lands_end’s blog

未破裂脳動脈瘤との闘いをコーギーに癒され暮らしています。鹿島アントラーズの応援と読書に人生の全てを掛けている40代の徒然日記です。

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『ジェネラル・ルージュの凱旋』を読んだ!



ジェネラル・ルージュの凱旋(著:海堂尊/宝島社文庫)を読んだ!

秋の繁忙期(仕事の話はしたくないけど・・・)に突入していた頃、とにかく手頃に悩まず読める本はないかなぁ、、、と思案していたら、、、見つけましたよ!私の有料書庫で100円で!!
サンクス!ブッ●オ●!!
と言うわけで、読んだのは9月の終わり、もう一ヶ月も前だけど、ちゃんと覚えてますよーに。

 

(粗筋)
田口&白鳥のコンビがまたしても活躍。
桜宮病院を揺るがしたバチスタ事件以来、影番みたいに恐れられる田口(彼を良く知らない人にだけ)、彼の元に一通の告発メモが届いた事から事件は始まる。
告発されたのは、救急外来外科部長で、ジェネラルルージュの異名を持つ、速水。彼が、特定の医療業者と癒着し、私腹を肥やしている事をメモは暗に示していた。
田口は、彼自身の手に負いかねる(単に面倒だったのかも。。。)と判断し、病院長に「エシックス・コミティ(倫理問題審査委員会)」での議題にして貰うべく掛け合う。あっさりと許可は下りるが、議題を持ち込むのは自分でやることになり、結局、大変な目に遭う。
例の如く、色々と動き回り&動かされ、嗅ぎ回り&嗅ぎ回され、引っ掻き回し&引っ掻き回され、そして、ホンのチョットだけ助けられて、事態の収拾に向けて動いて行く。

果たして告発文の真相は如何に。。。

★注意★
粗筋ではこれしか書きようがねえべよ。。。
感想では、それなりに内容に触れる=ネタバレしちゃうんで、お許しを~

(感想)
海堂作品も3作目となり、彼のストーリーの進め方や文体にもすっかり慣れた。慣れたけど、つまらないとは感じないから、売れてんのかもなぁ。と読みながら「上から目線」で考えてしまった今作品。
最初、読んでいる時に戸惑いを感じさせられた。「あれ、俺、この本詠んだ???」って。
だって、前回のナイチンゲールと場面や内容が重なり、文章も同じような感じで、、、。デジャブって感じなんだよ。自分的には、、、
「またやっちまった。一度買った本をまた買っちゃた~。ブログの意味無いやん~」って、もうちょっとで電車内で叫ぶところだったよ。
つまり、ナイチンゲールの事件が起きていた裏で、実はこの事件も平行して進められていた。って事なんだよね。ただ、、、そういう設定にする必要はあったのかしらね?私にはそこん所は上手く理解できなかったんだ。
数年後にでも、バチスタから一気に通して読んで見るかね。
内容そのものは、相変わらずテンポ良くて、判り易い伏線と答えで、読んでいてストレスは感じさせない。まあ、犯人は最初から示されているようなもんだから、要は、その犯人が何を言い出すのか?が焦点な訳だしね。

そうそう、この本を読む前に、ジェネラルのドラマを見てしまったんだよね。。。だから、ちょっと最初は違和感あった。加藤あい出て来ないし(そんな好きじゃないけど、、、目と耳に残る女優だから)、「がんがんトンネル魔人」の島津教授も、ドラマでは別設定だし、、、。
ドラマはドラマで楽しかったけど、何で設定を微妙に変えてんのかなぁ?
その後、再放送でやっていたバチスタのドラマも見たんだけど、それもちょっと違和感があったなぁ。桐生教授がちょっと弱いと言うか、、、。
あ、でも、映画盤(バチスタしか観てない)よりはマシだね。わたしゃね、別の映画の出来にどうとかケチをつけるつもりは無いけどね。
田口公平竹内結子ないでしょ!!
これは遺憾でしょう。何で性別変えちゃうの?幾らなんでも、作者とかファンを馬鹿にしているような気がするんだが、、、ま、作者は許可している訳だからなぁ。
どういうつもりなんだろ。
・・・ドラマ版の白鳥仲村トオルもかけ離れてるか。。。
あ!でも、映画版の白鳥阿部寛のあのトボケタ雰囲気は好きだな。
って、結局私が我がままなのか~~。

あ、そうそう。
ジェネラルのドラマタイトルの頭に、「バチスタ2」ってなってるじゃない。作品で言えば、ナイチンゲールが2作目なのにさ。ナイチンのブログ書いたときに、「こりゃ、映像化(歌声が)は難しいだろうなぁ」って書いたとおりになったと、、、勝手にご満悦な私でした。

ま、何はともあれ、今作品も楽しく気楽に読める小説です!

 

 

 

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