2018年6月8日、日本時間では9日未明。オーストリアで合宿を行っている日本代表は、隣国、スイスに移動して、スイス代表と親善試合を行いました。
スイスは、ドイツ、スペイン、イタリアなどのサッカー大国と比べると格は下かも知れませんが、実はFIFAランク6位の強国です。
70年代から00年代までは低迷していましたが、ワールドカップでは2006年から4大会連続での出場であり、06年がベスト16、10年は予選敗退、14年はベスト16、そして2016年のWEFAではベスト16、と力をつけているチームです。
個々の実力も、さらにチーム力でも、明らかに相手が上です。
そんな相手に、日本代表がどんな戦い方を見せてくれるか注目していました。
日本VSスイス戦を振り返ります。
親善試合 日本VSスイスの結果と出場メンバー
日本0-2スイス
ガーナ戦に続いて、ほぼ得点チャンスのないままに敗退となりました。
スターティングメンバーと交代メンバー
GK 1 川島 永嗣
DF 5 長友 佑都
20 槙野 智章
21 酒井 高徳 →後半11分酒井 宏樹
22 吉田 麻也
MF 4 本田 圭佑 →後半31分香川 真司
8 原口 元気
11 宇佐美 貴史 →後半11分乾 貴士
17 長谷部 誠
18 大島 僚太 →後半25分柴崎 岳
FW 15 大迫 勇也
ガーナ戦の3-4-2-1から一転、スイス戦は4-2-3-1となりました。
試合前の各紙の予想では、槙野ではなく昌子だから期待してたのに・・・。
日本VSスイス戦の試合内容
即席3バックから4バックに戻したことで、DFラインに関しては落ち着きが戻ったように思いました。
ただ、当たり前ですが、前への推進力が弱くなった分、攻撃に厚みがなくなりました。
前半6分、長友のクロスに大迫が競るがGKに阻まれます。
このシーンが、この試合、もっともゴールの匂いがした瞬間でした。
前半26分、スイスが左サイドから早いクロスを上げます。
槙野が対処し切れずにフリーで打たれますが、ゴール右に外れます。
前半40分、腰を痛めた大迫が武藤と交代。
前半41分、吉田が倒してPKを献上。難なく決められ、今日も先制を許す。
前半総括、日本の勝利の可能性をほとんど感じない45分だった。
ただし、スイスもそれほど調子が良いとは思えなかったが、右サイドのシャキリ、リヒトシュタイナーなどに手を焼いた印象だった。
後半2分、宇佐美がペナルティ内で上手くボールをさばけずにチャンスにならず。
後半11分、宇佐美を乾、酒井高を酒井宏樹に交代。
その後、大島を柴崎、本田を香川に交代するが、日本の攻撃に大きな変化は見られない。
後半37分、CKのこぼれ球からカウンターをくらい、気持ちよく2点目を献上。
後半総括、守備が崩壊している訳ではないが、強度を感じない。攻めにいたっては、何がしたいのか判らない。個々の判断でパスやドリブルやミドルを放つが、怖さのある攻めにはならない。
0-2以上の完敗と感じました。
親善試合、日本VSスイスのハイライト
本当に見所は少ない。
ガーナ戦で見せたような輝きを、大島も柴崎も放つことは出来ていない。
しかし、大島が最も活躍したように見える点が、今の代表の問題かも知れません。
それにしても・・・監督!
頭を抱えたいのはこっちだよ!!
親善試合、スイス戦の印象と今後
早朝2時に起きて、テレビの前に座って観戦したが、寝落ちしないようにするので精一杯であった。
観ていて、これっぽちも心がワクワクしてこない。
何かが起きそうな、ドキドキ感が沸いてこない。
何のためにハリルホジッチを解任したのだろうか?
西野監督の目指すサッカーとは何か?
選手の皆はどうしたいのか?
明日12日、ワールドカップ前の最後の親善試合・パラグアイ戦が行われます。
ここまで出場機会の無かった控えメンバーが起用される模様です。
彼らがどれだけ戦えるのか?
レギュラー組みをどれだけ脅かせるのか?
仮に、控え組みでも変化が見られないと、本当にお先真っ暗です。
個人的には、パラグアイ戦ではCBに昌子と植田が使われる可能性もあるため、とても期待しています。
鹿島のCBコンビがどこまで戦えるか?
ボランチに柴崎が起用されれば、それほど連携には苦しまないはずです。
レギュラー組みからポジションを奪う活躍を期待します。
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