鹿島アントラーズが勝った!
真剣勝負の舞台で、南米王者に勝利した!
これは本当に凄いことですよ。もっとニュースで取り上げるべき快挙だと思います!
この勝利は、Jリーグの選手や日本サッカーの関係者にとっても、自分たちがやってきた、または作り上げてきたサッカー(文化)の自信となると思います。
今回の記事は、アントラーズが日本勢の前にそびえていた世界の壁を、一枚剥がした試合についてまとめてみたいと思います。
- 両チームメンバーと試合結果
- 前半、鹿島ゴールにふたたび大魔人あらわる
- 後半開始、何も出来ねぇ。打開策が見えない!
- アトレチコ・ナシオナル戦のまとめ
- 今度の展望と予定
- 追伸 感謝します。アントラーズOBの重鎮
- 追伸の追伸 アントラーズの皆様へ
両チームメンバーと試合結果
この試合は両チームのメンバーを載せます。
鹿島アントラーズ 3 - 0 アトレティコ・ナシオナル
(スターティング) (スターティング)
GK 21 曽ヶ端準 GK 34 フランコ・アルマニ
DF 3 昌子源 DF 2 ダニエル・ボカネグラ
DF 16 山本脩斗 DF 3 フェリペ・アギラル★
DF 22 西大伍 DF 12 アレクシス・カラレス
DF 23 植田直通 DF 19 ファリド・ディアス
MF 10 柴崎岳 MF 6 マテウス・ウリベ
MF 13 中村充孝 MF 8 ディエゴ・アリアス
MF 25 遠藤康 MF 10 マクネリー・トーレス●
MF 40 小笠原満男 FW 9 ミゲル・ボルハ★
FW 8 土居聖真 FW 21 フオン・モスケラ
FW 18 赤崎秀平 FW 28 オルランド・ベリオ●
(交代) (交代)
後半9分 赤崎→金崎 後半15分 ディエゴ・アリアス→アレハンドロ・ゲラ
後半13分 小笠原→永木 後半22分 フオン・モスケラ→クリスティアン・ダホメ
後半39分 中村→鈴木 後半42分 オルランド・ベリオ→アルレイ・ロドリゲス
(控え) (控え)
GK 1 櫛引政敏 GK 1 クリスティアン・ボニージャ★
GK 29 川俣慎一郎 GK 25 クリスティアン・バルガス
DF 14 ファン・ソッコ DF 5 フランシスコ・ナヘラ
DF 17 ブエノ DF 23 エドウィン・ベラスコ
DF 24 伊東幸敏 MF 14 エルキン・ブランコ
MF 6 永木亮太 MF 15 フアン・パブロ・ニエト
MF 11 ファブリシオ MF 18 アレハンドロ・ゲラ
MF 20 三竿健斗 MF 20 アレハンドロ・ベルナル
MF 32 杉本太郎 FW 4 ロデリック・ミラー
MF 35 平戸太貴 FW 7 エセキエル・レスカルダニ
FW 33 金崎夢生 FW 16 クリスティアン・ダホメ
FW 34 鈴木優磨 FW 30 アルレイ・ロドリゲス★
アトレチコのメンバーには、最近、日本サッカー界と浅からぬ縁を持ったコロンビア代表選手が所属しています。
★印の選手は、リオオリンピック(U23)で戦った時のメンバー。(結果は2-2)。
●印の選手は、コロンビア代表選手。(W杯の時にはいなかった。)(結果は1-4)。
直通!オリンピックで悔しい思いをさせられた分を、ここで取り返そうぜ。
しかし、何故にこの試合で永木を外すの?これが石井マジックなのか?
石井さんの選手の選考が、まだ理解できません。
ソッコと植田の使い分けとか、どういう基準なのかな?
まあ、メンバーだけみれば、明らかに相手の方が格上です。
厳しい試合になるだろうな!
と覚悟しながら、今日もテレビの前に座りました。
前半、鹿島ゴールにふたたび大魔人あらわる
立ち上がりの10分は、予想に反し、鹿島が攻めの形を作っていました。
特に、前半6分のCK!山本~!当ててくれよ!!
10分過ぎた頃から、アトレチコのエンジンが始動。
エンジンが掛かると、先日のマメロディ・サンダウンズ戦とは比較にならない精度で、シュートが次々とゴール目掛けて飛んできます。
しかも、強引にシュートを打ってくるのではありません。
ペナルティエリアの中でシュートを打つチャンスがあっても・・・、
- DFを抜いてからシュートしたり
- 溜めて溜めてDFを引き付け、パスをマイナスに出してシュートを打ったり
本当に、スコアが0-0のママというのが信じられない攻撃に晒されました。
そんな状況となったこの試合を、鹿島の勝ちに結びつけたのは、
間違いなく鹿島のゴール前に立ちはだかった一人の男でした!
『神ってる』曽ヶ端、信じてなくてごめんなさい!
先日の準々決勝のまとめ記事で、ソガさんが毎回『神ってる』状態にはならないだろうから・・・。
と書いてしまった。
本当に申し訳ない。
サポーターとして、信じてなくて、ごめんなさい。
もしも貴方がいなかったら、鹿島の勝機は0でした。ゼロ!
クラブワールドカップ準々決勝 鹿島 VS マメロディ・サンダウンズ - lands_end’s blog
でもソガさん、時々首を傾げてませんでしたか?
テレビを観ていて思ったのですが、スーパーセーブをするたびに、苦笑いのような表情を口元に浮かべ、ちょっと首を傾けていませんでしたか?
『どうなってる?俺のからだ??』
みたいな感じで、観ていて楽しく、ピンチの連続なのになぜか笑えました。
おい遠藤!なにを洒落たプレーして外してるんだ!
前半14分 ペナルティエリア右でフリーとなった遠藤の元にパスが渡りました。
でも、彼はダイレクトで『ふわっ』と蹴り、ゴール左に外してしまいました。
イメージは、GKの頭越しにゴール左隅を狙ったのでしょう。
それは分かります。
でも、そうそうないチャンスを何故にそんな難度の高いプレーで潰すのよ!
確かに利き足が左だから、右にトラップしてから右足でシュートは難しいと思ったのかもしれないけどさぁ・・・。
このクラスを相手だと、そんなにチャンスないのだから、確実に仕留めてよ・・・。
柴崎・・・それを決めてたら欧州移籍の道が!
後半18分、敵陣の中央付近でボールを持った柴崎が、ドリブルで一気にゴール前へ。
彼のこんなプレーは何時以来だろうか?
ドリブルで相手を2枚抜き去り、ペナルティエリアへ侵入するなんて!
天才と言われるその才能をここで開花させるのか!!
と思ったら、シュートはGKに阻まれました。
あぁ、ヒーローになり損ねた。
欧州移籍の道が開けると、最後の最後で欲が出たのかしら。
でも、このシーンは相手のGKを褒めるべきですよね。
完璧な飛び出しと間合いの詰め方で、あの状態で決められる人はなかなか居ないと思われます。
まずい!鹿島にとって嫌な流れだよ!!
予定通り、ボール支配率は相手に圧倒され、守備に耐える試合となった訳ですが、それでも『神ってる』ソガさんと、昌子を中心にして必死に守るDF陣の頑張りは、ある意味鹿島ペースの試合になっていると言ってもよい試合運びになっていました。
でも、だからこそ、数少ないチャンスを外したことは、嫌な感じがしたのです。
直近で言えば、チャンピオンシップ第1戦で、遠藤がGKとの1対1を外した直後にPKを取られ、そのまま負けてしまった試合があります。
相手に押されながらも、ギリギリのところで凌ぎ、チャンスを確実に仕留めて勝つ!
そのスタイルで鍵となる、『仕留める』が出来なければ、いずれ、耐え切れなくなり点を取られるような気がしていました。
3回チャンスを逃し、ジ・エンドになりかける
鹿島は、前半6分、14分、18分と立て続けにチャンスを得ていましたが、
その3回のチャンスを逃すと、この試合、最大の危機が鹿島ゴールを襲います。
前半24分 右サイドからのクロスがペナルティエリア左にいた相手の元に渡り、強烈なシュートが放たれます。
流石の曽ヶ端もどうにも出来なかったのですが・・・
なんとかクロスバーに救われます。
ところが、そのこぼれ球を今度はペナルティエリア右に侵入した相手がボレーでシュートを放ちます。
これは、ゴール前に戻った昌子が、ゴールラインギリギリで、頭で弾きかえしました。
本当に、この2発は強烈でした。息とまりましたよ。
でも、まだ、鹿島に運があると思えた瞬間でもありました。
えっ!?PKくれるんですか?
前半28分のFKのあと、しばらくプレーが続いてサイドにボールが出た後、急にレフェリーが動かなくなりました。
テレビで観てると、うつろな目をして『何か独りでブツブツ言ってます』。
ハッキリ言って危ない感じでした。
観ているこちらとしては、何が起きたのか全く理解できません?
- 具合悪いのか?
- 何か問題でも起きたのか?
しばらくすると、今度はサイドに向かって審判は駆けて行き、モニターを見始めました。そこで、ようやく解説も何が起きたのか理解し、説明がありました。
『ビデオ判定ですね』
なるほど、そう言えばそんな制度が今回から導入されてましたな。
でも、何を見直しているのだ???
時間にしたら1分程度だったと思います。
映像を見終えた審判はピッチに戻ると、おもむろに右手を上げて笛を吹きました。
そして、胸の前で四角い枠を指で描き、アトレチコのゴール前を指差したのです。
たぶん、両チームの選手・関係者、そして観戦していた世界中の人間が、同じつぶやきを発したのではないでしょうか?
『マジで?でも、何で??』
本当にそれくらい唐突な出来事でした。
確かに、そのあとテレビで流された映像は、先のFKの際に相手が西に足を引っ掛けて転ばしていました。転んでいなければ、FKに絡むことが出来る位置でもありました。
でも・・・そのシーンを数分後になって検証し、そしてPKとなるとは・・・。
確かにビデオ検証はあっても良いと思います。
良いと思いますが、運用の仕方は、今後の課題になると思います。
ちなみに正式名称はVARs。日本語だとビデオアシスタントレフェリーだそうです。
ニュースによると、FIFAは今回の導入にご満悦のようですが・・・。
土居さんの日がやって来ました!
先日の準決勝をまとめた記事で、気になる選手として土居を取り上げました。
クラブワールドカップ準々決勝 鹿島 VS マメロディ・サンダウンズ - lands_end’s blog
なので、正直言いますと、PKのキッカーに土居が選ばれたとき、とても不安でした。
- 小笠原じゃ駄目なのか?
- 柴崎もPKには絶対的な自信があるそうだが・・・。
でも、彼は冷静に、GKの動きを見て、ゴール左にキッチリと決めてくれました。
ごめんなさい、土居選手。
信じてあげなくてすいません。
PKであっても点を取ったことで、点が取れずに燻っている気持ちを払拭する機会になると思います。
これを機会に、迷いのないプレーが出ることを期待します。
だあっ!植田!!ヒーローになり損ねた…
前半34分 左CKからの完璧なセンタリングを、これまた完璧なタイミングで植田が飛び出し、フリーでロックオンしました。
入ったと思いましたよ。これ。テレビの解説陣も『来たっ!』って叫んでたし。
植田の入りは完璧でした、ジャンプも完璧も、コースだって悪くありません!
だからこのプレーは、相手のGKを褒めるべきですね。
ソガさんも『神ってる』けど、相手のGKも『神ってる』とは・・・。
窒息寸前の前半終了間際…、強い!そして半端ない上手い!
後半40分過ぎからアディショナルタイムを入れて8分間。
たこ殴りにあいました。
もう、何点取られたんだ?と思うくらい、息つく暇もなく攻め立てられました。
その男、危険につき・・・ミゲル・ボルハ恐るべし!
ポストプレーで、味方の上がりを待って正確なパスが出せる。
DFを背負った状態で、隙あれば前に抜け出しシュートも打てる。
流石の昌子・植田も抑えきれず、いつ彼にヤラレテもおかしくない時間帯でした。
終了間際の奇跡と、疲労感滲み出る鹿島の選手たち
前半終了間際の48分、ゴール左前で相手にヘディングをされました。
ですが、今回もサッカーの神様は鹿島に味方をし、クロスバーで弾いてくれました。
前半終了の笛とともに、こちらも『ふーっ』と息を吐いてソファーに崩れ落ちました。
でも、引き上げてくる鹿島の選手たちの表情を見て、愕然としました。
『こんなに疲れた表情は見たことがない』
昌子も、大きく息を吐いて天を見上げていましたし、
鹿島の魂である小笠原も顔が青紫になっていて、
終了間際の死闘が、鹿島の選手の体力を究極まで追い詰めてしまったようで、
後半に不安を感じさせるシーンでした。
後半開始、何も出来ねぇ。打開策が見えない!
後半開始直後、赤崎が抜け出しシュートを打ちますが、それ以降、鹿島にとっては苦しい時間が続くことになります。
前半みたいな、『ギャーッ』と絶叫したくなるようなシュートに襲われるわけではありませんでしたが、ジワジワとパスを回しながらにじり寄ってくる、いつ、襲われるのか判らず、神経が磨り減っていく、そんな感じでした。
疲れが顔に出てる鹿島勢
ハーフタイムに入るときに、引き上げる鹿島の選手を見ていて感じた危惧は、後半に入ってより顕著になっていました。
間違いなく、疲れています。体力の限界に近づきつつありました。
でも、当然ですよね。
- 11/23 川崎とのCS準決勝
- 11/29 浦和とのCS決勝第1戦
- 12/3 浦和とのCS決勝第2戦
- 12/8 オークランドとのCWC開幕戦
- 12/11 マメロディとのCWC準々決勝
- 12/14 アトレチコとのCWC準決勝
※CSはチャンピオンシップ、CWCはクラブワールドカップ。
22日間で6試合です。
しかも、どれも重要な試合ばかりです。
さらに12/8からの7日間で3試合!
高校の部活じゃないんだから・・・。
もう少し、このCWCの日程はどうにかならないのか?
JリーグもCSの日程を調整出来なかったのか?
とにかく、選手を入れ替えながら戦っているとはいえ、既に限界に近づいていることは明らかです。
たぶん、1点取られたら、最後に身体を支えている気力が失われ、ボロボロになりそうな予感すらしていました。
金崎が登場し、赤崎が下がる
膠着した状況を打開するためか、もしくは予定通りなのか、アントラーズベンチが早くも動きます。
後半9分 赤崎に変わって金崎登場!
金崎に期待を込めて目を向けていたのですが・・・
今日は、サイドに下がる、赤崎の悔しそうな表情が印象的でした。
そりゃそうですよね。選手は誰もが、自分が出て、決めたいと思ってますよね。
くじけるな赤崎!
赤崎は、今年のリーグでは本当に酷い成績でしたし、CSの川崎戦のチョンボを目の前で見せられて、正直、彼には呆れていたのです。
ですが、オークランド戦での同点弾とその後のインタビューでの受け答えを、ニュースなどで観て、ちょっと彼の株を上げることにしました。
愚直で、器用とはいえないですが、本当に真っ直ぐな人だな、と。
ヤナギ2世の呼び声が、伊達ではないところ見せて欲しいと願っています。
続いて永木投入、石井マジック炸裂か?
赤崎投入の4分後、早くも2枚目のカードを石井監督が切ります。
本当に疲労困憊の様子であった小笠原に変えて、永木を投入します。
ところが、投入された後の彼のプレーを見ていると、守備を固めるために投入された訳ではないようです。
積極的に前へ行こうとする彼のプレーは、疲れが見える鹿島の選手の中で目立っていました。しかし、悪く言うと、他の選手とプレーの意思がズレている様に感じたのです。
攻めるのか、守るのか、選手同士での連携がズレてしまったら、鹿島快進撃の拠り所である組織プレーが失われてしまうと思われました。
何だろう?
石井監督の狙いは何だろう?
どんな魔法を掛けたいのか?
謎のまま時間が過ぎていきます。
ミスが続いて攻めの形が出来ない、重苦しい時間が続く・・・
後半は、本当に苦しい時間が続きました。
- 選手一人一人の出足が半歩遅くなり、相手を捕まえきれない。
- 奪っても、前への出足が鈍り、ポスト役のサポートが出来ない。
- サポートがないので苦し紛れのプレーをして奪われる。
- 全体を押し上げる前に取られるので、後ろに引いたままになる。
前半は、押されながらも何回かチャンスを作り出していたのに、ゴール前に入ることすら出来ない時間が続きました。
昌子、なにやら監督と打ち合わせる
後半28分、鹿島が久々にFKを得て一息を付いているときに、
昌子が石井監督と話し合ってるシーンがテレビに流れました。
『何だろう?歯が痛くて無理なのか?』
と思った私はアホでした。
この後、鹿島の組織が取り戻され、再び攻めの形が作れるようになります。
テレビでは何があったのか判らず、何だろうなぁ・・・と思っていたのですが、
その疑問を解決してくれる記事が掲載されていました。
記事を読んで、なるほど、そんな事があったのかぁ。と納得出来ました。
アトレチコが焦り始め、勝利への微かな希望が沸く
体制を立て直してきたとはいえ、依然としてアトレチコが試合を支配していることに変わりはありませんでした。
金崎にボールが入った時には、身体能力を活かして鹿島の時間を作れるときもあるのですが、土居は解説にも指摘されてましたが、『最初から逃げ』てました。
最初から逃げてしまっては、追い込まれて奪われるだけです。
それでも後半30分頃から、少しずつアトレチコの選手達に変化が現れてきました。
ここまでは、子憎たらしいほどゴールまでもパスを回し、『やめてくれぇ~』というような決定的なシュートシチュエーションを次々と生み出していたのですが、30分頃からはパスを選択せずに、強引に前に出てシュートを打つシーンが増えてきました。
ゴール前でもこぼれ球を、回さないで打ってきます!
もしかして、焦ってますか!アトレチコの皆さん!!
お洒落プレーが似合う遠藤さん、生意気言ってごめんなさい!
後半38分 左サイドの競り合いからこぼれたボールを奪取した柴崎が、ゴール前に鋭いクロスを放り込みました。
ファーでフリーになって飛び込む遠藤はGKと交錯し・・・。
ボールは遠藤の股下、でも遠藤の姿勢はゴールに背中を向けていて。
彼は、慌てず、騒がず、『ちょん』とヒールでゴールに流し込みました。
待望の2点目が、遠藤の『お洒落なプレー』から生まれたのです。
遠藤さん、大変申し訳ありませんでした。
お洒落プレーなんかするなと、偉そうなこと言って。
しかし、本当に冷静にプレーしたと思います。
このシーンを観ていた私なんか、そりゃあ酷いものでした。
小太りの男は、遠藤の足元にボールがあるのを見ると、『○X△@?¥』と言葉にならない叫びを上げ、突如、ソファーの上で必死に芋虫みたいな身体を捻り、唸り声をあげていた・・・。(ランズエンドの嫁談話)
まあ、酷かったのでしょう。
試合終了まで彼女は笑い転げてましたから・・・。
ロナウド、大阪にあらわる!
後半39分 中村に代わって鈴木が投入されます。
交代のボードが用意される前から、ピッチ際に立って、今にも飛び込みそうな様子の彼は本当に頼もしい若手だと思います。
彼がピッチに投入されて僅か1分!
待望の瞬間が訪れました。
後半40分、金崎の絶妙なセンタリング(これ、何気に凄かったと思うけどね)は、GKとDFの間を抜け、ファーに飛び込んできた鈴木にピタリと届きました。
あとは、鈴木は合わせるだけ、これ外したら終わりですな・・・。
ゴールを決めた鈴木は、エンドラインに走りより、クルッと回ってバーン!
2016年12月14日夜、大阪に、ロナウドが現れました。
↑大阪に現れたロナウド ↑こっちは本物・・・
・・・ちょっぴり、よろけたのはご愛嬌ですね。
試合終了。アジア勢初の決勝の舞台へ!
後半アディショナルは3分。
鹿島の守備陣は、試合の最後の最後まで、
ひつこく、粘り強く、相手に食らいついて守備し、
アトレチコに点を取らせることなく試合を終えました。
この最後まで手を抜かない姿勢を見せたことは、世界でも評価されると思います。
そして、3-0での快勝は、決してホームアドバンテージや奇跡ではなく、
勝つべく理由があって勝ちあがったチームとして、世界に記憶されるはずです。
アトレチコ・ナシオナル戦のまとめ
正直、ここまでやってくれるとは想像できませんでした。
粘りに粘って1-0はありえると思っていましたが、
3-0は誰が予想できたと言うのでしょうか?
- ボール支配率はアトレチコ61%に対して、鹿島が39%でした。
- シュート数はアトレチコが23本に対して、鹿島は10本だけ。
(アトレチコが24本という記事もある) - それでも、枠内シュートはアトレチコ・鹿島ともに8本ずつ!
鹿島、8本で3点は正直出来すぎです!
それでも、攻撃面も、守備面も、
鹿島の狙い通りの試合運びだったのだと、試合のデータは物語っています。
今度の展望と予定
鹿島の快進撃とともにチャンピオンシップ準決勝から書いてきたこの記事も、
いよいよあと1試合です。(普通は1試合ごとに記事は書いてないので・・・)
出来れば最後にもう1回、嬉しい勝利の記事を書きたいと願っていますが・・・。
アントラーズに期待すること
上に書いたように、鹿島の選手の疲労は半端ない状況だと思います。
それでも、相手の準決勝は今日行われます。休養日は鹿島のほうが1日多い!
慰めにもならないかも知れないけど、最後まで気を張って望んでください。
CSで優勝した直後から、
アントラーズの選手たちはクラブワールドカップでレアルと戦いと言ってました。
レアルと戦うには決勝まで行かなくてはいけないのに・・・。
彼らは有限実行で、本当にその舞台に辿り着きました。
SPIRIT OF ZICO が浸透しているアントラーズなら、レアルとの試合にお客様状態で望むことはないと思います。全力でぶち当たりましょう!
レアルでも、クラブアメリカでも、勝機を見出すのは中々難しいとは思いますが、
鹿島がJリーグに加盟するときに言われたことに比べれば、可能性は高いのです!
川渕さんに0.0001%チャンスはないと言われたチームが、ここまで来たのですから!
本当に世界を驚かすには決勝が大事!
クラブワールドカップが始まる前に、
この大会に鹿島が出れるのは千載一遇のチャンスだと書きました。
世界に、鹿島アントラーズの名を轟かす絶好のチャンスなのだと。
昨日のアトレチコ・ナシオナル戦での勝利で、ようやく世界に名が出始めました。
でも、本当の意味で鹿島の名を広めるためには、決勝が大事です。
決勝の結果とその戦い方次第で、
『世界を凍らせるか』
それとも
『世界を笑わせるか』
決まってしまうと思います。
ここまでの苦闘を無駄にしない戦いをお願いします。
今後の予定
今後の予定の決勝の欄に、鹿島の名前を書ける日が来るとは!
12/15(木) 横浜国際総合競技場
19:30~ E Aの勝者vs.レアル・マドリー
12/18(日) 横浜国際総合競技場
16:00~ F Eの敗者vs. アトレチコ・ナシオナル
19:30~ G Eの勝者vs. 鹿島アントラーズ
自分的には決勝の相手がレアルになることばかり考えてるし、マスコミも鹿島とレアルみたいに言ってますが、サッカーは何があるが判りません。
鹿島が決勝に進んでいるのですから!
しかし、もしも3位決定戦が・・・いや、止めておこう。
追伸 感謝します。アントラーズOBの重鎮
ファミリー、ファミリーといわれますが、本当にOB達がいつも鹿島を気にしてくれるのは有難いことです。
ありがとうレオナルド!
レオナルドは、間違いなくリアルタイムで重要な試合はチェックしているのであろうタイミングで、SNSにコメントを出してくれます。
ありがとうジーコ!
神様ジーコ!
こんなに素敵なチームを作ってくれてありがとう。
いい報告が出来るように選手はきっと踏ん張ってくれると思います。
追伸の追伸 アントラーズの皆様へ
嫁さんに土下座して、毎月の小遣い以外の特別配給を貰うことが出来ました。
だから、12月18日は日産スタジアムに行きます。
アントラーズの晴れ舞台を、
死ぬ前にこの目に焼き付けることが出来るチャンスを逃すわけにはいきません。
負けても構わないので良い試合を・・・
なんて、言いません。そんなの許しません。(チケットが高いからではない!!)
絶対に勝て、相手が誰だろうと勝て!
19冠目は国際タイトルで飾ろう!
行け!アントラーズ!!