

ざっと上げると、こんな所です。

他にも、色々と細かい規定がありますので、加入する前にきちんと読むべきです。
私たち、とても反省しています。。。

 

動物保険を2年目以降も継続加入するか?

この点については、まだ悩んでいます。
家に来た最初の1ヶ月、連続して病気になったチャチャですが、その後も次々と怪我や病気のような状態になって病院送りなりました。

  1. 爪を割って流血
    (私たちの爪きりが不十分だったのが原因と怒られた。)
  2. ドアに頭から突っ込んで爆死!
    (興奮して走り回って滑ってこけた。絨毯を床全面に貼るべきだった。チャチャすまん。)
  3. 大便が固いゴマみたいなものに覆われて、切れ痔に!
    (ゴマ?の正体は、散歩中に食べた大量の砂利。それを止められなかったので怒られた。)
  4. 夜に嘔吐3連発!異臭を放つひも状の物体を吐く!!
    (ひも状の正体はミミズ・・・。散歩中に、道で干からびてるミミズを大量に拾い食いしたため。拾い食いを看過するなと怒られた。)

とにかく、次々と事件が起きて何度も病院へ行くことになり、先生や看護師には時に笑われ、時に怒られ、思い返してみても、最初の数ヶ月は病院へしょっちゅう行っていた気がします。

 

実感!犬の病気・ケガ・身体の不調は、生後半年でグッと減る。

最初の半年、私たちはかなり凹んでました。
病気を発症させた上にケガをさせ、
ミミズや砂利や大便まで食べる癖をつけ、
正直、私たちにはチャチャの飼い主として才能が無いのではないかと・・・。

でも、生後半年を過ぎた頃から、事件が殆ど起きなくなりました。

私たちが慣れたのか、チャチャがこの危ない飼い主の元で行き抜く為に、生存本能をフル回転させるようになったのか、そのあたりは謎ですが・・・。

その結果、生後半年から9ヶ月までの約3ヶ月、ノミダニ駆除の薬を貰いに行く以外で、病院のお世話になることはなくなりました。

この状態が続くのであれば、ペットショップの店長が助言してくれた通り、
2年目以降の加入は不要かな?と考えています。

とりあえず、今加入している動物保険の契約期間は、残り約8ヶ月あるので、もう少し様子を見てみるつもりです。
結果は、後日、報告します。

 

次回は『コーギーと暮らす!~鼻涙管狭窄(鼻涙管閉塞)になった~』です。

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