lands_end’s blog

未破裂脳動脈瘤との闘いをコーギーに癒され暮らしています。鹿島アントラーズの応援と読書に人生の全てを掛けている40代の徒然日記です。

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ねじまき鳥クロニクルを読んだ!



ねじまき鳥クロニクル(著:村上春樹/新潮社)を読んだ。

この本を読むのは2回目だ。大学生の頃、暇で暇でしょうがなかった時に古本屋で買った記憶がある。確か、、、本屋でちょっと立ち読みして、その内容が気になって、気になって、、、でもハードカバーを定価で買うには尻込みしていたら、いつも行っていた古本屋のカウンターに『デ~ン』と置かれていて、3冊で2000円はしなかったと思う。
ま、最近流行の大人買いとはちょっと違うが、そんな経緯で手に入れた本でした。
初回の印象は、殆ど記憶に無い。面白かったとは思ったし、だから最後まで読んだけど、でも、取り立てて何かが記憶に残った訳ではなかった。

あれから、もう15年近くが経ったわけだ。。。

2回目の読破を始めてすぐに、『なぜ、さして感動が残っていないハードカバーをいつも本棚にしまっていたのか』が、判った。というか、思い出した。
鍵は、主人公の奥さんの名前だ。『クミコ』
どういう縁なのか全く判らないし、その名前の人に僕が無意識を意識して近寄るからなのかもしれないが、僕は『クミコ』という名前の人に良く惚れる。
小学生の時二人いた。まあ、一人は芸能人の後藤久美子だけど。。。
中学生の時にも一人いた。高校は居なかったが、、、大学生の時にも一人いた。

そして、一度目の読破を終え10年近く経ってから、僕がとても愛した人の名前も『クミコ』だった。
世の中には、これだけ色んな名前の人がいるのに、どうしてなんだろう???

 

 

ま、私の事は置いておいて、簡単に本の内容を記しておこう。

平凡な生活をしていたアラサー夫婦が、ある日を境に人生の荒波に翻弄される。
ってな感じかな???
法律事務所に勤めていた平凡な夫、編集の仕事をしている平凡な妻、子供はいない。
夫が仕事を辞め、暫く家に居た時に、物語が始まる。飼っていた猫が消え、探しているうちに近所の女子高生と知り合いになり、探しているうちに摩訶不思議な姉妹と知り合いになり、妻の兄に振り回され、そしてついに妻が消える。
妻を捜し求め、果てしなき旅(心の旅と言った方がいいかな)を続ける主人公。
その道中にやっぱり摩訶不思議な親子に出会い。摩訶不思議な仕事に就き、それが元で妻の兄との確執は広がっていく。
そして、物語の結末は、、、書かないっす
猫が帰ってきたのか?
妻が帰ってきたのか?
義兄との関係は如何に?

・・・読んでのお楽しみということで。。。

面白いとは思うのですが、でも、、、やっぱり村上春樹の小説は難しいかも。何て言うのかなぁ、読んで、すっきりとかおもしれーとか感動とか、単純な感想は正直出てこない。
『村上春樹の小説を読む時は、じっくりと腰を据えて、真剣勝負の気持ちで本に向かい合って、一字一句、一小節、一文節、意味を考えながら読まないといけない』と私には楽しめないのかも知れない。
ノルウェイの森は、極端な例で『自分の身近な人が同じ様な境遇にあった』から、本の内容にスッとシンクロ出来たのかもしれない。でも、それ以外の小説は、正直、僕には難解だ。いつか、もっと色んな体験をして、自分の置かれている環境が変わっていたら、また違う印象を持つのかもしれない。

・・・しかし、なぜに『クミコ』。。。

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