2018年2月14日、鹿島アントラーズの2018年シーズンが開幕した。
開幕試合はACL第1節・上海申花戦である。
シーズン初戦は難しいとは言われていますが、前線のメンバーは昨年から大きく変わっていないのですから、言い訳に出来ません。
さらに国際試合では、ホームでしっかり勝ち点3を獲らなくては勝ち抜けません。
それゆえ、しっかりと勝って欲しかったのですが・・・。
ACL第一節・上海申花戦を振り返ります。
ACL第一節、鹿島VS上海申花の試合結果とメンバー
鹿島 1－1 上海申花
前半4分：ジョバンニ モレノ
後半6分：遠藤 康
今年も試合開始直後の不安定さは拭えないのか？
嫌な伝統になりつつあるので払拭して欲しい。
スターティングメンバーと交代メンバー
GK 21 曽ヶ端 準
DF 2 内田 篤人
3 昌子 源
5 植田 直通
32 安西 幸輝
MF 4 レオ シルバ
20 三竿 健斗
25 遠藤 康→後半24分 8 土居 聖真
FW 7 ペドロ ジュニオール
9 鈴木 優磨
30 安部 裕葵→後半37分 13 中村 充孝
ヴェルディから移籍してきた安西選手がいきなり左SBでデビュー！
レアンドロの負傷で懸念された左の2列目には安部が入りました。
安西＆安部の若き左サイドは観ていて面白かった。
第一節終了時点のグループHの順位表
まだ、たったの1試合ですから・・・。
でも、貴重なホーム3試合の1試合でもあったのですがね・・・。
試合内容の振り返り
昨夜はテレビでの観戦となりました。
スタジアムは相当に寒かったようで、現地で応援した方には敬意を表します。
御疲れ様でした。
試合の感想を簡単にまとめます。
前半序盤の感想
何でこんなにも試合の入りが下手になったのだろう？
バタバタと正直言ってみっともないプレーの連続。
昨年はスンテ効果で蘇った曽ヶ端も中途半端なプレーで傷を広げる。
本当に、この試合の入り方は猛省して欲しいです。
前半中盤の感想
鹿島の両サイドが対照的。
若さを武器に走り回る安西＆安部コンビの左サイト。
経験を武器にここぞと言う時に顔を出す、内田＆遠藤コンビ。
悪くない。悪くないのですが、あまりに対称すぎてチームとして成り立つのか疑問に感じました。
前半終盤の感想
今年もゴール欠乏症は健在ですか？
クロスの質が悪いのか？
ゴールゲッターがいないのか？
昨日の試合を観る限り、両方だと思い、かなり不安に感じました。
後半序盤の感想
前半から良い動きを見せていた鈴木がシュート！
こぼれだまを遠藤が胸で押し込み同点！！
一気に攻勢を強めますが、やっぱりゴールが遠い・・・。
後半中盤から後半の感想
後半24分に土居、37分に中村が投入されますが、試合は動きません。
彼らは、昨シーズンの安部や伊東のように、途中交代でインパクトを残すタイプの選手では無いと思いました。
最後まで追加点を奪えないまま試合終了。
正直、この相手にホームでドローはまずいでしょう。
鹿島VS上海申花のハイライト動画
失点のシーンは何度も見ても勿体無い。
逆に得点のシーンは後方から次々と鹿島の選手が飛び出してきます。チームとしてコンディションが悪かったのではないと判るシーンです。
鹿島VS上海申花戦を観て思ったこと
昨日の試合を観て感じたことをまとめます。
良い点はともかく、不平不満をシーズン序盤から書き連ねても仕方ないので、あくまでも「気になった点」と言うことにしておきます。
良かった点 鈴木が良い！本当にブレイクするかも！！
体幹を鍛えたのかな？
何かきっかけになることでもあったのかな？
今までの鈴木と見違えるプレーの連続でした。
ガツガツ感はそのままに、人を使うのが格段に上手くなった。
前から人を活かす姿勢は見せていたけど、ボールが収まりきらずに、思ったようにプレーできていないと思っていました。
その「ボールを収める」が格段に進歩していたように思います。
そして、楔にもなれるからこそ、相手の守備にも迷いが生まれ、その結果、シュートを打つ体勢も作りやすくなる。
好循環が生まれていると思いました。
もしかして、金崎と組んだ時にもの凄いブレイクを果たすかも？
良かった点 安西が楽しみだ！
ヴェルディサポーターの友人が、
「安西は良い、安西は良い！
絶対に鹿島で活躍して知名度はあっという間に上がる！」
と言っていたのを理解しました。
もう少しだけ、守備と攻撃の切り替えのタイミングのチームでの約束事にフィットしたら、安西選手は確かに化けそうです。
まあ、評価を下すにはこの1年の結果次第ですが、スタジアムで観たいと思わせる選手の加入は嬉しいです。
良かった点 内田の経験値を見れたこと！
試合前の記事では、プレシーズンマッチを観る限りは全開とは思えないのでスタメンを外すべきだと書きました。
すいません。侮ってました。
体力面ではまだまだな感じはしましたが、ドイツで7年プレーしたのは伊達ではありませんね。
次々と前線に送るパス、タイミングを見て縦に上がる、嗅覚を発揮してゴール前に顔を出す・・・そしてなにより、遠藤を生き生きとプレーさせてました。
遠藤、相変わらずスピードありません。でも、同じスピード感なのに明らかに昨年とは違いました。したいことをしている感じが伝わってきました。それが同点弾に繋がったと思います。
こんなにも、経験値が発揮されるとは・・・。
内田が凄いのか？
アジアのレベルが低いのか？
前者であってほしいです。
彼が言うように、体力面で更なる向上が進めば、今年の鹿島のキーマンとなりますね。
気になった点 中村の顔つきがしまってる！
正直申しまして、彼が交代で出てきた時は複雑でした。
あのマリノス戦での緩い守備がなければ・・・
あの神戸戦での緩いプレーとPK失敗がなければ・・・
でも、プレーしている彼の顔つきを見て、気持ちが変わりました。
鬼気迫るとか、追い込まれているとかではなく、引き締まっていました。
昨夜の彼の顔が、今後の試合でも続くのであれば、彼もまた、今年の鹿島の優勝を担う選手になるかも知れません。
気になった点 大岩監督の采配の真意は？
大岩監督は追い込まれた試合が苦手なのかな？
打開策を打つのが苦手なのか？
スタメンはともかく、交代で流れを変えることが苦手なように思います。
勝たなくてはいけない試合で交代枠を残すのはなぜ？
使えない状態のエースをベンチに入れて、金森を外したのはなぜ？
永木のこと忘れているの？
？？？だらけの試合でした。
まあ、しばらく様子見ですね。
気になった点 相手サポーターに優しすぎでは？
ニュースにもなっていましたが、上海申花のサポーターが酷かったようですね。
- 禁止されている場所に横断幕を出そうとして警備員ともめた
- 試合前のアップの時に、鹿島の選手に暴言を吐く
- 試合中にアップしている選手に、水をかける
普通なら制裁が下るはずですが、昨年の浦和と済州で済州の選手が暴力行為をしたにも関わらず、済州に甘い制裁しか課さず、あろうことか暴力を受けた側の浦和までなぜか罰金を課した、アジア・サッカー連盟（AFC）には期待できません。
下手に訴えたら、「中国語を話せる警備員を用意しなかった鹿島が悪い」とか言い出しかねない組織です。
なので、国際大会においては、試合終了までは「おもてなしゼロ」でも良いのではないでしょうか？
気持ち良くサッカー観戦して貰えなくて結構です。
2階席に囲い込んではダメなのでしょうか？
鹿島のサポーターと言いつつ、スタジアムに足を運んでいない私が言うのは何ですが、国際大会では、相手チームの選手もサポーターも、居心地の悪さを感じさせるくらいしないとダメではないかと思います。
鹿島の今後について
2018年シーズン初戦は、引き分けと言う結果に終わりました。
ACLを制覇するにはホームで敗戦だけは避けなくてはいけないので、まあ、なんとか引き分けに持ち込めたのは良かったと思います。
1試合通して観た感想ですが、今後、チームとしてさらにコンディションが上がり、怪我人も帰ってくれば、今年のチームも決して悪くないと感じました。
今後の試合予定をまとめておきます。
- 【ACL】第2節 2月21日(水)
アウェイ 水原三星戦 19：00 - 【リーグ】2月25日（日）
アウェイ 清水戦 13：00 - 【リーグ】3月3日（土）
ホーム ガンバ戦 16：00 - 【ACL】第3節 3月7日(水)
アウェイ シドニーFC戦 17：30 - 【リーグ】3月10日（土）
ホーム 広島戦 15：00 - 【ACL】第4節 3月13日(火)
ホーム シドニーFC戦 19：00 - 【リーグ】3月18日（日）
アウェイ 鳥栖戦 16：00 - 【リーグ】3月31日（土）
ホーム 札幌戦 15：00 - 【ACL】第5節 4月3日(火)
アウェイ 上海申花戦 21：00 - 【リーグ】4月11日（水）
アウェイ FC東京戦 19：00 - 【リーグ】4月14日（土）
ホーム 名古屋戦 14：00 - 【ACL】第6節 4月17日(火)
ホーム 水原三星戦 19：00 - 【リーグ】4月21日（土）
アウェイ 川崎F戦 16：00
ACLはグループステージ6戦全部、リーグは第8節の川崎F戦までの日程を載せました。
4月中頃・・・首位であることを疑わないけど、どんなチーム状況だろうなぁ？
西も怪我から復帰しているだろう。
今年は本当に過密日程ですが、選手には最高のパフォーマンスを見せて欲しい。
そのためにも、どうか、怪我にではくれぐれも気をつけてください。
勝ちましょう！
行け、アントラーズ！！
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