2017年9月20日、熊谷の地で天皇杯4回戦鹿島VS浦和の試合が開催されました。
熊谷は関東圏ではありますが、平日夜にサラリーマンが参戦するのは色々と大変なはずです。なので、現地参戦した方に敬意を表します。
試合は結果だけを見れば鹿島の快勝ですが、メンバー構成や試合内容を考えますと、快勝とは言えない内容でした。
鹿島VS浦和戦を振り返ります。
- 鹿島VS浦和戦の試合結果とスターティングメンバー&交代メンバー
- 鹿島VS浦和戦の試合内容振り返り
- 試合前に注目した鹿島の5選手はどうだったのか?
- 試合前に指摘した鹿島が注意すべき3つのポイントはどうだった?
- まとめ
鹿島VS浦和戦の試合結果とスターティングメンバー&交代メンバー
鹿島 4 - 2 浦和
前半7分金崎 夢生
前半6分金崎 夢生
後半14分ズラタン
後半24分武藤 雄樹
後半29分中村 充孝
後半45分土居 聖真
スターティングメンバーと交代
GK21 曽ヶ端 準
DF 3 昌子 源
5 植田 直通
16 山本 脩斗
24 伊東 幸敏
MF4 レオ シルバ
11 レアンドロ
13 中村 充孝→後半42分 安部 裕葵
40 小笠原 満男→後半36分 永木 亮太
FW 8 土居 聖真
33 金崎 夢生→後半13分 鈴木 優磨
三竿は体調が不良だったのだろうか?
次のリーグ戦では出場停止だから、永木ではなく三竿を使うと思ったのだが・・・。
それから西はどうしたのだ?
金崎も発熱で調子が悪かったと報道に出ていたが、まさかチーム内で風邪でも流行っているのだろうか?
リーグ終盤で大事な時期なのでくれぐれもコンディション管理は気を付けて欲しい。
鹿島VS浦和戦の試合内容振り返り
リアルタイムでは観れずに、録画で観戦となった。
必死に情報を遮断して結果を知ることなく家に帰って試合を観たので、録画なのに終わった後にグッタリとする観戦となった。
開始早々、またしてもDFを破られる
先週土曜の新潟戦と同様、またしても相手のカウンターからピンチを迎えた。
飛び出してくる相手を捕まえられていない。
ズラタンのパスがあまりに酷かったので失点せずにすんだが、失点しなかったのは奇跡としか思えない内容でした。
カウンター返しで幸先良く金崎先制弾!
レオシルバから土居、そして中村と繋いで最後は金崎がゴールへ流し込んだ。
レオから土居のパス、そして土居から中村へのスルーパスが抜群だった。
攻撃陣は好調を維持しているようだと感じました。
中3日の鹿島だが中2日の浦和より動きが鈍い
鹿島は中3日でほぼベストメンバー。
浦和は中2日で選手を前試合から5人入れ替え。
しかしながら、中3日の鹿島の方が身体にキレが無く鈍い。
特に中盤とDFの戻りが遅いしミスが多い。
昌子から集中力が感じられない。
怪我をしないか心配した。
前半は浦和ペースで終わる
幸先良く点は獲ったが、明らかに浦和の方が動きがよい。
鹿島も何度かチャンスを迎えたが枠に飛ばない。
早目の追加点とフレッシュな選手の投入が必要だと感じた。
後半開始の追加点が油断を生んだ
前半の内容から厳しい後半になるだろうと思っていた矢先、レアンドロがPKを貰いそれを金崎がきっちりと仕留めた。
「これで何とかいける!」
と選手もサポーターも思ったのでしょう。
前半以上に緊張感が薄れていったように思います。
疑問だった金崎の交代
正直、金崎を鈴木に変えるのは早いと思いました。
油断しすぎではないかと思ったのです。
金崎は唯一無二の選手だから。
代えるなら、次のガンバ戦を見据えてレオと小笠原を三竿や永木と変えた方が良いと思いました。
また、調子が上がらない昌子をブエノと代えても良いと思いました。
(試合後に金崎が体調不良だったとのニュースを知り、止む得ない交代だったと納得しました。)
1失点目は仕方ない、でも2失点目はダメだ!
1失点目は事故みたいなものだ。
仮にどれだけ集中していても、あれは止められない。
森脇はダイレクトでシュートミス、それをズラタンは見事なトラップ、間髪おかずにシュート。
もしも問題点を挙げるなら、ソガさんのパンチングのミスでしょう。
もう少し、サイドか大きくパンチング出来たように思います。
2失点目はマズイ!
センターサークル過ぎた辺りで不用意に昌子が突っかけて交わされると、あっという間にゴール前まで持っていかれました。
その時、昌子は見ようと思えば武藤がフリーになっているのが見えてはずなのに、気付くのが遅くて対応できないし、指示も出せていない。
DFリーダー失格です。
疲れているのは判る。
判るがここを乗り越えないと優勝できないよ!
今日は中村の日!
1点目のアシストも見事。
2点目の流れも彼が主役。
3点目のシュートも絶妙。
ルヴァンの仙台戦での失態を少しは取り返せたと思います。
やっぱり彼はスペースがあると活きますね。
ただ、スペースを消されてゴリゴリされると消えるのがなぁ・・・。
浦和の決定力の無さに救われる
再度リードしてからも浦和の攻勢は止らない。
正直、浦和のメンバーにラファエル・シルバや柏木、または李がいたらどうなっていたか判りません。
再三の浦和のチャンスは、彼らの不運と決定力の無さに助けられました。
最終兵器・安部、今日も仕事する!
もう少し早く出しても良かったと思うのですが・・・。
後半42分に投入された安部は、同サイドの興梠とガンガンやりあってました。
怖いもの知らずの安部、本当にこれからが楽しみです。
終了間際、ドリブルで持ち上がるとレアンドロを囮にして土居へ絶妙なパス!
ここまで得点が入らず苦しんできた土居の得点をお膳立てしました。
これで、勝負あり!
準決勝への勝ち抜けが決まりました。
天皇杯ラウンド16 鹿島VS浦和戦のハイライト動画
1点目、2点目の連動性は見ていてわくわくします。
4点目の安部の動きも必見です。
試合前に注目した鹿島の5選手はどうだったのか?
試合前に書いた記事で活躍を期待する鹿島の5選手をピックアップしました。
実際の試合で彼らの活躍がどうだったのか、答え合わせします。
レオ・シルバ!今日のプレーは最高でした!!
試合前の記事では「プレーは冷静に、心は熱くなれ!!」と書きました。
本当に見事でした。浦和をやっつけました!
冷静に周囲を見つつ的確な判断とパスが随所に観られました。
やっぱり、小笠原と組むとレオの良さが出るのかな?
三竿にはその辺を見習って欲しいです。
小笠原!影に徹してましたね!!
試合前の記事では「リーグにも影響する重要な試合なので頼みます!!」と書きました。
正直、チームに漂う倦怠感は拭いきれませんでしたが、ギリギリの所でキャプテンの存在が支えてくれたと考えるのは買い被りすぎでしょうか?
ガンバ戦も出場が濃厚です。
しっかりと身体を休めてください。
レアンドロ!守備に全力で戻る姿が素的です!!
試合前の記事では「今日もゴールを頼みます!!」と書きました。
残念ながら何本かあったチャンスを活かすことは出来ず得点を取れませんでしたが、身体の状態が良いのは判りました。
それから、ポロッとロストもするけど、守備にちゃんと戻る姿勢は立派です。
鹿島の選手には絶対に必要な姿勢です。
得点はガンバ戦で頼みます!
鈴木!次のチャンスで決めよう!!
試合前の記事では「相性の良い浦和戦で怪我からの復活弾を!!」と書きました。
残念ながら得点を決めるシーンは1回しかなかったように思います。
しかも簡単ではなかった。
仕方ない。
次のガンバ戦で鬱憤を晴らしましょう!
昌子!ここまで来たら気持ちだよ!!
試合前の記事では「新潟戦で緩んだDFを締めてくれ!!」と書きました。
今日の試合もDFに綻びが見られましたよ。
そして昌子自身もミスが多かった。
疲れていることは判っています。
でもここで踏ん張らないでいつ踏ん張る?
昌子は週末のガンバ戦、来週の鳥栖戦が終わっても、間違いなく代表に召集されるので休む暇がなくて大変でしょう。
この状況を乗り越えるには唯一つ「気持ち」です。
勝つという気持ち。
優勝すると言う気持ち。
頑張れ、昌子!
試合前に指摘した鹿島が注意すべき3つのポイントはどうだった?
試合前の記事では鹿島が注意すべきポイントを3つ上げました。
浦和相手ではデータで考察はあんまり意味がないと書きました。
その結果はどうなったのか?答えあわせします。
「高い守備意識!」は保てなかった
新潟戦の不甲斐無い守備もあり、浦和相手に勝つには高い守備意識が必要だと書いたのですが、あまり新潟戦と違いは感じられませんでした。
疲れかなぁ・・・。
監督、仕切り直しが必要ですよ。
堅守・速攻を!と書いた点については、速攻は機能していました。
だからこそ、堅守をどうにかしないと・・・。
「熱くなりすぎないこと!」は大丈夫でした!
第10節の件があるので心配していましたが、特に問題はなかったですね。
ジーコイズム「献身、尊重、誠実」は守られていたと思います。
良かった。
「ストップ・サ・興梠!」は出来ました!
DF陣が踏ん張ったと言うよりも、彼の体調事態があまり良くないように思いました。
安部とやりあった後に膝を気にしていましたが大丈夫だろうか?
それにしても、鹿島のサポーターは実は興梠のこと好きだろう・・・と書いたのですが、今日、あちこちのサイトや掲示板を覗いて確信しました。
皆さん、本当に興梠が好きですね!
なので、彼が怪我していないことを祈りましょう。
まとめ
天皇杯はまた1つ駒を進めました。
次はポドルスキのいる神戸です。
徐々にチームにフィットしているので気を付けないといけません。
さて、週末にはすぐにガンバ戦です。
奴が居るんだよなぁ、井手口が!
代表で見てかなり心を奪われました。
気を付けないと痛い目に遭いそうです。
- 9月23日ホームでG大阪戦
- 9月30日アウェイでサガン鳥栖戦
※約2週間代表戦による中断 - 10月14日ホームで広島戦
- 10月21日アウェイで横浜FM戦
- 10月25日天皇杯準々決勝アウェイで神戸戦
中断期間まであと2戦!
川崎Fが絶好調ですが、気にせず一戦必勝でいきましょう!
週末も勝つぞ!
勝ち続けるぞ、アントラーズ!!
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