lands_end’s blog

未破裂脳動脈瘤との闘いをコーギーに癒され暮らしています。鹿島アントラーズの応援と読書に人生の全てを掛けている40代の徒然日記です。

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コーギーと暮らす!~鼻涙管狭窄(鼻涙管閉塞)になった~



今回の記事では、アラカス(ニキビダニ)の治療中に、我が家の愛犬チャチャに発症した、鼻涙管狭窄(鼻涙管閉塞)の治療についてまとめました。

症状を勘違いして、酷くなってしまったので、同じような症状のワンちゃんを飼っている方にちょっとでも役立てば幸いです。

 

犬の鼻涙管狭窄(鼻涙管閉塞)とは?

この症状を総括した名前は『流涙症』だそうです。
目から出た涙が、目頭から鼻へと排泄される過程において、炎症が起きている部位ごとに、別途、症状の名前があります。
この、『流涙症』については以下のサイトで学びました。

www.jvets.co.jp

 

他に、チャチャの様子がおかしい(元気がない、下痢をした、吐いたなど)時に、たびたび利用しているサイトにイラスト付きで解説がありましたので、そちらも参考にしてください。
症状は、引用しますと以下の通りです。

炎症、異物、外傷などが原因で鼻涙管(余分な涙を目から鼻に流すための管)が細くなったり閉塞してしまう。
涙は蒸発や鼻涙管を通って外に流れ出ることはないように調整されるが、この鼻涙管が細く(狭窄)なったり、詰まったり(閉塞)すると、涙が鼻まで行かず、逆流し流涙症(りゅうるいしょう)となります。

inubyouki.com

 

チャチャの右目の目頭に異変が!

今思うと、チャチャを購入した当初からその症状はあった気がします。

最初にショップで見たときも、その後、家に引き取る前にショップで待機中に会いに行ったときにも、後で改めて写真を見ると目頭が濡れていました。
ただ、決して酷い状態ではなく、ちょっと涙が溜まっている程度でした。
その後、家に来てからも右目の目頭だけがいつも涙目状態でしたが、ゴミでも入っているのかな?と思っていました。

実は、この頃から少しずつ症状が出ていたようです。

 

アラカス(ニキビダニ)の影響と勘違い

動物病院へ行くようになったのは、眉間にハゲが出来たためでした。
そのときの事は、
コーギーと暮らす!~ニキビダニ(アラカス)になった~
にまとめています。

眉間に小さなハゲが出来て、日を追うごとにハゲのサイズは大きくなっていきました。
獣医師には、「アラカス(ニキビダニ)になると、犬はハゲた部分がかゆくて掻き毟ってしまい、爪で皮膚を傷つけて炎症を起こすこともあるので、可能な限り肌を清潔に保ってあげるように」と言われました。

そのため、『目頭が涙に濡れて青紫になっていたのも、その影響かな?』と勝手に勘違いしていました。
今思えば、アホでした。ごめんね、チャチャ。

 

バイオトロールデオドラントスプレー

アラカスの時の記事でも書きましたが、肌を清潔に保つのに最適として勧められたのが、バイオトロールデオドラントスプレーでした。 

 

トイレの匂い消しや手足の消毒・消臭にも使え、さらに、ワンちゃんやネコちゃんが舐めても害がない優れものです。

このデオドラントスプレーを使うことで、アラカスでハゲになり剥き出しになった皮膚の保護が出来ましたし、ハゲが足を介して全身に広がるのも防げたように思います。

もちろん、一番効果があったのは、注射と抗生剤だとおもいますが・・・。

しかし、涙目には改善が見られず、日に日に涙の量は増え続け、ついに目頭の毛が抜け始めてました。

 

ついに判明した、鼻涙管狭窄(鼻涙管閉塞)!

アラカスの治療で通院した際(確か3回目)に、眉間のハゲを見ていた先生が・・・
「あら、ずいぶん泣いてるのね」と呟いたので、
今まで気になっていた目と涙の症状について伝えてみました。
先生は、「何度かチャチャの顔を見て診療していますが、今まで診たときには気にならなかったけど・・・」と言いながら、「テストします」と言われました。

テストとは、
色の着いた目薬を目にさして、暫く待ってから鼻水にその色が着色しているかしらべると言うものです。

両目共にテストした結果、
右目は鼻水に色水が流れ込まず、左目の場合には鼻水に着色していました。

更に先生は、チャチャの目をグリグリと剥き出し(本当に目玉が落ちるかと思いました)、目の状態を確認した上で、チャチャの症状は『流涙症』です。と診断しました。

「涙が何らかの原因で、鼻に流れなくなっています。
ゴミや細菌によって炎症を起こしているのか、
それとも、生まれつきの問題か判りませんが、
まずは、抗生物質を含む目薬で対処しましょう。」

と言われました。

さらに、
「生まれつきの場合には、鼻涙管を広げる手術をすることもありますが、、、」
と言い出したので、マジでビックリしました。
「手術ですか!!」
って大声を出してしまいましたから!

先生は冷静に、「普通はしません。必ず治る保証はないし、リスクもあるので」と言い直したので、ひとまず安心しましたが、心中穏やかではなかったです。

チャチャの目の状態を放置していた自分たちを責めて、
目薬で目玉を洗い流してやろう!
必ず治してやろう!
えらい気合を入れてしまいました。

それが、目薬を点滴するときの失敗につながりました。

 目薬を処方され、自宅へ戻りました。


処方された目薬は2つ。ヒアルロン酸NAとゲンタロール

鼻涙管狭窄を治すために処方された目薬は2つ。

一つは、抗生物質の『ゲンタロール点眼液0.3%』
目の炎症を起こしている細菌を殺す働きがあります。
しかし、最近は何でもネットで調べられますね。
使ったのはこちらの薬です。

medley.life

★1日に数回、炎症を起こしている右目右の鼻に点滴してくださいと言われました。

 

もう一つの目薬は、『ヒアルロン酸na』
こちらは、角膜上皮に出来た傷の治療を促進したり、乾燥目、つまりドライアイ対策用の点眼です。
ネットではこちらを参照です。
ちなみにこのヒアルロン酸、人間が使って良いそうで、先生は自分も使っていると・・・。

allabout.co.jp

★ヒアルロン酸は鼻には使用しない。
★点滴する際は、ゲンタロールが先、ヒアルロン酸が後と言われました。

 

犬への点眼はコツが必要!

最初に病院で医師が点眼した際は、チャチャは騒ぎも暴れもしなかったのです。
そのため、点滴は簡単に出来るもんだと思っていました。
しかし、その日の晩、我が家では大変な騒ぎになりました。

先生みたいに、顔をサッとつかんで、目を開けて、ピッとさして、笑顔で終わり!
となる予定だったのに、チャチャの顔をつかんで数秒で、彼はイヤイヤを始めました。

必死につかんで目を開けさせようとしたのですが、ここから先は喧嘩です!
『啼く、吼える、ひっかく、咬む』私たち自身が傷だらけに・・・。

先生がやったときは、一瞬の早業だったと思い、素早くやろうと早く動けば動くほど、動物である犬は反応する訳で・・・。

急ぎ、インターネットを見て、『犬、点眼』とググルと山ほどサイトがありました。
それらを読みながら、色々と試しましたが、一旦興奮してしまった犬は手強い!

結局、1時間以上も格闘した挙句、
『だめだ、明日、病院へ連れて行ってあげて』
と嫁さんにギブアップ宣言をしました。

そして、嫌な事をいっぱいしてしまったので、
『ゴメンネ』いつもやっているマッサージをしてあげました。
子供の頃に飼っていた犬がこのマッサージを好きで、してあげるといつもスヤスヤ寝てしまったのを覚えていたので、チャチャが家に来てからほぼ毎晩やってあげてました。

  1. 腰をモミモミ
  2. 後ろ脚の付け根をモミモミ
  3. 肩口をモミモミ
  4. 耳の後ろをコショコショ
  5. 顎を下からナデナデ
  6. 眉間を親指でクリクリ
  7. 指で鼻先から眉間に向けてスリスリ

あれ?
これ、いけるんじゃねえか?

マッサージの56を組み合わせてみました。

顎の下から手のひらで優しく口を包み込み、親指を眉間にそーっと添えました。
気持ちよさそうに静かにしています。

そのチャンスは逃しませんでした!

嫁さんが横から4のマッサージである耳なでを行いつつ・・・
『ポタポタッ!』
出来た~!
フンッ!て鼻息を飛ばされましたが、嫌がりません。
口を包んでいる手を上に傾け、鼻を上に向けて、更に『ポタポタッ!』
出来た~!

これ以降、目薬をするのに一切苦労しなくなりました。

後日、先生にこの話をすると、
『小さいときから目の周りのマッサージをしていたのが良かったのだと思います。だから、触られるのに慣れていたのでしょう。』と。
でも、最初は駄目だったと言うと、
『それは、●●さんが興奮してたか、目薬をさしてやると怪しい雰囲気を漂わせていたのでしょう』
と言われました。
確かに、絶対にさしてやる。治してやる!と肩に力が入っていましたよ、ハイ。

 

なかなか上手く出来なかった時に調べた中で、
点眼の仕方のヒントになったサイトを紹介します。
たぶん、普通ならこれらの方法で成功したのかも知れません。
ですが、何せチャチャは大興奮中だったので、失敗してしまいました・・・。

inuneko-magazine.com

ちなみに、こちらのページにある、やってはいけないこと・・・、全部やっちゃいましたよ、私。

 

他には、こちらのサイトにも動画があり真似してみました。
ありえない見事さで目薬をさしてます・・・。

www.abe-ah.com

 

鼻涙管狭窄は回復まで約1ヶ月

無事に目薬をさせるようになってからは、朝と夜にしっかりと目薬をさしました。
また、バイオトロールデオドラントスプレーで、顔と目の周り、そして鼻を拭っていました。
その結果、1週間程度で薬の効果が現れ、溢れる涙の量が減ってきました。
そして、目薬を使い始めて1ヶ月程度で、青紫に変色してた右目の目頭は元通りなりました。

すっかり元気になった今では、散歩中にすれ違う人たちに、綺麗になったクリクリまなこを輝かせて愛想を振りまき、『カワイイコール』をゲットしています。

 

鼻涙管狭窄が治って気付いた点

最近、ふと気付いたのですが、犬の鼻って湿ってますよね?
でも、鼻涙管狭窄がひどくなっていた頃、鼻の湿り気が減って、カサカサと乾いていた気がします。
嫁さんと話したところ、確かにこんなにビチャビチャな鼻ではなかった・・・と共通の認識なのですが、もしかしたら関係あるのかもしれません。

まさか、チャチャが風邪ひいてる訳ではないと思うのですが。。。


次回は『コーギーと暮らす!~吐いた。ご飯を吐いた!どうしよう??~』です。

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