2017年11月5日、聖地カシマスタジアムにて2017年J1第32節鹿島VS浦和の試合が開催されました。
2016年度のJリーグチャンピオンシップ第2戦で浦和に2－1で勝利して以降、9月に行われた天皇杯まで鹿島が4連勝しており鹿島に分があるように思われていましたが、実は2010年のリーグ開幕戦で勝利して以降・・・鹿島スタジアムでは7年間もの長きに渡って勝利を手にする事が出来ませんでした。
だからこそ、この優勝へ向けた大一番で浦和相手に勝利を得ることは、とても重要だったのです。
鹿島VS浦和戦を振り返ります。
鹿島VS 浦和戦の試合結果とスターティングメンバー
鹿島 １－０ 浦和
後半35分レアンドロ
スターティングメンバーと交代メンバー
GK21 曽ヶ端 準
DF 3 昌子 源
5 植田 直通
16 山本 脩斗
22 西 大伍
MF 4 レオ シルバ
11 レアンドロ→後半43分 永木 亮太
20 三竿 健斗
25 遠藤 康→後半36分 伊東 幸敏
FW 8 土居 聖真→後半33分 鈴木 優磨
33 金崎 夢生
試合前、大一番には小笠原が必要だと思うと私は言い続けました。
すいません、監督、選手の皆さん。
誰が出ても鹿島は鹿島でした。
この試合３万人を超える観客が入りました。
今期ここまで2万人を超えた試合は4試合しかありませんでした。
第27節ガンバ戦の28,565人、開幕戦のFC東京戦28,240人、第6節のセレッソ戦21,078人、第15節の札幌戦20,826人・・・。
ですが、ようやく、ここにきて大台の3万人超えです！
次節の柏戦も期待できます。
大勢のサポーターが集い、選手の後押しをしたいですね。
Ｊ1第32節終了時の暫定！順位表
何しろ第32節は鹿島の試合しか行われていないので、暫定中の暫定です。
ただし、第32節の残りの8試合が全て終了しても・・・
鹿島は首位である！
残りは2試合。
今年はあと2試合しか選手と一緒に戦えません！
2勝して締めくくりましょう！！
鹿島VS浦和戦の試合内容振り返り
試合の数日前から胃のムカムカと心のイライラが始まり、ちょっとした躁状態になるこの感覚は、久々に味わう感覚で懐かしかった。
スタジアムに居た人からは、心なしか選手の表情や動きに硬さを感じると言われ、当たり前だと思いつつも不安を感じながらキックオフを迎えました。
遠藤のコンディションは悪くない
前半9分、右サイドで得たFKを遠藤が蹴りました。
不運にもポストに弾かれましたが、遠藤のキックの精度が高いことを証明しました。
あのキックを見れば、浦和はゴール付近でファウルしにくくなると思うので、外れはしましたが効果的なFKでした。
前半、鹿島が押し込み、浦和が耐える
三竿とレオシルバ、そしてDFの4人がいつも以上の迫力で壁になっていました。
浦和が攻めあぐね、鹿島は何度も浦和ゴール前に迫りました。
満員の鹿島サポーター席に向けて何度も押し寄せたのですが・・・
取れない先制点・・・
レアンドロや金崎、土居やレオシルバがゴール前に迫りますが、ある意味いつも通りと言うか、点が入りません。
鹿島が優勢に試合を進めながらも点が入らない状況に不安を感じはじめました。
前半終了間際に最大の危機到来！
前半終了間際、不安が的中しそうになります。
興梠とのパス交換でシルバが抜け出します。
必死に数人の鹿島選手が身体を投げ出しますが巧みにGKまで交わしますが・・・
ギリギリの所で昌子がクリアしました。
この試合、最大のピンチでした。
後半、一進一退、鹿島も攻め手を失う
後半は鹿島の攻撃も勢いが落ちました。
攻め手を研究されたのか、前半のように得点の匂いを感じさせる攻撃が出来ません。
ただ、浦和も効果的な攻め手を打ち出せていませんでした。
浦和の不運な選手交代と、チャンスを逃さない鹿島
このままスコアレスドローかも知れない・・・
いや、鹿島得意の最後の15分で点を取れるはずだ・・・
様々な思いが沸き起こり始めた後半28分、浦和に不運が訪れます。
中盤の青木が負傷でズラタンと交代になります。
その結果、再び、両チームの攻撃に火がつくことになりました。
レアンドロの先制点
鈴木が投入されて2分後、鹿島に歓喜の瞬間が訪れます。
鈴木がクリアボールをシンプルにサイドにさばき、それを受けた遠藤と西で右サイドを制圧します。
ゴール前には金崎と鈴木が走りこみ、少し遅れてファーにレアンドロも駆け込みます。
ゴール前の状況を確認した西の正確なクロスがレアンドロに渡ると、彼は高い技術を発揮してダイレクトでシュートしました。
1－0鹿島先制！
THE・鹿島・・・る
先制した鹿島は次々と選手を投入します。
遠藤に変えて伊東
レアンドロに変えて永木
途中、あわや曽ヶ端がズラタンを倒しかけるシーンもありましたが・・・
ほぼ磐石の態勢でアディショナル4分を含む10数分を凌ぎ勝利を手にしました。
7年ぶりの鹿島での浦和戦勝利！
それでも、選手の表情に緩みはほとんど感じられませんでした。
多分彼らは、この浦和戦と柏戦の180分を1試合と見ているのだと思います。
今はまだ前半を1－0で勝っているだけで、3週間後に行われる後半の柏戦に勝って、初めて勝利になると考えているように感じました。
鹿島VS浦和戦のハイライト動画はこちら
びっしりとスタジアムを埋め尽くす観客数は圧巻だ。
やはり鹿島スタジアムには大勢の観客が似合う。
レアンドロの得点は一見の価値あり。
上にふかさず、冷静に合わせて流し込む、素晴らしい技術です。
昨日のハイライト、ロングバージョンをYouTube公式チャンネルにアップしました！#antlers #kashima
— 鹿島アントラーズ 公式 (@atlrs_official) 2017年11月5日
いや〜何度見てもいいです。この機会に、公式チャンネルのお気に入り登録をよろしくお願いいたします！https://t.co/oPDIaWzW21
注目した選手の結果と注目した攻守のポイントはどうだったか？
試合前に注目した選手や考察した攻守のポイントを振り返ります。
勝ったからこそ、気持ちよく出来る振り返り・・・。
勝利に感謝です。
エース・金崎の得点が必要だ！と書きましたが・・・
前節・札幌戦のように目に見える結果は出せませんでした。
ですが、開始から最後まで、勝利のためにピッチを駆け回る貴方の姿に、仲間は間違いなく勇気付けられています。
試合後の挨拶の際の、消化不良で不満そうな貴方の顔がむしろ頼もしかったです。
次節・柏戦、貴方のゴールで優勝を手繰り寄せましょう！
絶対に獲れる！
サッカーの神様は必死に戦う人間に微笑むはずです。
昌子＆植田！鹿島の壁となれ！！と書きましたが・・・
壁になりましたね。
浦和戦ではほとんどミスもなく、ほぼ完璧に相手のFWを押さえ込んだと思います。
もしもハリルが昨日の試合を見ても、昌子と植田のコンビに光明を見出せないのであれば、それは彼が盲目的になっているだけです。
あと2試合。
鹿島のゴールを守ってください！
あと2つ勝って、最高の笑顔を見せて下さい！！
小笠原！魂を揺さぶる闘志を見せてくれ！！と書きましたが・・・
試合後にちらっと画面に映った貴方の顔は「笑ってなかった」ですね。
その思いは、ちゃんと後輩達に繋がっていると思います。
試合終了直後は何人かの選手がガッツポーズしていましたが、いつまでも浮かれている選手は居ませんでした。
誰もが次の試合に勝つことだけを考えているチームになっています。
あと2つ！
ピッチ上でもベンチでも選手の魂を揺さぶってください！
攻撃面でのポイントは「偏りすぎないこと」と考察しました
前半は少し中央に偏っていたと思いますが、試合全体を通してみれば、鹿島はバランスよく攻めていたと思いました。
先制点は右サイドの西のクロスでした。
ハーフタイムに監督がサイドを使えと指示をしたようで、的確な指示を出せる監督とそれを実行出来る能力のある選手がいることが、鹿島の勝利に繋がったと思います。
守備面でのポイント「身体をしっかり寄せること」と考察しました
前半、興梠のヘディングの際にも身体を寄せてましたし、シルバが突っ込んできた時も何人もの選手が体を投げ出していました。
相手に自由にさせない守りは出来ていたと思います。
先制点後にズラタンに裏を取られ、あわやソガ様が倒しかけるシーンが生まれたのが唯一の反省点でしょうか。
あれは、あっさりと裏を取られすぎました。
【ジーコスピリッツ】健在なり！
試合前に、今こそ【ジーコスピリッツ】を・・・と書きました。
何としても勝つ！
勝ちたいという気持ちを相手より持つ！！
鹿島の選手、コーチ、監督から感じられました。
スタンドに居るサポーターの表情からも感じられました。
時折、興梠の笑い顔が映りました。
あれは本当の「苦笑い」でしょう。
彼は知っていたのでしょう。
「こうなった時の鹿島は負けない」と言うことを・・・。
あと2試合、気持ちを切らさずに戦いましょう！
鹿島の今後について
第30節・横浜戦で負けたあと、残り4つ勝って優勝しようと書きました。
札幌に勝ち
浦和に勝ち
残るは2試合です。
- 11月26日ホーム柏戦
- 12月2日アウェイ磐田戦
どちらも油断できない強敵です。
3週間という時間を有意義に使い、まずは柏戦に勝ちましょう！
勝利に向けて・・・
戦え、鹿島アントラーズ！
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