2011年3月11日は、きっと死ぬまで忘れない。
阪神大震災が起きた日の事もよく覚えている。あの時は、学生時代だった。テスト勉強を皆でやろう！という触れ込みで、友人のアパートで朝方まで飲んでいた。そのうち誰かが、「アレ？関西で地震だって」と行った事が始まりだった。やがて、地震じゃなくて大地震だって判ると、酔いは吹っ飛び、そのあと、ずーっと数人でテレビを観ていた記憶がある。
そのうち一人が、「そーいえば叔母さんが須磨にいたような」と言い出し、実家に電話をすると、既に亡くなられていた。
あの日の家路はとても辛かったのを覚えている。
今回の災害では、本当に多くの方が亡くなった。
悲しいし、やるせない気持ちは日々募るし、どんなに望んでも二度とあの日の前には戻れないのは判っている、だからこそ、今暫くは立ち止まり、悲しみ、泣くべきなんだと私は思う。
それから、ちょっとずつ、顔を上げよう。
私に出来る事は、それしかないから。
