2019年2月23日、鹿島アントラーズの2019年J1リーグが開幕しました。
4日前の19日にACLプレーオフで快勝した勢いを、リーグ戦でも引き継いでくれることを願い、遠路はるばる訪れました。
昨年オフの補強はパーフェクトではなかったと思うだけに、ACLプレーオフでは快勝したものの、Jリーグではどんな戦いを見せてくれるのか、不安半分、期待半分でした。
また、チームスローガンは「かわる」・・・
最近、大事な試合で勝てないことが多いのですが、その鹿島らしくない姿に変化が現れることにも期待していました。
しかし・・・
まあ、開幕戦から愚痴を言うのは止めておこう。
ただ、悔しい・・・。
あのようなプレーを観るために、多くのファミリーは遠路はるばる鹿島までやって来ているのではありません!と言う点に関して、もう一度、選手もスタッフも肝に銘じて戦って欲しいと思います。
2019年J1開幕戦(第1節)鹿島VS大分戦を振り返ります。
- 2019年J1開幕戦(第1節)鹿島VS大分戦の試合結果とメンバー
- 2019年J1開幕戦(第1節)鹿島VS大分戦の試合内容振り返り
- 2019年J1開幕戦(第1節)鹿島VS大分戦を観て感じたこと
- 鹿島の今後について
- まとめ
2019年J1開幕戦(第1節)鹿島VS大分戦の試合結果とメンバー
鹿島 1-2 大分
前半18分:藤本 憲明
後半3分:伊藤 翔
後半24分:藤本 憲明
前半も後半も、ピッチ上の殆どの選手から激しさが伝わってこなかった。
淡々と失点し、淡々と追いつき、淡々とまた失点・・・
とても、心配です。
スターティングメンバーと交代メンバー
GK 1 クォン スンテ
DF 5 チョン スンヒョン
16 山本 脩斗
22 安西 幸輝
39 犬飼 智也
MF 4 レオ シルバ
6 永木 亮太 →後半44分 11レアンドロ
10 安部 裕葵 →後半25分 8 土居 聖真
25 遠藤 康 後半31分 19山口 一真
FW15 伊藤 翔
18 セルジーニョ
先のACLプレーオフで勝利しましたが、敢えてCBの組合せを替えました。
スンヒョン・町田→スンヒョン・犬飼
結果は敗戦。
ただし、犬飼が悪くて町田が良かったと言うよりも、どちらの試合もスンヒョンが低調だったような気がします。
むしろ、町田・犬飼の方が、良かったのかも知れません。
いずれにしても、敗戦はCBの問題だけではないですね。
全体的に、連携が悪い、個々の動きの質も悪い、とても優勝を狙うチームとは思えませんでした。
2019年J1開幕戦(第1節)鹿島VS大分戦の試合内容振り返り
まだ、振り返る元気が出ませんよ・・・。
開幕戦からあんな試合を見せられては・・・
自分なりに、ここがポイントだったかな?と言う点を箇条書きにしておきます。
試合開始前・・・
国家独唱までは良い雰囲気でした。
また、激闘の1年が始まるのだ!
代表戦で聞くのと、クラブチームで聞く「君が代」は、印象が結構違う。
前半序盤・・・
鹿島は、動きの固い大分に対し、ホームの鹿島が襲い掛かるも決定機まで作れず。
大分は、徐々に雰囲気に慣れてきたのか、鹿島のプレスを掻い潜って前線にパスを供給するようになります。
前半中盤・・・
鹿島は、DF4人とボランチの2人の連携が最悪。ここまで悪いか?という位に悪い。
大分は、鹿島DF陣の緩さを巧みに利用してゴール前に迫る。
失点シーン・・・
直接的にはスンヒョンが飛び込んで交わされたことだが、相手の10番をしっかりケア出来ていない犬飼も悪い。
前半終盤・・・
鹿島は、ギアが上がらない。昨年の負け試合と同じ空気が流れている。
大分は、先制して勢いに乗っている。時々、危なっかしいプレーもあるが全体でカバーしている。
鹿島同点のシーン・・・
前半のCKの際に、CKやFKでは、昨年よりも得点の雰囲気があると思っていたら、後半開始早々にFKから伊藤が決めてくれた。
後半序盤・・・
鹿島は、せっかく同点になったが相変わらず「かわる」が見えない。不安。
大分は、必至に耐えている。
後半中盤・・・
鹿島は、相変わらずサイドから攻め続けるが決定機まで作れない。
大分は、緩さが取れない鹿島DF陣の隙を狙い続けていた。
失点シーン・・・
直接的な原因はスンヒョンの対応ミス。
だが・・・鹿島の選手が開いてGKに寄せた際に、相手GKは苦し紛れに前線へ蹴りだしたパスから始まっている。あの時、苦し紛れのクリアに近いパスなのに、前線へ出た瞬間、大分の選手が前に走り出していた。鹿島は走り負けていた。
後半終盤・・・
鹿島は、必至に攻めている。だが、「どう点を取るのか?」が全く見えなかった。
大分は、虎視眈々と3点目を狙いつつ、最終盤はゴール前をしっかり塞いでいた。
試合終了。
淡々と負けてしまった印象で、怒りも沸いてこなかった。
2019年J1開幕戦(第1節)鹿島VS大分戦のハイライト動画はこちら
このハイライトでは、鹿島の攻撃の拙さに対する危機感は伝わらないと思う。
本当に、スタジアムで観ていて思ったが、酷い有様であった。
2019年J1開幕戦(第1節)鹿島VS大分戦を観て感じたこと
昨日の試合を観て感じたことを書いておきます。
個々の愚痴を書きたいけど、それは酒と共に流し込みました。
ただ、「チームの方針?姿勢」にもの凄く不安を感じたので、その点に触れておきます。
決まりきった型が無いのが強みであったはずが・・・
固定観念の様な型が無い故に、どんな相手に対応出来るのがある意味で鹿島の強みだと思っていた。
しかし・・・
今は脅迫観念の様に、サイドへサイドへボールを流している。
前半早い段階から、伊藤が何度も前でボール要求していた。
両手を挙げ、時に裏へ、スペースへ抜け出しながら・・・。
セルジーニョもその動きに呼応して、サイドへ開いたり、伊藤と逆サイドへ開いたりしてボールを呼び込もうとしていた。
でも・・・ボールは出てこない。
永木やレオ、両SBからスポーンとパスが出るのは数えるほどしかなかった。
前半、レオが走りこんだ安西に出したような1つ飛び越すパスは、相手のラインを下げるのにも効果的だし、相手に手の内を読みにくくさせ、サイドの攻撃もより効果的になるはずなのに・・・。
後半、追い込まれれば追い込まれるほど、サイドに固執していった。
問題なのは誰なのか?
監督なのか?
コーチなのか?
選手なのか?
今季の戦いに不安を感じずには居られなかった。
選手は「危機感」を持って戦っていたのか?
今の鹿島は王者ではない。
絶対的な戦力がある訳でもない。
ましてや、大分戦は一度もリードしていない。
しかし・・・
ピッチ上の選手の多くに「何とかしなくては!」と言う覇気を感じられなかったのが気掛かりでならない。
後半、相手の時間稼ぎのプレーに対し、全力で立ち向かっていたのは新加入の伊藤だけだった。
GKへのバックパスを追いかけ、GKに詰め寄るが、他の選手が押し上げていないのに気が付くと「両手を広げて味方に抗議し鼓舞していた」。
相手GKが繰り替えすゴールキック時の時間稼ぎに対しても、審判に遅延を注意しろとアピールしていたのも伊藤だけだった。
観ていて悲しかった。
こいつら、今年もこのスタイルで戦う気なのか?と。
もう一度書く。
今の鹿島は王者ではないのだ。
圧倒して試合を決めることが出来る選手もいない。
必至に、泥臭く1つのゴールを追い求め、1つ1つ勝点を積み上げるしかない。
そう思っているのだが、違うのだろうか?
開幕戦から、このような焦燥感を感じる年は初めてです。
鹿島の今後について
2019年シーズンの幕は上がったばかりです。
ですが、第2節にいきなり試練の試合がやってきます。
■鹿島アントラーズの今後の試合予定
- J1第2節 3/1(金) 19:00 アウェイ VS 川崎フロンターレ
- ACLGS第1節 3/5(火)ホームVSジョホール(マレーシア)
- J1第3節 3/9(土) 16:00 ホーム VS 湘南ベルマーレ
- ACLGS第2節 3/12(火)アウェイ VS 山東魯能
- J1第4節 3/17(日) 14:00 アウェイ VS 北海道コンサドーレ札幌
※この後、日本代表ウィークとなり2週間中断。
リーグ戦ではこの2年間、一勝も出来ていません。
その相手に、チームをどう作り上げてくるのか?
どんなメンバーを選ぶのか?
結果次第では、僅か2節だけど、監督交代も考えるべきだと思います。
まとめ
しつこいけど何度も書く!
2019年のチームスローガンは「かわる」!
でしょう?
いきなり大化けなんて期待していません。
でも、「かわる」の片鱗を見せるには、次の川崎F戦は最良の相手です。
次の試合は平日夜なので、リアルタイムでの応援も出来ません。
だから、勝利を信じて、念を送ることにします。
鹿島の意地を見せてくれ!
どんな形でもいい、勝利を!!
行け、戦え、アントラーズ!!!
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